この思いは何だろう・・・?

50年前に感じた思いとは、違う・・・

俺は一体、誰が好きなんだ・・・・???











彼女思い 〜第2章〜















地面に寝そべっている犬夜叉は、重いまぶたをゆっくり開けた。
それと同時に、オレンジ色の光が飛び込んできた。




ああ・・・・
もう、夕方か・・・・・



犬夜叉は、先ほどの出来事を思い返していた。








『私って犬夜叉のなんなの?』








愛しい少女の泣きそうな顔.
もう2度と泣かせないと、誓ったのに・・・
どうしていつも、泣かせるのだろう・・・・・
俺が好きなのは



















かごめだけなのに・・・


















犬夜叉は、よいっと起き上がると、水汲みの桶を持って、来た道を戻る。

先ほどまでは、綺麗なオレンジ色が差し込んでいたのに、今では真っ黒だ。
しかし、犬夜叉の心の中は光が満ちていた。





何を迷う事がある。

俺はかごめに救われた。

あいつの笑顔に救われた。

だから俺は、あいつを救いたい。

いつも傍にいたい。







犬夜叉の足取りは軽い。








「おや。犬夜叉。遅かったですね。」


最初に声をかけたのは、弥勒だった。
どうやら、晩御飯の用意のために、外に出ていたらしい。


「少し、寝ちまったんだ・・・」
「へぇ〜・・・。珍しいことも起きるもんだね。」


弥勒の後ろから声をかけたのは、珊瑚だった。


「・・・・うっせぇ・・・」
「・・・・・どうかしたんですか?」


弥勒は犬夜叉の異変に気がついた。


「なんでもねぇよ。」


そう言うと犬夜叉は、小屋の中に入った。
小屋に中には、さっき採ってきたであろう、薬草と七宝がいた。
そこでやっと犬夜叉は気付く。









かごめがいねぇ・・・









そこで、七宝に問う。

「七宝、かごめはどこに行った?」





ギックゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!






「???おい!!!!七宝!!!!!!!!!」
「おらは知らんぞ!!!!」

七宝はそそくさと小屋の外へ。

「・・・なんだあいつ・・・・」











かごめ・・・今どこにいる・・・・・???
今すぐ言いたい言葉があるんだ。
だから、どうか・・どうか・・・・早く帰ってきてくれ。















「早く食べないと冷めてしまいますよ。」

犬夜叉が帰ってきて数分で晩御飯が出来た。
いつもの、晩御飯・・・

しかし、1人だけがいなかった。




大好きな大好きな世界でたった一人の愛しい人が・・・





「・・・・・かごめちゃん・・・どこに行ったのかな・・・・??」

珊瑚が重い空気の中で、投げかけた。


「犬夜叉・・・知らないの?」
「・・・知らねぇよ・・・」

「そうですよ、珊瑚。もし、犬夜叉が知っていたら、かごめ様はここにいるはずです。」
「そうだね・・・」
「どういう意味でぃ!!」



みんなにやっと笑みがこぼれた。
しかし、七宝だけは笑っていない。



「????七宝どうしたの?一口も食べていないじゃない」
「おら・・・・いらん・・・・・・・・」
「どうしたのさ。いつもならもっと食べるのに・・・」
「かごめが帰って来んと・・・つまらん・・・・・・・・」


その言葉で一同下を向いた。


「かごめ様が私たちに黙って現代に帰るとは思えませんし・・・」


そこで、珊瑚が何か気がついたように、周りを見渡した。






「!!!!!!!!かごめちゃんのリュックがない!!!!!!!!!」







犬夜叉、珊瑚、弥勒は辺りを見回す。
確かにかごめのリュックがない。

「誰もかごめを見た奴はいねぇのかっ!!!!!!!!!!」
「何言ってんの!!!!!!!!あんたとかごめちゃんが一緒に水汲みに行ったんでしょ!!!!!!!!!!」

犬夜叉と珊瑚が2人で討論している。

「まぁまぁ。2人とも落ち着いて。まず冷静になって考えてみましょう。」












「犬夜叉たちが水汲みに行った後に私と法師様が薬草を取りに行ったんだ。」

珊瑚がムス〜っとした顔で答えた。

「その間、確か七宝に留守を頼んだんですよ」

3人が七宝を見る。

「お・・・・おらは・・・なにも知らんぞ!!!!!!!!!」
「おめぇー・・・絶対知ってるだろ・・・・」

犬夜叉は七宝の前で座り込む。

「何も知らん!!!!!!!!!」
「七宝。もし、黙っていたら許さないよ」

犬夜叉の後ろで珊瑚が仁王立ちで立っている。
2人ともすごいオーラだ。

「う〜〜〜〜〜〜〜〜すまん!!!!!!!かごめは、どっかに出掛けてしもうた。」






「どうして止めなかった!!!!!」


犬夜叉は七宝の肩を掴み、ものすごい形相で睨む。

「すまん〜〜〜〜〜〜〜」

七宝が泣き出した。

「犬夜叉!!!何をやっているんです!!!!!七宝に当たっても仕方がないでしょう!!!!!!!」

弥勒が犬夜叉の手から七宝を取り、自分のところに引き寄せた。










くそっっっ!!!!!!!
かごめ!!!!
どこに行った!!!!!!!!








犬夜叉が外に出た。
かごめはいない・・・

「犬夜叉!!!熱くなるのは分かるけど・・・かごめちゃんがどこに行ったのか
みんなで考えてみよう・・・・・???」

犬夜はしぶしぶ小屋に中に入った。
















かごめ・・・

どこにいるんだ・・・・??

お願いだから、俺のもとに来てくれ。

お願いだから、俺に笑顔をみせてくれ。

俺はおまえがいないと、生きていけねぇ。

なぁ・・・?今、どこのいる・・・・・・??
















もう、辺りは真っ暗。

1人の少女の行方を知っているのは、誰もいない。


















しぴの戯れ言
はい〜、2作目!!!!
どうでしょうか?
このお話、一回もかごめちゃん出てきてません!!!
名前だけが出てきました!!!
さてはて、かごめちゃんは何処に行ったんでしょう?


      

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