出来ちゃった・・・

好きな人との子だから、嬉しいんだけど・・・・・

「出来た」って言ったら、どんな顔するのかな







      











どうしよううううううううううううううう!!!!!!!!




ここは、楓の小屋。
しかし楓は外出中。


「先ほどからかごめ様はどうなされたのですか?」
「知らないよ。こっちに帰ってからずっと隅でうずくまっているんだもん。」
「腹でも痛いのかのう。」
「「・・・・・・・」」





「犬夜叉は何も知らないの?」

珊瑚は隣でそっぽ向いている犬夜叉に話しかけた。

「けっっっ知らねぇよ!!!」

明らかに機嫌が悪い。

それもそのはずだ。


今朝かごめは、井戸から出てくるなり



「こっちに来ないで!!!!!!!!」



と叫び、固まっている犬夜叉のを見ずにそそくさと珊瑚たちの下へ走り去ってしまったのだ。








くそっっっっっ!!!!!!!!!
俺が何したって言うんだよ!!!!!!!
もしかして、昨日のアレが嫌だったのか???

だ・・・だってよ、あれは・・・かごめがあんな目するから・・・・・
つ、つい・・・・歯止めが効かなくなって//////

って、何考えてるんだーーーーー!!!!!!!








珊瑚の隣でジタバタしている。

「犬夜叉どうしてしまったのじゃ?」
「さぁ?でも、かごめちゃんがあんなになったのは犬夜叉のせいだね。」
「そうですね・・・きっと、そうですよ。」

三人でため息をつく。















「かごめちゃんさっきからどうしたの?」

痺れを切らした三人は、三人なのかでかごめが話しやすそうな人=珊瑚にすべてを託した。
珊瑚はかごめの隣に腰掛けた。

(頑張るんじゃ。珊瑚!!!!)
(私で大丈夫なの?)
(珊瑚じゃないと出来ませんよ。女同士、積る話もあるでしょう。
 とことん話してきたらどうですか?)
(・・・・そうだね。じゃ、行ってくるよ。)

というのが成り行きである。



珊瑚の問いかけにゆっくり顔を上げる。
かごめに目が合うなり、「ね?」と笑顔で顔を傾ける。


「珊瑚ちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!」

涙目になりながら、珊瑚に抱きつく。
先程まで、自分の世界に入っていた犬夜叉もその声に我に返る。
が、その姿に再び固まる。



か・・・かごめ・・・・・!!!!!!!
お前は俺より珊瑚の方が好きなのか!!!!!!!



ここまできたら、もうかごめ依存症末期だろう。


















「犬夜叉となんかあったの?」

ここは川原。
うまく言いくるめてかごめを川原まで連れ出してきたのだ。
周りに弥勒たちはいない。
おとなしく小屋で待ってもらっている。

七宝に「ちゃんと見ててね。」って言ってきたから大丈夫でしょう。


かごめに目をやると、かごめは体育座りで顔を足に埋めていた。

珊瑚はかごめの背中に手を当てる。

「ここには男どもはいないから。何でも話して。犬夜叉には絶対に言わないから。」

その言葉を聞いて、かごめはやっと珊瑚を見た。

やっと顔を上げてくれた・・・・

ホッとしているのも今のうち。
次に驚くべき言葉を聞くこととなる。














「出来たの・・・・・」















「「・・・・・・・・・・・・・・・」」











沈黙が流れる。

「一応聞くけど、何が出来たの?」

間抜けな質問。
が、ちゃんと聞かなければならない。

かごめは又下を向く。











「犬夜叉の赤ちゃん・・・・」











一瞬だけ、回路が途切れた。




犬夜叉の赤ちゃんってあの犬夜叉の!!!!!!!????????



