<1日前 ひとけのない道路>

雨が降っていた。
しかし、この寒い12月なら雪が降ってもおかしいのになぜか雨が降っていた。
雨ばびちびちと地面をたたいた。
そして、ざぁーざぁーと雨が降る道を歩く少女がいた。
髪は黒く長い髪を後ろでまとめており。
瞳は穏和を伝わせる優しい目に、安心を人に甘える口元。
そのわりには身長は172cmぐらいあった。
名は海深 さき (かいしん さき)という。
少女は傘をさして暗い雨の中を歩いていた。

<八雲の家>

家の玄関には呆然とする少女と翼を持った美女いた。
少女の名は本山 八雲(ほんざん やくも)という。
余分なものを落としたような体にすっきりした鼻筋に、冷たい口元。
そして、さらさらした長い白い髪に赤い目の少女だった。
もう一人は背中に天使と思えるような翼に焦げ茶のへたに脱色してない美しい髪。
さらに、体は母性を思わせるような胸元にきゅとした腰回り。
そんな、美女はにっこりと笑うのにふさわしい口元に緑色の美しい目を持っていた。

そして、今・・・美女は過去の契約によって現れたのだ。
少女はそれに呆然としていたが、
「ね、ねえ、家に入らない」
とぎこちなくいう。
美女は「はい」とにっこりと返した。
少女は美女を家の居間で休ませて、お茶を入れる。
お茶をいれて、二人はしばらくお茶を飲んで一息入れた。
少女と美女はお茶の独特の香りとしぶみを味わった。
しばし、のほほんとした時間が流れた。
そして、一つ落ち着いたところで少女と美女は会話をし始めた。
「さて、どこからお話をしましょうか」
「とりあえず、気になることがあるんだけど」
「はい、なんでしょうか」
「じゃあ、言うよ。もし、普通に生活すると背中の翼が邪魔にならない?」
「ああ、翼のことですか。実はこうやると、ほら、普通の人間とかわりがないですよね」
と言う。
実際、美女の背中の翼は徐々にに小さくなって翼がなくなっていた。
背中にある翼は消え、そのかわりに服に2つの切れ目があった。
「実は翼の出したり隠すのを自由にできるですよ」
「す、すごい」
「さてと、そろそろ、大事なお話をしましょう」
と真剣な顔つきでいう。
少女はそれに対して背筋をまっすぐにし正座する。
「昔し、八雲様が幼いときに私と契約をを覚えているでしょうか」
「うん」
「そうですか、私はその契約のために来ました。そして、八雲にお仕えするために来ました」
「ふむふむ、でも・・・天国の仕事はいいの?」
「では、それについご説明いたします」
「う、うん」
「実は、人間の世界では一般の天使も条件を満たさないとと行けないのです。
その条件は約十前に私を呼ぶ、または天国のえらい人から仕事をうけたりなどがあります。
ただ、例外もあります。私の場合は下級天使の部類で相当、苦労しました。
人間の行き来するには資格が必要なのですが。
普通の天使は50次試験なのですが、下級天使は100次試験まであるです」
とにっこりと言う。それが少女には怖かった。
しかし、美女の説明を聞き、話を整理すると。
約10年前に少女とさきちゃんに呼ばれた天使は少女と契約した。
そのため、人間の世界を自由に行き来する資格を苦労してとった。
天国のほうの仕事は基本的に大丈夫らしい。
それから、少女との契約を執行したらしい。
でも・・・気になることがあった。
少女は美女に聞く。
「ねえ、なんで僕は女の人になっているの?」
「それはたぶん・・・代償だと考えられます」
「え、ということは戻れないの・・・」
「・・・そうですね。悲しい運命ですが、たぶん、そうなります」

<八雲の家の前>

ちょっと古く、黒い屋根に壁はベージュをした家の前に海深 さきという少女が傘をさしていた。
さきは八雲の家の呼び鈴を鳴らす。
ピンポーン
一回鳴らす。
しかし、なにも起きない。
ただ、ざぁーざぁーと雨の音しかしない。
さきは八雲はもしかしたら寝ているのかもしれないと思った。
八雲は昔から雨の日は落ち着く場所でよく寝てしまう癖があった。
だから、そういうときは、かってにおじゃまする。
さきは玄関のドアを開けた。
「おじゃまします」
といい家に入った。

<八雲の家>

ピンポーン
「!」
「!」
家の呼び鈴が鳴った。
白い髪の赤い少女は言う。
「や、やばい」
「どうか、しましたか」
「え、だって」
「?」
美しい美女エレクトは首をかしげた。
「だって、もし僕の知り合いだったら大変だよ」
「ふむふむ、たしかに大変ですね」
「おじゃまします」
昔から聞いた声が聞こえた。
八雲は大変なことを思いだした。
八雲は父と母が死んで姉と二人暮らしをしているが、たまに姉が仕事の理由で八雲は一人暮らしをすることがある。
そのときにたまにさきが肉じゃがやカレーを作って八雲に分けたりするのだ。
で・・・、昔から仲がよく家にかってに入ることもあり。
いつものようにさきはあがってきたのだ。
今、八雲が女になった姿を見られたら大変だと思った。
でも、居間のドアが開いた。
そして、さきに女になった姿を見られた。
しばらく、静寂が居間を支配した。
雨がざわざわと屋根をたたく音が聞こえるような静寂だった。
静寂は時間の流れを感じさせないように思えたがさきが破った。
「あ、あの〜、どちら様でしょうか」
ひきつるように言った。
それに対してエレクトは、
「天国から来たエレクトです。約十年前の契約を執行するために来ました」
とにっこりとほんわかと言う。
この場でもかなり冷静なエレクトであった。
「怪しい、もし天国から来たなら証拠をみせてみなさいよ」
「わかりました」
と言って、背中から天使の翼が出てきた。
さきは呆然とした。
「で、僕は八雲です」
「え、えぇぇぇ〜〜〜」
とっても信じられなかった。
しかし、一撃の一言、
「本当です。さきさま」
とエレクトが言う。さきは焦ったがすぐに冷静さを取り戻した。
しかし、実際に天使がいるのだから八雲が女の子になってもおかしくないと思った。
しかし、それにしても・・・
「あの、二人だけにしてくれないかな」
「はい、いいですよ」
「そしたら、八雲、八雲の部屋に行こう」
白い髪の赤い目の少女はうなずいた。

