「あぁん・・・なおぉ・・・うまぃ・・・」
他の男に真奈美ちゃんをとられたくない一心で、僕は、クンニがうまくなるための特訓をしてきた。
僕は、何とか処女を守っていた。どうしても、男の子とばかり遊びたがる僕。
そのほうが、安心するのだ。女の子は、自分が女の子になって1年ちょっと経つ今でも、どうも苦手だった。

だから、男の子と遊ぶことが多かった。中一とはいえ、もう、多くの男は、しっかり「男」なのだ。
僕自身がそうではなかったから、かも知れないが、ちょっと無用心だったかな、と今では思う。
思春期の少女の世界に突然投げ込まれた僕は、それまで男として成長してきたものが突然、女としてのそれに変わったのだ。

成長の遅かった僕でも、確かにおちんちんは大きくなり始めていたし、毛も生えつつあった。
そんな過程はあの日突然中断されて、変わりに、最初はかすかに膨らんだだけだった胸はこの一年で、
はっきりと「おっぱい」と呼べるほどには成長し、下半身にも薄いながらも毛が生えそろった。
腰の辺りは、ウェストが太くならない変わりにおしりが少しずつ大きくなり、はっきりしたくびれが出来つつあった。

真奈美ちゃんは僕のおしりが大きくなると、
「またエッチな体になったね」
胸が大きくなってくるたびに、
「いつももんでるからだよ」
といっては僕の羞恥心をくすぐる。

でも、僕はオナニーなしでは生きていけない。
自分が女の子になったことを実感させて、それが幸せなのだと説得してくれるものは、
オナニーで、女として誰かに抱かれている想像をしながら身悶えることだった。

人工の美少女である、僕は、同級生の男たちと遊んでいて、その中の一人に告白された。
いや、3人・・・正直に言うと・・・7人のグループの全員に告白された。
でも、僕は、まだ、男の子と付き合うほどまで女の子になりきれていなかった。
あるいは女の子になりきっていたからこそ慎重だったのかもしれない。

僕は自分が女の子になったことを結構楽しんでいただろう。
中学生だから化粧して学校に行くわけにはいかないけれど、
最初は大きめだったセーラー服に、体のほうがあってくると
スカートやソックスのはき方ひとつで足の見え方が変わるし、
胸元をどうみせるかもその日によって微妙に変えることが出来る。

化粧なんかしなくても、髪型をみつあみにしてみたり、ただ後ろで結ぶだけにしてみたり、髪とのバランスで、顔の見え方も変わる。
それが、男の子たちを楽しませることもわかってきた。
毎日、僕がどんな顔をして学校にやってくるかを彼らはみんな楽しみにしている。

誰かがそういったわけではないけれど、男の子たちは、部活の朝練習がなくても、早くから学校にきている。
僕のクラスに、僕が早めに登校して教室に入ったとき、そこにはすでに12人の男子が僕の来るのを待っていたこともあった。
そう。ぼくもそれが楽しみで、朝早めに学校に行くのだ。
僕は自分がかわいい女の子であることを完全に楽しんでいた。

一方で、女の子の友達はいなかったわけではないが、男の子がみんな僕をひいきするので、僕につらく当たってきた。

彼女たちは僕をいじめる。でも、それを男の子たちが守ってくれる。その繰り返し。
僕は、男の子たちに守ってもらうほかはなかった。

「やめろよ」
僕が女子トイレの中で、上級生を含むたくさんの女の子に囲まれて、絶体絶命のピンチだったとき、
そのとき近くにいた、彼らのうちの何人かは、女子トイレに駆け込んできて僕を助けてくれた。

「奈央は俺たちの仲間だ。こいつにひどいことをしたら絶対にゆるさねぇ」
そう、啖呵を切って泣きそうだった僕を連れ出してくれた。
「これからは、俺たちが見はっててやるから、男子トイレ使えよ」
さすがに、そんなことは実現しなかったが、うれしいことを行ってくれる仲間たちだった。

