藤堂ルートからのパパEND後の、智明×小町(拓さんもいるよ!)前編

 他人の口ん中で、チンポがあったかくて気持ちいい。
 目を瞑っているから、何だか夢心地だった。

 智明が人にフェラしてもらうのは久しぶりだった。
 今の仕事を始めてから、朝が早いものだからあまり夜遊び出来なくて……
 休みの日も疲れているからかダラダラ過ごしてしまうことが多くて……
 等と頭の中で理由を挙げてみるが、違うなと気付く。
 多少忙しいと言ったって、智明は若い。
 寝不足になろうが、疲れていようが、女の子とセックスがしたいと思えば出来るはずなのだ。
 昼間だろうが夕方だろうが、声を掛ければ来てくれる女の子もいる。
 一人暮らしをやめて寮生活になったから場所にはちょっと不自由するが、自分の家を提供してくれる女の子もホテル代を払ってくれる女の子もいる。
 しかし何となく、智明は、その数多くのセックスフレンド達と、セックスする気になれなかった。
 性欲が減退しているというわけでもないのに。

 それは何故か?

 その答えが今のこの状況なのかもな、と思う。
「あー…小町っちゃん、そこ、すげえ気持ちイイ……っ」
 そう言いながら薄目を開けると、智明の平均より遙かに長いペニスを大口を開けて咥えて、ディープスロートしている小町の姿がうっすら見える。
 さすが年の功、と言っていいのかどうかわからないがとにかく上手い。ツボを心得ている。智明はそんな風に思った。

「フェラしてやろうか?」

 智明は前に一度、小町にそう言われたことがあった。
 その時は断ったけれど、今回は智明から言ってやってもらっている。
 場所は寮の部屋の中。
 今夜は、小町の恋人である拓は出かけている。
 多分浮気だろうなあという雰囲気だと智明は思っていた。
 お互いに浮気はOKと認め合っているとはいえ、智明の目には小町が何だか寂しそうに、というか退屈しているように見えたから「ちょっと遊ぼうぜ」と声をかけて誘った。
 そうしたら小町は、色々な種類のお酒を持ち出してきた。

「俺、あんまり飲めないよ」
「へー、そうなの? でも全く飲めないってわけじゃないんだろ」
「まあ、ちょっとくらいならいいけど」
 そう答えると、小町は度数の強くないチューハイの蓋を開けて智明に渡した。
「意外だなぁ、強そうなのにー。そういや煙草も吸わないよなぁ」
「うん。お酒はたまに飲むことあるけど、煙草は苦手だなぁ。別に人が吸ってる分にはいいんだけど」
「酒も煙草もやらない男は、ド変態だって相場が決まってんだぜ?」
「両方大好きでなおかつ変態な小町っちゃんには言われたくねーよ!」
「ははっ。そりゃごもっとも」

 智明はチューハイを缶2本分飲んだだけで結構酔って、頭をくらくらさせていた。
 小町はと言うと、ビール・焼酎・日本酒とあれこれチャンポンしていて見るからに酔っ払いになっていた。
 それでも、すぐ真っ赤になる智明と違って顔色は全然変わっていないので「強いんだなぁ」と思う。
 こうなってくると、普段はあまりしないようなぶっちゃけ話で盛り上がってくる。
 もともとお互いに何でもしゃべり合っている方だとは思うが、それでも日頃は敢えて話さないことというのは色々とあるものである。

「前から言おうと思ってたんだけどさぁ、小町っちゃんさ、俺が寝てから拓さんとセックスしてる時あるだろ?」
 こんな話題も、その一つだった。
「えっ、あ、何だよ、今言うなよぉーそんなこと」
 いつも余裕綽綽な小町が、何故か焦っていて面白いと思った。
「何だよ、もしかしてバレてないと思ってたの? そんなことないだろ? 見せつけるプレイしてたんじゃないの?」
「うっ…いや……それは……」
「いいよなぁー、ラブラブな彼氏がいてさー。俺は女の子寮に連れ込めないのに、小町っちゃんは拓さんとここでエッチし放題だもんな」
 智明は自分でも何を言っているのかよくわからなくなっていた。
 ここでは…というか今後の人生はノンケで通すつもりでいたのに、どうしてか言葉がポロポロとこぼれていく。
 アルコールのせいなのか、何なのか、わからなかった。
「そ、それは悪かったよ、もうしねぇから。許してくれよ」
「えー、どうしようかなあー」
 本当は別にそこまで怒ってはいなかった。
 声がすると起きてしまって寝不足になるのは確かに迷惑だったが、自分のすぐ真横でよく知っている人間の情事が行われているというのはハラハラドキドキして結構面白かったし、普段は聞けない小町の喘ぎ声なんて特に面白かった。
「あの時」は智明が流石と思うくらいの責めっぷりを見せていたのに、拓とする時はこんな風に可愛く喘ぐんだな、とちょっと興奮もした。そう、興奮していたのだ。
「じゃあ、小町っちゃんがフェラしてくれたら許してあげようかな」
 その時の興奮を思い出して、智明はつい口が滑った。
 言い終わってすぐ「しまった、何言ってんだ俺」と思ったのだが、もう遅かった。
「えっ、いいの? そんなんでいいの!?」
 小町は極めて乗り気であった。

