「硝子路」
大きなガラスを割ってみました。
破片が粉々に散りました。
その上を素足で歩いてみました。
真っ赤
な足跡が生まれました。
どんどん先へ足を進めました。
どくどく
血
が流れてきました。
それでも歩くのをやめませんでした。
後ろは怖くて振り返れませんでした。
愛しいあなたが立っていました。
「サヨウナラ」って言いました。
気付けば僕は泣いていました。
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