真希の部屋から近くにある高校。その校門近くに、二人の女が立っていた。
一人はピンク色のスーツをビシッときめた大人びた雰囲気、もう一人はその高校の制服に身を包んでいた。
「真理(まり)、作戦どおりやるのよ」
「わかってるわ、純子(じゅんこ)」
真理と呼ばれた女子高生風の女は元堀越真、純子と呼ばれた女教師風の女は元久保純一、
つまり二人とも真希の僕と化した者たちだった。
「おはようございまーす」
「おはようございまーす」
最近は学校も警備が厳しくなっているが、二人は関係者の振りをして何食わぬ顔で侵入した。
「起立! 礼! 着席!」
朝のホームルームの時間。教室に入ってきたのは担任の河原由紀子(かわはらゆきこ)…ではなかった。
教壇に立ったのは、ピンクのスーツの女…純子だった。
由紀子はというと…朝の職員会議前にトイレで会ったときに純子に襲われ、すでに精気を吸い尽くされていたのだ。
それなのに、クラスの生徒達は誰一人としてそれに気づかない。
純子が生徒の中に紛れ込んでいた真理と目を合わせ、お互いににやりと笑みを浮かべた。
真理は、誰にも気づかれない間にクラス全員に暗示をかけ、純子のことを由紀子だと信じこませていたのである。
もちろん自分のことも、このクラスにいた本橋絵里(もとはしえり)という女子生徒だと信じこませてあった。
本物はとっくに真理の毒牙にかかっていたことは説明の必要もないだろう。
「さて、今日のホームルームでは、皆さんに性について考えてもらいます」
にわかに教室が色めき立つ。
「はい、静かにしなさーい。皆さんはもう高校生。
男の子とか女の子とか、いろいろ性別について悩んでる人もいるかもしれません」
純子が教卓に手をつき、生徒たちを見渡した。
「特に男の子。女の子とセックスするとき、自分のほうが女の子よりいつも上の立場だと思っていませんか?
確かにその通りです。男の子は女の子より力も強いし、強姦という言葉もあるように、
男の子に無理やり襲われたら女の子は手も足も出ません」
先生からいきなり出た彼らには刺激の強い話に、男子生徒は盛り上がり、女子生徒は絶句した。
「しかし、それでは男の子と女の子の間にいい関係などできません。
では、どうしたらいいのでしょうか?
答えは簡単です。男の子にも女の子の気持ちを知ってもらえばいいのです。
よくテレビでも女の人が言いますよね、『男の人は女の気持ちをぜんぜんわかってくれない』って。
でも、それも男の子が女の子の気持ちを知ることができれば問題ないんです」
そこまで言って、純子はもう一度教室を見渡した。
「そこで、今日はちょっと、男の子のみんなに女の子をやってもらいまーす」
教室内が一気に騒がしくなった。
「はいはいはーい、皆さんはそんな無茶なと思うかもしれませーん。
でも、こんな社会で必要なことを今のうちに知ることも大切なことなんでーす。ま…本橋さん、前に出ていらっしゃい」
純子は、一瞬真理と言いかけてから、本橋の名を呼んで真理を前に呼び出した。
「さあ、やりなさい」
真理が小さいバトンのようなものを上に掲げた。
まばゆい光が教室いっぱいに広がる。
やがて光が消えたとき、生徒たちは全員が机に突っ伏していた。
「さあ、みんな起きなさーい」
純子が教卓の上でパンパンと手を叩いた。
全員が恐る恐る目を覚ます。
そして、自分の体を見下ろし、次に隣を見て、一様に驚きの声をあげる。
「げげっ、何で俺がそこに…」
「いやあ、なにこれぇ…」
「ちょっと、あたしの胸触らないでよ」
「気持ち悪いな、俺の声で女言葉しゃべんじゃねーよ」
「そっちこそあたしの声でそんな言葉遣いしないで」
「はいはい静かにしなさーい。お互い異性の体に興奮するのもわかるけど静かに!
いま隣同士に座ってた男の子と女の子の体を入れ替えました」
「えーっ、じゃああたしの体にこいつが? 冗談じゃないわよぉ」
「おいおい、いくら女っつったってこいつだけは勘弁だぜ」
「はい静かに! 何度言ったらわかるのかしら?
そしたらさっきも言ったように、いまから男の子には女の子の気持ちを知ってもらいまーす。さあ、本橋さん」
真理がバトンをすっと構える。同時に甘いにおいが部屋中に漂い始めた。
女子の体に入った男には、それは心地よいただの甘いにおいで、特にどうということもなかった。
しかし、男子の体に入った女子たちは…その匂いをかいだ途端、体中が言い様のない興奮に襲われた。
頭の中にぼーっとピンク色の霞がかかり、彼女らの思考能力を奪っていく。
いつしか部屋の中には、男のはぁはぁという興奮した声が響き渡っていた。
どこかでがたんという音がした。
一人の男子が、席を立ちあがって隣にいた女子(つまり元の自分の体)に襲いかかったのだ。
それを合図に、男子全員が隣の女子に襲いかかった。
突然元の自分に襲われた彼らは、男の力を得た女子たちになすすべもなく押し倒される。
制服の上から乱暴に愛撫し、強引に口付けて舌を割り込ませる。
抵抗しようにも体格は相手が上だし、力の劣る女子の体でできることといえばただ手足をじたばたさせるくらい。
「どうしたんだよ、いきなり何を・・・あんっ!」
押し倒した少女、いや元の自分の体を男らしいごつごつした手で蹂躙する。
その倒錯した状況に、”彼女”の行為は加速度的に激しさを増す。
「ふふふ、あたしってこんなエッチな声出すんだ・・・なんか興奮してきちゃう」
「おまえ、自分の体だろ・・・ひゃああっ!」
「そう・・・だから、どこが気持ちいいかも全部わかってる・・・だから、教えてあげる・・・」
「やめろよ、みんなも・・・おまえら、絶対おかしいぞ・・・」
「どこが? 先生も言ってたじゃない、男子のみんなに女の子の気持ちを教えてあげるって」
「だからってこんな・・・うむうっ!」
自分にいきなり唇を奪われる。そのまま舌を入れられ、口内を嬲られる。
自分の体に犯される嫌悪感と同時に、この体の元の持ち主の少女のおとなしく奥手だった性格が男になったことで、
ここまで変わり果ててしまったことが彼にとって信じられなかった。びりびりっ!
制服のカッターシャツを乱暴に引き裂かれ、ブラに包まれたどちらかと言うと小ぶりの胸があらわになる。
男のいきなりの行動に、恐怖のあまり反射的に胸を手で覆い隠そうとしてしまう。
「へへっ・・・あんた、すっかり女の仕草身についてんじゃん・・・このまま犯してやろうか? ええっ?」
男の目はらんらんと輝き、女のほうを見下ろしてくる。
男女とも長身のバスケ部のエースで、女のほうは長い髪を後ろのほうでまとめていた。
普段気の強い女の目には、恐怖のあまりすでに大粒の涙がいくつも浮かんでいた。
「おまえ、自分の体を犯すなんて正気なのか?」
「ははっ、あたしね、いっぺん女の子を犯してみたいって思ってたのよ。
でも、レズなんて趣味はなかったし。女同士なんて気持ち悪いだけ。
男として女を犯す。今のあたしにはそれができる。ああっ、想像しただけで・・・」
「や、やめてくれー--っ!」
「私に逆らえると思ってるの? 今の私はあんたのこの体だよ?」
「お、俺に犯されるなんていやだあー-っ!
「うるさいっ!」
男は、泣き叫ぶ少女の頬を力いっぱい打った。
「女なんてものは黙って男の言う通り従っていればいいんだよ!」
「ううっ、そんな、ひどいよ・・・俺達あんなに仲良く付き合ってたじゃないかよぉ・・・」
「ふん、あんたのせいで私がどれだけつらい思いしてきたかわかってんの?
男らしくだの女らしくだのうるさいあんたにはもううんざりなんだよ!」
もう一度女の頬を激しく打つ。部屋中にその音が響き渡る。
「悪かった、悪かったよ、だからもう・・・」
頬を真っ赤に腫らし、涙を流して懇願する女。
「甘いわよ。あんたには罰を受けてもらうからね。私の体でね」
男は女のスカートをめくりショーツをずらすと、前戯もなしにいきなり挿入した。
「ぎゃああああああああっっっ!!」
絶叫にも似た女の叫び声が部屋にこだました。

