「んーーーーー・・・っと」
序々に夕闇に覆われつつある住宅地の道を、一人の青年が急ぐでもなくノンビリと伸びをしながら歩いていく。
ご存じかどうかはともかく、彼はセンチファンと漢の生涯の敵、江西雪名。一応この話の主人公。
冬の間は寒さから逃れる為に駆け上がったマンションの階段も、この季節になれば吹き抜ける風が肌に心地よい。
今はもう散ってしまったが、階段脇に植えてある桜を見下ろせる景色は、雪名のちょっとしたお気に入りだった。
「さて、と・・・」
自分の家の前に立つと、雪名は大きく深呼吸して、何度か両手で頬を叩く。ここ最近の雪名の帰宅前の常習行動である。
何せ不用意に先に進もうものなら、取り返しの付かない事になりかねないのだ。ふと目に入ったドア横のネームプレート、
以前より自分の名前の下にある修正液の厚みが増しているようなのは・・・きっと気のせいだろう。うん、そうに違いない。
「・・・ここの所疲れてるからなぁ・・・」
彼のいる環境を知る者がいれば、口を揃えて「自業自得だ」と言い、足並み揃えて蹴飛ばすような愚痴を零しながら、
雪名はドアに手をかけた。もう一度大きく深呼吸して−−−−
ガチャ
「おかえりなさい♪ ご主人様」
思いっきり硬直した。なぜならもの凄く予想外なモノがそこにあったから。
へっぽこセンチSS第2弾
江西雪名の通われ旦那な日々 〜遠藤晶編〜
by U9
メイド。
メイドを見ている。
肩がふわりと膨らんだ紺を基調にした洋服に、純白のエプロン。艶やかな髪を飾るレース付きのカチューシャ。
スラリとした脚を覆う黒のストッキング。どっからどー見てもメイドさんだ。これがメイドさんじゃなかったら
何がそうか! とか問いたくなるほど完璧にメイドさんだ。
でも何故か「これは違う」と思ってしまうのは何故だろう・・・
いや、そりゃまーここ暫くは皆さんイメージプレイにハマってますよ?
明日香とのアン○ラ風を皮切りに、真奈美の裸エプロンとか、若菜の袴とか、夏穂の裸タンクトップとか、ほのかの
猫耳とか、るりかのバド・ガールとか・・・えみるが園児服着た時は我ながらヤバかったなぁ・・・結局ヤる事は
やったんで後でスッゲェ自己嫌悪したけど。(核爆)
でも、まさか、そんなっ! 「あの」晶がご奉仕系なメイドさん〜!?
・・・夢でも見てるんじゃないかしら俺。(大暴言)
むにっ
かなり所か相当失礼な思考を巡らせていた雪名は、頬に触れる感触に我に返った。白魚の様な手が自分の頬を
掴んでいる、と思い至る間もなく−−−
ぎゅううううううっ!
「いでぇーーーーーーっ!!!」
思いっきり抓り上げられた。捻りも加わったソレの痛みは常軌を逸しているようだ。見ているだけでも痛々しい。
「な、何すんだよ晶っ!」
「夢じゃないって確認させてあげたのよ」
猛然と抗議しようと口を開くも、あっさりと考えていた事を指摘されて沈黙。
「・・・俺には奇跡を起こす力なんてないんだけどなぁ・・・」
「口にしなくても分かるコトってあるものなのよ」
目は口ほどに物を言うって言うでしょ? 幾分視線を和らげ、だがそれでもジト目で晶は頬をさする雪名を見やる。
「まったく、失礼しちゃうわ。せっかく人が仕事で疲れた恋人を労ろうとしてるのに」
「えーと、いや、その事に付いては謝るよ。でも、正直言って意外だったからさ・・・」
なんせ前回は婦警さんで、その前なんてレザーの女王様だったし。しかも両方ともハマり役だったからなぁ。
特に女王様の方が。(爆)
「・・・そんなに、似合ってない?」
一転して気弱な視線で雪名を見る晶。普段の強気な態度はあくまでも晶の『一面』であって『全て』ではない。
何不自由なく育って来たため、自分から進んで他人に何かするという事にかけては慣れていないのだ。
そして、普段が普段だからこそ、このような仕草をされると雪名には堪らないのだ。どう堪らないのかというと・・・
「晶ぁーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
がばぁっ!
