あーと、……ごめんなさい。
 どういったらいいか、男性同士の恋愛物というには色気はなく、だといって普通の話というには男同士のきすの場面があります(泣)。って、ここはあとがきじゃないか。
 いや、本当に悪いと思っています(が、思いついたら書いてしまうんだろうなあ)。

ヨレイエ 「………………どうでもいいから、人前でいちゃつかなきゃどうでもいいから。」
ヨレイエ 「……。」
ヨレイエ 「って言えりゃあ、楽なんだけどなあ。」
蛇仔   「それは大丈夫でしょう、特に相手はディーズムですからね。」
ヨレイエ 「そうはいっても、我等があるじさまが浮き足立つかも知れないのに? 」
蛇仔   「それはそれでも、三つの町を長々と盛り立てる目先は持っているでしょうに。」
ヨレイエ 「女の色香に惑わされず? 剣と矢に切り倒されず?
       ……ただ、初恋はどうなるかな。」
蛇仔   「ーーあら、やっぱりそうだったんですか。馴染みの女達は落ち着きますでしょうよ。」
ヨレイエ 「男色でか? どういう考えだ。」
蛇仔   「自分が選ばれれば色々と面倒ごとがある。だけども嫌いでない相手が他を選ぶのは気に食わない。
      ーーその人が選んだのが男なら、基本から趣味が違うので諦めもつく。」
ヨレイエ 「……ディーズムは、シャームの馴染みの興を買っていたな…。」
蛇仔   「何を見越してか知りませんが、しょうのない男連中として、それなりに対応するでしょうよ。
      気に掛けなくともよろしいと思われますが。」
ヨレイエ 「ただ、シャームはなー。」
蛇仔   「天災を気にされますな。私達に出来るのはそれまでの備えだけです。」
ヨレイエ 「わかった。頼むぞ、隊長。」
蛇仔   「承りました。」(……たかだか、上司が男に走った程度じゃないの。)

 蛇仔さんは、娼婦上がりのおねいさんです。浄華の町の警備隊長さんでもあります。
 ヨレイエは、塔の隊長とシャームの世話をしているようですが、……色んな負荷を受けているようです。……しょうがないよね?
 シャーム(ズウェディン・ズーノ・シャーム)は、おおかた赦汲牟のまま。パラレルワールドだしね。ただ、戦わせて見れば、魔力供給源があるのでこっちが勝つでしょう。(キャラ作成でいえば、こっちが基になる。)
 ディーズム(ディーズム・ジュムン・サシン)、……銀色にしたかったけど、灰色のほうがいいって言ったので灰色に。(イメージ的に銀色は、人間より魔物かなーとか。)どちらかといえば無口なタイプのおっさんキャラは、好きだし、長年いじってきたキャラに似てるし、と思ってたら、変人でした。もちろん、赦汲牟の方のディーズムも変な人です。

 ……この世界の主人公の話が書けるといいなあ。



おしまい





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