そん腹立つ!!!!!!!

あいつが器用な事は分かってたけどよ・・・

これは無しだろ!!!!!!!!









     











「じゃ〜〜〜〜〜〜〜ん♪」



かごめが自分が持ってきたリュックから人形を4体取り出した。

「・・・なんだこれ。」

「これね、作ってみたの。」


よく見ると一人一人の顔になっており、右から犬夜叉・珊瑚・弥勒・七宝と並べていた。
生憎、七宝は今、外出中。


「わぁ〜かごめちゃん器用だね〜」

「これはこれは。」



弥勒と珊瑚はそれぞれ自分の人形を持ち、まじまじと見る。



「欲しかったらあげるよv」

「本当に?」


パァ〜と顔を明るくする珊瑚。
それを見てから弥勒はサッと珊瑚のほうに向き、自分の人形を置いた。

そして珊瑚の手と自分の手を重ねて真顔になる。





「珊瑚。あなたの人形を私にください。」





「「「・・・・・・・・」」」


一同静まり返る。




「・・・外行ってくる・・・・・・」


はぁ〜とため息をついて珊瑚は弥勒の手を払いのけ、自分の人形を持って外に出る。

「やれやれ、恥ずかしがり屋さんですね、珊瑚は。」

続いて弥勒も外へ出て行った。

ちゃんと自分の人形を持って。














2人きりになった、犬夜叉とかごめ。

「ねぇねぇ、犬夜叉もいるでしょ?」

話を切り替えてかごめは問う。


「お前の人形がねぇぞ。」


どう見たって、これは俺だよな・・・・?
これは七宝だろ?




かごめの方に目をやると、かごめはもじもじと顔を真っ赤にして、下を向いていた。

「おい。お前の奴は?」


「あ・・・あのね、作ったんだけど、下手なの・・・。」


「で、その人形はどこなんだ?」

「この中にあるけど・・・」

と言って、リュックの中から1体の人形を取り出した。
その人形を犬夜叉に渡した。



下手どころかそっくりじゃねぇか・・・




「あんまり見ないで///////」


「・・・・・・・・」


まだ見てる犬夜叉。


「あんまり見ないでって//////」


「・・・・・」


まだまだ見てる犬夜叉。




「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」




バッと立ち上がるかごめ。

「見ないでって言ってるでしょ!!!!!!!!!」






あまりの勢いに少し後ずさり。

「お、落ち着けって。」


「もういいもん!!!」


かごめは自分の人形と犬夜叉の人形を持つ。




「な、なにする気だ。」





「実家に帰らしていただきます!!!!!!!!!!!!!」




「はぁ?」


「絶対後追わないでよ!!!!!」

かごめは出入り口の方に進む。
「お・・・おいっ」

犬夜叉は立たずに座ったまま問いかける。
その問いかけにかごめはクルっと犬夜叉の方を向いた。

「これからこの犬夜叉と一緒に過ごすもん!!!!!!!!!」

と言って、人形犬夜叉を持ち直して、外に出て行った。









ポツ〜ンと残る人1人。



『これからこの犬夜叉と一緒に過ごすもん!!!』
ってことは・・・
この犬夜叉と暮らす=人形犬夜叉と暮らす=風呂一緒に入る ×
                            添い寝       ×
                            ベタベタ       × 続く…



全部あの人形が俺の代わりにやるのか!!!!!!!!!!!




だあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!





だめだだめだだめだだめだ・・・・

サッと立ち上がりかごめの後を追う。





その時の犬くんの頭の中には妄想でいっぱいでした。










しぴの戯れ言
管理人もつい最近、人形作りました。
くまのプー○んを2つ。
難しい・・・
でもまた、作ってみようかね


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