■JIGO■
 
 
 
 

脱力しきった白い肢体がシーツに沈んでいる。
乱れ髪が汗で首筋と頬に張り付き、大きく上下に動いている背中にも幾筋もの汗が流れている。
引き締まった双丘はぴったりと合わさっていて、たった今まで次元を咥えこんでいた口は隠されている。
だが白い欲望の証が、その谷間から太腿を伝い、シーツへと流れおちている。
顔半分を枕に押し付け荒い息を吐き続けている顔はほんのりと赤く染まっており、いつもの無表情とは異なり妖しい色気を放っていた。
その躯のうえにゆっくりと躯を重ねる。
力を失った欲棒を太腿の裏に押し付けながら、背中を流れる汗を舌先で舐め取る。
流れる筋にそって何度も舌を行き来させると逃げるように背中が左右に動かされた。
敏感になった躯はどんな刺激にも過剰に反応する。
それを愉しみながら伸び上がり首筋の汗を舐めると、肩越しにジロリと睨みつけられた。
いつもなら大の男もびびる眼力だが、今はどんなに睨みつけても煽るだけにしかならない。
首筋に顔を埋め込み、抱き締めるように両手をシーツと躯の間に差し込む。
辿り着いた胸の突起をくりくりと両手で転がすと、押さえ込まれた躯が大きく仰け反った。
「じ、次元・・・」
「大丈夫、これ以上はヤらねぇよ」
散々受け入れさせて、何度も吐き出させて、何度も吐き出した。
さすがに五右エ門も限界に近いということを次元は理解している。
だからこれは労わる行為。
自分を受け入れて感じてくれた優しい躯に、事後の労わりを行っているのだ。
舌と唇を使って、ありがとうと、愛してると、伝えているのだ。
まあ、気持ちと裏腹に次元の欲棒はふたたび勃ちあがってはいるが、そんなものは後から自分で処理すればいいだけのこと。
五右エ門に対してこれ以上の交わりは望んではいない。


太腿に押し付けられている熱と硬さ。
その存在感は五右エ門を煽り、ふたたび欲情させた。
「煽っておいて・・・なにを言っている」
被さる躯を押しのけ上向きになった五右エ門は、次元に向かって足を大きく広げた。
「・・・おい」
目の前に惜しげもなく晒された下肢。
ゆっくりと勃ちあがっていく欲棒と、しどどに濡れ紅く盛り上がっている後門。
次元の喉が無意識にゴクリと鳴る。
そんな次元を見つめながら五右エ門は妖しく微笑んだ。
「もう降参か?」
「・・・・・・後悔すんなよ」
興奮で息があがり声が掠れる。
それでも次元は自分をいやらしく待つ躯へ熱い欲棒を押し入れた。






■JIGO■
   

    
 
 
   
 ■あとがき■

去年のジゴの日(4/5)に日記に掲載したSSを手直し再録。
テーマはタイトル通り、『ジゲゴエで事後』。
のはずだったんですが・・・
微妙に事後とは言い切れない展開になっちゃいましたな(笑)



 
 

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