僕が我儘になるのはいつだって










Indulgent me










「ね、風明」
「何だ」
「べろ、見して」
「あ?別に良いけど」




風明は少し訝しみながらも舌を出してくれた
縦に並んだ鈍色に光るピアス。
・・・・・痛くないのかな




「ん、ありがと」
「・・・何だ?急に」
「痛くないのかなーって」
「いや?別にそこまで」




嘘だ。
絶対痛いに決まってる
きっと風明はマゾなのだ。僕が思うに、だけれど
だっておっきい刺青いれてるし(僕は自分がいれられたとき死んじゃうかと思った)
それより僕は未成年で刺青をいれちゃったけど、果たして平気なのだろうか。
区域によっては18歳未満の人はいれちゃいけないらしい、というかそういう所が殆どなんだけど。
そういえば左もでっかいのが入ってたっけ。
でもあいつはどう考えてもSだよね


話がそれた。
でも見た目凄そうな感じだけど、風明はすごく優しい
たまに、怒るけど(でもそれは僕が悪いとき)




「ねぇ風明」
「今度は何だ」




小さく溜息をつきながらも笑ってくれているから
僕はわがままを言えるのだ
風明だから。




「キスしていい?」
「・・・・あぁ・・・」




舌を絡めて、風明の舌についたピアスに歯を引っ掛けてやると軽く顔を顰められる。
それでもまた、優しく頭を撫でてくれる大きな手。















唇を離して、好きだと伝えよう


まずは、抱きしめてから

















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ななっなんだろこれ・・!ミツルが可愛くないです・・・ね・・・
20041104






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