多分、そうというよりは、決定的にシーツを洗わなければならないだろう。
 大体昨日、寝しなに紅茶を淹れて、ベットで飲むなどという馬鹿げた真似をした所為で、朝に取り替えたばっかりのそれにくっきりと模様を描いたではないか。立て、立って盥にためてきた洗濯物の山をーーっっ。
 のんべんだらりと、引き摺りだした寝椅子に倒れ込み、ぴくりとも動かないまま、そんな叱咤激励だけを頭の中で廻している、狼のような男がいる。……結局は、洗いもせず、洗濯物の中で眠るのだろう。ずぼらは性格で、大雑把は天性だ。そう心の中で嘯くようになってしまった自分を少々嘲笑して、それでも、この天気のいい中で眠り惚ける。
 ーーシーツなんか、なくても大地を褥に、などと呟きがこぼれる。…長いこと人間と会わないと、いろいろ忘れるもんがあるんだな、そう思う。人間みたく生きなくていい自分には、余計なものにかかずり合っていたのかもしれない。
 目の前にあの華が、咲いても、もう起こさない気がする。
 あの掘っ立て小屋など、瞬きの間になくなるに違いない。
 夏に向かうきつめの日射にも赤くさえならない腕を上げ、


「…どちらさんですかー。」


 不精だといえ、上半身起こして問い掛ける。
 実は、表面上は馴れた風に装ったものの、内心は心臓がばくばくいっていた。
 誰なんだ、こいつ。茫洋と草叢に立っていた、男を見てそう思う。
 存在を確認した瞬間、人間種だとわかったものの、いや、だから何故、という疑問がわく。人間が、道のないここに辿り着く事は、まったくないとは言わない。方向感覚を遮断しているような者達が時々いるものだ。
 ここらに大きな交商路はない。大体こんなに奥深い、竜の”住んでいる”森だ。いまだ対等な力も理論も持っていない個の人間が、わざわざくることはない。
 ここに至った者たちは迷ってたまたま、だ。自分達にしてみれば人間の気配など、暁前の鶏並の煩さ。だれていても、近づいてきた人間を見逃すとは、思えなかった。
 故意に気配を隠して近づくなど、そんな不穏、黙ってられるもんじゃない。
「おい、あんた、人の土地にはいってきてだんまりとは、礼儀がなってないんじゃねえの。」
 十人中十人がその境界線を見つけられないことを、知って、そういう。
 しかしそれでも返事は返らなかった。
 実は、本当に遭難していたり、な。そんな考えが思い浮かぶほど、その男の風体は酷かった。もともと長髪なのか、もしくは伸びたか、乱れっきている髪には、こびりついている泥か何か、がびがびした物が付着し、顔が見えない。同じく、ぞろぞろと長いだけの衣装は、この天気を無視したかのような厚みと枚数だ。その前に、その布、ごみをあさって用立てたんじゃあるまいな?
 見れば見るほど、その考えに寄っていく。
 この場所は、この森では珍しい、天井に木の枝がない、草や木の葉で覆われてない地面のある場所だ。理由は簡単、すぐそこに小さめの湖があるからだ。もし遭難したら、確かに水源を見つけだす必要があるだろう。ーーこんな汚れザマじゃあ、尚更。
 「ーー遭難したの…か? 」
 やった処で無駄だろうに、掌で衣服の乱れを整えようとしていたが、ゆっくりとかぶりふる。……言葉が通じないという線は、消えたわけだな。
 もごもごと口を動かしているようだが、言葉はもれず、口の形で推測しようにも。……髭で見えるわけないじゃないか。
 ちょっと小首を傾げて、こちらに意味が通じていないのを知ると、地面に目を走らせ始めた。
「ーー身振りじゃ駄目なのか? 」
 ちょっと肩をすくめてみせた。……うまいじゃねえか。
 漸く太目の枝を拾い上げ、がりがりと地面に文字を連ねていく。
 ーーー読めますか?
「おまえだけが、文字を知っていると思うなよ。」
 ーーーよかった。
 首周りをさすり、
 ーーー申し訳有りません。喋れないもので。
「気にするな。で、おまえは? 」
 ちょっと考えて、枝を撫でる。どう伝えようか考えているその仕草を見つつ、どことなくこの男が瓢軽に見える。
 やっぱり人間と関わっていく方が自分には、いいのかも知れない。
 ーーー非礼と知っていますが、名は後から名乗らせていただきます。少々お願いがありまして、竜殿をさがさせていただきました。
「……。」
 ーーーでは、用件に入らせていただきます。勝負をしていただきたい。
「……。」
 ーーー竜使いにならなければならないのです。
「……せめて、身支度整えてからきやがれッッ! 」
 ーーーお風呂貸していただけますか?