<八雲の部屋>

部屋はカーペットが一枚引かれている。
そして、机に本棚、洋服タンスに布団などが入った押入がある。
ベッドはない。理由は八雲の寝相が悪いからである。
八雲はドアをあけて部屋に入る。
そのあとにさきが続く。
そして、パタンとドアをしめる。
八雲はさきほうを振り向こうとした。
しかし、うしろから抱きつかれた。
さきは、女になった八雲に抱きつき八雲の胸をモミモミした。
八雲は驚き、さきのしなやかな腕から逃れようとする。
だけど、八雲のからだに雷の早さの快楽が流れた。
さきは右で八雲のハーフパンツに手を入れて、八雲のクリトリスを刺激した。
「や、やめて」
と八雲は力なく言う。
八雲は声が出そうであるが必死にたえていた。
しかし、容赦なく八雲のクリトリスを刺激する。
「あっ・・・」
と声がでてしまった。
「あら、初め聞いたとき。かわいい声だと思ったけど。本当にかわいい」
と八雲の耳元でじわじわと心を蝕むように言う。

八雲ははぁはぁと少しずつ少しずつ息があらくなってきた。
「あら、足がガクガクよ」
といい八雲に心の追い討ちをかけ、
「た、たてない・・・」
とはぁはぁと息を荒くしながら八雲はぺたんとお尻を地面につけた。
さきも八雲と一緒に地面にお尻をつけて、左手で八雲の胸を揉みながら、右手は八雲の肉びらを割り、指を侵入する。
「あっく・・・やめ・・・ふにゅ」
「膜? 八雲・・・まだ処女なんだ〜」
さきの指は処女膜の周りをいやらしくなめるように蠢く。
「八雲・・・かわいいよ」
さきは八雲の首筋に優しく噛みつき、チュウチュウと吸う。
「くふぅ」
と八雲はうめく。
「あら、どうやら首筋が弱点のようね」
といわれ容赦なく責められる。
そして、
「八雲・・・体の力を抜いて、そして、安心して、そばにいるから」
とさきは八雲を安心させるために言う。
「はぁはぁ・・・あっ・はふはぁ」
口からはだらしなく八雲はよだれをたらす。
自分は元は男であるプライドは八雲にはなく、快楽を欲した。
そして、八雲が女になった不安を打ち消すようにさきは優しくぎゅっと抱きしめ、ゆっくりと八雲にを責める。

八雲は無限に感じるような男の時の絶頂を感じながら少しずつ少しずつさらにそれより感じていた。
それと同時に言葉では言えない温もりを感じていた。
優しく、淫らな時はゆっくりゆっくりと進む。
それと同時にさきの責めは早くなる。
部屋は甘く心を惑わす臭いが立ち込める。
そして、クチュクチュといらしい音をたてる。
「八雲、いやらしくあそこをぬらしているよ」
「えっ・・・やだよ」
「ふふふ・・・でもかわいい」
そういってぎゅっとしながら八雲をさらに責める。
深く永遠に一緒に過ごしたいと思う。
だから、一緒にいた。
でも、
「そろそろ・・・かしら?」
とさきは言う。
なぜなら、永遠と感じる時間でもかならず終わりからだ。
「はぁ・・・ふぅ・・・あっ・・・」
と少しずつ八雲の声は高くなる。
つまり、そろそろ絶頂がくるということである。
「あっ、だ・・・め・・こわい」
「大丈夫、安心していきなさい」
さきは八雲に優しくキスをした。
ディープキスではないが八雲にとってはとっても安心でき暖かい。
「あっ・・・うっ」
「さあ、いきなさい」
「だ・・・め・・・もお・・・」
といい八雲は緩やかな絶頂がおそい、白い雪のような世界に落ちていった。

<八雲の家のリビング>

「ふぅ・・・」
とさきは湯呑みに入ったお茶を飲む。
そして、落ちつたとこで重たい口を開く。
「八雲をよろしく頼むね エレクト」
「はい」
とエレクトは返事をする。
「八雲・・・意外と不安かもしれないから、それから質問したいことがあるんだけど」
「なんでしょうか」
「八雲はもう男に戻れないの」
エレクトは言うかなやんだ。
しかし、このあとのことを考えると言った方が思い、エレクトは言うことにした。
「戻れないと思います。たぶん、代償でなってしまったので・・・」
「そう・・・じゃあ、そろそろ、帰らないと、お母さん心配すると思うから」
と明るくいうがエレクトには悲しく見えた。
「あ、それから、電話借りるね」
さきは八雲の家の電話を使いの母に電話をする。
「あ、お母さん、今、八雲の家だけど今帰るね。え? うん、大丈夫・・・あ、うん、じゃあね」
と言って電話を終わりにする。
「じゃあ、今日は帰るね。でも、明日もくるね」
「はい、きおつけてお帰りなさいませ」
「うん、おじゃましました」
といいさきは八雲の家をあとにした。


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