「みんな・・・ありがとう・・・」
仲の良かった、僕を含めて8人のグループ。
それは、いわば「奈央ファンクラブ」だったが、この7人が次々に僕に告白してきたときは、いやだった。
でも、そのあと、他の男もどんどん僕に告白したり、誘ったりしようとしてきた。
そんななかで、その7人は、僕を守ってくれる騎士たちに思えたのだ。

グループ、といっても、他の男子たちも、その中に何とか入ろうとしてくる。
事実、僕を含めたこの8人の中に他の男子が入ってくることもあったが、最初にいた7人は僕の中では別格だった。

僕を守ってくれる7人の騎士たち。
みんな僕に振られたにもかかわらず、一人だけ女の子なのに、僕を仲間の一人として、大切にしてくれる。守ってくれる。
彼ら男子の中で生活することが出来たことは、とても幸運だった。
女の子になっただけで、自分の中身が何も変わっていないことを感じることが出来た。
安心することが出来た。

でも、そこは女の勝手さがいつの間にか僕に身についていた。
彼らは、僕の目つきや、しぐさや言葉の優しさに、それだけで幸せになってくれる。
それを知って、ちゃっかり利用して、学校中のみんなに注目されながら、女子中学生ライフをなんとか送っていた。

もともと男であり、今は女の子である僕は、直感的に自分の存在の不安定さを受け入れていた。
都合のいいときに男、都合のいいときに女、自分を使い分けることで、僕はこの中学校という世界の中で生きる術を身に着けていた。

そうこうするうちに、いつの間にか、僕は学校中の男の、アイドルになっていた。
学校中の女子から嫌われるとともに・・・

学校の女子で唯一の僕の味方、真奈美ちゃんとは、たまにレズのようなことをしていた。
僕は、やっぱり、男たちよりも真奈美ちゃんが好きだった。
そう。真奈美ちゃんの厳しさも、優しさも、顔も、全てが好きだった。
お姉ちゃんとして、僕の女の子の先輩でもある、お姉ちゃん。
今年は、高校受験だから、あんまり遊んでもらえないかもしれない。そんな不安をかかえている。

そして・・・僕の、小さな胸に芽生えている恋心は・・・同性であり、姉である、真奈美ちゃんではなく、
実は・・・真奈美ちゃんと同じ目をした一人の男に、向かっていた・・・

それは、お父さんだった。一年前から・・・お父さんと呼ぶようになった人・・・
毎朝・・・毎晩あっているけど、いつも、すごく・・・素敵・・・
女の子として、奈央として、この家に来た日から、ずっと、僕の恋心は育つばかりだったのだ。
それが真奈美ちゃんと同じ顔をしているからか、あるいは本当にお父さんのことが好きなのかは今となってはわからない。
でも、とにかく好きになってしまった。

「なお〜。もう、最悪。エッチするつもりなら、風呂くらい入っとけってかんじなんだけどぉ」
中学3年生にして、男をとっかえひっかえ状態の真奈美ちゃんだった。
高校生のみならず大学生、サラリーマン、おじさんまで・・・
それだけハズレくじを引くことも多い。そんな時、僕はたまった不満と性欲の処理のための道具にされる。

僕の部屋に入ってきて、そんなことを言った真奈美ちゃんがベッドに座って
「ね、おねが〜いぃ」
と、僕を誘う猫なで声を出し始めたら、僕は逆らえない。
僕は、真奈美ちゃんの目の前にひざまずいて、セーラー服のまま、
スカートの中のパンティまで脱がせて、真奈美ちゃんの足を開いて、
さっきまで男と遊んでいた真奈美ちゃんの、その部分を、なめ始める。

「いやぁ・・・ん」
お姉ちゃんに、お口でご奉仕する僕。負けない、男になんか。
男であることを奪われた僕は、女の子に順応しながらも、男としての炎を全く失っていたわけではなかった。
男としての性的衝動を失ったそれだけで、真奈美ちゃんへの憧れを捨て去ることは僕の心が許さない。