 カップラーメンができるまで笑い続けた。


 どこがおもしろかっただろう。


 笑い続けている竜を眺め、それから自分の姿をためすがつした。途端に情けない風情が流れる。
 こんな情けない風体で…。やはり、出直してくれば良かった。…しかし自分の能力では、また、ここにこれるとは思えはしないし。本格的に再来を検討し始めた男に、笑い声が覆いかぶさってきた。
「…っくく。お、おまえ、ここで風呂を貸してもらった後、身体と服を乾かして、それから喰い合いしようと思っていたのか? 」
 こくり。
「のさー、へんじゃないか? 」
 変ですね。
「大体、武器も持たず、俺の心臓を喰えると思っていたのか? 」
 駄目じゃないでしょうか。
 かりかりかりかり、無造作ながら整った文字が書かれる。
 ーーー草食主義なんです。


 カップラーメンが…(二個目)。


 漸う笑いを収め、言うしかなっかた。
「風呂にはいるだろ。そんな格好じゃあ、おまえの不戦勝になってしまう。」




 あのう、人のいるところでお風呂に入る習慣はないんですけど。
 場所替えをした所為で、文字からふちを叩く、簡易なモールス信号に変え、困った風情で一応訴えてみる。
 大体人里離れ、ついでに男の一人暮らし、風呂は風呂でも池の傍に設置したゴエモン風呂じみたものである。人がいない事前提なので、草木で隠してあるとはいえども、ある程度近づけば丸見えになる。日常では、別に不都合はなかったのだが。
「まーまー、気にするな。汚れが一欠けらでもついていたら、喰う気がしないだけだからな。湯船を泥だらけにされてもかなわないし。」
 ………。
 一応は、竜は男らしいし。気は進まないが、身体を洗わない事には相手にされないようだと悟って、渋々外套を脱ぐ。
「気になるんだけどなー、おまえ、魔術師か?」
 懐から小袋を取り出して、水のかからない所に置いたのを目で追いつつ、聞く。
 ちがいます。
「それ、魔除けだし、そいつのアミュレット、学院でしか教えてもらえないものじゃなかったか? 」
 でも、違います。学士です。魔術師の知り合いは多いんで、いろいろ教えてもらいますが。
「でも、あれはおまえが作ったのだろ。」
 そうです。
 それがどうしたのかという感じでこっちを見る。問題は、それに魔力が込められているという事だ。
 学士が竜を必要とするなんて事があるんだろうか。大体、魔術師と、学士、博士は大本が同じだ。どちらもこの世の論理を求め、住みやすくする為の存在だ、個々人の欲望は別として。違うのは、魔術師がその個人固有の魔力を使い、学士は万人が使える道具を使う。
 魔力があるなら、魔術師になればいいのに。今の総合的な学士のレベルでは、魔術師並にこの世に役立てれまい。礎になる覚悟があれば、また、話は変わるのだろうが。
 桶で、水温を一定にしようと頑張っていた学士が、ふと深くまで考えた竜の考えを壊すような事を言う。
 ササンが学士か博士になれと。
「ササン? ササンって誰だ。」
 ……一緒に生まれた者です。
「ふうん。」
 竜の脳裏に浮かんだ想像など、たかが知れている。双子の@夫婦漫才Aドツキ漫才、……@の天然ボケ同士の方が可愛いよな。
 よく似ているといわれてました。
 よしよし、ちょっと負けられない理由ができたな。これの片割れに会わせてもらおう。ほくほくと、内心喜ぶ。
「で、おまえの武器はその袋の中に入ってるようだが、そんなばれるような真似をして、今のうちに壊されるとか考えはしなかったのか。」
 え、だって戦ってくれると。
 その言葉に、貴族のような決闘だと、信じている事が知れて。
 ーーー爆笑したのは、言うまでもない。




