くそっっっ!!!!

なんで今2人きりなんだよ

もうだめなんだよ!!!!





     








「おいっ!!!あそこに入るぞ!!!!!」
「うん!!!!!!!!」



急に降り出した雨。
せっかくの休日にわざわざ2人っきりで遠出してきた矢先のことだった。
いくら無敵の犬夜叉も雨には敵わない。


かごめにも敵わねぇけどな//////


雨宿りで入ったのは洞窟だった。
先客はいないようで洞窟の中には2人っきり。



「っくちゅん!!」
「ほらよっ」


犬夜叉は自分の衣を脱いでかごめに渡した。
この動作にももう慣れたようだ。

かごめはありがとっと言って衣を持ったまま奥のほうへと行った。
その間に犬夜叉は火を焚く。
以前、この洞窟のなかで住んでいた人がいたのか火を焚ける物はあった。




よしっっこれで暖かくなるな





「あの〜・・・犬夜叉・・・・??」





後ろでかごめの声がする。
犬夜叉は後ろを向いて目が点になる。

なんとかごめは上の制服を脱いで、その代わりに犬夜叉の衣を着ていた。


なんてうれしい格好を///////////
でも、俺の理性がぁぁぁぁぁぁ。

こいつ本当に俺を男として見ているのか?




犬夜叉は何の反応も示さない。
と言うか、示せない。
下手に何か言うと、理性を制御出来なくなる恐れがあるからだ。


「あのね・・・犬夜叉・・・」


そういって犬夜叉の傍に近づくかごめ。



ちょっっっなんなんだよ!!!!!!!
ここでするのか!!!???
まっ俺はいいけどよ/////


もはや犬夜叉の考えている事のほうが怪しくなってくる。
そんな犬夜叉を知ってか知らずかどんどん近づいていく。

「お願いがあるの・・・」
「なっなんだよっっ」

冷静を保っているが、明らかに声がおかしい。





「言いたい事があるならはっきり言え!!」

















「そこの後ろにある棒をとって欲しいの。」















はぃぃぃぃぃ!!!???




期待外れの言葉に思わず心の中で叫ぶ。
一瞬意識が飛んだが、すぐに我に返り後ろの棒をとりかごめに渡す。

が、かごめの顔が見れない。
かごめは棒を受け取り、さっきまで来ていた制服に通して火の傍で干した。



「ねぇ〜、犬夜叉!!!どうしたの?」
「なんでもねぇ〜よ!!!」

下を向いて答える。



「もしかして・・・期待した?」




その言葉にバッと顔を上げる犬夜叉。

「おまえ、まさか・・・わざとしてたのか!!!」
「当たり前じゃない♪♪♪」


やられた〜〜〜〜!!!!!!!


うしろにドテッと寝転ぶ。
聞こえるのはかごめの笑い声。



雨なんて嫌いだっ!!!!!!!



そう思ったのは、まだ雨が降っている時だった。

















しぴの戯れ言

なんか書いてて思ったんですけど、犬夜叉が衣を渡して奥へ行く時点で
かごめが衣着て出てくるのは当たり前なんじゃないかって。
ですが、直しません。
直せません。
まだ早く打てません。
いいもんいいもん早く打てなくてもいいもん (逃亡



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