たしかに俺はルール違反をしたかもしれない。
しかし、TS法ってやつは要するに子供をたくさん作れればいい、早く言えば多くの男にヤらせりゃいいってことなんだろ?
だから俺はあのTSした女とヤったんだ。なんか文句でもあるか? あぁ?
え? ルール違反だぁ?
クラスが違う? 要請がない?
それがなんだってんだ。産めよ殖やせよ。
そんなルール違反くらい目をつぶってくれよ。あんたらもたくさん子供が欲しいんだろ?
それを手伝ってやったんだ。細かいことなんか気にするなよ。なぁ?

どこから話を聞いたか俺があの日やったことがバレてたらしくて、速攻で政府のお役人が俺を探し出してきやがったから、俺はそういった。

「なるほど、子供が欲しい。そのためならルール違反も仕方ない。意見が合いそうですね。あなたとは」

俺を大袈裟にふんじばった役人どもの後ろで、怜悧な笑みを浮かべているスーツ姿の女は確かにそういった。
それから、俺は変な薬品をかがされて、意識が遠くなっちまって──

……気がついたら俺は真っ暗な部屋にいた。
両手両足を頑丈な枷で固められて四つんばいの体勢のままで拘束されていたのだ。
「ふぁ……ふぁはへ! はんはっへんふぁ! ふぉ!」
思うようにしゃべれない。口をあけた体勢のまま轡を噛まされている様だ。
「ようやく目覚めましたか」

そこにいたのはあの女だった。
「あなたはTS法に違反しました。よってペナルティを受けていただきます」
とくとくとしゃべるその言葉はどこまでも冷静だった。
「ふぁふぁは、はんへほふぇふぁっふぉうはんふぉふぉひはふんはっ! ははへふぉっ!」
(だから俺が何でこんなことになるんだ! 放せよ!)
叫んでも、こんな格好ではなんの凄みもない。それを無視して女は続けた。
「TS法は特殊なルールの上に成り立っています。それを犯すものにはそれにふさわしい特殊なペナルティを受けていただくことになります」
「ふぁふぃ?」
女のセリフに後ろ寒いものを感じて全身を見直した。胸は平らなままだし、股間にはみなれたモノがあった。
「あ、心配なさらないで。あなたにはまだTS処理は施してません」
そういったまま女は後ろから手招きして数人の男を呼び寄せた。
男たちは全員身長190センチ以上。がっしりした肉体をもち、目には怪しげな光を宿らせていた。
「アレ ヲ ヤラセテ クレル カ?」
男の一人が片言の日本語で聞く。
女はうなずき、恐るべき発言を放った。
「あなたにはペナルティとして彼らに体を開いていただきます。
彼らは男でないと性欲を満足できない人たち。彼らの性欲を黙って受け止めていただくことになります。
これから数日間彼らを御主人様と思って体を開いてください。さあ、あなたがたも遠慮なさらず」
淡々と且つ冷静に言うセリフとともに俺の周囲に男たちが集まってきた。
全員の股間が灼熱した鉄柱のようにいきり立っていた。
「ひゃはっへんは! ふぁはふぇ! ふぁふぁへ!」
暴れるが体はビクとも動かない。
俺の腰にゴツゴツした裸体が当たり、衝撃が突き抜けた。

  ◇◆◇

「ふぁ………ふぅ…ふぅ…」
男のモノが俺の腰を突き上げる。男の欲望が血の滴る俺の菊門をかき回す。
もう、どれくらいたっただろうか。男の体のままで休みなくホモの男たちの慰み者になる日々。
すでに俺の下半身は痛みを通り越して麻痺してしまっていた。
食事は男たちがペニスに塗りつけて突きつける半固形の食品ばかり。
それをしゃぶって食べる。しゃぶりつくすと男たちが駄賃とばかりに白い液体を放つ。
ペニスを噛み切ってやりたいと思っても轡が邪魔をしてうまくいかない。
股間の痛みをなんとかしたくても手足が拘束されて触ることも出来ない。