学校中の男が、僕に示してきた情熱と同じものを、真奈美ちゃんに見せたかった。
「そうそう、あんっ・・・うまい・・・いいこね、なおぉ」
僕の頭をなでながらほめてくれる真奈美ちゃん。
そうすると男はどっかにいってしまい、自分が真奈美ちゃんの忠実な妹であることに喜びを感じてしまう。

「あはぁ・・・もう、りっぱな女の子ね・・・女の子の体を、良くわかってる・・・」
僕は、真奈美ちゃんと同じか、それ以上にもてるけれど、僕は、男のものじゃない。
僕は、まだ男を知らない。でも、真奈美ちゃんは、もうとっくに処女じゃなくなってる。
そして、真奈美ちゃんの男遍歴の中に僕の名前を加えることは永遠に出来ない。
それが、切ない。でも、だからこそ、気持ちを込めてお姉ちゃんのおまんこを、クリトリスを、丁寧になめるのだ。

それは、体の成熟に引きずられて、心まですっかり女の子になりつつあることへのささやかな反抗でもあった。
ここで、「心」というのは、思春期の僕にとって、男が好きか女が好きかということとほぼ同じ意味だ。

病気なのだから、女の子になってしまったことは仕方がない。
僕は、レズとして生きていくか、男と結ばれるか、その選択肢でこの1年間ずっと悩んできた。

「あはぁ・・・ぁ・・・なおぉ・・・さいこうだよぉ・・・」
ほめられてうれしいと同時に、僕は切なくなる。
男としてずっとあこがれの女の子である、真奈美ちゃんとはこんな形でしか結ばれず、
そして、真奈美ちゃんと同じ目をしたあの人・・・お父さん・・・は僕の一番大切なお母さんと結ばれているのだ。

僕は、この家の中で、みんなから愛され、同時にみんなを愛している。それも、狂おしいほど。
男として真奈美ちゃんを、娘として、お母さんを、そして・・・女として・・・お父さんを・・・

「お父さんのこと・・・きらい?」
レズ行為が終わったあと、ハダカのまま真奈美ちゃんが僕に聞いてきた。
僕の心は、きゅうん、となる。そして、どきどきが始まる。「お父さん」という言葉を聞いただけで。
「きらい?」という言葉に僕は強く、過剰に、反応してしまう。

ぶるぶるぶる、と、激しく首を振る。
「ふふふ、そう?安心したよ。あんまりお父さんが話しかけても無愛想だから」
それは、話せないくらい緊張するから・・・とはいえなかった。
その会話はそこで終わったが、この気持ちを悟られなかったかどうか、心配だった。

血の関係のないお父さんを好きになることは、問題のないことだ。
それが・・・母親の夫でさえなければ・・・
そして、そっちの方が大きな問題となり、自分が男か女かの結論は今日も出ないままおわる。

そんな僕にとって、転機となってしまったのは、お姉ちゃんが塾に行って、お父さんと、お母さんがまだ仕事から帰ってこないある日だった。
その日、お父さんの書斎、と言う名の物置に一冊の日記らしき冊子を見つけたことから始まった。
「誰の日記だろ?」
誰の日記であっても、この家の自分以外の誰かの日記だ。そして、表紙からして、多分お父さんのものだ。
それを開いたとき、私は目を疑った。

「3月12日
おそらくは生理前、性欲非常に高し。フ、途中まで。手は縛ったまま。
棒を3度突き刺すだけで果てる。ドールのVでも果てる。
ドールに返報するも、2号の方がうまい、とけなされる。最後は後ろから」

暗号のようなことが書いてある。しかし、同じようなことが、ほぼ毎日書き連ねてあるのだ。

「4月2日
フ、最後まで。休んでいる間、ドールVにて遊ぶ。自らも。
既に1、2号献上の件、承諾させる。DのVで2度果てる。私はもう一度フで」

なに、これ?
ぱらぱら、とめくる。昨日のところには、こう書いてある。
「4月28日
ド2号との後合流。2号成熟十分との報あり。B−0。フ、とちゅうまで。ク−L、
果てる。最後は正。口にドールがのる。皆果てる」

なに? これ・・・
これ・・・でも、まさか・・・お父さんとお母さんのセックスの・・・記録?で
も、ドールって、2号って、性器のたとえだろうか・・・多分、そうだ。でも、こんな、いやらしい・・・
きのう、お母さんが、あの人にフェラチオして、そのあと、正・・・って。正常位でってこと?