「うふふ、みんなよくやってくれるじゃない」
「本当、ずいぶん積極的だこと」
「それにしても普通の女の子が男の体に移っただけであんなに凶暴になるなんてね」
「あら、真希様から頂いた力を使ってそうさせたくせに」
「何のことかしら?」
「ふふふふっ」
「あはははっ」
「さあ、もうそろそろかしらね」
純子が教室の中を教壇の上から見下ろした。
少女達の体を強引に、者によっては暴力的に犯していた元女の男子生徒の体は皆その場に崩れ落ち、
残されたのは元男の女子生徒だけだった。
彼女たちの制服は男子たちの行為によってめちゃめちゃに乱れ、
者によっては無残にも引き千切られてそこから乳房や白い肌が露出していた。
スカートは乱暴にめくられ、そこからのぞく秘部は激しい陵辱の様子をうかがわせる。
彼女たちはみな涙を流し、呆然と座りこみ、あまりのことにもはや意思を持つことができなかった。
「いい眺めね。とっても美しいわ」
真理が酷薄な笑みを浮かべる。
「さあ、みんな立ちなさい」
純子が声をかけると、放心状態だった女子たちがゆっくりと立ち上がる。
そして、その涙を流した放心状態の表情のまま、教壇の純子と真理のほうへ向かってくる。
純子と真理は、その女子達を自分達の前に一列ずつに並ばせた。
「さあ、あなたたちがもらった精気をいただくわ」
二人は、それぞれ列の一番前の女子生徒にキスをした。
舌を絡み合わせるディープキス。
キスをされた女子は、表情はそのままに顔に赤みがさし、目が潤んでくる。
キスされている中でも次第に息遣いが荒くなり、体が熱くなってくる。
彼女たちは何も考えられないまま、二人のテクニックによって絶頂へと導かれていく。
やがてキスをされた女子生徒がその場に崩れ落ちると、次の女子生徒に口づけをする。
次の女子生徒も、唇を奪われた瞬間その快楽の中でキスに没頭し、そして精気を献上していった。
10分後には、精気に満たされた純子と真理だけが残っていた。
二人は一仕事終えた後のような満足感に満ちた笑顔を浮かべると、互いに抱き合い、濃密なキスを交わし始めた…。


[BACK] [トップページ] [NEXT]


楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル