習作だろうがなんだろうが、どうせレベルは変わんないので諦めた。余計な冠詞がつくだけだ。
 思っても見なかったことだが、どうやらオシとコウが一番書きやすい。
 まだきっちりと出てない主人公コンビよりも、ゆりと九達郎よりも、コウとヨナよりも、なんで組ませる気のないコンビが書きやすいんだ…。ーーだからか。
 コネタが思いついたらば、祖父孫コンビに頑張ってもらいましょう。ところで、もう一人孫がいるんだけれども、そっちは絡まんねえ、絡まんねえ、他の人に夢中ですから。
 そういえば、「逅」は人名漢字にはありません。悩んだけれども、最初からこのキャラの名前はこれでしたし、パラレルですしねえ。他も今の状態で破綻していると思います。
 逃げ言葉は、「パラレルだから! 」。



オシ 「おーおー、コウ。いいとこに来たのー。」
コウ 「おはようございます。」
オシ 「うん? ああ、おはようございます。それに入学おめでとう。」
コウ 「ありがとうございます。でも、学区ごとに繰り上がりなんですけどね。」
オシ 「つつがなく成長しているということでいいんじゃないかいな。ほら、入学プレゼント。」
コウ 「え? 」
オシ 「入学式じゃと、半日か。このノートは、家で読んではならん。どこか人の少ない、そうじゃなあ、図書館あたりで読むがよろしい。」
コウ 「……なにか古いノートですね。」
オシ 「うむ。それと、読んだら他のものに見付からんよう返しにくるのがよろしい。」
コウ 「くれたんじゃないんですか? 」
オシ 「所有者が他にいてのー。まあ、中身を見てのごろうじろといったかんじかのー。」



ゆり 「親爺様、なにか変わったことありませんでした? 」
オシ 「おや、何かあったかのー。」
ゆり 「何か押入れを触った人がいたような気がするんですけど、ーー誰も触るわけないし…。」
オシ 「らしくないのー。確定できん話か。」
ゆり 「なくなっているものがひとつあるんです。ただそれには価値がないので、気のせいの気もするしーー。」
オシ 「ほー、何がなくなってたって? 」
ゆり 「コウの名前が決まるまで、候補を控えていたノートです。」
オシ 「……まあ、そのうち出て来るかもしれんのー。」
ゆり 「そうですね。もういらない物でもないと、気にかかってしまっていけないですね。」
オシ 「ーーそうじゃのー。」



おしまい





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