 学士流に身を整えた男はそれなりに格好がついていた。精悍な顔つきに理知的な目が彩りを添えている。ずた袋並に見えた衣装を整えた今では、身体もそれなりにがっしりしているのが見て取れた。動きも最初から無駄がなかったし、聞いてみれば、兵士の過去があったかも知れない。ついつい忘れていたが、竜である自分でさえ気配を察知できなかった。それに付け加え、蓄えた髭といい、顔の皺といい、年並みの威厳を漂わせている。
 総合評価は、いい男といっていいだろう。
「……何か、詐欺に遭ったような気分だ。」
 勿論男は、困惑した顔で竜を見る。何を言っているかがわからない。
「まあいいさ。下僕にするんなら、何もかもいいほうがいい。ーーーゲテモノ好きだけどな。」
 ……ゲテモノ…。
 情けない表情で、自分に評された言葉を繰り返す。
 ーーーゲテモノ、ですか。
「気にすんな。おまえはかわいいよ。」
 ゲテモノだけど。
 何か変な事を言われたのはわかっているのだが、それがどこなのか指摘出来ない事に、学士は首を傾げる。
「で、疲れていないなら、さっさと喰いたいんだが。」
 ……では、お願いします。
 軽く足幅を広げ、重心を落とす。力は込めず、しかし気を張り巡らせて。型は、一兵卒のそれだ。竜にとっては、何がなんだかわからない。体を鍛えているように見えたのだが……。
「おもしろいな、おもしろいよ。」
 微かに眉をひそめて、学士はその言葉を流す。
 フッと身体を沈め、一瞬にして間合いを詰めた学士に対して、竜は動かなかった。振りかざした右手には件の、小袋。
 それを核として、方陣が零れている。完成されたそれが、小袋などに収まる筈がない。完成直前のものだ。
 人間にしては早い動きも、いまだ完成されていない方陣も竜にとって、まだ脅威ではない。その気になれば、核を盗れる。
 ーーー左手を開く。
 手の平に血の文字が溢れている。固まりもしないそれが虚空にだくだくと軌跡を描く。
 描き出すその文字は…………、フェイントだ。
 元は間合いを詰める前に布陣し終わっていた。
 ぎょっと、竜の目が大地に向く。
 もう完成している。
 小袋の方陣が光を帯びだすと同時に、隠されていた大地の方陣の擬態が弾け飛んだ。捩れた空間が天土に伸びていき、二人を押し包…。
 …ぱしん。
 あれ。
 きょとんとした顔をして、小袋をひっくり返して、振る。
 方陣が壊れている筈がない。だって、小袋が存在するから。零れだした方陣も、血文字も補足であり、主体ではない。主体はこの小袋であって……。
 なんかした?
 一瞬の、人間では知覚出来ない内に、2mは距離を保った竜にたずねる。
「なんかしなきゃ、あれにとらわれるだろーが。ここら一帯を牢獄に入れるつもりだったのかッッ?! 」
 最初にぽろぽろ零した土くれの一部、それと水滴。ああ、まあいいやとばかりに、小袋の中に突っ込んでいた圧縮方程式を混ぜ、落としたが。やはり、動かしたらすぐにばれた。竜の足下で潰された理論が霧散している。
 場所を定めず、ばら撒いたのが運良く動いただけだ。現に一個潰されて、もう起動しない。
 これだったら、完成したら竜殿でもそうそう壊れないし、努力は尽くすものだって……。
「誰に聞いたかしらねーが、恐い奴だなッ! 」
 術が完成するまでに、壊せた、が、『何も』なかったわけではない。起動範囲ぎりぎりの木がここには存在しない幹に支えられ、根の場所と、広げた枝葉のみが当たり前のようにそこにある。亜空間に閉じ込める呪紋の初期段階を止められなかった所為で、幹がないのに崩れ落ちてもこない葉っぱ達。ここにない幹を切らない限り、落ちてはこないだろう。
「あーもー、理解できるのでよかった。〜〜この馬鹿が。おまえも囚われるところだったんだぞっ。」
 ーーーもちろん、心臓を食べなければ、竜使いになれないんだし。
 慌てて避けた。
 …あぶないー。
 顔を掠める爪の持ち主に、当然とばかり文句をつける。その無駄な運動神経を持っている相手に、竜は鼻の頭に皺を刻んだ。
「逃げるなッッ。」
 あぶないってるでしょうっっ。
 やっとする気になったのか、人の形を放棄した獣の爪あらわに振るう。無茶苦茶な軌道を描くそれに、避ける事しか出来ないのか、反撃の意思を見せずそれでも僅かな動きで攻撃を無効にし続ける。
 不意に手を切り裂かれる覚悟で差し出す。その上には、不発した小袋が乗っていた。基となる文字はすべて反転してある。
 防御してくださいっ。
「いいやッ俺の勝ちだッ! 」
 火の精を含み、膨れ上がる小袋の上に血文字。ーーー竜の。
 たまらず、ざらりと小袋は消滅した。  ーーー文字をなしていないと思ったのに。
「いろいろコツはあるのさ。な、俺の勝ちだろう。」
 血に塗れていない方、獣のままの爪が喉を軽く絞めているのを感じつつ、頷くしかなかった。



