首都圏のとある都市。
去年、公立の男子校であるN高校2年6組の修学旅行中の悲劇は、大ニュースではあったが、
この都市に住む者のほとんどにとって、ニュースの中の悲劇以上のものではなかった。
だが、事件の被害者と何らかの形で知りあいである者にとっては、身近な悲劇である。

この都市に、その悲劇とは全く無関係のように見える家族が、引っ越してきた。
その4人家族の小澤家には、高校3年生になる双子の姉妹がいた。
二人とも身長は150センチそこそこの、しかしかわいいというよりも、とんでもない美少女だった。

それは、客観的なバランスがそうさせるのであり、160センチ代後半の美女を全体的に縮めたような・・・とにかく、顔も小さければ、腰も細い。
そのぶん胸も小さいが、十分に女を感じさせるほど体の曲線はしなやかで、
それは、これから1年間通う私立高校のブレザーの制服の上からでもわかるほどだった。

名前を「麻奈」「加奈」という、小柄な彼女たちが、唯一人並みの大きさであるのがその両目だった。
潤いを常にたたえる目は、美少女と呼ばれる人種だけが、短い間その瞳にたたえることの出来るはかなく美しい可憐な光を放つ。
彼女たちを見た普通の女は、この世には決してかなわない美女がいることを思い知り、男ならば感覚が反応する。

それは、一目ぼれだったり、もっと近くにいれば、
ほのかに香る二人のいい匂いに魅了されたり、また、もっとストレートに性欲をみなぎらせるものもいる。

二人は、しかし、そんなことなど全く知らないような、純真な少女に見える。
天使のような美少女が、二人、並んでいると、さらに見るものを驚嘆させる。そんな姉妹だった。

彼女たちには、幾つかの秘密があった。
そのひとつは、実は何十本もの肉棒をその体にくわえ込み、
その体の中に純真な外見からは想像できないほどの量の精液を注がれてきた淫乱少女であることであったが、
なにより大きなものは、彼女たちがかつては男だったことである。

N高校2年6組の消えた少年たちは全員が淫乱少女へと変えられ、
この4月からそれぞれの「里親」に預けられ、1年間の高校生活を全国各地で送る。
麻奈と加奈は、そのクラスにいた双子の兄弟だった。今はもう男だったときの名前も思い出せない。

淫乱少女たちの「里親」となるのは、最重要機密の国家的プロジェクトである「女性増加計画」に賛同し雇われたひとびとだった。
女性を増やす目的のひとつは、社会的に自立して子供を生む絶対数がどんどん減っている日本の女性の傾向を踏まえ、
男の中から子を産む性たる「女」を調達することで、人口の回復を図ることだった。

さらに、その流れで、風俗産業やポルノなど、「女性の尊厳を傷つける」産業に従事する者を、
同じように男の中から調達する計画があり、麻奈と加奈はその計画によって、いわば「実験的に」女の体を与えられた。
二人と、そのクラスメートたちは、政府によって隔離され、公式には修学旅行途中のバス事故で全員が死亡したことになっている。

彼女たちは、しかし、最終的には自らの意思で「女」の人生を選択した。
したがって、これが発覚したとしても、人類史上過去に例を見ない「民族の漸減〜消滅」から日本民族を守ること、
みずからその人生を選択したことなどを楯に政府は自己を弁護するだろう。

「ん・・・ぁん、あぁん・・・うぅん・・・」
今日、一足先に、この一年を過ごす家に引っ越していた「里親」のうち一人、小澤康則の肉棒が、加奈の体を貫いていた。
加奈の目は半開きになり、必死で快楽と戦う。
首を右側に傾けて、喘ぎ声をあげるその半開きのヒトミには、シーツを握った自分の手が見えていた。

「はぁん・・・・きもちい・・・ぃ・・・おと・・・ぅ・・・さん・・・」
これから、麻奈と加奈の「父親」となる康則の仕事は、少女たちを「監督」することである。
監督とは、つまり一年の間、決して淫乱少女たちが肉奴隷たる自分の本分を忘れぬように、性教育を施すことである。