暗号めいた単語で書かれたその日記。
わからないことはたくさんあったけど、興奮しながら、その日記を読み続ける僕・・・
股間に・・・おまんこに・・・手が伸びる・・・
「あぁん・・・」
お母さんを・・・こんなふうに手篭めにして、記録までつけるにくい男・・・
でも、僕の恋心はその人に向かって・・・お母さん・・・うらやましい・・・あの女・・・

「あはぁん・・・あん・・・」
いったい、誰に感情移入してオナニーしているのかもわからないまま、
エッチな水を書斎の床をぬらして、僕は、いってしまった。

僕は、その日記を元に戻して、その部屋を出る。
気づいてないかな・・・ご飯の時間でも不安になる。
そして、次の日も、その次の日もその日記は、同じところに・・・少し位置を変えておいてあった。
まるで、わざとらしい。それは気づいてた。でも、見たい。
僕は、危うい空気を感じていて、それでもこの盗み見を、やめることが出来なかった。

内容は、毎日お母さんが寝室でお父さんにいたぶられる様子が書かれている。
僕なりに解読したところでは、お母さんは、まるで、道具のように、おもちゃのように扱われている。
僕は考えなくてもいいことまで考えて、自分を責めようともしてしまう。
そんな、ひょっとして、お母さんは・・・僕を助けるため、手術のお金のために・・・お父さんと結婚したの?
そして、毎晩・・・こんなふうに・・・

「あぁん・・・」
そうは思いながらも、僕は股間に向かう手をとめることが出来ない毎日が続いてしまうのだった。
そうやって、お母さんがつらい目にあうことを自分のせいにして、
「だから奈央がお父さんに代わりに責められてるの・・・」
そんな、想像の中でのストーリーを作り上げて。

僕の、日課に、なってしまった。お父さんの日記を読みながら、オナニーするのが・・・
そして、お父さんにいたぶられるお母さんに、娘である自分が感情移入しながら。
お父さんに、この日記に書かれてあるとおりのことをされる想像をしながら・・・

そして、運命の日が・・・やってきた。

「5月8日
ドール、2号献上遅きにつき叱責。フ・・・」

「なにをしているんだい?」
うそっ? そこまで読んだところで、後ろからお父さんの声がした。
誰もいないはずなのに・・・僕は後ろを振り返る。
オナニーするために、コットンのスカートだけで、パンティもはかない格好で。
床に座り込んで、おまんこをいじっているところを・・・みられてしまった。

「おとう・・・さん」
せめて、お母さんなら、まだ言い訳も出来た。しかし、最悪の人に見つかってしまった。
一瞬にして、顔が真っ赤になった。

「ダメじゃないか、人の日記を」
僕は、信じられずに、しかし、すぐにスカートを戻す。
「返してもらうよ」
僕の手から日記を取り上げようとするお父さん。
その手に力を入れて、僕は抵抗する。

「どうしたんだ?」
「おとうさん・・・」
「ん?」
「これって・・・」
「これって?」
僕は勇気を振り絞って、聞く。
「これって、お母さんとのセックスの記録でしょ?
フはたぶん、・・・おちんちんなめることでしょ。それに、ドールとか・・・いやらしいもののたとえを・・・」

そこまで聞くと、お父さんは僕に聞き返してきた。
「ふふふ。だからどうだというんだい? 僕らは夫婦なんだ。
もう、中学2年生だろう。大人がなにをするのか知らないわけじゃないだろう」

「でも、こんな・・・不潔・・・」
突然、私に男の顔を、大人の男の顔をお父さんが見せる。
「今日も、これからするの? お母さんをいたぶるようなことを」

僕は、負けずに聞き返す。それは・・・なにがそうさせているのか、もうわからない。
ただ、お母さんを陵辱から守りたいのか、日記を盗み見した自分の罪を相殺させようとしているのか、
それとも・・・自分が身代わりになってお父さんにしてほしいのか・・・

「やめてほしいのかい? お母さんが嫌がっていなくても?」
「えっ?」
お母さんが、嫌がっていない? そんな、いたぶられていても、いやがっていない?
お母さんが? こんなことから? 縛られたり、毎日おちんちんをなめたり、そんなことを?