「…なあ、喰われるのも、ーーー悪くないだろう? 」
 乱れた衣服を掻き合わせながら、聞こえているものの、返事をする心算はないようだ。
「わざわざ痛くないように寝床で喰ったんだ、痛くなかったろう。喰われたことなんか、ないだろうしな。」
 寝転んだまま、途方に暮れたような学士を引き寄せる。
 ただただ混乱している学士は、あんまり竜の言葉を受け取れないでいた。ちっとばかり不機嫌になっているのも見えず。
 てっきり、竜に心臓を喰われるのかと思っていた。人間が竜を僕とするとされている方法の中で、一番確実性の高いのはそれだったし、術を破る方法論でも逆さまにするのは基本だ。
 まさか、まさか…。
「僕の癖に無視するなよーッ。」
 ッッーーー魂を喰われるなんてっ。
「おい、こら人間…。」
 喉をひっ捕まえたまま、竜のーー家、というより小屋に引きずられた(勿論幾ばくかの抵抗はした)と思ったらベットに座らされて、腹の腑を引きずり出された。
 …ように思えたが、そっちの方がよかった。引きずり出されたのは魂。まさか自分が幽体離脱させられるとは、思わなかった。受身も取らず頭からぶっ倒れた自分を、心配する暇なく、断片的な記憶がある。爪と瞳と牙だ。ひとつたりとも人間のものじゃあなかった。それと根源的な喪失感。
 そりゃあ、感じるだろう。
「ーーーおい。気分悪いのか。」
 魂を喰われた自分は何なのだろう。ーーーゾンビか?
「名前ぐらい教えろ。よべないだろ。」
 ーーーアギル。
 背を向けたまま、手短に答える。
「……ふっ…。」
 引き摺り倒して、無理矢理目を合わせる。
「おまえが悪いんだろ。他にもやり方はあるはずなのに、俺を喰うなんて言われちゃ、機嫌も悪くなる。」
 ーーーはな。
 左の髪に微かに触れ、呟かれた言葉に口端を笑いで染める。確かに竜の左耳たぶには、花の形の刺青がある。
「わからないな、面白い人間だな、アギル。大体なんで、竜が必要だったんだ。」
 蘇らせるために。
「竜が? ……霊寄せの華を探しているなんて言うんじゃないだろうな。」
 笑い事じゃない。
「笑いごとだよ。ーーー昔、俺もそれを探したことがある。言っといてくれれば教えてやったのに。あのおとぎ話は、おとぎ話だ。竜の背中に乗って出かければ、ぽこぽこ咲いてるもんじゃない。ーーー他の復活用の道具も探した。ーーー見つからなかったけどな。」
 ーーーどうしたら…。
「そんなに生きたがってるのか? 死者が。そんなに必要だったら死還りをすればいい。人格も輪も外れるが、そんなに必要だったら、しょうがない。本人が望むかどうだか知らないがな。」
 …………………。
「ーーーそういえば、もう一回喰うぞ。」
 ーーー?!
「おまえの声を戻す術は後から考えるとして、話す能力を共有しておかないと、呼ばれても気づかないんじゃ面白くない。それにどうせ、頻繁に喰っとかないと、契約が薄くなるし。どうせまた喰うんなら、一回も二回も同じだよな♪ 」
 ーーー楽しそうですね…。
 じりじりと下がるアギルの肩を掴んで、喉に牙を押し当てる。
「…楽しいだろ? ーーーああそれと。」
 喉の酷い古傷に笑いを吹きかける。
「俺は、イリと言う。よろしくな。」



(歯ブラシは、蛇ということです。)
 いそいそと夕飯を作っているイリの背に、言葉が通じるか試すようにベットから声をかける。
「…あ? 」
(このへび、はぶらしー。)

 カップ…(三個目)。

 おやぢギャグマスターらしいアギルを、目に涙を溜めた状態で、見る。(イリの笑いの沸点が低いだけのような気もするが。)
「何なんだよ。」
(手伝うことはないんですか。)
「飯を作れるのか? 」
(野戦食ぐらいなら。)
 そんな酷い家なのかなー。ちょっと逡巡した。野戦食ってのは、基本的に煙を出さず、匂いを出さずか、それとも、大人数用にぐつぐつとするもんだ。どちらにしろ、普通家の中では、しようと思わない料理である。
(ーーー今先の話です。どうして復活させようとしたんですか。)
 そういえば、霊寄せの話だったなと思う。何十年か前の事だった。人間だった、幼馴染の。
「ーーーーあー、別に復活させようなんて思ってなかったんだ。……もう一回会いたかったんだ。別れるために。」
 鍋を覗き込んでいた為に、イリは気づかなかったが、虚を付かれた顔をアギルはしていた。
「それとだな、ある程度仲良くなったら血の契約を結ぶやつがいたかもしれないのに。背中ぐらい乗せてやるだろ、フツー、ダチなら。精神に論理規制かけるけど、おまえくらいなら、自然法くらい守れただろうにな。ーーーアギルは、俺の僕だから、もう、その手は使えないけどな。」
 ぱたん。
 間の抜けた人間の倒れる音を背で聞きつつ、きのこスープの出来に満足そうにイリは頷いた。


☆☆☆ 今日の収穫 ☆☆☆

 人間(アギル=下僕)
 カップラーメン(三個)

おしまい



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