「父親」たちには、「娘」である淫乱少女とセックスする権利・・・好きに扱う権利が与えられていた。
そのなかでも、二人を預かることの出来た康則は運のいい者といえるだろう。
しかも、飛び切りの美少女を、である。
今会ったばかりの「娘」に、自分を「お父さん」と呼ばせるために、一度目の「教育」を施していた。
麻奈は、その光景を見ながら、ひとり自らの性器を弄んでいた。

康則は、この家に麻奈と加奈が着いたときから、自分のことを「お父さん」と呼ぶように要求した。
しかし、二人はどうも呼びにくそうだった。だから、「お父さん」と呼ばせるためにカラダに教え込むことにした。

「先に加奈からだ。麻奈はそれを見ながらオナニーしていろ」
キスをされ、胸をもまれ、ベッドに押し倒され・・・そしてパンティの中に「父親」の手が入ってきた。
そのとき、加奈は悟った。

一年間の自由が・・・この「父親」の管理の下でのものだということを・・・
一年間の自由を楽しみにしていたはずなのに、今まで自分たちを支配していた、
かつての担任教師から自由になったのに、男にカラダを支配されることを拒否できない自分の存在を・・・
支配者により与えられる快楽に抵抗できない自分を・・・

「アっ・・・はぁ・・・はぁん・・・」
軽く唇をかんで、目を閉じて・・・いつのまにか全身に快楽の波が襲ってきたのを受け入れていた。
そして、「父親」の意地悪な指が突然その波を止めてしまった。

そのことが不満な加奈は、顔を上げて、自分を抱く「父親」の顔を切なげに見つめる。
「なんだ? どうしてほしいんだ?」
父親が意地悪く聞く。
「お父さん・・・もっと・・・気持ちよくしてください・・・おとうさん・・・」

17年間、自分を・・・自分たちを育ててくれてきた存在と同じ呼び名で、康則を呼ぶことに同意した。
だが・・・加奈の心に一片の罪さえ感じられていなかった。
「お父さん」という言葉はその日から自分と・・・そして自分と麻奈の・・・支配者を・・・
肉体の、つまりカラダとココロの支配者を・・・呼ぶ言葉に変わった。

麻奈は・・・まるで自分のことのようにその光景を見ていた。
だが、それまでは求められたようにオナニーしていなかった。
「おとうさん」が再び加奈のパンティの中で指を動かし始めると、
加奈と同じ気持ちのよさを感じたくて・・・「おとうさん」の要求に、応じることにした。

麻奈のあと、自分にも同じことが行われるかどうか・・・男の体の構造を考えると、それはわからない。
でも、麻奈も同時に、新たな支配者である「おとうさん」を受け入れた。

「はぁ・・・ん・・・いやぁ・・・」
自分の指で・・・クリトリスを・・・割れ目を・・・刺激する。いつのまにか左手は胸の突起を弄び始め・・・
服ははだけて・・・自分の指なのに、「おとうさん」に犯されているようだった。
自分そっくりの加奈が裸にされて・・・「おとうさん」の肉棒をしゃぶるように要求されたときに、
麻奈は自ら二人に近づき・・・その支配を受け入れるように、加奈とふたり、
右側と左側から、同時に舌で「おとうさん」に奉仕した。

麻奈は、結局加奈よりも先に「おとうさん」の肉棒をその体の中に受け入れることになった。
常に、二人の関係はそうだった。加奈のほうが一歩引いて・・・
しかし、積極的な麻奈がそんな加奈を守ってきたことも事実だった。

そして、そんなお互いへの思いやりが、女としての二人をより輝かせている。
セックスは彼女たちの可憐さに磨きをかける。
それは淫乱少女たち全員がそうだったが、今でも、並んで犯される二人は、時に互いを思いやり、時に嫉妬して競い合う・・・
そうして天使のような美しさは信じられないほどに磨き上げられていく。

