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=== 満ちて、欠けて ===
present by "303E"

 午後十時丁度にニュース番組が始まり、俺達の恋は終わろうとしていた。

「そろそろ行かないと」

 ホテルのベッドの上。壁によりかかる俺の膝の上からデジタル時計の時刻を見ながら彼女は呟いた。

「まだ大丈夫でしょ。車有るし、駅までは十分も掛からないよ」
「そうだけど」

 お腹に手をまわし彼女を捕まえる。回した手に彼女の手が添えられて指を絡ませた。冷たい指。その内の一本だけが、際立って冷たい。

「仕方ないなぁ、もう」
「……すみませんねー。甘えん坊で」
「いえいえ」

 冗談めかして言った台詞にくすくすと笑いを返し、胸に背を当ててくる。鼻孔にトリートメントの香り。このホテルの物だろうか、それとも彼女が愛用している物の香りだろうか。髪に顔を埋めてすぅ、と匂いを嗅いだ。
 視界が知らず狭くなる。喉の奥で何かが詰まって息苦しい。だけど、苦しさよりも与えられる香の魅力に勝てずに、もう一度、今度は静かに、呼吸する。
 彼女はテレビのニュースを見たまま動かない。絡ませた右手に力を込めると、彼女も少しだけ返事をしてくれた。それが嬉しくて、繋いでいない左手で彼女の乳房に手を伸ばす──前に、振り向いて頬に口付けされた。

「準備しよ」

 ニュースが始まってから時間は二十分も経っていた。シャワーを浴びて、痕跡を消さないといけない彼女からすれば、もうギリギリの時間だ。分かっている。分かっているけれど──分かっているから──離したくない。

「……ね?」

 頬を手で包まれ、見つめられる。これ以上は本当に我が儘になってしまうから。『分かった』、頷く。

「よろしい」

 ベッドの脇に放り出されていたバスタオルを身体に巻いてシャワーを浴びに行く彼女を見ながら、やはり同じように放り出されている自分の服と彼女の服を拾い上げた。
 彼女と違って俺は後の処理を気にする事も無い。シャワーも帰ってから浴びれば良い事だ。明日は休日なのでそのまま眠ってしまっても良い。鼻孔の奥。掌に残った感覚。彼女の中の温度。全部、覚えている。全部、確かな物。それを土産に、それらの愛しさを忘れない内に眠りにつけば良い。
 だけど。胸の鼓動だけは嘘を言うなと告げて、物足りないだろうと訴える。彼女がいるバスルームに脚を伸ばし、ドアを開ける。

「──?」

 シャワーを浴びている彼女がこちらを向いて驚いたように目を開く。

「どうかした?」

 問いかける彼女を無視して、近付き、抱き締め、半ば無理矢理に唇に口付けた。
 舌を口内に挿入し、愛撫する。赤い舌。口をすぼめて強く吸う。吸っても吸っても口内に吸い込まれない、それを何時までも味わう様に。彼女の拒絶を聞かない様にするために、何時もより強く口付けたまま乳頭をクリップで挟む様に摘み上げた。
 喉の奥から嬌声ですらない、息の漏れる音が上がる。出しっぱなしのシャワーが肌に当たる感触さえ忘れて、小さめの乳房を下からすくい上げる様に揉む。
 左肩を押される。拒絶? 今更、止まれる訳なんて無いって分かってるくせに。股間の、既に膨張しそうなそれをやはり彼女の股間の部分に押し当てて、勢いのまま挿入する。

「こ、ら……っ……」

 挿入の快楽で途切れそうになる声をかろうじて出して、最後の抵抗を試みる。俺は聞かない振りをして彼女を抱き抱えて腰を奥に押し込んだ。
 肉の先に肉の感触。柔らかく、温かい肉壁は拒絶せず、ただ受け入れる。

***


「結局、ぎりぎりになっちゃったじゃない」

 ホテルから出た車内の中、助手席に座る彼女が手持ちの鏡で髪を弄りながら愚痴る。

「間に合うから大丈夫でしょ?」
「もう少し余裕を持って帰りたいわよ、私としては」

 二つ折りの鏡を畳むと肘掛けに体重を預けて、僅かな明かりが彩る夜の景色をどこかぼんやりと眺めている。
 駅までの距離はホテルから直線にして五キロと離れていない。信号を三つ、右に一回、左に一回車を曲げれば到着する。今は三つ目の信号で赤色になったため、車を停止している。
 都会に比べれば随分と田舎のこの街では深夜の時間帯であっても、人の姿を殆ど見かけない。二つ三つ、サラリーマンの為の飲み場が有りはするが、何処とも繁盛と言うほどには人が訪れない。俺が働く会社でもこの近辺の店を利用するぐらいなら、遠出する、とさえ言うほどに寂れている。
 一日を通して人の絶えない街を『眠らない街』と評するのなら、この街は全くその逆だ。それが好都合な所も有る。

「でもやっぱり若いのね。一日……夕方に会って夜になるまで三回も出来るなんて」
「三十路に入ったばっかりの人が"若い"とか言わなくても」
「二十代の男が三十路の女に意見しないの」

 二十代と三十路ではそんなに違うものだろうかと思うのと同時に信号が青に変わる。指示機を左に点灯させ、車を走らせる。この角を曲がってしまえば駅までは二百メートル程。
 わざわざアクセルを踏み込んで加速するほどの距離でも無いのでゆっくりと車を走らせる。

「電車、大丈夫?」

 自分が原因とはいえ、とりあえず心配になる。

「大丈夫。少し余裕持って言い出しておいて良かったわ」
「俺がもう一回する事まで考えて時間を計算してたんなら、人の事言えないじゃんか」
「……もう一回してなかったら、もっと早く帰れてたって事は考えないのかな、貴方は」

 それを言われたら立つ瀬も無い。──ハザードを出して、車を停止させる。目の前には駅のターミナルが見えている。日が変わるまでは余裕が有るが、それでも夜は深いこの時間帯。利用客なんて十本の指で数え足りる。

「駅まで行かなくて平気?」
「そこで見張ってて、危なくなりそうなら助けて」
「無茶言うなぁ」
「期待してるのよ、それだけ」

 ドアを開けて彼女が出て行く。

「次は、」

 ドアを開ける手が止まって、こちらに振り向く彼女に続けて口を開いた。

「次は何時会える?」

 しかし彼女は答えずにドアを抜け、外に出る。

「いつ会いたい?」

 ドアを開けたまま冗談めかして言ってくる。

「いつでも会いたいよ」

 言う事が出来れば、言う事が許されれば、きっと言っている。

「合わせるよ。そっちの都合に」
「じゃあまた連絡する。それで良い?」

 良いよと短く答えると彼女がドアを閉めて、駅への道を歩いていく。駅の構内へ入る前、運転席に座るこちらからは小さく映る彼女がこちらを向いて小さく手を振った。見えるかどうかは分からないけれど、こちらも手を振り返す。もしかして見えたのだろうか。こちらが振り終えるのとほぼ同時、彼女が本当に見えなくなる。
 指示機を右に出して車を発進させる。
 駅の明かりが目の端に軌跡を残し過ぎていく。電車が走り出す音は聞こえて来ない。

