夜の海って好きなんだよねぇ〜・・・

怖いけど、いい感じなんだよねっ

・・・・・・眠いね









     












ザザァァァァ・・・ザザァァァァァァ・・・・・・


ポツンと浜にいるかごめ。
犬夜叉は近くに居ず、浜辺に一人で波を見ていた。


この音って聞いてて気持ちいい〜♪


危機感まったくなし。
幸い、妖怪は近くには居ないようだ。








「あっっっ・・・」


プカプカと海の上に浮いている白いものを見つける。

取るか取らないか少し迷うが、冒険心たっぷりのかごめは早速靴下を脱ぎにかかる。

海の流れは非常にゆっくりなのでかごめは、目標物が何処かに行かないか気にしながらも
靴下を綺麗にたたみ、自分のローファーの上に置いた。



よし!!!!






行くぞ!と意気込んでからゆっくりと海の方に進んで行く。

一歩一歩進むごとに、足に砂と石が当たり、少し痛い。




ピチャピチャピチャ・・・




今が真夏だというのにまだ水は冷たい。

それでも前に進んでいく。
足に当たっていた海水もいつのまにか腰まで来ていた。



もう少し・・・・!!!



かごめの手が前に伸ばされ、もう少しで掴めるというところで上から声が聞こえた。



「かごめ!!!!!!!!!!!」


その声の勢いで目標物をサッと掴み、その声があった方に振り向く。

振り向いた瞬間、自分がさっきまでいた海がだんだん離れていく。

それに腰の冷たさも無くなっていく。




気が付いたらかごめは、先程の浜に戻っていた。
横を向くとさっきまでいなかった人が少し顔を強張らせていた。





「なにしてんだよ・・・」





ボソッと聞こえにくい声でかごめに聞いた。

「何してたって・・・ただ、これを取りに言ってただけ。」

そう言ってさっと掴んだものを出した。




「なんだこれ?」
「貝殻・・・?」

かごめが掴んだのは、大きな貝殻。

中身は何も入ってないので、プカプカ浮いていたのだろう。

色は桜色。




「綺麗v」

はぁとかごめの隣で犬夜叉がため息をついた。

「あのなぁ〜。危ないだろ。こんな夜中にここまできたら。」

犬夜叉はかごめの隣に座り、少し呆れ顔で言う。

「でも、犬夜叉はなんでこんな所にいるの?」







ギック!!!!!







一瞬、犬夜叉の体が固まった。
それをかごめは見逃さない。



「犬夜叉・・。さてはつけてきたのね。」

ジトーッと犬夜叉を見る。


「お前が俺に黙って出て行くのが悪いんだろ!!」



逆切れ・・・・・



かごめはクスっ笑い出した。
犬夜叉は顔を真っ赤にして海を見ていた。













「帰ろっかvv」

よっと靴下を履いて、ローファーを履いたかごめが犬夜叉に言う。
その言葉に、犬夜叉はさっと立ち上がりかごめの傍まで駆け寄った。



「・・・・・・・・」





‘今度黙って出てったらこんなんじゃ済まないからな’



かごめの耳もとで囁き、犬夜叉は無言でかごめの手を引いて行く。


幸せvvvvv




かごめの片手には貝殻、もう片手には愛しい人の手が繋がれていました。





















しぴの戯れ言
昔から海の音が好きでした。
目瞑って聞いていると、そのうち、寝てたりする・・・
要は安心するって事ですね。



Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!