最初はその境遇に死にたいほどの屈辱を感じたが、飽きることなく繰り返される中で、何も感じなくなっていた。
もはや日常として男たちに貫かれ、その中でわずかな快楽に浸ろうと自ら腰を振るようになった。
すでに男のペニスに貫かれることも、男のものを口に含むこともなんとも思わなくなっていた。
最初は吐き出していた口内に出された精液も、今は貴重な栄養と全部飲み干すようになった。

「やぁ、大分今の境遇に慣れられたようね」
あの女だった。以前のスーツ姿と違い、ワンピース姿だった。
「ふぁ……」
もう、反抗する気力もなかった。
「今日でこのペナルティは終わりです。お疲れ様でした」
男たちに枷を外させながらも相変わらず淡々とした調子で語る。
枷は外れたが、もう立ち上がる気力もなかった。股間にはいまだに赤い血と白い液体が流れ続け、痛みと違和感が股間と口内を支配していた。
ここまでしてくれやがって。相手が誰だろうがただじゃすまさねぇぞ。
俺は復讐の念に駆られて女を押し倒した。まずは目の前のこの女に落とし前つけてもらわなければ気がすまなかった。
押し倒して、ワンピースを下着ごと一息に引きちぎり、あらわになった下半身に俺の……

「ぐわぁぁぁっ!」

男のモノをみた俺の頭の中に、ここ数日間の輪姦の日々がフラッシュバックした。
蘇る股間の痛み、精液の味。それに対してわずかな快楽を得ようと自ら腰をふった記憶。
それらが一時に蘇り、勃起しかけた俺の男のものは哀れなまでに萎えた。
「あなたもそうなったのね。このペナルティを受けた男は大抵あなたのようになる。およそ無防備極まりない今の私を前にしても、何もすることは出来ずに苦し むことになる」
自分の裸身を見せ付けるように女は言った。
「おそらくあなたがこれから男の機能を回復することは困難でしょう。こんなことまでされてはね」
指差す先にあったのはテレビモニタだった。そこに俺のここ数日間の痴態が映し出されていた。
「あなたのこれまでの状況はビデオに撮ってあなたの学校で放映されております。皆さん食い入るように見てました。ルールを護ることの大事さに皆さん気づい てもらえたと思います」
「な……なんだ……って……」
やっとのことでそれだけを言う。
「今あなたを、なんの偏見もなしに男として見てくれる人はあの学校にはいないでしょう。そして、事実そうなのですからね」
俺の股間を指差して言う。半ば乾きかけた白い精液と、感覚がなくなるほどに萎えきった男の象徴がそこにあった。
「こ、このやろぉ、た、たちやがれぇ!」
必死で股間を刺激する。しかし、俺のそれはもはや意思を放棄したようにしぼみきっていた。
もはや俺の男性器は男になる方法を忘れ去っていたのだ。
「く、くく……くぅ……」
泣くしかなかった。俺の男の尊厳は跡形もなく再起不能なまでに消え去っていたのだ。

それを見て取った女は赤い飴玉を俺に差し出した。
「これは、TS薬、あの女の子たちに差し上げたのと同じものです。これはあなたの体を再構成する働きを持ちます。
これを飲めばあなたの体に刻み込まれた穢れは落とすことが出来ます。しかし、これを飲むと二度とあなたは男には戻れませんが」

女の話と赤い飴玉に、心身ともに打ちのめされた俺はわずかな救いを見出していた。
完膚なきまでに犯された俺に男としてのプライドなどどこにもなくなっていた。二度と戻れないほど汚しつくされていた。
女の説明を聞くまでもなく、俺は飴玉を手に取り、飲み込んだ。
もう、こんな体はいらない。女になってでも、綺麗な体に戻りたかった。

