発動前夜!

「まずはムードを盛り上げて、最初は優しくソフトに攻めてと」
ノートに手順を書き込んでいく。 
明日はいよいよ実行の日。俺のこの12年の思いを哲也に
打ちあけると決めたんだ。どんな結果が出ようとも後悔しない。
男なんだドーンと行くぜ。 
とはいえ不安も隠せない。偉そうなことを言っても俺もハジメテ
なんだよな。うまく行くんだろうか?? 
本とかで勉強したけど不安は隠せない。何事も最初が肝心とも
いうし。俺はいいんだ。最初がだめでもさ。 
次があるからいいじゃないか。でも哲也は違う。
あいつにはいい初体験の思い出をあげたいんだ。。 

「おおい、青少年。何悩んでいるんだ?」
すぐそばで聞こえる声に振り向くと、そこには
ニヤニヤと笑う兄貴の姿。
「な、何だよ。勝手に人の部屋に入るなよお。
プライバシー侵害だぞ!」
大声で抗議をするとあいつは
「何度もノックしたぞ。反応ないから不安で入ってきたんだよ。
鼻血出してぶっ倒れたかと思ったんでな。」
ぬけぬけとそう言う兄貴は何か小さな袋を俺のひざの上に置いた。
何だコレ?? 
「まあ、頑張れよ青少年!明日に備えて早く寝ろ。」
そう言って部屋を出ていくあいつ。何だ? 
袋の中を開けるとどえらい物が入っていた。ひゃああ! 
「何だあ?潤滑剤にこれは・・・ゴム製品?」 
うーん…敵に塩を送られた気分だ。兄貴は哲也の兄貴と
ラブラブで、俺と哲也はこれからラブラブになる予定で・・・
その道の先輩でもある兄貴にこういう品を貰うのは
正直言って悔しい。でもさ、俺も自分で用意しようと思ったけど、
悲しいかな小学生の身分では買うことは適わなかったんだ。 
「よしっ、明日はやるぞ!!」 

翌日、俺達兄弟と哲也と哲也の兄ちゃんの4人で哲也の家の
別荘に小旅行。毎年の恒例行事なんだが今年はちょいと
意気込みが違うぜ。なにせ初体験しちまうんだからな。
ハハハ やる時はやるぜ! 
「あっちゃん、なんか息荒いよ。大丈夫??」
気付くと俺は電車を待つホームで仁王立ちになってた。 
「恥ずかしい奴。」
兄貴がボソリとつぶやいてたが関係ないね。
そう、今夜発動!頑張れ俺!! 

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