 智明は「まあ、気持ちいいから、いっか」と楽観的に考えていた。こんなことをしても、翌朝にはいつも通りに軽口を叩きあえるし、小町とも拓とも、関係も何も変わりはしないだろうという確信があった。
 何故なら、これはただの浮気だからだ。
 小町にとってはもちろん、智明にとっても。
「んっ、くぅっ、んーっ、あっ、それイイ……っ」
「……ボウズってさー、気持ちいい時ちゃーんと喘ぐから可愛いよなぁ。オジサンそういう素直な子、好きだぜ?」
「……うるせっ、黙ってしゃぶってろ、このチンポ好きっ!」
「はいはい、わかりましたよ」
 今の体制は、智明は布団に仰向けに寝転がり、その下半身に小町が覆い被さる形である。
 小町は口だけではなく手も器用に使い、智明のモノをしごいていた。
 手も使って良いとは言ってないぞーーなんてわざわざ言うことはしなかった。
「くっ……」
 小町に変な指摘をされたので声を出すのをやめてみようかと思ったが、やっぱり出てしまう。
 舐めて吸って擦って、吸い上げたかと思えばやわやわと触って、ついばむように吸って…
 緩急のある不規則な動きに、智明は翻弄されていた。
「あぁっ、くぅ、こ、小町っちゃん、そ、そろそろ、イク……からっ!」
 そう言えば小町は口を離すだろうと思ったのに、動かない。
 それどころか、より強く吸い込むような動きをしてきた。
「おいっ、ちょっーー」
 小町は口の中で舌を使いつつ智明の方を見て、にっこりと目を細めた。しかも、ペニスに添えていない方の手ではOKマークを作っている。 
 このまま出していいーーということらしい。
「ま、まじ? 出るって、ほんとに……っ! うぅっ!」
 小町の喉の奥で、智明の熱い精が大量に噴射される。
 小町はそれを、ほとんどこぼすことなく、大部分はそのまま喉元へ、それ以外は器用に指ですくった。その精液の付いた指もも一本ずつ舐めとっていく。
 その姿に驚き、智明は思わず上半身を起こした。
「ははっ……。小町っちゃん、何それ、えっろいなぁ」
「ひひひ。すっげぇだろ? よかっただろ?」
「……うん」
「おう、素直でよろしい」
 小町はいつもの癖で、智明の頭をぽんぽんと撫でようとした。
「わっ! やめろよ、汚ぇなあ」
「汚ぇって、自分で出したザーメンだろーがよぉ」
「小町っちゃんの唾も混ざってるだろーがっ。それよりさぁ……」
 最近色々とご無沙汰であった智明のこと、一度入ったスイッチは一発抜いたくらいではオフにならない。
 陰茎は未だに臨戦態勢であった。
「もう全部許すから……っつーか、元々何にも怒ってないんだけどさ。でも何でもいいや。ヤろーよ、小町っちゃん」
 智明はそう告げるや否や、小町のズボンのベルトに手をかけた。
「えっ、おい、ちょちょ、ちょっと待てよ」
「何で? イヤなの?」
「イヤっていうかさぁ……」
 小町は言葉を濁して、部屋の置き時計にチラリと目をやる。22時を少し過ぎたところだった。
「ああ、そっか、俺なんか全っっっっ然、タイプじゃないんだったっけ?」
 智明はそう言いつつも、小町のベルトにかけた手を止めない。ベルトは既に外されて、後はもうズボンとパンツを引きずりおろすだけという状態になっていた。
「いや、それはだな……おい、智明、まぁちょっと待て、聞けよ、俺の話を」
「何?」
「今ここでやっちまったら、俺、多分怒られるんだよ」
 小町は頭をかく。
「はぁ? 誰に? 拓さんに? 浮気はオッケーなんじゃなかったか?」
「それはそうだけど、違ぇんだよ……これ、言っていいのかなぁ〜…」
「何だよ、言えよ」
 要領を得ない小町の話しぶりに、智明はだんだんイラつき始め、語気も荒れてきていた。
「だからぁ〜……アイツとな? もしボウズとヤる時は二人一緒に、って言ってたっつーか…約束してたんだよ」
「はぁっ?……ぷっ、あはははは! 何それ!? どういう事だよ! え、何、もしかしてそれで俺の寝てるとこでヤったりしてたの? 俺に乱入してほしかったの?」
 小町はバツの悪そうな顔をしている。
 智明はひとしきり笑ってから、
「どーでもいいじゃんそんなの。俺は今、小町っちゃんとヤリたいの。別に三人でもいいけどさぁ、それは今度でいいだろ」
 と言って、小町のズボンとパンツを一気に脱がせた。
 小町も抵抗らしい抵抗は見せなかった。