「ショックをうけたか?」
僕は、答えることが出来なかった。
「ムリもないか。君にとっては大切なお母さんだものな。
そのお母さんが、喜んで、いやらしいことをされて喜んで腰を振ってるなんて、娘としても、息子としても、許せないかもしれないな」

「うそ・・・そんなの・・・」
僕のあこがれの人が、今、目の前で、とんでもないことを言っている。
「おかあさんは、そうされるのが好きなんだ。いやらしいことを。恥ずかしいことをね。それは、君も同じだろう」
「あたしのために・・・じゃないの?」
自分の中で勝手に、お母さんが体を売って、僕を助けたのだというストーリーを作り上げていた僕は、
それを真正面から否定されるようなことを言われて、ショックを受けた。

「お母さんは、自分から望んで、この家に、俺の元に来たんだ。君のためじゃない。偶然さ」
「お母さんが・・・望んで、こんなことを?」
「そうだよ。君のお母さん、恭子は、進んで、僕の奴隷になったんだ」

そういって、お父さんは、僕のあごを親指と人差し指で抱え、顔を僕に近づける。
どれい・・・お母さんが・・・そんな・・・
「それとも、奈央が代わりに奴隷になるかい?」
奴隷、という言葉に僕は反応した。さ
っき、お母さんが奴隷だったという言葉とは全く違った、甘美な響きを持つ言葉に聞こえた。

「もっとも、それでも恭子は奴隷をやめないとおもうがね」
にやりと笑ってお父さんが続ける。
僕は、奴隷じゃない・・・でも、お父さんの奴隷なら・・・正直に言うとなってみたいかも・・・
事実、僕はずっと、お父さんとエッチすることを、陵辱されることを想像して、オナニーしていた。
「あたしは・・・ち・・・」

突然、僕の唇を、お父さんの唇がふさぐ。強烈なキスだった。
はじめて、男とキスした。それが、お父さんと・・・あこがれの人と・・・
奴隷、その意味はわかる。
もう、奴隷になってもいいかな、という方に心が傾いてしまった。

「んっ・・・」
お父さんの舌が僕の口の中を蹂躙する間、僕は何も出来ず、目を閉じて快楽に耐える。
でも、しばらくして、自分を一瞬だけ取り戻す。

「やめて!」
唇を自分の力で振り切った。
「お父さん、こんなのって・・・」
うつろな目で、立ち上がったお父さんを見つめる僕。

「ふふ。意外に気が強いな。オナニーしてみろ」
「えっ? なに?」
「聞こえなかったのか? ノーパンなんだろう? そのスカートを上げて、オナニーするんだ」

お父さんは、僕の心を見抜いている。次の瞬間、僕の抵抗が、終わりを告げた。
お母さんを救おうとする抵抗も、自分が奴隷となるまいとする抵抗も、すべてが。
ここにきてお父さんは、少しも笑おうとしない。本気で僕に命令しているのだ。
その目の冷たさ・・・真奈美ちゃんと同じ温かみを持った・・・僕は、これにはどうしても逆らえない。

「んっ・・・あっ・・・」
スカートをめくって、いつものように、割れ目を指でなぞるとこから始める僕。
「あぁん・・・あっ」

余った左手で、その割れ目を軽く開く。
まだ処女の僕は、指を軽く入れるだけしか、この穴を使えない。
「オナニーしながら聞きなさい。いいね」

「あぁん・・・はい・・・」
私はくちゅくちゅ、といやらしい音を立てながら、割れ目をもてあそぶ。お父さんが見てる・・・
そんな恥ずかしさが僕の感じる気持ちよさを何倍にもしている。

