〔273〕解いてください、お願いします。 2007.10.18(thu)02:13 「ね、触っていい?」 〔273〕ガララッ 2007.10.15(tue)02:06 「っ!」 保健室のいちばん奥のベッド。力任せに放り投げられ、息が詰まった。 咄嗟に起き上がろうとした身体をいくつもの手が押さえつける。 「ってめ、大人しくしやがれ…!」 「そっち押さえろ。噛まれんなよ。おい、ちゃんと見張ってろよ」 「わーってるよ」 頭上で交わされる言葉。 こちらの抵抗をものともしていないかのように淡々としていた。 後ろ手に縛られた両腕は使えない。腹筋の力だけで跳ね起きる。 「っ、離してください…っ!!」 「るせーよ、イレブン風情が」 髪を鷲掴みにされ、ベッドへと押し付けられる。 真っ白なシーツからは太陽の匂いがした。 ギシリとスプリングが鳴る。 一瞬喉が詰まる感覚がした。制服の襟首が後ろから掴まれていた。 まるで逃げる猫を捕まえるかのような緩慢な動作だ。 ブチ、と音がしてボタンが飛ぶのが気配で分かった。 いよいよ本格的にやばそうだと冷や汗が流れる。 怖くはない。悔しくもない。ただ、腹立たしかった。 保健室の扉にもたれかかり、ため息を吐く。 今は授業中。特別教室の多い廊下はしんとしている。 時折、運動場の方から歓声のような声が聞こえてくる。 …見張り役なんて外れもいいところだ。 今頃中は最高潮の盛り上がりを見せているのだろう。 「あーあ…」 悔し紛れに床を蹴る。 俺も中に入りたいと言い出す勇気はなかった。 この話を持ちかけられたときには実行班はほぼ決まっていた。 必要なのは後方支援。 そのために呼び出されたのだとすぐに合点がいった。 後は見張りも必要不可欠な重要な役割だと諭されて、それでその話はおしまい。 さあ計画実行!で、今に至る。 「あーあ…!」 もう一度溜息を吐いたとき、視界の端で何か動いた。 「…………、…!!」 廊下の奥からゆっくりとこちらに向かうもの。 今日は有給で休みだと聞いていたのに。何故。どうして。 混乱している間にもどんどんとその影は迫ってくる。 ごくりと生唾を飲み込む。 まさか見張り役としてこんな大仕事が待っていようとは。 勢いよく振り返ると、ずっと後ろに守っていた扉を思い切り引く。 中の様子を確認している暇はない。 大きく息を吸い込み、出せる限りの大声で叫んだ。 「あ〜、随分と大きなごきぶりだったんだねぇ」 窓の外をどんどん小さくなりながら散っていく制服姿の男子生徒を見下ろし、 ロイドは笑った。 「外にいた子にはバルサン炊いてるんですなんて言われたんだけど」 いやあ焦るよねー、保健室でバルサンなんて炊いたらどうなると思ってるのかなー。 「ねースザク君?」 ベタでもいいじゃない、スザクであれば何でも萌える(猪木風) オールハイネくるる〜ぎ という夢を見ました。 〔272〕あははーシュナさまだー 2007.10.14(sun)20:55 〔264〕眠れぬ夜は 2007.10.08(mon)02:13 帳を降ろして 「、!でん、」 「瞼の裏の闇が怖いなら」 「か」 「こうしていてあげよう」 闇は何もひとつじゃないからね 〔262〕死について 2007.10.07(sun)0:24 まだ。だめ。このまま。このまま。ずっと。このまま。 〔261〕ふふ 2007.10.06(sat)17:19 「ロイドさんは、」 「うん?」 「うさぎが好きなんですか?」 「ん〜?どうかなぁ…、うさぎは僕がいないと死んじゃうからねぇ〜」 〔260〕ばちっ 2007.09.29(sat)23:44 ふたりきりにはさせないよ 〔259〕例えばこんな出会い 2007.09.28(fri)23:36 「……覚えてません」 「ははは、厭な思い出だからかな」 「え〜、最高の思い出じゃないですか」 〔258〕きりすっきりすっきりして〜♪ 2007.09.28(fri)16:05 「また随分と懐かしいものを持ち出したね」 「、殿下」 「まだいけるかな〜と思ったんですけど、やっぱりまだいけましたね〜」 「うん、昔を思い出すよ」 「?」 「覚えてないかい?スザクは前にもそれをかぶったことがあるんだよ」 「…え?」 「そうそう、僕と初めて会った日〜」 「え!?」 〔257〕お父上のご遺志を大切にしなければね 2007.09.27(thu)19:50 「(ひゅっ)……、……は、」 「枢木くん」 〔254〕愛しくてたまらないものが手の中にある 2007.09.22(sat)13:18