「ぁ・・・あのさ、やっぱりそんなのはちゃんと犬夜叉に言わないと・・・・・」

「もし、嫌な顔されたら?」

下を向いたまま、言う。

「それはないね。」

「どうして言い切れるの?」




どうしてって・・・・

あんなベタ惚れなのに・・・・・・
ってか、逆に喜ぶだろうに





「言わないと何も始まらないよ。」

かごめは黙ってしまった。



「分かった!!!!!!!言う!!!!!!!!。」

かごめはバッと顔を上げた。



やっとかごめちゃんらしい顔にvvvv



「でさ・・・・珊瑚ちゃんにお願いがあるんだけど・・・・・」


















「犬夜叉。かごめちゃんがお呼びだよ。」

そう言いながら、小屋に入ってきた。

「そこの川原にいるからさっさと行ってきな。」

何も言わずに犬夜叉は、かごめのもとへ走り出していた。





「珊瑚。珊瑚!!!!」

自分の足元で、自分を呼んでいる。

「なにがあったんじゃ?」

七宝を抱き上げてそのまま座る。

「もうすぐ分かるよ。いいねかごめちゃんは。」
「かごめがどうしたのじゃ?」
「なんでもな〜い。」

「珊瑚は私が愛していますよ。」


弥勒の手がヌッと後ろから前に伸びてきた手をパチンと払いのけた。














「あ・・・あの・・・・かごめ・・・・・????」

走り出したくせに、少し引き気味で声をかける。
かごめは下を向いている。

声をかけても何も反応が無い。
犬夜叉はかごめの隣に座る。

「俺なんかしたか・・・・?怒ってなかったら、顔を上げてくれ。」

「・・・・・・」


無言のまま犬夜叉の方を向く。

「ぁ・・・あのね・・・・」

ぎゅっと犬夜叉の手を握る。













「子供が出来たの・・・・」













「「・・・・・・・・・」」






子・・・供・・・・・・
誰の?って俺のだよな。
かごめは浮気するような奴じゃねぇし。

えっっっ!!!!ってことは、俺の子????
俺は父親になるのか???









沈黙が珊瑚の時よりも長く流れる。

かごめは思い切っていったものの、犬夜叉になんにも反応が無いので又顔を下げる。





言わなかったほうが良かったのかも・・・・・・・・





そんな事を考えているかごめの頭上から声がする。


「間違いはないのか?」


「うん・・・それはない・・・・・」


また黙り込む犬夜叉。

その沈黙に耐えられないのか、かごめは犬夜叉を見た。



「大丈夫だよ。犬夜叉には迷惑かけないから!!!
 この子は私が一人で育てていくから・・・」


その言葉を言い終わるなり、目の前が赤一色になる。
そして、犬夜叉は小さな声でささやく。

「マジ嬉しい・・・・//////」


その言葉を聞いて、犬夜叉の顔を覗き込む。

「本当に・・・・??」

「ああぁ・・・・」

「迷惑じゃないの?」

「なんで迷惑なんだよっ」

「うううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・」



かごめは泣き出して、犬夜叉の腕の中に顔を埋めてしまった。
それを見ていた犬夜叉はかごめの頭をなでだした。



「俺・・・マジでお前に嫌われたのかと・・・・・」


そんな事はない、と言わんばかりに顔を横に振った。

「俺に家族が出来るんだよな。」

かごめはやっと泣き止み、犬夜叉の前にちょこんと座った。
それを確認して犬夜叉はかごめの肩に自分の手を置いて大きく息を吸った。



「こうなる前に言いたかった事があるんだ。
 勘違いするなよ。子供が出来たから言うんじゃねぇからな。」


ジッとかごめの目を見る。

















「俺と結婚してくれないか。」
















あまりに突然で、頭がついていかないのか口をパクパクさせている。

「ど・・・して・・・・だって・・・だってね・・・・・桔梗の事はどうするの?」


「桔梗は関係ねぇだろ。かごめは嫌なのか?」


「嫌なわけないじゃないのぉぉぉぉ・・・」

そう言いながら、犬夜叉の抱きつく。
犬夜叉はかごめを力強く抱きしめる。
















小屋に帰ったときにすべてを弥勒と七宝に話した。
少し驚いていたが、すぐにおめでとうと返ってきた。

その時の犬夜叉とかごめの顔はすごく幸せの顔をしていたそうな。














しぴの戯れ言

始まりました〜
前からやりたかった犬かご結婚物語!!!
まだまだ続きますよ。
この話は書きたい話がわっさわっさ。
楽しみにいててくれたら嬉しいですv




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