■111111■

 
 
 
 
 

弱い処を集中的に突かれて擦られ刺激され、五右エ門はもう息も絶え絶えだった。
過ぎた快楽は体内を駆け巡り、一歩間違えれば苦痛にかわる。
だが、五右エ門は苦痛になってくれればまだマシだと朦朧とした頭で思っていた。
体の隅々まで、性感帯のすべてを知り尽くした次元は、その一歩手前で微妙に調節していて、快楽はいつまで経っても快楽でしかなく、吐き出す術さえも堰き止められている状態では、もう気が狂ってしまいそうだ。
「どうだ?・・・イイか?」
ぐんっと突かれて声にならない嬌声が、唾液を流す唇から飛び出す。
今日に限って、次元は青臭い質問を五右エ門に投げかける。
イイか、気持ちイイか、何処がイイか。
知っているくせに、的確に刺激してくるくせに、わかっていて問うのだ。
本来受け入れるべきでない場所に咥え込み、体内を犯されて発生する快感。
いくら気が狂わんばかりに良くても、男としてのプライドが「イイ」という言葉を喉の奥に閉じ込める。
「良くないか?じゃあ、ココは・・・どうだ?」
ぐりぐりと強く前立腺を刺激され、目の前に火花が飛ぶ。
「イイ、か?」
荒い息遣いと共に低く色が含んだ声で囁かれ、首筋から脳天までゾクゾクとする。頭が痺れる。
答えない限り、次元は性感帯を攻撃することをやめるつもりはないらしい。
せめて吐き出せたら、この苦しみにも似た快楽から少しは逃れられるというのに、それも出来ない。
応えない限り、次元は堰き止めた指を緩めるつもりもないらしい。
出口がなく体内をいつまでも暴れまわる快感に、耐えに耐えていた五右エ門の理性がとうとう吹き飛んだ。
「イ・・・イッ」
途端にストロークが深く、早くなる。
「イイ、次・・元!・・・ああっ、イイッ!」
小さく啜り泣きながら腰を淫らに揺する五右エ門の姿に、次元は満足気に微笑んだ。
だが、もう次元にも余裕など一切ない。
「俺も・・・イイぜ、五右エ門。最高に・・・イイ」
にちゅにちゅと響く嫌らしい音が大きく早くなっていく。



共に迎える最高にイイ瞬間は目の前に迫っていた。
 
 
 
 
 

■II II II■

 
 
 
■あとがき■

2011年11月11日は『111111』。
ちまたでは「ポッキーの日」ネタで溢れかえっているというのに
拙宅では『沢山の11(イイ)』ネタとなりました(笑)



 

戻る






 

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!