俺は妖精なんて信じねぇ・・・
でも、こいつ可愛いんだよな・・・・・
すっげぇ好みなんだけど・・・
小より大 〜第1章〜
暇〜・・・・
彼は犬夜叉。
大学生なのだが、只今夏休みの真っ最中。
訳あって、一人暮らしなのだ。
クーラー壊れて動かねぇし。
業者呼ぶの面倒なんだよな〜。
ゴロンとソファの上に寝転ぶ。
テレビも飽きたし、課題はだるいし・・・
とりあえずやる事ないし、寝るか。
うとうとし始め犬夜叉は、寝に入った。
その時、
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
いきなりの声にガバッと起き上がる。
なんなんだ・・・?
ふと、自分の腹の部分に多少の重みがあるのに気付いた。
犬夜叉がおそるおそる自分の腹の所に目をむける。
そこに居たのは可愛らしい妖精さん。
えっっっ!!!!!!!!!!!
夢・・・じゃないよな・・・・
羽あるし・・・
混乱中。
そんな事をよそに問題の妖精は起き上がる。
「いったぁ〜い。」
混乱中の犬夜叉はとりあえずその妖精の羽を掴んだ。
「いたい!いたい!!!」
その声に我に返った。
「すっすまねぇ。」
パッと手を離す。
その瞬間、妖精はバッと立ち上がり犬夜叉の方を見る。
「あなた・・・私が見えるの?」
「なに言ってんだ?見えるから掴んだんだろ?
しかも、お前誰だよ?」
どうして・・・・?
普通私は見えないはずなのに・・・・
「おいっ。」
上からのお声にハッとする。
「えっと、私はかごめって言います。一応これでも妖精です。」
淡々と答える。
「妖精?そんな奴がどうしてこんな所にいるんだ?」
あっさりと妖精の存在に信じてしまう犬夜叉。
凄いと言うか、単純と言うか・・・
「分かりません・・。気が付いたら落ちてて・・・」
「これからどうすんだ?」
「とりあえず、帰らなきゃ!!!」
今まで閉じていた羽をバッと広げ、パタパタと犬夜叉の目の前まで飛んでいった。
「助けていただいてありがとうございました。」
ペコっと頭を下げて、上まで飛んでいく。
急に飛び始めた事にアッケラカンとする者1名を残して。
が、かごめはいつまで経っても消えずに辺りをうろうろ。
その様子に思わず声をかけた。
「どうしたんだ?」
クルンとこちらに体をむけ、こちらに向かって飛んできた。
犬夜叉が自分の手を出すと、そこにかごめはチョコンと座った。
「帰れなくなりました・・・」
静かに言い放つ。
「はぁ?」
「いつもなら、向こうの世界とこっちの世界の道があるんです。
でも、それが塞がってて姿が見えないの・・・。」
目が潤んできたのが分かった。
犬夜叉はため息をつくと、かごめの頭を指でポンポンと叩いた。
「その道が見つかるまで此処に居ろ。」
ぶっきらぼうな言い方。
だが、その言葉に救われる。
「本当?」
「乗りかかった船だ。」
「ありがとう!!!」
一気に顔が笑顔になる。
その笑顔に撃ち殺された犬夜叉。
可愛い/////////////////////////////////
そんなこんなで小さな妖精と大きな人間が暮らし始めました。
〜しぴの戯れ言〜
管理人に羽をください・・・
なんかバックを黒にしたら、怖い雰囲気になっちまった・・・
あまり気にしないでください。
深い意味はないのです!!!!!!!!!!