「さすがに恭子の娘だ。いや、元は息子だったか。お母さんは、向こうにいた頃から、ずっと僕の奴隷だった」
うそだ・・・そんな・・・でも、指は動き続ける・・・
「私が日本に帰ってきてからも、彼女は僕との関係を続けたがった。だから、僕は、結婚を承諾した」

「あぁん・・・あっ・・・」
「娘も一緒に奴隷として差し出すことを条件にね」
「あぁん・・・そん・・・な・・・」

オナニーで真っ白の僕の頭の中。考えがまとまらない。つまり・・・
「君は、はじめから、奴隷にされるために女の子にされたんだよ。
そして、一年かけて、そのための調教を、真奈美が行った」
「あぁん・・・あぁん・・・いやだ・・・そんなの・・・」

そういわれても、怒りがわいてくることはなかった。
これほどの衝撃の事実なのに、奴隷になるために、すんなりと受け入れることが出来た。
むしろ、興奮から、指はさっきより激しく動き、いつの間にか、クリトリスをむいて、刺激を与え始めていた。
いつものように、オナニーを楽しみ、それがお父さんに・・・あこがれの人に見られていることで、
そして命令に従ってしていることで興奮と快楽を何倍にも増幅して・・・

「いやぁ・・・」
「それを、喜んで受け入れるように・・・なったじゃないか。立派な奴隷に。いや、奈央は生まれついての奴隷か」
「あぁん・・いやだぁ・・・」

お父さんの言葉は、どんなに否定しようとしても正解だった。
口ではいやだといってても、僕の指は止まってくれない。
それがなぜだか僕は知っている。心は、自分が奴隷にされることを望んでいるから・・・。

「あぁん・・・いく・・・」
と、そこで、お父さんが僕の細い腕をつかんだ。
「中学2年生か。これからゆっくり好みの女に育ててやるからな」
あぁん・・・うれしい・・・僕は、いかせてもらえなかった不満など忘れるくらい幸せな気持ちを目線に託して、お父さんを見つめる。

女の子になってしまった事実と、この一年間という時間は、取り戻せない。
僕は、男ではなく、女の子になってしまった。
もう、ここまで来てしまったら、今の自分の気持ちに素直になるほかないのだ・・・
「さぁ、行くぞ」
お父さんは私の腕をつかんで立ち上がり、寝室へと向かった。

ドアを開けると、そこには信じられない光景が広がった。
「お母さん・・・」
お母さんは天井からつるされた鎖につながれ、その股間には、極太のバイブレーターが突き刺さっている。

そして、それを真奈美ちゃんが、かき回している。
「あぁん・・・」
ギャグボールをはめられた口から喘ぎ声が漏れている。
「恭子、お前の仲間だ」

お母さんが、恍惚に満ちた表情のままこっちを見た。
しかし、すぐに恥ずかしいからか、目をそらした。
両手をつるされて、ハダカで喘いで、身を隠すことなど出来ないのに、それでも顔だけはなんとか隠そうとする、お母さんなりの羞恥心・・・
僕はやっぱりショックだった。

「どうした、ちゃんとあたらしい仲間に挨拶しろ」
「あぁ・・・奈央ちゃん・・・よろしく・・・ぅあっ・・・」
そこまで言ったところで真奈美ちゃんがひときわ強くお母さんのおまんこをかき回した。
僕は、みたこともないお母さんの痴態に、心臓が止まりそうで、倒れこみそうになった。

「こち・・・らこそ・・・」
目を丸くしたままとっさに返事をしたものの、自分がなにを言っているのか、全然わからなかった。
35歳をむかえたが、年の割には若くて、美人なことがずっと僕の自慢だった母。
その成熟した体が、おまんこから全身に走り抜ける快感に震えている。
そして、僕はおまんこから、いつのまにかよだれをたらしていた。
足の内側をつたうあたたかいもの・・・自分が性的興奮を覚えていることを認識する。

