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目 次
- 月配列って何ですか?
月配列ってどんなところが良いの?
月配列に欠点はないの?
- 月配列(Ux版)って何ですか?
打鍵数は本当に少ないの?
各指の使用率はどんな感じ?
- 月配列の導入方法
- どうやって練習すれば良いの?
(Coming soon!な予定)
- 私にはどんな日本語入力方式が向いていますか?
- Ux版の改訂の記録と予定
Ux版の改訂の記録
今後の改良の可能性
- その他の配列
月配列の他のバージョン
月配列以外の独自配列
- いろいろダウンロード
タイピング動画
カナ文字の出現頻度表
- リンク
クイックメニュー
当サイトは、リンクフリーです。
リンク・コメント大歓迎です!
[ 謝辞 ]
当サイトの作成に当たっては、月配列の公式ページを全面的に参考にさせて頂きました。
また、2ちゃんねるの「月配列スレッド」の皆様をはじめ、「飛鳥配列スレッド」の方々と親指シフトユーザーの方々、オンライン対戦型タイピングゲーム「バトタイプ」の皆様にはいつもいろいろなアドバイスを頂いており、そこで頂いたご意見等もこのページを作る上で大いに参考にさせて頂きました。
この場をお借りして、皆様に改めて御礼申し上げます。本当にどうもありがとうございます。
また、「バトタイプ」のPさん(って名前出しちゃって良いかな?)には、サイトのチェックや、月配列の高速打鍵の試打等、私にはできないことをいろいろと手伝ってもらってしまい、どうもすみませんでした!
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ここは「月配列」の私家版 (ココの管理人、Uジローが独自改造しているバージョン:「Ux版」)に関するホームページです。
- (NEW!) 長らくページを放置しており申し訳ありませんでしたが、U9版を更新したのでこちらで公開させて頂きます (2013/01/11)
- Uジローの日々の動向については・・・
こちらのブログ → 『とりあえず月配列とかのブログ』 をご覧下さい。
- 能書きは良いから、月配列について具体的にすぐ知りたい人は・・・
→ こちらのキーボード配列表を見て下さい
月配列って何ですか?
月配列とは、カナ入力方式の一種で、頻度の高い文字は1打鍵で、頻度の低い文字は2打鍵で入力することで、打鍵数が少なく、かつ楽に入力できる優れた日本語入力方式です。
- (例) 普通のカナ入力(いわゆるJISカナ配列)では「A」のキーを押すと「ち」の文字が入力されますが、月配列では「A」のキーを押すと「は」の文字が入力されます。
普通のカナ入力では、一部の小文字(「ゃ」や「っ」等)を除いて、基本的には1文字を入力するのにキーを1回押しますが、月配列では1部の文字を入力するには、ローマ字入力のように2回のキーを押します。
- (例) ローマ字入力では「KA」と押すと「か」が入力されますが、月配列では「KA」と押すと「ぃ」と入力されます。
月配列では、基本的には、1つのキーには、「シフトなし」側と「シフト」側の2つの文字が割り当てられます。通常、キーを押した場合は、そのままそのキーの「シフトなし側」に割り当てられた1文字が入力されます。しかし、両手の中指のホームポジションに位置する「D」または「K」を押した場合は、その時点では文字は入力されず、次にキーを押した時点ではじめて、そのキーの「シフト側」に割り当てられた1文字が入力されます。
月配列ってどんなところが良いの?
月配列は、カナ入力方式であるので打鍵数が少ない上に、キーボードの最上段(数字の書いてあるキー)を使わないので簡単で高速なタッチタイプができる、という特徴があります。
- 現在、最も普及している日本語入力方法であるローマ字入力は、基本的には1文字入力するために2回キーを押さなくてはいけないので、文章を書くのにたくさんキーを押さなくてはいけない、という困った点があります。
- 現在、2番目に普及しているカナ入力は、1文字入力するために1回キーを押すだけですから、打鍵数は少なくて良いのですが、キーボードの最上段まで使わなくてはいけないので、タッチタイプを習得するのは非常に大変です。また、頻出する文字である濁点「゛」は小指で押さなくてはいけないので、疲れる上に速く打てません。
- 現在、3番目に普及している親指シフト(NICOLA)は、1文字入力するために2回キーを押したり、キーボードの最上段を使ったりする必要はなく、優れた入力方式ではあるのですが、親指にシフトキーが必要になりますので、現在の一般的なキーボードでこの入力方式を使おうとすると、いろいろと苦労があります。また、一般的には動きの鈍いとされる親指を使用しますので、その点、好き嫌いはあるでしょう。
月配列では、一部の文字は2回キーを押して入力する必要はありますが、日本語に良く現れる「いうんしっ」のような文字は、1打鍵で打てるようになっているので、普通のカナ入力と比べても打鍵数は1割程度しか増えません。しかも、良く現れる文字には押しやすいキーを割り当てたり、良く出る単語を打つのに難しい指運びにならないように工夫して文字が配置されているので、楽に速く日本語入力ができるわけです。
月配列に欠点はないの?
- 文字によって1打だったり2打だったりする点
人によっては合わないと思われる最大の点は、文字によって1打で打ったり、2打で打ったりするため、発声のリズムと打鍵のリズムが同じようにはならない、という点です。もし、すべての文字を1拍(1キーではありません)で打つことにこだわるのであれば、親指シフト系の配列(NICOLAや飛鳥)を選んだ方が良いでしょう。
(一般的なカナ入力の場合、「が」や「ぱ」といった濁音・半濁音は2拍になってしまうことにご注意!)
