■ぷすっとな。ふたたび■

 
 
 
 
 

むかしむかしではない、現代のあるところに次元大介と石川五右エ門が住んでいました。
ある朝のこと。
五右エ門は山へ修業に、次元は川へ所用に出かけました。
五右エ門は修行熱心なので、どんなときにも自らを鍛えることを欠かさないのです。

次元は川に着くと衣服をすべて脱ぎ捨てました。
「風呂が壊れるなんざ、想定外だぜ」
本当なら湯を沸かして一風呂浴びたいところですが、そうはいきません。
次元は仕方なく川に体を洗いに来たのです。
「さてと」
煙草を燻らしながら、川面へ一歩足を進めました。
水温の冷たさに鳥肌が立ちますが、汚れた体を洗うためには我慢です。
ちゃぷ、ちゃっぷ、と音を立てながら川へ入っていきます。
三分の一程進み、腰近くまで浸かったところで次元は首に巻いていたタオルを水に浸しました。
いったん汗が引いたとはいえ、一晩中汗にまみれたのです。
服を着るために簡単にふき取りはしましたが拭いきれなかった白い残液がカピカピに固まり、体の至るところについています。
それを濡らしたタオルでジャブジャブと洗い流します。
「あの様子じゃ、あいつは遅くまで帰ってこねぇだろうなぁ」
体を汚し合った相手である五右エ門の、今朝の顔が思い浮かびました。
「怒ってたからなぁ」
原因はわかっています。
昨夜、調子に乗った次元が無理をさせたからです。
風呂に乱入し突然仕掛けたことに驚いたのか羞恥したのか。
声が反響する風呂場ですることを嫌がる五右エ門の抵抗は強く、風呂のアチコチが壊されてしまったほどでした。
それを宥めすかして、触って煽って、ベッドに引き摺り込んだのです。
一応合意の上ではじめた行為でしたが、言葉攻めに焦らしプレイをミックスさせて、散々五右エ門を翻弄したのです。
痴態を晒した己を恥じたのでしょう。怒りと羞恥と睡眠不足といささかの疲れを乗せた五右エ門は朝から一言もしゃべらずに修業に出てしまいました。
「昼は貞淑、夜は娼婦。結構じゃねぇか」
五右エ門が聞いたら斬りかかってきそうな台詞を吐きながらも次元の頭の中は昨夜の情交が再現されています。
快楽に悶え鳴き、耐えきれずいやらしい言葉で強請ってきた五右エ門の姿を思いだし、次元はぶるりと体を震わせました。
やってもやり足りないなんて性に目覚めたティーンエイジャーのようですが、体は自然と昂ぶります。
「俺もまだまだ捨てたもんじゃねぇな」
水面下で元気になった息子に気がついて、次元は自分の現役ぶりを再確認し、満足気に呟きました。
本来なら、元気になった息子は温かく締め付けてくる秘密の洞窟に収めてしまいたいのですが、今朝の五右エ門を思い出すとちょっと無理そうです。
「ま、仕方ねぇか」
次元は元気な息子を抱えたまま、体を黙々と洗い続けました。