「きゃぁん、雪名ぁ(はーと)」
こんな感じに堪らないワケである。
(結局今回『も』深呼吸した意味なかったなぁ・・・)
などと頭の隅でぼやきつつ、最早恒例事項となってしまったお姫様抱っこで雪名はメイドな晶を家の奥へと
連れ込むのであった。
リビング。
晶を抱いたままベッドへ直行するかと思われた雪名だが、意外にも何もせずに晶を降ろした。
「雪名?」
「さて、と。どんな風にご奉仕してもらえるのかな?」
ちょっと不満そうに自分を見上げる晶に戯けた問い掛けをする。どうやら滅多にないこの機会に、色々と晶に
尽くして貰う事を期待している様だ。
言われた晶は一瞬キョトンとした表情を見せたが、自分の格好を思い出して艶のある笑みを浮かべた。
「承知いたしましたわ。それではご主人様、こちらへ・・・」
言いながら、雪名の手をとって一人座りのソファへと向かう。蛇足だがこのソファ、雪名が座った上に自分が座って
甘えられるようにと、彼の12人の通い妻達(笑)がワリカンで購入した品である。
「楽にしててね・・・今日は全部、私がシテあげるから・・・」
腰を下ろした雪名の脚の間に身をかがめ、上目遣いで雪名を見上げながら晶はゆっくりとジーンズの股間に指を
這わせ始めた。服越しで実際の感触はあまりないとはいえ、潤んだ上目遣いな美人メイドの手で自分のモノをさすられて
いるのだ。視覚効果な正に凄まじいの一言に尽きる。
俺、この事態になる事を避けようとしてた筈なんだけどなぁ・・・
などと軽く自分にツッコミを入れつつも、雪名の分身はあっと言う間もなく最大限に自己主張を開始していた。
「ふふっ、もうこんなになっちゃって・・・」
嬉しそうに笑うと、晶はジーンズを押し上げる輪郭に沿ってゆっくりと指を滑らしてから、股間に顔を寄せた。
「ちょ、晶?」
「ん・・・っ。ん、っ・・・」
ジ、ジジッ、ジッ
困惑して声を上げる雪名を潤んだ瞳で見上げたまま、晶はジッパーを歯で掴むと手を使わずにチャックを開け始める。
慣れていないせいでぎこちないが、そのせいで身を捩ったりする仕草がより扇情的に写った。
「ん・・・ふ、ぁ・・・」
開いた隙間から立ち上る牡の性匂に誘われるように、晶は顔を埋めると躊躇い無くトランクスの中に舌を差し入れた。
肉棒に触れると、ゆっくりと味わうように舐め上げる。
「ぅあ・・・」
自分の服の中で蠢くぬめった快感に、雪名は思わず喘ぐ。激しさはないが、ぬめった舌の感触と、舐め上げる毎に
吹きかけられる喘ぎ混じりの吐息が、更に分身を硬くさせる。雪名の喘ぎ声に気をよくしたのか、晶は目を細めると
舌を肉棒に絡み付け、一息でズボンから引き出した。
「ぁは・・・興奮してるのね、雪名。いつもよりおっきくなってるみたいよ? それに、とっても熱くてカタい・・・」
うっとりと笑みを浮かべて裏筋を舐め上げる晶に、雪名は返す言葉がない。なにしろ事実だし。(爆)
(それにしても今日はハイペースだな、興奮してるのは晶も同じか・・・)
などと欠片程の理性の残滓が分析するが、それは「じゃぁ俺ももっと羽目ハズしてOKじゃん」と、結局残りの理性も
放棄する結果となった。
ソファに身を任せ、自分の股間に顔を埋める晶を観賞する。
「ふ、んん・・・っふぁ」
ちゅ、ちゅぷ・・・じゅっ・・・
雪名の脚の間に座り込んだ晶は、両手を自分の膝の間におき、口だけで奉仕していた。舌を突きだして弾くように
肉棒に唾液を塗り、亀頭を軽く口に含んで裏側の窪みを突くように刺激する。暫し、リビングに卑猥な水音と微かな
男女の喘ぎだけが響く。
「な、晶・・・胸でしてくれないか」
気持ち良いかと言えば勿論だが、やはり支えがないぶん刺激は途切れがちだ。何だか焦らされているような気分に