母親は、べつに父親と本当の夫婦というわけではない。
一年間娘たちの身の回りの世話をすることが勤めだった。
その意味では、麻奈と加奈の「母親」となった理美子は、おなじ「里親」たちの中でも少々運の悪いほうといえるだろう。

とにかく、麻奈と加奈の、女子高生としての一年は、やはりセックスで幕を開けることになった。
そのことは、淫欲にまみれた人生を宿命付けられた淫乱少女にとってごく自然なことであった。

次の日、麻奈と加奈の「新居」の隣にあるアパートに、二人よりひとつ年上の、大学新入生が引っ越してきた。
首都圏のこの都市にある大学に入学するために、このアパートにやってきた村山剛史にとっては、
知り合いの一人もいない環境での、胸おどる新しい生活、初めての一人暮らしである。

「ねぇ・・・加奈・・・」
窓から、剛史が荷物を運び込む姿を見て、麻奈がなにかを思ったようだ。
「なあに?」
「あれ、さぁ・・・」
指で剛史をさして、無言のうちに同意を求める。
「あっ、ああ・・・」
加奈はその人影に見覚えがあった。幼い頃、二人の家の隣に住んでいたひとつ年上の少年にそっくりだった。

その少年は、麻奈と加奈が4年生のときに引っ越していった。
それっきり会うこともなかったが、物心ついたときからずっと遊び相手だった・・・
二人にとってはお兄さん的な存在だった・・・

剛史にとって、この一年間は激動だった。
ただでさえ、受験生であったことに加え、夏には高1のときから付き合ってきた彼女にふられた。
父親が病気で倒れたりもした。大学にいけないのでは、とまで考えた。
そして、秋のある日、幼い日をすごしたN市にあった高校の修学旅行中のバス事故をニュースで見た。
その犠牲者の名の中に、幼馴染の名前が・・・二人も・・・あった。

二人の葬式のために、7年ぶりに遠く離れた故郷へと帰った。
幼い日をすごしたその空気が、さまざまなことに迷う彼の心の迷いを整理させる契機となった。
自分がまだ生きていること・・・それだけでも十分に幸福なことに思えた彼は、
迷いを捨てて残りの日々を手中して勉強し、晴れて目標の大学の医学部に入学することが出来た。

その入学のための引越しである。晴れがましい気持ちでいっぱいだった。
彼にとって、かつてとはかけ離れた姿になったふたりの幼馴染が、
前の日に隣の家に引っ越してきていることなど、どんな予測からもはるか遠く離れたことだった。

麻奈、加奈だけではなく、淫乱少女たちの「新居」には、なるべく縁もゆかりもない土地が選ばれた。
その一人一人にとって、親戚もいなければ、旅行すらしたことのない・・・
仲のいい先輩が進学した大学と近い場所すら、なるべく避けられた。

だが、それでも、避けようのない天の采配とも言うべき偶然が存在した。
麻奈と加奈と剛史・・・三人は、まるで幼い日と同じように隣あわせの建物に住むことになった。
そして、その初日に麻奈と加奈はそれに気づこうとしていた。

「母さん、もう大丈夫だよ。だいたい運んでくれれば、あとは自分でやるから」
引越しの手伝いに来ていた剛史の母が、疲れた顔をしているところに、缶ジュースをもった剛史が話しかける。

そのジュースを持って外にでた剛史の母。頼もしい息子の姿に、涙が出そうになったのを隠すためだった。
そこを、麻奈と加奈がみていた。
「あっ・・・」
「やっぱり!」
二人は、さっきみた懐かしい人影が、やはり剛史だったことを確信した。

最後にあったときに11歳だった剛史の18歳の姿は、変わっていたために一目では確信できなかったが、
同じく隣に住んでいたその剛史の母親は、記憶のままだった。

二人は顔を見合わせた。

「さてと、そろそろ始めようかな」
ジュースを飲んでダンボールから立ち上がった剛史は、肩をストレッチして気合を入れなおす。
頭の中は希望でいっぱいだった。
この激動の一年を終えてみれば、一年前の予定通りの未来に立っていることは、達成感を満足させる出来事だった。
母親はしばらく手伝っていたが、今日中に帰れるギリギリの時間・・・午後2時には剛史のアパートを後にした。

