白い壁の研究室の1室に1組の男女が椅子に座らせていた。その手には手錠がかけられ椅子から立ち上がることが出来なくなっていた。
 男は40過ぎぐらいに見えるが引き締まった体のおかげでいわゆる『おやじ』には見えなかった。
一方女の方は10代後半だろうか整った顔立ち、肩まで伸びた美しい髪、いわゆる美少女だ。
 年の差を考えると親子だろうか。そんな2人を取り囲むのは見るからに胡散臭い黒服の男たちだった。
 「さて・・・杉田君とんだ失態だったな。上層部はおかんむりだよ。君には責任を取ってもらわないといけない。なーに、殺しはしないよ」
 リーダー格と思われる男が目で合図をすると他の黒服たちは少女の周りを取り囲んだ。
 「な・・・何なんですか。ちょ・・・ちょっとやめてください。・・・ひっ・・や」
 びりぃぃぃぃ・・・
 男たちは取り囲んだ少女の服を引きちぎり露になった胸を揉みしだく。
 「やっ・・・やめろぉぉぉぉぉ・・・」
 杉田は今にも手錠を引き千切らんばかりに身を乗り出し力の限り叫んだ。
 「くそ、やるなら私をやれ、娘には・・・恵に手を出すな!」
 「くくく・・・娘思いの良い父親だ・・・だが、情報を漏らしたのはその愛しの娘だ。当事者に罰を与えないでどうする。
それにお前にとってはこの方がいい罰だと思わないか?」
 杉田は更に顔を怒りで歪め黒服たちに呪いの言葉を吐く、しかし黒服たちは意に介さず。その少女・・・恵を陵辱し続けた。
 「や・・・めろ・・・・僕・・・は男だ。やめろ!・・・やめてくれぇぇぇぇ」
 「ほう?どこが男だって?・・・じゃあ証拠を見せてもらおうか。おい、押さえとけ」
 1人の男が恵の上半身を押さえつけ他の男達は恵のジーンズを引きずりおろそうとする。恵は身を捩り必死で抵抗する。
しかし屈強な男たちの前にはその力は無きに等しいものだった。
 椅子に縛り付けられ、身につけているものは破れたシャツと下半身を包む僅かな布のみ。そんな恵の姿は男達の野性に火をつけるのには十分なものだった。
 「ふふふ・・・どこが男だって? え? 恵ちゃん・・・ここも、ここも、立派に女じゃないか」
 「あ・・・・くぁ・・・ひっ・・・ひぁあああ・・・くっ・・・・この変態どもが・・・いや・・・・や・・・・いあやぁぁぁぁぁ」
 強がって見せるものの震えが止まらなかった。胸を、そして秘部を男たちに愛撫され耐えがたくおぞましい感覚が恵を襲う。
椅子に繋がれた恵にはただ耐えるという選択しか許され無かった。
 「この・・・やめろ・・・・やめろ・・・・もう・・・やめてくれ!!!」
 杉田は恵と向かい合わせで椅子に繋がれていた。目を背けることも許されずただ目の前で行われる陵辱劇を見守るしかなかった。
 「きさまら・・・・きさまら・・・・許さん・・・・許さんぞ」
 「ふふ・・・許さんか・・・・それもいいだろう。ところで杉田君、その股間のものは何だね。・・・とんだ変態科学者だ、娘の痴態で発情かね」
 「こ・・・・これは・・・その・・」
 「そうだ・・・おい、娘を解いてこちらへよこせ・・・・お前らには悪いが面白いものを見たくなった」
 リーダー格の男がそう告げると恵を陵辱していた男達はしぶしぶその手を止め恵の戒めを解いた。
 「おい娘、恵といったなお前の父親を見ろ、あんなになって・・・元男のお前にならわかるだろう。
あの苦しさが・・・どうだ?お前が楽にしてやったら。そうすれば今回の件は不問にしてやる」
 「ふ・・・ふざけるな、だれがそんな事」
 「そうか残念だな、じゃあ先ほどの続きを続けるとしよう」
 男達が待ちわびたように恵を取り囲む、恵の瞳にははっきりと恐怖の色が見て取れた。そして・・・恵は恐怖に屈服した。
 「ほ・・・本当にしたら開放してくれるんだな?」
 「私は嘘は言わん。ただし、誓約書を書いてもらうがな」
 男の言葉を聞き恵はただ無言で杉田の前にひざまづいた。
 「な・・・め・・恵、やめろ・・・」
 「ごめんなさい・・・杉田さん、でも・・・ごめんなさい」
 じぃぃぃぃ・・・
 ファスナーを下げると杉田の起立したものがこの淀んだ部屋の空気にさらされた。
 「ん・・・・んふぅ・・・・はぁ・・・・ちゅ・・・」
 「ははははは・・・・うまいじゃないかひょっとしてもう経験済みかな」
 男達から冷かし、さげすむ声が聞こえる。だが恵はそれらを無視し・・・杉田のモノへの奉仕を続けた。
 「んん・・・んちゅ・・はぁ・・・ん・・・・」
 「やめろ・・・恵・・・・も・・う」
 杉田のモノが震え、限界の時が近いことを訴えていた。だが恵は必死で奉仕を続けた。
 「ちゅ・・・あ・・・はぁ・・う・・・ん・・・・んん?・・・・けほっ・・けほっ・・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・・」
 白い飛沫が恵の美しい顔を汚す、それを見下ろす男の顔は満足げだった。

 「もういいでしょ、僕たちを解放して」
 屈服した恵の姿を見てリーダー格の男は笑いをこらえながら恵に言い放った。
 「ん? 私は開放してやってもいいんだが他の者たちは許さないみたいだぞ。それじゃあ私は帰るから後は彼らに許しを得てくれ」
 「そんな・・・そんな・・・いやだ・・・・いや・・・いやあああああああああああ」


 「・・・・・って事になりかねないからくれぐれも内緒にしといてくれ」
 そう言う杉田に僕は顔を真っ赤に染めながら猛然と抗議した。
 「ちょっと・・・・杉田さん、なに僕で変な妄想しているんですか」
 「ひょっとして・・・・怒ってる?」
 「当たり前ですよ。それなら僕にも考えがあります。もう絶対に『お父さん』って呼んであげないですよ」
 僕の言葉を聞いて杉田は真っ青になって取り繕った。
 「じゃ・・・じゃあこうしよう、恵この間スカイライン運転させて欲しいって言ってじゃないか・・・今度1日貸すから・・・・なっ機嫌直してくれよ」
 「ガソリンは?」
 「うっ・・・・わかったよ満タンで貸すからぁ・・・・」

 こうして杉田の情けない声と共に車好きの馬鹿親子の夜は更けていった。

   The End

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