「気分はどう? あなたの体はもう一度穢れを知らない状態にリセットされたわ」
ベッドで寝かされている俺を見舞ったのはあの女と……長身の精力の強そうな男だった。
俺の体はかつての長身が見る影もないほど小さな体になっていた。
控えめな胸とスレンダーな体。俺にとってはその方がよかった。
これでナイスバディになんかなったら今度こそ自分を保てないかもしれない。
「その……人は?」
慣れない甲高い声で俺は聞いた。
「ふふ、退院祝いよ。おそらくこれがいるんじゃないかと思ってね」
いうやいなや男は俺の目の前で服を脱ぎ、男の象徴を見せ付けた。
それを見た俺は、心の奥底に熱い疼きを感じた。
かつての記憶がフラッシュバックする。
それは以前と同じだったが、決定的に違うことがあった。
今の俺は、今目の前にある男のものをくわえ込むための器官を備えている。
その事実が、俺の体に今まで想像もしなかった衝動を植えつけた。
今の俺は女なんだ。目の前の男のものをくわえ込んでも、それでよがってもなにをしてもいいんだ。
そう思うと、俺の股間からじくりとつめたい液体が垂れ始めた。
俺の体の奥底にあらたに備わった器官、子宮が俺の理性やプライドを押し流した。

気がついたとき、俺は目の前に立っている男のものを口でくわえ込み、すっかりお手の物となったフェラチオをしていた。
「ふぁ……ほいひぃ……ほいひぃほぅ」
自然に出る甘い声に俺はもう違和感は感じなかった。
口の中に広がるペニスの味もむしろいとおしさをもって受け止められた。
じゅぶ……じゅぶ……
上下に口でピストンするだけでは物足りなくなり、カリ首を歯で甘く刺激してやり、尿道を舌で刺激する。
股間からは洪水さながらに愛液がこぼれ落ちる。
口内に精液が吐き出されるのを俺は全部飲み干した。

「ここに……おにいさんのおちんちん……いれて」
もう、迷いはなかった。俺の体はあるべき姿を取り戻したようだった。
いったん萎えたペニスを手と口で刺激してやると、男はそのまま俺をベッドに押し倒した。
「……きて……」
俺の足を開かせる。そして、幼いと表現した方がいいような俺の割れ目に、その巨大なペニスが挿入された。
「ひぎぃ……っ、ぁ……」
一瞬の痛みとそれからにじみ始める性感。
それは男のピストン運動とともに増幅され、秘部全体から電撃のような快楽が俺を襲う。
あの屈辱からずっと俺の体と心にあった違和感が消えてなくなっていた。
欠けたパズルのピースが埋まるように、俺の体は「あるべき姿」に歓喜していた。
男のペニスは膣の奥底から秘裂まですべてを蹂躙するようにグラインドし、その度に俺の細い体は陸に上げられた魚のようにベッドを舞う。
「ぁ……また、なにか……くるぅぅぅぅ」
突き上げられるたびに登りつめていく感覚に、俺は思わず目の前の男にしがみつき、深く口づけを交わしていた。
「ん、あああああああ!」
イッてしまった。俺の頭の中が真っ白になる。
消えかかる俺の意識の中に、胎内に熱いものが注がれるあの感覚が広がった。

  ◇◆◇

「いい、いいの。もっと、もっと犯して。無茶苦茶にしてっ」
それから俺は学校に戻った。女子の制服をまとって。
しかし、あの快楽を知った俺は完全な淫乱少女と化してしまっていた。
学校内で疼きを覚えるや、手近な男とヤるのが日課になっていた。
相手は自分のクラスの男が主だったが、他のクラスの男とすることも少なくない。
TS法の管理下にあるクラスからも「お誘い」を待ちきれない男たちが俺を性欲の捌け口にしていった。
なかには強姦同様に俺を慰み者にすることもあったが、俺はむしろ喜んでその男のペニスを口でくわえ込み、悦楽に浸りながら男の下で腰を振るのだった。

それを見る男たちが憐憫の目で俺を見るのなんかもう気にもならない。
俺の幼さの残る体は、男の精液なしでは生きていけなくなっていたのだから。

俺はその後、学校を中退した。
裏で運営される強制妊娠施設へ移ることになったからだった。
もちろん強制ではない。俺はその話を聞いた途端二つ返事で了承したのだ。
毎日のように男に犯され、孕まされる施設。それを聞いて俺の体の疼きが止まらなくなったのだった。
紹介したのはあの女だった。女は施設へ移る俺に対し、満足げな笑みをもらし、こう言った。

「本当はルール違反の存在なのですが、あなたなら気に入っていただけると思ってましたよ」


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