***


 深夜のテレビ番組を眺めながら、今夜三本目のビールに手を伸ばす。肴は市販のポテトサラダ。これなら自分で作った方が良かったかもしれない、そう思う程度の味をビールで消しながらぼんやりとブラウン管を見つめる。
 ──酔えていない。酔っていないと言うわけでも無い、今の状態はただ不快。番組に出演しているタレントが何を話しているのかは分かる。だけど一連の流れとして番組を見た場合、台詞を聞き取った瞬間には既に内容を忘却している。
 良くない。そろそろ止めておけ。止まることなく、アルコールを喉に流し込みながら、自分自身に警告する。
 今更、ビールを飲んだだけで二日酔いをするほど酒の経験が無いわけではないが──いくつかの種類を合わせ飲みすると無理だが──深酒でトイレと友達になるのは勘弁願いたい。広いトイレならともかく、自室のトイレは良くあるユニットバス形式。トイレの直ぐ横にはシャワーと小型の浴槽がある。 そんな場所で長時間床に座るのは堪える。
 ……番組の内容も頭に入ってこないし、良い頃合いか。残りのビールを一気に飲み干して、残ったサラダを冷蔵庫に仕舞う。缶は水で洗ってから力任せに握りつぶす。潰れた缶を見つめながら、子供の頃は得意気になったか、と暫しの感傷。何時もより更に力を込めてアルミ製の缶の形をなるべく小さくなるまで捏ねる。
 帰って来てから直ぐにシャワーを浴びて着替えているので、このままベッドに横たわれば後は眠るだけだ。半端な酔い加減だが布団に入れば何時も通り、知らぬ間に眠っているだろう。
 照明を落とす。カーテンで遮られた部屋は途端に闇となり、視界そのものが無くなる。抜き足差し足でベッドまで移動。こんな事は多々有ることなので、シンクからベッドまでの道のりに荷物は殆ど置いていないが、用心しないに越した事は無い。
 その成果はベッドまで何の支障も辿り着いた事で分かる。ベッドに横になる。最後に枕元の携帯電話を手にとり目覚ましを解除、二つ折りの携帯を閉じて瞼の裏に液晶の明かりを残しながら目を瞑った。

 ──音が鳴る。

 目を瞑ると途端に重みを増した瞳を開きながら音の在り処を探し、手に取った。先程手にしたばかりの携帯電話。その表側、小型の液晶に『着信中』という文字と一人の名前が表示されていた。──彼女だ。

「もしもし」
『もしもし? 私……まだ起きてた?』

 テレビの下に置いてあるビデオ、そこに示される電光の時計で時刻を確認。午前一時二十五分。普通に電話をするには遅すぎる時間帯、だけど俺達にとっては半ば常識の、時間。

「今からちょっと飲もうかなって思ってた所」

 嘘を付く。

『今から飲むと太るぞ〜?』
「……まだ若いから大丈夫」
『若さを出されると困るなぁ……深酒はしないようにね?』
「大丈夫。そっちは今着いた所?」

 ううんと短い否定の言葉。本当は知っている。彼女を送り届けた駅から彼女の住む家までは電車で三十分、到着後の駅から徒歩でも十五分と掛からない。こんな時間にならないと電話がかかってこないのは。

『今日は珍しく晩酌してね……それでちょっと』
「普段、あんまり飲まない人じゃなかったっけ」
『だから"珍しく"って言ったでしょ? ずーっと続いてた仕事がようやく一段落しそうだって言って、色々話しをしてたの』

 『気付かれなかった?』とは聞かない。気付かれる事が怖い訳じゃ無い。ただ起こるかどうかも分からない懸念を晴らすよりも、話をした方が有意義だから聞かないだけ。それに。その辺りの事はきっと彼女の事だから上手くやっている。