同じ女として、これほどまで気持ちよさそうに身悶え、
目もうつろなままにこちらを見たかとおもうと羞恥心からすぐにそらす。

そんなことを繰り返すお母さんを見て、僕の心はパニックになる。
お母さんの恥ずかしそうな目に、見てはいけないという気持ちと、そして、自分もああされてみたいという気持ち。
お母さんに対する、不潔だという嫌悪の気持ちと、うらやましいという羨望の気持ち。

真奈美ちゃんに対して、やめて、というお母さんを守りたい気持ちと、もっとやってあげて、
というお母さんの望む快楽を応援する気持ち。
いろんな気持ちが僕の中で戦っていた。
気持ちの葛藤に呼応するように、目を伏せたりうっすらと開いたりする僕。
あふれ出る涙を隠そうとしたのか、顔を覆った指の間からお母さんの痴態を見たり・・・

そんな乱れた心をひとつにまとめたのは、僕の体の外から耳に入ってくる、愛しいあの人・・・お父さんの声だった。

「奈央、よく見るんだ。奈央もああなるんだよ」
それを素敵なこととおもうか、嫌悪を感じるか、そういうレベルではない。
僕の心がお父さんの言葉で選択したのは、今、目の前でもだえる母のようになることの是非ではなくて、
お父さんの命令に従うという、奴隷としての自分だった。

お父さんが僕の肩を抱いたかとおもうと、服を脱がせた。
「あぁん・・・おとうさん・・・」
「ご主人様、と呼びなさい」

「は・・・い、ご主人様・・・あぁん・・・」
早くも胸をもまれ、軽くおまんこをいじられ、私は出来る限りかわいい声でわななく。

「さぁ、私のものをしゃぶりなさい」
お父さんが、ご主人様が、僕の耳元でささやく。
「はい・・・」

僕は自分からひざまずいて、お父さんのズボンとパンツを下ろす。
もう、硬く、大きくなっていたお父さんのペニスが、反り返って僕の目の前に現れる。
一年とちょっとぶりに、男のおちんちんを見た。なんて懐かしい。そして、なんて・・・大きいのだろう。

「あぁ・・・」
どきどきしたまま口にチンポを含む。またひとつ奴隷としての一線を踏み越えた。
男だったころ、こんな使い方を知りもしなかった僕が、一年ちょっとで、
こうして奴隷として、大きなおちんちんを口に含んでいる。

「こんなに・・・おおきい」
口に含むだけでも大変なご主人様のチンポを、私なりに、丁寧になめ上げる。
私は、お母さんと、お姉ちゃんに見守られながら、お父さんのチンポをしゃぶる。

これが・・・私の奴隷としての新しい生活なんだ・・・こんなはしたない女になりました・・・
それをお母さんに披露する僕。お母さんが望む、お母さんと同じ、奴隷になったことを・・・
「ふふふ。うまいじゃないか。これから真奈美と私がご主人様だ。恭子と奈央は、奴隷だ。わかったな」

「ふぁい・・」
私はチンポをしゃぶりながら答える。これが、今の私にとっての、奴隷としての・・・幸せなのだ。

「お母さん・・・ごめん・・・」
拘束から解放されたお母さんに僕は謝った。
「そんな、お母さんこそ・・・ごめんなさい・・・」

黒のランジェリーを身につけたお母さんが僕に謝る。
「いいの。あたしは、こっちの方がしあわせだから・・・」
本心から出た言葉だった。

「あぁん・・・」
四つんばいになった僕のうしろから、ご主人様が、チンポを挿入する。
処女とは思えないほどうまく入ったと、あとから真奈美ちゃんが言っていた。
きっと、お父さんがうまくて、あたしが、エロいから・・・

「あぁん・・・」
はじめてなのに・・・いたくて・・・でも、きもちいい。
この日のために、入り口を、やわらかくしていた。オナニーで・・・きっと、この日のために・・・
お父さんに、入れてもらうために。でも、本当にそれがかなうなんて・・・

