■ミスターXの罠■

【2】
 
 
 
 
 

強制的な性的刺激に五右エ門のイチモツが力をつけはじめる。
あまりの屈辱に五右エ門の目尻から涙が毀れた。
だが、相手は機械。
自らが犯す獲物の心境などお構いなく、その体を陵辱する。
そして。
蛸足の中でも一番の太さをもつ一本が、鎌首を掲げた蛇のような動きで五右エ門の双丘の間をするりと撫であげた。
「!?!?」
布の上から谷間を行き来する先端に次第に力が篭められていく。
何度も何度も擦りあげたあと、五右エ門の一番敏感なところ。
秘密の洞窟への入口。
キュッと締まる可憐な後門へ先端を添えた。
「ぐ、うう、ぁつ」
犯される恐怖で五右エ門は今まで以上に暴れる。
だが、乳首を嬲る蛸足も、イチモツを扱く蛸足も、口を犯す蛸足も、動きは止まらない。
それどころか一層激しく動きだした。
ぐぐっ、と布の上から侵入を開始しはじめる蛸足。
しかし、きちっと締められた褌がその侵入を阻む。
すると他の蛸足が褌の布をひっかけ、横にずらしはじめた。
ジリジリとずれる布の下から五右エ門の赤く色づく小さな後門があらわれる。
その場にピタリと添えられていた太い蛸足はここぞとばかりに、今度こそ侵入を果たそうと、キュキュと締まる後門をぐぃぐぃと押し広げはじめた。

ズキューーーン!!
ズキューーーン!!
ズキューーーン!!
ズキューーーン!!
ズキューーーン!!
ズキューーーン!!

続く銃声とともに、ボボンと大きな爆発音。
五右エ門の戒めがいっきにとかれる。
地面に落ちた五右エ門は腕をつかまれ、引き摺られた。
顔をあげると、目の前には次元の体がある。
五右エ門をかばうように自分の後ろに隠すと、次元は弾を込めなおし、今なおうねうねと蠢く蛸足と本体に向けて立て続けに弾丸を撃ち込んだ。
大きく肩で息しながら、五右エ門は着物を手早く調えると斬鉄剣を抜いて機械へと踊りかかる。
一刀両断。
本体も蛸足も一瞬でバラバラにされ、崩れ落ちながら火を噴いた。
ふたりは部屋から飛び出し、廊下に伏せる。爆風と炎がその上を通り過ぎた。

爆発が収まるのを待ってから次元はゆっくり立ち上がった。
「おい、大丈夫か」
伏せたままの五右エ門の腕をとり、立ち上がらせようと引き上げた途端。
ドン!
どんな瞬発力をつかったのか、次元は壁に押し付けられていた。
襟首をギリリと締め上げながら五右エ門が怒りに満ちた表情を浮かべている。
「なぜ、すぐに助けなかった!!」
次元が部屋に入ってきたことを五右エ門は知っていた。
すぐにあの厭らしい機械から解放してくれると思っていたのに。
いつまで経っても救いの手は差し伸べられず、機械なんぞに好き放題に嬲られた。
後ろを犯される瞬間になって、ようやく次元は動いたのだ。
お前は何をやっていたのだと、五右エ門が怒っても仕方がない状況だった。
「お前の位置からは見えなかったのか」
締め上げる手にそっと手を添えて、次元が苦しげに言った。
「なに?」
「俺だって手足を拘束されてたんだぜ?」
「え?」
五右エ門の手の力が抜ける。
あの状況で。
そこまで状況確認が出来ていなかった。
ただボーと立っているだけだと思っていた五右エ門は言われた内容に驚いた。
コホコホと小さく咳をしながら、前かがみになった次元はチラリと侍をみあげる。
「お前が嬲られてるのをどんな気持ちで俺がみてたか・・・」
「す、すまぬ」
あの拘束力は五右エ門が身をもって知っている。
そう簡単に逃れられるものではなかった。
だが、次元は最後のあの瞬間、その拘束を振り切って助けてくれたというのか。
それなのに責めてしまった自分を反省して、五右エ門は肩を落とした。
「お前は悪くねぇよ」
次元はその肩を引き寄せ軽く抱きしめた。

もちろん次元の言ったことは真っ赤な嘘である。
いやらしい光景に目を奪われ、助けることも忘れて興奮していたなんてとても言えない。
というか言ってはいけない。
知られたが最後、絶対に半殺しにされる。

「それよりも五右エ門」
次元は体を入れ替えると五右エ門の体を壁に押し付ける。
そしてその股間をするりと撫で上げて、しっかりと勃起していることを確認した。
「なっ」
突然の刺激に腰を引いて逃げようとするが、その腰を片手で引き寄せる。
「俺が抜いてやるよ」
「ば、ばかっもの」
「このままじゃ走るどころかまともに歩けないだろ?とりあえずさっさと抜いてルパンを追いかけようぜ」
「だ、だが」
「大丈夫、誰も来やしねえよ」
真っ赤になってみじろくものの、抵抗はいつもよりも弱弱しい。
性感帯を散々嬲られたあとだ。
そうそうその熱は引くものではない。
そんな様子を楽しげに見つめながら、次元は片手を袴の中にスルリと潜り込ませた。
 
 
 
 
 
 

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■Mr.X NO WANA■

 
 
 
■なかがき■

『五右エ門のいやらしい姿から目を離せず動けない』
というのが次元に仕掛けられた罠?←聞くな

充分足止めになりますよね(^ー^)
 
 
 
 

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