「これで夕ご飯でも食べなさい。元気でね・・・」
色々といいたいことはあっただろう。
「駅まで送っていくよ」
「いいのよ。この荷物を何とかしちゃいなさい。寝るところくらいは確保しないとね」

母親にも、この一年が剛史にとってどのようなものだったかは良くわかっていた。
口にはしなかったが、幼なじみの双子の死が、剛史の心に大きなショックを与え、その事件を変えたことを母親は知っていた。
だから、双子が・・・仲の良かった剛史を守ってくれたような気がしていた。
涙を見せないように、と、そそくさと母親が立ち去った。
これが、愛する息子との永遠の別れになるなどと、想像も出来ないことだった。

「さて、と・・・」
このままでは、確かに寝る場所もない。テレビや冷蔵庫は明日とどく。
それまでになんとか整理しておかなければ。寝る場所を作る前に、そもそも寝る時間が取れないかもしれない。

「えぇと。これは、どこにおこうかな」
いろいろと部屋の配置を考えてはいたが、やはり実際に部屋に入ってみるとそううまくはいかない。
考え直さなければならないことがたくさんある。それでもとにかく動き始めた剛史の部屋の呼び鈴が鳴った。

「すみませーん」
若い女性の声がした。
「はい?」
ドアを開けると、そこには150センチくらいの小さな、しかし、飛び切りの美少女が立っていた。
見ると、手にドライヤーを持っていた。

「あの、これ、そこに落ちてたんですけど・・・今日引っ越していらした方ですよね。これ、落としませんでした?」

「あっ・・・ほんとだ」
少女の手に握られていたのは、見覚えのあるドライヤーだった。さっき、運んでくるときに落としたのだろう。
「あ、ありがとうございます。えぇと・・・」

少女の手に握られたドライヤーを見ていた剛史の目線は、すぐに焦点を変えた少女の脚・・・
デニムのスカートからのぞく、白くてしなやかな脚を、同じ目線のまま見ていた。

その目線を上にするときも、彼女の全身を見ることを忘れなかった。20センチの距離にいるだけで
心の全てを奪われてしまうような、美少女だった。
「あたし、昨日この隣に引っ越してきた小沢麻奈、高校3年生です。宜しくお願いします」
麻奈は、「他人」のまま幼馴染に自己紹介した。

「えっ。は、はい・・・僕は・・・」
それがやはり幼馴染であることを確認すると、麻奈は心の中でほくそえんだ。
「大変そうですね。お手伝いしましょうか?」
「い、いや、とんでもないです、汚いし・・・」

断ったことを剛史は瞬時に後悔した。心臓が高鳴って顔が真っ赤になっていた。一目ぼれだった。
だからこそ、逃げ回るしか出来なかった。
「それじゃあ、失礼します」
可憐な少女はそう言って頭をぺこりとすると、軽やかな足取りで2階にある剛史の部屋から走って去っていった。
後姿を見送った剛史は、まるで、天使のような少女の残り香を、いつまでも香っていたかった。
後ろでまとめた髪は、麻奈の綺麗過ぎるうなじをあらわにしていた。その光景が、剛史の頭から離れなかった。

淫乱少女である麻奈と加奈は、「おとうさん」の監督の下にあるとはいえ、いわば「野に放たれた虎」であった。
この行為は、麻奈がこの世界でかけた最初の罠だった。
現実の男は、自分のことをみてどう思うのか・・・どうすれば自分をかわいがってくれるか・・・

淫乱少女として、素人を相手にしたことがなかった。
この世界で、初めて普通の男と寝るなら・・・それは剛史しかいない、とこの偶然をセックスに結び付けて考えはじめていた。
淫乱少女の最初の相手には、ふさわしい男だとおもった。