「お疲れ様」
『──ありがとう』

 この電話は無事に到着したかを知らせるためだけのもの。時間も時間で、自宅からかけていることもあって何時も長くは話さない。

『じゃ、もう切るね。また──連絡、するから』

 彼女の言葉に気持ちが無意識に上方修正。

「こっちもメールする」
『──待ってるよ?』

 ──言外に『期待して』という言葉が有ると妄想してしまいそうな口調。

「うん。……じゃ、お休み」
『お休み』

 音も無く通話は終わる。三分二十一秒。事実だけをデジタル表示する液晶に蓋をするように携帯を二つ折りに。瞼を落とす。一瞬消え掛けていた瞼の裏で、液晶の残滓が再び強く輝いていた。
 ──これから彼女は『愛』する人の横で眠りに着くのだろう。ふと思った言葉が心に染み、少しずつ重く、少しずつ痛みへ。
 長くと言うほど生きてはいないのに、人生で体験する初めてを、既に経験し尽くしている気がする。
 この胸の痛みもそう。初めて経験した頃は痛みの元を握る事も敵わず、心臓の前にある皮膚を手で掴み、堪え、息苦しささえ覚えていたのに。今ではそれすらせずに、それどころか目を逸らす事さえ出来る様になった。
 苦しみが消えるわけじゃない。苦しみから視線を外す事が出来るというだけ、苦しみを耐える事が出来るというだけの事。
 どうして苦しくなるのかと自問。答えの分かりきった自問だ。彼女とたった数時間過ごしただけの事を、何度か繰り返しただけに過ぎないのに、どうして自分の胸に違和感の様な苦しみが残るのだろうか。
 理由は、苦しくなる理由も、その苦しみから目を逸らせる事が出来る理由も分かっている。きっと苦しくなるのは彼女に本心から惚れ込んでいて、『恋』をしているから。苦しみから目を逸らせるのは、その『恋』がいずれ、必ず終わる事を知っているから。そして、この二つが矛盾していると気付いているから。

『──待ってるよ?』

 それでも、次を期待している自分がいる。頭の中で彼女の声を繰り返す。男だから、女だからではないと思う。誰でも自分が少しでも求められていると想像できれば、相手に期待してしまう。今の関係に目を向けることなく、ただ会えるという事実に期待するし、したくなる。

「何時になるのかなぁ……」

 目を瞑り、眠る。アルコールが眠りを助けてくれる。これ以上思考を重ねて無理矢理眠気を呼ぶ必要は無かった。

***


 伸ばした腕の中、静かに目を瞑る彼女の髪を撫でる。指を通すのに支障の無い、一本一本がとても細い髪。
 長さは肩甲骨まで楽に届き、色は僅かに栗色。『黒一色だと重苦しく見えるから』と言っていたが、所々、うっすらと黒髪が覗いていて栗色の鮮やかさを増している。

「ん」

 ささやかな吐息。随分と気持ちよく眠っているようだ。このままもう少しの間、腕にかかる重みを感じていたいが前の教訓を生かす事にして彼女を起こす事にする。
 頬を突っつく。

「遅刻するぞー」
「んー……ん、ふふ……やめてー……」
「起きないとまずいんでしょ? ほら、起きないと」

 人指し指で唇をなぞり、小さく開いた口に冗談半分で指を差し入れる。かり、軽い痛み。

「……変な起こし方するのねぇ?」
「冗談だから、指離して。痛い……」

 舌で押し出されて、べ、と小さく舌を出される。

「何時?」
「今日は早いよ、時計見て」
「──本当。私、三十分ぐらい寝てたんだ」

 『腕、痛くなかった?』問うてくるが、三十分程では痺れ始める程度なので大したことはない。

「シャワー浴びないといけないんでしょ?」
「うん。前みたいに襲わないでね?」
「人間は学習する動物だから。安心して」

 『それはそれでちょっと不安』。言いながら浴室へ。何時もの様に彼女と俺の服をベッドに一纏め。彼女がシャワーから出てくる間にこちらは着替えを済まし、テレビを見ながら時間を潰す。
 三十分後。胸から腰までを備え付けの群青色のバスタオルで覆った彼女が出てくる。髪はドライヤーで乾かしたのだろう、濡れた跡は伺えない。

「お待たせー」

 こちらの隣に腰掛けて無造作にバスタオルを落とす。

「毎回の事だけどさ──目の前で着替える必要、有るの?」
「嫌?」

 嫌と言うか。

「エッチする前に脱ぐのと、また違うでしょ? だから変な感じするんだよ」
「そういうもんなんだ、男の人って──あ、もしかして減点される? 少しは恥じらった方が良かった?」
「ずっと同じ事繰り返してるんだから、今更気にしたりしないよ」
「そう。じゃあ次から気を付けるね」