「小町っちゃん、ゴムどこ? あと何か塗るやつ」
「ほいよ」
 小町は小さい戸棚の一番上の引き出しからそれらを出した。やっぱり取り出しやすいところにしまってあったな、と思って智明はまた笑いそうになる。
「小町っちゃんなら、ゴムを口ではめるのとか出来そうだよな。出来たりする?」
「あぁ? 何でわかったんだよ、出来るぞーーって…やっぱり、ボウズが挿れる方……なんだよなあ……」
「そんなの当たり前じゃん。小町っちゃん、拓さんとヤる時は挿れられてる方が多いんだからいいだろ? つーか出来るんだ、すっげぇ、超見たい。やってやって」
 智明はコンドームの小袋を開けて中身を小町に渡し、自分の手で勃ち上がったペニスを持って、せがむように振って見せる。
「……しょうがねぇなぁ」
 小町は口でくわえたコンドームを、器用に唇を使って智明のペニスに装着した。
「智ちゃんのデカチンじゃあ、これ破れちゃうかもなぁ〜」
 等と言いつつ、その上からワセリンを塗っていく。それして小町自身の穴にもそれを塗り、そのまま自分の指を躊躇なく突っ込んで解していく。
「んっ…ふぅ……はぁ」
「小町っちゃん、結構ノリノリ? 全っっっっ然好みじゃないガキに抱かれるってのに。何気にチンポもガチガチだし」
「だっ……て、お前のいきなり挿れられたら……いくら俺でも、さ、壊れちゃうだろぉ……? それに…好みじゃないってのは、さぁ……っ」
「……何?」
「お前が、近寄るなとか、襲われるみたいなこと言うからだろぉ……? 嘘は言ってねぇよ? お前を抱きたいとは全っっっっ然思わねぇ、そういうタイプじゃねぇのは確かだから…安心していいってのは本当だぜ? でもさ……」
 小町が己の指を挿れながら見悶えして、艶めかしく腰をくねらせながら意外な告白をしていく。
 智明は背筋と裏筋がぞくぞくするのを感じていた。
「でも……何だよ?」
「だからぁ……抱かれたい、対象と、しては、全っっっっっ然アリってことだよぉ……おわかり?」
「なるほど、ね。よーーくわかった。小町っちゃんって、ほんっとーに、いい年してド変態だよね」
 智明は良い笑顔を浮かべてそう言うと、小町の手首を掴んで肛門から指を一気に引き抜いてやった。
「んひゃっ!?」
「今、挿れてやるからなぁっ! ド変態オヤジのいやらしいケツマンにさぁ!!」
 ズドン、と音でもしそうな勢いで行った。その勢いで小町は背中から倒れたが、ペニスは思いの外すんなりと沈み込んでいった。
「うわ…っ、あ、あったけ…」
 小町の中は暖かく、ぎゅうぎゅうと包み込まれるような心地がした。どこまででも受け入れられそうな感じがして、智明は奥へ奥へと突いていく。
「んっ、あ、ひぃ…! やっぱ、お前のデケェよ……! くる…しぃ、ってぇ……!」
「あぁ? こんくらい余裕だろ? 経験豊富なんだから、さっ!」
「あぁっ、あぐぅ!!」
 遠慮はいらないーー
 相手は自分の物ではないのだから好きにしていいという事はない。そうではないが、小町は自分よりも遙かに経験があり、力もある。本気で嫌なことがあればすぐに自分を蹴り飛ばして止めるだろう。しかし自分は普段息子のように愛されているから、ちょっとやそっとの事なら許されるという思いもある。それに、可愛がられているというだけではなく、小町は普通よりも少し…いやかなりスケベだ。そして智明と小町は、他の事はともかくそっち方向の趣味は合っていると思う。だから、何をしても大丈夫なはずだ。
 智明はまだ酔いの残る頭でそんな風に考えていた。
「んっ、くぅっ、イイよ小町…すげー気持ちイイ…」

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