個人的には、キーボードによる日本語入力は、慣れてしまえば単語単位で行う感覚になると思うので、あまり欠点になるとは思いません。もちろん、発声のリズムと打鍵のリズムが同じであれば、それに越したことはないのですが、月配列には、それ以上にメリットの方が大きいと感じる次第です。
- 上段と下段の行き来が若干、多いような気がする点
これは解消可能だとは思いますし、他の入力方法を私があまりよく知らないので、何とも言い難いのですが、意外に手が(違う指ではありますが)上段と下段を行き来することが多いような気がします。(あくまでも管理人の気のせいレベルの話ですが・・・)
2−263版では、ホームポジション中段にシフトキー2つと濁点キーの計3つの、文字入力と直接、関係しないキーが配置されます。U8版では4キーです。このように、月配列では、中段に直接文字入力に関係しないキーが少なからず配置されるため、1打で入力する文字は、相対的に上段と下段に頼る率が高まります。そう考えると、上段と下段を行き来することが多くなっても、これはある程度は仕方ないような気もします。(もしかしたら、頻出単語に対する運指を最適化する形でうまく文字配置できれば解決するかも)
ただ、少なくとも子音と母音レベルで下段と上段に別れて配置されているローマ字入力や、数字段まで手が移動させられるカナ入力よりは明らかにましだとは思いますが・・・。
月配列(Ux版)って何ですか?
月配列には、いろいろな人が独自に文字の配置を変えるといったような修正を加えたいろいろな私家版のバージョンが存在します。月配列(Ux版)は、ココの管理人、Uジローが月配列を勝手に改造して、勝手にUx版、と名付けた配列です。「x」にはバージョンを表す数字が入り、2013年1月現在のバージョンは「9」、つまり、現在、ここで公開しているものは、「月配列(U9版)」ということになります。
標準的な月配列は、それが発表された場にちなんで「2-263版」と呼ばれていますが、それと「U9版」の大きな違いは次の通りです。
- 濁音・半濁音を含めたすべての文字が2打鍵で打てます
「2-263版」では、濁音は、普通の「カナ入力」のように、単独の濁点「゛」を後付けで入力します。このため、一部の濁音や半濁音を入力するには、合計3打鍵になってしまうことがあります。
「U9版」では、濁音・半濁音も全て2打鍵で入力します。
- 小指を伸ばす位置のキーは「:」キー1個しか使いません
「2-263版」では「@」キーにも文字を割り当てていますが、「U9版」では「@」キーには文字ではなく長音記号を割り当てているので、右手の小指を伸ばす動作をほとんどしなくてすみます。
- 長音記号「ー」は1打で打てます
「2-263版」では音を伸ばすときに使う長音記号「−」は2打鍵で入力しますが、「U9版」では長音記号「−」は「P」のキーを1回押せば入力できるように割り当てられているので、カタカナ語の入力が楽です
月配列(「U9版」)では、キーに対して、文字を次のように割り当てています。
(クリックすると拡大します)
注意点:
小文字の入力
普通のかな入力と異なり、「ゃゅょ」や「っ」、「ぁぃぅぇぉ」といった小文字は、大文字の「やゆよ」等とは、独立してキーが割り当てられています。そのため、こういった小文字を入力する際に、シフトを押したりする必要はありません。
濁音・半濁音の入力
普通のかな入力と異なり、濁音・半濁音にもそれぞれキーが割り当てられています。そのため、後から単独の濁点「゛」を入力する必要はありません。
濁音・半濁音は全て、最初に「S」または「L」を押してから、次のキーを押して入力します。
濁音の2キー目の位置は全て、清音と同じキーに割り当てられています。
句読点の入力
読点「、」を入力するには、「D」または「K」を押した後、「D」またはスペースを押します。
句点「。」を入力するには、「S」または「L」を押した後、「D」またはスペースを押します。 |
打鍵数は本当に少ないの?
典型的な現代の日本語の文章における各カナ文字の出現比率(M式のページからの出典)を元に、同じ文章を打つときに必要な打鍵数を比較してみました。(注: 下記の調査結果はU9版の一つ前のU8版での結果です。U8→U9の変更は頻出単語の打ちやすさを考慮した文字配置の微調整に留まるので、U9版でもほぼ似たような結果になるとは思います)
- ローマ字入力の打鍵数を100としています
- カナ入力ではシフトキーの打鍵を1打鍵と数えています
- 句読点は含まれていません
- 長音記号「ー」は含まれていません
入力方式 |
打鍵数 |
ローマ字入力 |
100 |
カナ入力 (JISカナ配列) |
69 |
月配列 (2-263版) |
77 |
月配列 (U8版) |
76 |
このように、月配列(U8版)では、ローマ字入力と比べて約3/4、カナ入力と比べても10%増程度の打鍵数におさまります。
ただし、上記の計算には句読点は含まれていないので、句読点を2打鍵で打つ月配列(U8版)には有利な計算とはなります。また、長音記号「ー」が含まれていないので、外来語(カタカナ語)の打ちやすさを、上記から比較することは難しいです。一般的に、外来語には「ゃゅょ」といった小文字等が多く含まれるので、JISカナ配列の打鍵数がかなり増大する傾向はあります。
各指の使用率はどんな感じ?
上記のカナ文字出現比率を元に、月配列(U8版)における各指の使用状況を調べてみると、下記のようになります。
(クリックすると大きくなります)
特徴としては、
- 右手を多く使用します
右利きの方には大変、打ちやすい配列です
残念ながら、左利きの方には打ちにくいかもしれません
- 人差し指と中指を多く使います
この両指だけで7割以上の使用率になります
- 中段(ホームポジションから手を動かさない)使用率は50%近いです
一般的に動きの良い、「右手」、「人差し指・中指」、「ホームポジション」の3要素を十分に活用できる、打ちやすい配列となっています。
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