麻奈にとって、自分の女としての魅力を試すのに最高の相手だった。
と、少なくとも麻奈は思っていたが、その実、麻奈と加奈は、女としてまだコドモそのものであった。
生まれて間もない少女でしかないのに、セックスという方法での感情表現だけを極端に訓練されていた。
単純に、懐かしい幼なじみに近づくのに、今の彼女たちにはセックスという手段以外は考えられなかっただけなのだ。

剛史はといえば、さっきの美少女の衝撃から、仕事が遅々として進まなかった。
「あぁ、くそ、おわんねーよ」
気分を変えるために、夕ご飯を食べることにした。
「ちょっと、駅前まで行ってみるか・・・」
そう行って、夕暮れになるとまだ寒い街に向かって歩き出した剛史を・・・麻奈は見逃さなかった。

麻奈のアプローチは実にストレートだった。
駅前のファミレスでひとり食事をしようと歩く剛史に、偶然を装って声をかけた。
「あれ、さっきのかたですよね」
麻奈は、剛史が医学部に入学することを聞きだして、
「すごい・・・頭いいんですね。私も受験生なんです」
勉強教えてください、とは言わなかったが、本屋に連れ込んで参考書を物色することに成功した。
実のところ、剛史は浮き足立っていた。
麻奈はなにより、その懐かしい横顔に見入っていた。
そして、自分が横から見つめているだけで最上級のセックスアピールになることを知識として知っていた。

「あたし、もう食べてきたんで・・・お茶でも飲んでいきます」
麻奈は、そのあと、ファミレスで夕食をとる剛史に付き合った。

「お部屋、片付きました?」
男と二人きりで、夕食の席・・・麻奈にとっても初めての経験である。
幼なじみであることは麻奈のほうしか知らない。
自分がこんな姿に変身してしまったこと、そしてその変身が現実であることを強く実感する。
「いや、まだ・・・全然」

「寝る場所がない、ってやつですか?」
麻奈は親しげに笑う。
麻奈は誘惑しようとした。だが、正面から見つめても、首をかしげて甘えても、剛史は戸惑うばかり。

実のところ、剛史の股間は膨張しきっていた。
この美少女・・・ただ目の前にいるだけでもさまざまな想像を掻き立てられる。
この街にやってきた、その初日。自分の身には夢のような出来事が起こっている。
この美少女はなぜ自分と一緒にいるのだろう。
誰かへのあてつけか? なにか騙そうとしているのか?
自分に興味があるのか?

罠であろうと、それが地獄への入り口であろうと、この幸運を逃す手はなかった。
医学部に合格するほどに見通しの明るい彼の人生に・・・いや、そんな未来のことなど考える余裕はない。
未来のことだけ見て生きてきた少年に・・・軸足を定めて生きてきたストイックな少年にとって、
目の前にあるたった一個の最高の果実が、その人生の全てを狂わせることなど、思いもよらないことだった。

すくなくとも、自分に興味があるとは考えにくい。剛史は高校時代彼女こそいたが、もてるほうではなかった。
現実的で冷静な少年はそう思いなおす。
キスはしたことがあったが、2年近く付き合った彼女とセックスしたこともなかった。
そして、童貞だった。

少なすぎる女性経験では、この世に出てきたばかりとはいえ、淫乱少女に翻弄されることを避けることは無理だった。
あまりにも可憐な目の前の美少女に、少年は頭の中で淫らな想像すら打ち消そうとする。
そして、「ありえない」誘惑を現実的な感覚でネガティブに見る。
そんな夢のような話はありえない・・・そして、純粋に少女の美しさに見入る・・・

しかし、そんなことは、その美少女が、淫乱少女としての「授業で」教わった、
同世代の経験の少ない男への対応の「マニュアル」の中にあった。
一対一で普通の男と向き合うのが初めてである少女のほうが、完全に主導権を握っていた。
平たく言えば、もう剛史は彼女にくわえ込まれていたのと一緒だった。