なって、雪名は違う愛撫方法をリクエストした。
「んっ・・・いいわ、ちょっと待ってね」
艶っぽい笑みを浮かべて晶は身体を起こすと、首の後ろの結び目をほどいてエプロンを腰から垂らし、手際よくブラウスの
胸の部分のボタンを外して豊かな双丘をさらけ出した。きっちりと着こなされたメイド服の中で、胸だけが露出した格好は
堪らなく扇情的で、雪名の分身は更に硬度を増す。
「ふふっ、ホントに元気なんだから・・・」
晶はゆっくりと雪名の腰に上半身を重ねる。同時に雪名のモノが大きく柔らかな二つの肉塊に挟まれた。
「わたしの胸・・・存分に味わってくださいな、ご主人様・・・」
潤んだ眼差しで言い、晶は右の乳房をぎゅっと押しつけ、左の乳房を手で中心に押し付けるように動かす。乳房の
先端を内側に向けるように手で掴むと、興奮でピンと勃起した乳首を傘の先端に擦り付けた。
「っあ・・・く、気持ち良いよ、晶・・・」
全体を覆うふかふかとした柔らかさと、先端を刺激するこりこりとした快感に、雪名は上擦った声を上げるしかない。
無意識に腰が跳ね上がり、肉棒をより深く晶の胸に埋没させる。
「はぁ・・・あっ・・・」
押し付けられる雪名のモノに晶も興奮の度合いを増し、傘に乳首が擦れる度に息を荒くし、瞳の焦点もぼやけていく。
「ふ、んっ・・・」
やがて晶は乳房に唾液を絡ませて、胸全体を使って雪名を圧迫してきた。晶の唾液と汗、そして雪名自身の先走りで、
ぬるぬると肉棒が晶の胸の谷間を往復する。
「ああ・・・すごいわ・・・わたしの胸で・・・雪名のがこんなになってる・・・」
恍惚の表情を浮かべ、乳房の間から覗く先端に晶はチロチロと舌を這わせた。
「うぁっ・・・!」
それまでの滑らかな圧迫感とは違う、ザラザラとした刺激をいきなり敏感な先端に与えられ、雪名の快感は一気に
加速する。
「あん・・・んっ・・・雪名、イっちゃうの? わたしの胸のご奉仕で達しちゃうの?」
「ああ、もう、我慢できないよ・・・晶に、全部ぶちまけたい・・・っ!」
「うん、出して・・・わたしの胸に、顔に、いっぱい射精して・・・! 雪名のでドロドロにして・・・っ」
言って、晶は自分の乳房をすくい上げるように持つと激しく雪名の肉棒をしごき上げ、亀頭を口に含んで激しく
吸い上げ、舐め回した。
「くぁ、も、イくっ!」
「んっ、出してっ! わたしの顔に、雪名の熱いの、いっぱいかけてぇっ!!」
雪名の宣言に、晶は肉棒から口を離して懇願し、液体まみれのソレを大きく乳房でしごき上げた。
ビクンッ!
「うぁああっ!」
肉棒の先端から、白濁が勢いよく迸る。二度、三度と肉棒がしゃくりあげる度に、放たれた白濁が晶の顔を、
胸を、服を汚していった。
「ふぁ・・・すごい・・・雪名の、こんなにいっぱい・・・」
晶は自分に付着した大量の精液を指ですくい取ると、うっとりとした表情で舌で舐めとっていく。その姿に、
雪名は放出したばかりの分身が再び猛ってくるのを感じていた。
「晶・・・」
「なぁに? ・・・あっ・・・んもぅ、雪名ったら・・・」
晶の痴態に興奮しきって、少々掠れ気味の声で呼びかけると、晶はボウッとした様子で雪名に注意を向け、次いで
目前に先程と変わらずにそそり立つ牡の性器に気付いて呆れたような、それでいて嬉しそうな声を上げた。
「こんなに沢山出したのに、まだこんなに元気なんて・・・」
「晶のせいだよ・・・あんなにHな表情でおしゃぶりしてるトコなんて見せられたら、我慢できるヤツなんか
いないって・・・」
「わたしのせい、ね・・・それなら・・・」
甘くとろけきった声で囁きながら、晶は身体を起こし、雪名に腰に跨る。
「責任・・・取らなくちゃ・・・いけないわよ、ね・・・」
