ズウェディン・ズーノ・赦汲牟(しゃぐむ)

 実は、このキャラ、ここに出て来るはずなかったんですがねえ。
 後、ふたつばっか、(まだまだ話がまとまっていない)脇役予定があったんですがこっちを気に入ったみたいですねえ。
 はああ〜…。
 ので、この話の中で、ディーズム・ジュムン・サシンが、会話文でシャーム、シャーム言ってますが、愛称でなくて『情報交換』中に影響を受けたんでしょう。(元々の要素もあるんだろうが。)

赦汲牟   「やだなあ、ディーズムは愛称で呼んでるんだってば。」
ディーズム 「……シャーム、と呼んでいたか? 赦汲牟でなくて? 」
赦汲牟   「もー、ディーズムのお茶目さん だから、愛称なんだろう? 」

 ……いや、その前に、文字の色変えとハートマークつけるの止めてくれ…。わし流儀じゃないんだ。♪も。
 あとがきだから、譲歩してるんだが……。

赦汲牟   「だったら、18歳未満禁止ぐらいのことさせろよ。」

 だぁーれーがーさーせーるーかー。それもわし流儀じゃないねっ。

ディーズム 「邪魔だったら、席を外すが。」

 ……赦汲牟、おまえさんの想い人をどうして気に入ったんだ。(全く本気にとってないぞ、あれは。)

赦汲牟   「離婚歴があって子供も居るくせに、隙があるとこかな。」

 いや、隙のないキャラ性格に作ったんだが、通り魔でも通り獣でも一撃で屠れる様な……。ああ、子供も居るのか。(何でそんなのを気に入るんだよ! おまえは!! )そういえば、ディーズムは何歳だ?

ディーズム 「四十三だが。」
赦汲牟   「あ、俺、今度二十一。ディーズムの子供と4つ違い〜。」

 ーーーーーーああ、そう……。すんげえろくでもないキャラだな、赦汲牟は。(大体、二十一って、後9ヵ月後にだろう。)ディーズム、さっさと縁を切るのが最上かも知れないよ。

ディーズム 「縁を保たせているのは、あなただろう。」

 そーでした。(だって、おまえらが勝手にうごくから! )

 ズウェディン・ズーノ・シャーム。平行世界で、赦汲牟の同位体。三つの花街の主であり、最強の魔道士である。
 不老であり、しかとした年齢を知る者はない。シャームを担ぎ出した時点で、勝ちは確定されるが、まったく国の興亡にも人の生死にも興味がない為、簡単な事でない。


×××   「最強と呼ばれるのは理解する。だが、一言交わしただけで城外の兵を皆殺しする挙動不審さはどうだ。唯一だけに強いと言うのも困りものだ。予備動作なくうごくのも。」
赦汲牟   「って、誰。」
ディーズム 「レクセパー、どうしてここに? 」
レクセパー 「……山神木にシャームのコントロールを命じられた。あまり、私は得手でない。」
赦汲牟   「相手が? コントロールが? 」
レクセパー 「時渡りも界渡りも山神木も含まれる。本来、赦汲牟=シャームが出る話の主役だと言え、私が望んだわけでない。余計な重荷を背負わせて頂かなくとも結構! なのだが。」
ディーズム 「エグライハムの話をして、エナンディフィアの話になっても最初から出るわけでないからな。シャームは。」
赦汲牟   「てんさいは、忘れたときにやってくる! 」
ディーズム&レクセパー 「……天災。」
赦汲牟   「うんにゃ、甜菜だってば。ディーズム、その子のことだけどさ。」
レクセパー (無視して)「シャームのことだ、ハレムのふたつみっつあると思ってたが。」
ディーズム 「竜が許しはしないだろう。あれらにとっても、ここは故郷であるし。」
赦汲牟   「その子は何だ。友人? 恋人? あい……。」

レクセパー 「さすが。現役の、術を操るものだけはある。ディーズム、竜の居る世界を教えてくれ。他種の朋友を助ける術がありそうだ。」
ディーズム 「まずは、ここから離れることにしよう。異空間に押し出した程度では、時間稼ぎになるかどうか。」
レクセパー 「そこまでも変わらず。いよいよ愉快。この狭間の僥倖堪能しなければならない。いこう、ディーズム。」


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