「やっぱり、私手伝いますよ」
その一言に、彼の心は平常心から完全に飛んだ。
帰り道、麻奈は剛史に腕を組んできた。
これからなにが起ころうとしているか、もう、騙されてもいい。
寒い冬を乗り越えてここにたどり着いた少年の心は美少女の誘惑に一瞬にして壊れ去った。

「あぁ・・・これじゃ本当に寝るところがないですね」
そうだ。そのとおりなのだ。
この少女が自分をからかっているにしろ、天国のような展開が待っているにせよ、まずは場所を確保しなければならなかった。

「えぇと・・・どこから手をつけようかな・・・」
そう言って、後ろを振り向いた。麻奈の意見を求めようと思った。

「むぅっ!」
その瞬間、麻奈はその小さな体を思いっきり投げ出して、口づけしてきた。
「う・・・ぁ」
戸惑う剛史、しかし、麻奈は股間に手を伸ばす。
少年は、いかに強引で、無理があっても、理性でその誘惑から逃れることが出来ない。
「無理しなくてもいいですよ。こんなに硬く・・・濡れてるし・・・いやらしいこと、ずっと考えてたんでしょ」

ジーンズにもかかわらず、剛史の先だし汁はチャックの下からじんわりと濡れてしまっていた。
色の濃いジーンズで、見た目にはわからなかったが、麻奈の指はしっかりとその濡れをとらえた。

「えっ・・・」
戸惑い続けるが、股間の膨張が収まる気配は全くない。男の体は、淫乱少女の麻奈と同じように、正直だった。

こうなると、麻奈のペースだった。
「ふふ・・・そんな窮屈なところに押し込めてたらかわいそう」
麻奈は濡れている部分を確認した右手の人差し指をぺろりとなめると、上目遣いのまま跪いて、
剛史のジーンズのベルトをする、と抜き取り、ついでボタンを外して・・・パンツごと一気にズリ下げた。

剛史の肉棒は反動で跳ねた。すこしだけ、先だし汁が飛んだ。
「もう・・・元気なんですね・・・」
意外なほどたくましい、幼なじみの勃起した性器を麻奈は躊躇なくほおばる。

「あぁ・・・そんな・・・」
剛史は信じられない、唐突な現実になにも抵抗できない。
下を見ると、今日はじめて会った飛び切りの美少女が、かいがいしく自分に口で奉仕している。
その舌使いは、自分が体験したことのない、「天国」そのものだった。
ピストン運動とともに、舌が肉棒にこれでもかと絡みつく。

麻奈は右手と口をいっぱいに使って、剛史にとっての天国を作り出した。
左手は、自分の股間をまさぐり、この状況の中で自分も少しばかりの快感を得ようとしていた。
「あん・・・うん・・・ぅん」
自らも喘ぎ声をあげながらフェラチオを続ける美少女。
天国かと見まがう快楽は、しかし、それを楽しむことのできる時間とは反比例する。

引越しの準備でここ何日かオナニーする暇もなかった剛史にとってはなおさらだった。
「あぁ、もう・・・」
「あぁ・・・ン・・・いいの・・・だひて・・」
そういうが早いか、勢いよく剛史の精液は麻奈の顔めがけて飛んでいった。

「はぁ・・・はぁ・・・」
自分は何もしていないのに、剛史呼吸は激しく荒れていた。
「ふふ。すごくたくさん・・・元気なんですね」
この期に及んでまだ敬語で話す美少女・・・顔は自分の精液で汚れている。
剛史は、天使を汚してしまった征服感と罪悪感で・・・それ以外は何も考えられなかった。

「ティッシュ・・・ありますか?」
精液にまみれた、それでも美しい顔・・・笑いながら、ティッシュを求める。
剛史は、自ら、その精液を拭いてあげることも出来なかった。

その程度のパニックは麻奈にとっては計算のうちだった。
「続き・・・うちに来ません?」
今日は、親がいないから、そういう誘いだった。

一瞬、射精のあとで正気に戻りかけた剛史だったが、麻奈の魅力の前に抵抗は出来なかった。
「うん・・・」


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