腹を打つようにそそり返った肉棒に指を添え、濡れそぼったパンティをずらすと、先程までの奉仕によって既に充分に
蜜を滴らせた淫花へと導き、そのままゆっくりと腰を沈めた。
「んんっ・・・ぁ、はぁんっ!」
「くぅっ・・・」
雪名のモノがズブズブと卑猥な音と共に自らの膣内に埋没していく様に、晶は喉を反らして嬌声を上げた。逆に、
雪名は肉棒にまとわりつく熱く狭い膣壁が与えてくる快感に抗しようと、苦悶の表情を浮かべて自らを律しようとする。
が、その努力を嘲笑うかのように晶の膣内は熱く、そしてうねる様に収縮し、雪名の分身は呼応するようにより一層その
硬さを増した。
「ああん! 雪名ぁ、すごいぃっ!」
膣内で更に硬度を増したソレに、晶が感嘆の声を上げる。
「ん、もっとぉ、もっと感じて・・・わたしの中、雪名でいっぱいにしてぇっ!」
半分叫びながら、晶は上下に腰を動かし始めた。晶が動く度に、蠢く粘膜が無数の舌で舐め回しているかのような
快感を雪名に与えてくる。その快感を、雪名はただ本能の赴くままに貪っていた。
「はぁっ、あんっ、ふぁっ・・・ねっ、せつ、なぁっ。わっ、わたしの中っ、気持ち、いいっ!?」
「ああっ! すっげぇ、いいよっ!!」
腰を上下に動かしながら、晶は雪名の頬を両手で包み込み、覗き込むようにして訊いてくる。ストッキングに覆われた
太股を撫でていた手を晶の腰に回すと、雪名は答えると同時に大きく自らの腰を突き上げた。
「はぁあああんっ!」
丁度下りてくる所だった晶の腰と突き上がった雪名の腰がぶつかりあい、より深く繋がった結合部から濡れた肉が
ぶつかりあう淫らな音が響く。
「ふぅ・・・んっ・・・もっとぉ・・・ぁあん、もっと感じさせてぇ!」
甘い声色で喘ぎながら、晶の腰の動きが早くなっていき、その動きに合わせて豊満な乳房も淫らに撥ねた。互いの
性器が擦れ合う度に、晶の花弁はとめどなく淫蜜を溢れさせ、それが更に二人の動きを激しくさせる。
いつしか二人の動きは上下だけではなく、前後左右も含んだものになっていた。上下運動だけでは得られない刺激を、
ただひたすらに貪りあう。
「はぁっ、あぁん! いいっ、いいのっ! んんっ、んぷっ・・・ん」
既に理性など遙か彼方なのだろう、晶は激しく腰を揺らしながら、うわごとのように同じ言葉を繰り返す。
その手は自らの乳房を揉みしだき、口元まで押し上げたそれに付着した先程の精液を、チロチロと舌先で舐めとる。
「はむ、んふっ・・・」
片方の乳首を口に含んで吸い上げ、空いたもう片方は指で揉みしだき、引っ張るようにして刺激する。自分の眼前で
自らの身体を愛撫する晶の姿は、雪名の本能をこれ以上ないほど興奮させた。
「あぁっ、だめ、だめぇっ! せつなぁ、気持ち良い、気持ち良いよぉっ!」
普段の凛とした大人っぽさを感じさせない、子供じみた甘い声で晶は叫んだ。
「もっと、もっとほしいのぉ!!」
雪名の首に手を回し、飛び掛かるような勢いで口付ける。舌を絡ませ、互いの唾液を啜り合って快感を与えあう。
「んはっ、ふぅっ、んんっ!」
腰を打ちつけ合う度に、口が離れて唾液が互いの顔を汚す。
「ふぁ、だめ、だめぇ、イっちゃう、雪名ぁ、わたしイっちゃうよぉっ!!」
膣内の締め付けも一層キツくなり、快感に上体を支えきれなくった晶が縋り付いてくる。
「ああっ、俺も、もうイっちまいそうだっ!」
「いっしょぉ、いっしょにイってぇ! 雪名の熱いの、わたしの膣内にブチまけてぇっ!!」
キツい締め付けに負けないように勢いを増して猛りを抉り込むと同時に、晶の身体が大きく震えた。
「んあああああっ! イくっ! イっちゃうううううっ! あっ・・・あああああああああっ!!」
「くぅあああああっ!」