 彼女の言葉に対して無意識に口が開く。

「次、か」
「そう、次……何時にする? ちょっと気が早いかもしれないけど」

 彼女の台詞に、季節外れの伝承を思い出す。遥か天上、空を渡る星の河。その対岸同士で互いを想い、それ故、一年の内でただ一日だけ会う事を許された一組の男女の物語。

「……どうかした?」
「いや、何でも」
「──無いよ」
「?」
「何でも無くなんかない。だって、貴方。泣いてるよ?」

 確かに泣いていた。目尻からは知らず涙が零れシーツに染みを作る。最近、涙脆くなっているとは思っていたが実際に涙が流れたのは十年振りとさえ思える。そう思うのは、ここ十数年の間で自分には泣いた記憶が無いからで。
 高校や大学の受験に成功した時にも、彼女と出逢うまでに始まり、終わった恋の節目でさえ自分は泣いていなかった。それがどうだろう。彼女の声を聞いて、織り姫と彦星の話を思い出した。たったそれだけで自分は泣いている。

「泣かないで……?」

 着替えかけたまま、胸の内に頭を抱えられる。赤子をあやすかの様に。強くも弱くもなく。

「ほら、落ち着くまでこうしてあげるから。いい子、いい子……」

 嗚咽は無い。彼女の体温に包まれたまま、声も無く、ただ涙だけがぽたぽたと一つ、また一つと零れていく。

「何か哀しい事が有ったの?」

 ──きっと『次』が有ることに。

「もう会うの止めようか?」

 そうじゃなくて、"会える"事が辛い。この偽物の『恋』が続くことが。偽物の『未来つぎ』が有ることが、きっと哀しい。

「────」

 抱き締められる。優しく、優しく、崩れぬ様に、潰れぬ様に。目を閉じる。香る匂い。肌から伝わる体温。その全てが愛しいのに、その全てが嘘を付かなければ手に入れられない物だと理解して。
 彼女の抱擁を解いて、唇を重ねる。互いに目を閉じれば涙は見えないだろうと考えて。深く、深く。彼女の頬も涙で濡らしながら口付けをする。
 快楽を求めるためではなく、彼女と繋がれる手段の一つとして。背に腕を回され、名を呼ばれる。心が痛んだ。
 唇を離す。上気した頬、細められた目から覗く黒い瞳、額に掛かる栗色の髪。
 どうして。
 天空で一年の内に一度しか会えない二人とは違って、俺達は会おうと思えば何時でも会えるのに。
 どうしてこんなにも苦しい想いをして、どうしてこんなに愛おしく思える人と離れなければ行けないのだろう。
 どうして──彼女、は。

「会わなきゃ良かった」
「……?」
「──そんな顔してるよ」

 彼女の左手、それが左胸に置かれ、心臓の鼓動と表情を読まれる。冷たい感触も同時に。

「本当に」

 残る右腕で引き寄せられシーツとにらみ合う。届く耳には彼女の声。

「会わなければ良かったかもね?」

 彼女に抱き締められたまま、答えることも出来ず。だけど、彼女の言葉の裏に。


──最初から分かっていたことだけどね──


 そんな言葉が隠されている気がした。





【Fin】



【後書き】

 子供みたいな、それでいてキモイ事言いますが。
 本当の『恋』とか『愛』の、それぞれの違いって何時になれば分かるんでしょう。
 私はようやく二十一歳になりましたが、寧ろ分からないです。
 読者の皆さんは、それぞれの違いについてどう思いますか?
 っつーか現役で不倫してる人に話し聞きてぇ。


【2004/10/24:第一版】
【2005/03/25:第二版】


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