西暦20XX年。
地球上に生まれた新人類“ノウブル”たちは旧人類の上に君臨した。
世界人口の0.01%に満たないノウブルたちが、残りの人間たちを支配したのである。


そのノウブルは、大部分がそうするような、巨大な館での共同生活を行っていなかった。
人間達の街の郊外に居を構え、数百人の使用人と共に、一人で暮らしている。
「……っくぅっ……奴隷の癖にっ……いいモノを持っている…っ…!」
ノウブルの男は、その四つん這いにさせた『奴隷』に、一心不乱に自らの腰を叩きつけていた。
「ふぁっ……うぅんっ!!……あぁん!!」
「声もいい……合格だ……っ…うぅっ!」
男は絶頂に達し、自身から発せられた白濁した液を『奴隷』の膣内へと流し込んだ。
そして、『奴隷』からペニスを抜き出すと、ベッドへと倒れこんだ。
「よぉし…明日からはお前もこの屋敷の…」
「満足したかしら?」
男の言葉を制するように、『奴隷』は嘲笑めいた声をあげた。
「何だその言葉遣いは…?お前、自分の立場がわかって……」
「わかってないのは、あなたよ」
『奴隷』、高木未来(たかぎ・みく)の体は、さっきまで行われていた行為がなかったかのようにサッパリとしていた。
それどころか、いつの間にか服まで着ている。
「何…いつの間に……まさかっ!」
「今更遅いわ」
彼女が言葉を発したのを合図に、その男の体がみるみると小さくなっていく。
そして、徐々に体の色が抜け、体に丸みを帯び始めた。
「これはっ!……戻れ!戻れぇっ……!」
男の声は高くなり、女のそれへと変わっていった。
「何故だっ……何故!俺は、俺はノウブルだぞ!!」
両胸が膨らみ、形の良い乳房が生まれた。
「どうして、戻らないっ!!」
「だって、私が封じたもの。あなたのノウブルの力」
「!!」
男のペニスと睾丸は埋没し、男の象徴があった場所には、今は小さな割れ目が出来ていた。
「死ぬ前に、女の気持ちも味わってみなさい」
未来は冷たくそう言うと、指を鳴らした。
すると、扉から数人の男が部屋へと入ってきた。どの男も、顔に生気は宿っていない。
しかし、その股間は服の上からでもわかるほど膨張している。
「な……お、おいっ!」
「行きなさい」
男達は、『女』のいるベッドへと歩き始めた。
「やめろっ!やめろぉぉー!!」
その悲鳴を尻目に、未来は出口へ、ゆっくりと歩き出した。
「お前っ!!覚えていろっ!!ぐあっ!!」
『女』は、男達に強引に体位を変えられ、仰向けにされた。
一人の男はのしかかるように胸へ手を伸ばし、一人の男は『女』の秘部へと舌を伸ばした。
「うぁあっ……やめっ……!……あぁんっ!」
「………」
未来は、扉のノブに手をかけ、もう一度『女』へと振り返った。
「体の機能を変えてあげたわ。性欲と体力が何倍にも増すかわりに、数時間経てば全ての機能が停止する」
「うんっ……あああっ!!ひあぁっ!!」
『女』の秘部へと男のペニスが勢いよく挿し入れられた。
その勢いで処女膜は突き破られ、秘部から赤い筋が流れ出した。
だが、そんなこととはお構いなく、男は自身の欲求を満たすべく肉棒を再度突き上げる。
「あぁぁっ!!うっ……ぐぅっ……!!」
「………もう、聞こえないかしらね」
未来は扉を開き、部屋を後にした。
「ぅぐっ……くそっ…ヘ…んむぅっ!!」
突然、男がペニスを『女』の口へと侵入させた。
「むぅっ!!むぅぅっ!!」
口の中に広がるすえた男の臭いが、『女』に新たな快楽を欲させた。
自身の心とは裏腹に、口へと押し込まれたペニスを愛おしそうに吸い上げた。

  ◇◆◇

(ヘテロ・ノウブルゥゥ……!!)
「ふむぅっ!!むぅぅぅぅ!!」
下半身を犯していた男と同時に、『女』が絶頂を迎えた。
男は精液を膣内へと放出し、引き抜く。
「むぅぅ……ぁむぅっ!?」
余韻に浸る暇もなく、次の男がペニスを突っ込む。
それと同時に口にペニスをあてがっていた男が『女』の頭を掴み、前後にゆすった。
「むぁうっ!!むふぅぅぅっ!」
頭を揺さぶられ、意識が朦朧とする。
男が、口内に全ての精液をぶちまけた。収まりきらなかった精液が口の端から流れ落ちる。
そして、また新たな男のペニスが与えられ、手には順番待ちの男達のモノを掴まされた。
男達の欲求を満たし、自らの欲求も満たすうちに、いつしか全身は白濁液にまみれていた。
「んふぅ……」
体が、男を欲しがっている。あれから何度もイかされているというのに、体に疲労感はない。
むしろ、男を締め付ける力が強くなっている。
「もっと……もっとぉ………」
体だけではない、心までもが男を求め始めていた。
「あぁん……まだぁ……イッちゃだめぇ……」
『女』の股間は、その男を放さなかった。
男達は、一人を残し既に未来の力によって息絶えていた。
「あぁ……ああぁ…ん…」
最後の男もまた、絶頂を迎え、息を止めた。
「まだ……まだぁ……」
『女』は、死んだ男にのしかかり、股間を擦り付けた。
「あ……んっ」
女の体がグラリと揺れ、そのままベッドへと倒れこんだ。
どさ、という音と共に、狂喜の宴は静かに幕を閉じた。

  ◇◆◇

「ヘテロ・ノウブル……異質なノウブルなんて、失礼よねぇ」
未来は、外の森からノウブルの屋敷を眺めていた。
「ノウブルの力をどう使うかは……あたしの勝手じゃない」
だから……だからあたしはノウブルを殺す。
全ては、あたしのために。
「さて、次は何処へ行こうかしら?」


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