収縮した膣内の感触に、雪名も一気に白濁した劣情のたぎりをドッと解き放つ。晶は子宮口目掛けて放たれた
それが、やがて自分の体内にゆっくりと広がっていくのが分った。
「ふぁっ、あああぁ・・・熱いよぉ・・・雪名の・・・ぁん・・・いっぱい、いっぱい射精てるぅ・・・」
焦点の定まっていない瞳で、晶はうっとりと呟く。そのままの格好で、二人はしばし余韻に浸っていた。
「うふふ〜」
汗やらナニやらにまみれた身体をシャワーで流し、今は雪名に抱きかかえられるようにして湯船に浸かって晶は
ご機嫌である。抱きかかえている雪名といえば、ここ最近の例に漏れず、今回も打ち止め一歩後といった感じだ。
とはいえ、結局いつも悪ノリしてヤりすぎるのは雪名自身なので同情の余地なんざこれっぽっちもないのだが。
「こういうのも悪くないわね。服を着たままってちょっと倒錯的で、すごく興奮しちゃったわ。雪名も喜んでくれた
みたいだし」
ね? と振り返って笑う晶に、雪名は苦笑してまぁね、と返す。
世間に大きな顔で言えるコトではないが、相手も気に入っているようだし、特に否定する必要もないだろう。
というか、恋人が12人居る方が遙かに問題だ。
「次回はどんなのがいいかしらね? どうせだから服装だけじゃなくて設定にも凝ってみたいわよね〜♪」
「設定って・・・」
「服装だけでこんなに熱くなっちゃうんだもの。舞台もちゃんと整えたら・・・」
(それじゃまんまイメクラだよ晶・・・)
何を今更。
「そうねー、先輩に憧れる後輩なんて悪くなさそうね。あ、教師と教え子なんかも良さそう。うーん他には・・・」
なんだかなーなどと思いつつ、自分もちょっと想像してみる。
(『あっ・・・お兄様・・・』
『ふふふ、晶はイケナイ子だね。兄の手でここをこんなに濡らして・・・』
『ゃんっ、違うわっ』
『ん? 何が違うんだい?』
『お兄様の手だから・・・お兄様だから、わたし・・・』
『晶・・・』
『お兄様ぁ・・・』
・・・・・・なーんて、いいかも」
「ふーん、雪名、そういうのが好きなのね」
「うん、やっぱこーゆーのって背徳感溢れるトコが・・・って晶?」
「なぁに?」
声に出してましたか自分?
「ええ、はっきりとね」
そ、そんな。いくら作者が最近カ○ンにハマってるからって、こんなのないよ!
「わたしが『お兄様』ね・・・じゃぁえみるが『おにいたま』で、若菜が『兄君さま』、真奈美が『兄上様』に
ほのかが『お兄ちゃん』ってトコなのかしら? あ、優が『兄くん』なのは外せないのよね?」
「あ、晶・・・それ以上は、ってゆーかこの時点で充分デンジャラスだからこの話題はやめようよ・・・(汗)」
「もう、言い出しっぺはあなたじゃない・・・。まぁいいわ・・・」
とまぁ、この時はこれで収まった様に見えたのだが、この後暫くの間、ほのかが急にピアノを習い始めたり、
真奈美がゴールデンレトリバーを飼ったり、るりかが「チェキー!」などと言い始めたりと、雪名の気が
休まる事はなかったそうな。
もう終わらせて
痕書き
・・・・・・ああ、空が蒼いよ。
ども、U9です。
最後まで読んで下さった貴方に感謝。
やっと、やっと終わった(てゆーか終わらせた)・・・
思い返せば真奈美SSを哀側さんに送ったちょっと後に晶SSをリクエストされてしまい、またまた安請け合いして
しまったのが・・・何ヶ月前だ? 既に思い出せない・・・(滝汗)
それにしても今回は尻切れトンボだ。半年以上待たせて結果がこれ・・・哀側さん、ごめんなさいーっ!
平成コスプレバカップルシリーズ(笑)・第二弾は晶でドン! 晶本からバカップルシリーズを始めたウチに
合わせてくれたような超特濃な内容がトレビアン。
U9さん、紳士の国イングランドから本当にありがとうございます!!