さて、五右エ門といえば。
山に修行に行ったものの、昨夜の名残が体の外にも中にも塗り込められていて気持ち悪く、滝壺のある川に向かいました。
風呂は昨夜自分が壊してしまったので、体を清めることが出来なかったのです。
五右エ門は川に着くと衣服をすべて脱いでしましました。
「次元め」
本当なら湯を沸かして一風呂浴びたいところですが、仕方ありません。
水修行に馴れている五右エ門は平気な顔をして、冷たい川面へじゃぶじゃぶと入って行きました。
いったん汗が引いたとはいえ、一晩中汗にまみれたのです。
着物を着るために簡単にふき取りはしましたが拭いきれなかった白い残液がカピカピに固まり、体の至るところについています。
それを濡らした手ぬぐいでジャブジャブと洗い流します。
「・・・次元め」
表面を洗い終わった五右エ門は羞恥に顔を赤くしつつ、憎々しげに次元の名前を呟いて、後ろに手を回します。
散々拓かれ貫かれた門は未だに柔らかさを残したままです。
その中に自らの指をゆっくり差し込みます。
水で冷やされた表面が嘘のように体内は熱く、再びの侵入者を締め付け絡みついてきます。
五右エ門は羞恥に震えながらも唇を噛みしめ、中の残液を最後の一滴まで掻き出しました。
一晩中愛された体は本人の意志に反して、自らの指の動きと蘇った昨夜の記憶で昂ぶりはじめてしまいました。
「修行が足らん!」
中も外も清め終わった五右エ門は、そのまま滝の下まで歩き、所定の場所で胡坐をかきました。
頭や肩に落ちてくる水流に耐えながら、馴染んだ滝修行を始めたのです。
が、なんということでしょう。
タイミング悪く、流木が水と一緒に落ちてきたのです。
いつもの五右エ門なら避けられたでしょうが、煩悩を散らすことに必死だったため、それに気が付くのが遅れてしまったのです。
直撃を受けた五右エ門は気を失ってしまいました。

体を洗い終わった次元は、次に下半身の処理にかかりました。
昨夜の残液を洗い流しては達した顔を思いだし、腕についた爪痕を見つけては強請る顔を思いだし、体を洗っただけだというのに息子はさらに元気を増していて、自然に元に戻るのはもう無理は状態なのです。
次元は30代の角度とは思えないほど天を向いている息子をむんずと掴むと上下にシゴキはじめました。
気持ちよさに息を荒げながら、ふと川上に視線を向けるとなにかがどんぶらこっこと流れてきます。
本当ならそんなもの放っておいて行為を続行したいところですが、その正体不明な物体は次元に向かって流れてくるのです。
少なくとも避ける必要はあります。
「なんだ?」
次元はその正体を見極めようと目を凝らしました。
物体はとぷんと水に一回沈んだものの、今度は形をかえて浮き上がってきました。
「・・・桃?」
桃のようにふたつの山があるように思えます。
ですが、桃にしては色が白いし、なんといっても大きすぎます。
桃のようなものがふたたび、とぷんと沈んだあとに最初にみた別の白いものが浮かび上がってきます。
今度はかなり近づいてきているため、さっきより形がわかりました。
デシャブのような、なにか見覚えのあるような、知っているもののような。
「・・・ももっ!」
次元はその正体に気がつくと驚きのあまり叫んでしまいました。
なぜ、どうして、という疑問より脳内を支配したのは原始的な衝動です。
それを受けとめるために、足を開いて重心をさげ、両手を広げました。

さて。
なにが流れてきたのか、賢明な腐女子のみなさんにはもうおわかりでしょう。
上流で気を失った五右エ門が次元の元まで流れ流されてきたのでした。
桃は桃でも、見えたのは桃尻、そして太股だったのです。
次元の息子は未だに元気いっぱい。
五右エ門の門は昨夜の情交で柔らかくほぐれ、そのうえ後始末のために指を入れていたことによって少し開いていて。
あげくにどんな腐神様のいたずらか、五右エ門は上向きに且つ足を下流に向けて流れてきているのです。
そんな五右エ門が次元の正面に流れてきたというのなら、その先に続くのは腐的にはお約束の展開なのです。

ぷすっ、と。
息子は後門に突き刺さり。
ぐさっ、と。
奥の奥まで貫いたのです。

そして、五右エ門の嬌声と次元の悦びの雄叫びが辺り一面に響き渡ったのでした。


めでたし、めでたし。


 
 
 
 
 

■PUSUTTONA 2■

 
 
 
■あとがき■

「これで証明できた!」と思っていた前回アップした「ぷすっとな」ですが、
証明不足だというご意見がほとんどという結果になりました。
解せぬ。

そんな中、
「次元を山に五右エ門を川に行かせてみたら可能なのでは?」
というコメントを頂き「それだ!」と思ったので、
次元と五右エ門の位置関係を逆にして書いてみました。

これでもう大丈夫なはずです。
誰も文句はありますまい(^ー^)


  

 

戻る






 

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル