改造計画進行中
「はあ たまらない、もう」俺は溜め息をついた。 哲也が欲しいよ俺。そりゃあ強引に事を進めては いけないのは判っているさ。 一番いいのは哲也に俺のこの気持ちを受け入れて 貰い、哲也も俺のことがそういう意味で好きだよ って告ってくれて、それからGOだよな。うん。 でもさ悲しいかな、心はそうだって思っても身体 の方は暴走気味。哲也を抱きたいんだ俺。 だけど哲也は俺のこんな思いにちっとも気付いて くれないお子様なんだ。かわいそうな俺。 「哲也!何度言えば判るんだ。水着に着替えるの に全部脱いでから着るなよ!全くもう」 今日も教室に俺の叫び声が響く。周囲のみんなは いつもの事と苦笑いをしているだけ。 「だって面倒くさいんだもん。」哲也の答えも相 変わらずだ。面倒だからといっていつも全裸で水 着に着替える哲也。小1の頃はそれでもいいさ。 でも年々そんな奴はいなくなっていった。 バスタオルを腰に巻く奴、トイレでこっそり着替 える奴…全裸で着替える奴はもう殆どいない。 「ほら、早く着ろって」俺は慌てて哲也の前に立ち はだかる。冗談じゃない、誰にも見せてなるものか! 「ああっ、2本とも同じところに足を入れるな。」 周囲はあきれて何も言わないけどこれが水泳の授業 の時のお約束になっているのは情けない限りだ。 哲也にも困ったもんだ。 「あっちゃん、まだ怒ってるの?」その日の夜、 宿題をやる為に俺の家に泊まりにきた哲也。 一緒に風呂に入るのはお泊まりの時のお約束。 でも最近それが微妙に辛い。だって哲也の裸を 見たら俺の下半身が熱くなってしまうから。 今だって哲也が身体を洗っているのを見たらもう 下半身は大変なことになっているんだ。 おかげで浴槽から出るに出られず、のぼせそうな俺。 「あっ、またこんなに腫れてるよ。」うわあ。 目をつぶっていたらいつのまにか哲也も浴槽の中。 俺のいきりたつ下半身を握り締める哲也。ひゃあ もう暴発しそうなかわいそうな俺の分身。 「お風呂で暖まったせいかな。早く出てよ、あっ ちゃんってば。」あわれ俺は哲也に抱えられて浴槽 から出て洗い場のイスに座りこんだ。俺に水を頭か らかけて、分身にも水をかける哲也。 「ゆだったから膨張したのかな?」首をかしげつつ も手でやんわりと上下へとさすられる。 「やっ、やめて哲也!」俺の拒絶の声もなんのその。 哲也の手の動きは止まらない。 「あっ、もう出る〜」情けないことに又も哲也の 手にイカされる俺だった。うう不覚・・ 「なんだろね?また膿が出たね。やっぱり虫さされ かな?お風呂からあがったら薬塗ってあげる」 こうしておとなしくなった俺の下半身は、またも 薬まみれになった。真剣な顔で薬を塗りこむ哲也に とても真実は言えないし、言ったところで理解でき るのかどうかは判らないし。 でも考え方によってはこの手は有効だよな。 暗闇の中、同じベッドで俺の隣でぐっすり寝ている かわいい哲也。これから俺が色々と教えて大人に してやるからな。ぐふふ。