近づいてくる 夜霧の気配 誓いの糸が 紫陽花(アジサイ)に映る 耳を塞いで 逃れる痛み 別れの雨は ひと時に消えていく 孤独な星でも 輝いていられるなら 僕はいつまでも前を向ける あの空も この砂も 目に見えぬ もので造られているよ 流れに乗り旅立つのさ 瞬きの世界へ 小指を照らす 朝日の光 菖蒲(アヤメ)の花が 東雲を待ちわびる ちっぽけな夢など 未来にはならないから でかく夢を持ち強く生きる あの草も この花も 今があり ここに根付かせているよ 存在を繰り返す 永遠の世界で あの鳥も この虫も みんなみんな 精一杯に生きてるんだ 僕たちも その意味も 目に見えぬ もので造られているよ 夢に向かい 駆け抜ける 瞬きの世界を |