なにより、奴隷として、ご主人様のチンポに貫かれるときが、これから至福のときとなる。
その最初のセックスなのだ。幸せでないはずがない。
「あぁん、あん、あん、おかあさん・・・まなみちゃぁん」

真奈美ちゃんとお母さんが、それぞれのおまんこにバイブレーターを入れて慰めあっている中で、
ひとりご主人様のチンポに貫かれる、この幸せ。
そして、愛する人全てに見守られながら、愛するご主人様に処女を奪われているこの幸福・・・
好きな人に、入れられて、奴隷にまでしてもらえた。二重の幸福。
奴隷としての、私の生活が、最高の形で、始まったのだった。

「ほら、奈央、みろ、お前が生まれてきた穴だ。あんなに美味しそうに、バイブをくわえているぞ・・・」
「はぁん・・・ほんとだ・・・おいしそう・・・」
その一言のあと、お父さんは、私を貫く体位を変える。

「どうだ、恭子、真奈美。愛する娘の、妹のここは・・・」
「わあぁ、美味しそうね」
「はじめてなのにね・・・」

「あぁん・・・そんなぁ・・・でも・・・もっとみてぇ・・・」
「やっぱり、恭子さんもなおも、淫乱ね。それもすんごい。奴隷だけあるね」
真奈美ちゃんが、私たち母娘のことを、はじめて、奴隷と呼んだ。
「なおぉ・・・これからは私の奴隷として、妹として、今まで以上にかわいがってあげるからね」

次々に与えられる、幸せな言葉。そして、快楽。
私は男であったことなど、忘れたいと思うくらい、この幸せに浸っている。奴隷としての幸せに。
奴隷という言葉の甘美な響きに溺れそうになりながら。

お母さんがそうのぞんだから・・・
僕は、自分が本心から望んでいた、奴隷になってしまったという事実を、
恥ずかしさから逃れるために、心の中でお母さんのせいにして逃げようとする。

「あぁん、あぁん・・・」
おまんこには激痛が走り続ける。でも、こうやって喘ぐのは、もちろん、奴隷として義務付けられたから。
勝手に自分で作った義務かもしれない。でも、ご主人様が不快にならないように、必死なのだ。
「おぉっ、でるぞ・・・」

そういうと、お父さんは僕のおまんこからちんちんを抜いて、精液を僕の顔にかけた。
「あぁ・・・いやぁ・・・」
たまらない、このにおい・・・変なにおい。
「恭子、娘の顔をなめて綺麗にしてやれ」
お父さんの命令で、僕の顔をお母さんが抱いて、なめ始める。
お父さんの精液を、丁寧になめて、僕の顔を綺麗にする。

「なおちゃん・・・ごめんなさい・・・お母さんを、ゆるして・・・」
僕は心の中でうなずいた。
「いいの・・・おかあさん、それより・・・お父さんの精液、おいしい?」
おかあさんはこっくりとうなずく。
僕はいつか自分も飲むことになるであろうお父さんの精液をほんの少し、唇についた分をなめただけだった・・・
味の問題じゃない。おいしい、とうなずいたお母さんの気持ちが痛いほどわかってしまう。

「奈央、お母さんを許すのなら、自分が生まれてきた穴を慰めてあげなさい」
あたらしい、命令が下された。

「はい・・・」
私は空虚な表情で、しかし、目にはしっかりと快楽に翻弄された幸せがきざみこまれたまま、そう答えた。
そして、そう答えるしかなかった。
恥ずかしがって、一瞬いやがったお母さん。でも、お母さんも僕と同じ奴隷なのだ。
もう、親子ではない。ご主人様の命令に背くことは許されない。

「 あはぁん・・・」
僕は懸命に自分の生まれてきた穴に舌を這わせながら、お母さんの喘ぎ声を聞いていた。
身も心も、嬉々として、奴隷であることを受け入れ、奴隷になるために女の子にされた自分の運命を、
心のどこかでほんのすこしだけ呪いながらも、体中に走った快楽に負け、奴隷としての自分を、完全に受け入れたのだった。


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