ギャグ話白雪姫
白雪王子
朝早くに起きて誠二を起こす、それが日課。
「ほら、誠二。起きろよ。」
「んーもうちょっと・・・・グーーーー。」
「 ・・・・・ (怒」
「・・・・!・・・・・誠二!!起きて、渋沢先パイが!!」
「ぅ?キャプがなにぃー?」
「にんじんもって誠二をさがしてる!!!」
「・・・・・・!!!???」
ガバッと身を起こし周りをキョロキョロと見る。
「た、竹巳。キャプは?」
「おはよう。目は覚めた?(ニッコリ」
「・・・・(汗)・・・・た、たく・・・」
コンコン――
「笠井、藤代、起きてるか?」
「ヒィ・・・・!!キャプッ・・・・(怯え」
布団に潜る誠二。
「どうぞ、開いてます。」
「朝早くからスマンな。ん?どうした、藤代は?」
布団がガタガタと揺れているのを見て不思議がるキャプテン。
「はは。ちょっと・・・・まぁ、ほっといても平気です。(きっぱり」
「そうか。(あっさり)」
「何かヒドッ!!」
「無視)実は、三上が起きないんだ。」
「え?三上先パイがっっ!?」
勢い良く布団から出てくる誠二。
渋沢先パイが手にしているものを見て凍りついた。
「(に、にんじんっ・・・・・・!!)」
「あぁ。普段は返事ぐらいするんだが・・・・・」
キャプはまったく気にしていない様子。
「寝不足とかじゃ・・・・?」
そして竹巳も普通どおりだ。
「いや、違うと思うが。・・・・最近三上は俺より先に寝るしな。」
先パイの問題発言に後輩2人は固まる。
「「キャプよりはやく!?三上先パイが!!??」」
コソコソ、ヒソヒソと後輩2人は話し込む。
↓2人の会話。※キャプには聞こえていません※
「キャプの就寝時間は良い子の9時だよ!?」
「それよりも早く、あの三上先パイが寝るわけ!?」
「「信じらんない!!」」
「・・・・・お前達、失礼な事考えてないか?」
「いえ。とりあえず行きましょう!」
↑必死で笑いをこらえている竹巳
「そ、そうだね!もしかしたら起きてるかもしんないし!!」
↑同じく笑いをこらえているが、
こらえきれず、焦る誠二
「・・・・あぁ。(怒」
「そ、そういえば先パイなんで人参もってるんすか?」
「あぁ、うさぎにやろうと思ってたんだが・・・・・
その気は失せた。」
「「え??」」
「藤代、お前にやろう(キャプスマ全開」
「え、遠慮しますっ!!!」
「ダメだ。(キャプ命令」
「・・・・(ガーン」
仕方なく、人参を受け取りポケットに突っ込む誠二であった。
カチャ
「三上。」
「あ、やっぱ寝てますねぇ・・・・・」
「寝顔、すっげー可愛いっすね、三上先パイv」
「藤代、ナニしに来たんだ?」
「もちろん、三上先パイ起こしにっすよー★(内心冷汗」
「だよな。本来の目的を忘れたのかと思ったよ。」
「まっさかぁーあははっ(カラ笑い」
「そ、だ。キスしたら起きるかも・・・・・」
「「Σ・・・・何ッ!?」」
過剰反応しすぎで下心まるみえな2人。
「童話であったよね。王子のキスで姫が目覚めるってヤツ。」
「白雪姫のことか・・・・?」
「そうそう、それです。」
「でも、ただのおとぎ話だし〜〜。」
といいつつ、チラッと横目で三上を見る藤代。
「まぁ、やってみる価値はあるな。」
・・・やっぱり乗り気だ、キャプ。
とっても嬉しそうですよ(苦笑
「問題は・・・・・」
「誰がヤるかですよね。」
三上先パイはまだ深い眠りについている。
「もちろん、同級生として、同室のものとして、キャプテンとして俺だろう。」
「条件いいですけど、俺たちにはそんなの通用しませんよ。」
「やっぱ俺だろっ!!三上先パイのこと愛してるし!!!!」
「何!?俺だってずっと三上のことを想ってたんだ!!一歩もゆずらん!!」
「俺は入学した時から三上先パイのこと好きだったんですよ!?
愛の長さだったら誰にも負けない!!」
もう変な告白大会になってます・・・・(汗
「・・・・・なんだよ、騒がしーな。」
「三上先パイ!?」
「あ?何でお前らがいんの?」
「先パイ!!愛してます!!」
「誠二ずるいっ!俺だって三上先パイのこと大好きです!!!」
教訓※勢いづいてる2人は誰にも止められません※
「あ??何だって??」
スポッっと言う音と共に、三上は耳栓を耳から抜いた。
「み、耳栓!?」
2人は一気に脱力する。
「あぁ。渋沢、お前・・・・枕変えただろ・・・・」
「あ、あぁ。そうだが?最近買ったんだ。」
「やっぱそーか。」
「それがどうしたんですか??」
もう熱も冷めた笠井が聞く。
「・・・・お前イビキうっせーんだよ!!!しぶさわ!!!」
「い、いびきぃ・・・・・!?」
「ったく、夜も眠れねーっての。」
「いびきっ・・・・あははははは」
誠二がツボにハマったらしく、吹き出す。
「・・・・」
渋沢はショックから立ち直れないようだ。
三上が渋沢より早く寝る理由は、
「こいつより後に寝たらイビキ直撃じゃねーか。」
だそうで。ははっ、お見事です。
結局、渋沢は枕を元に戻したとさ。
fin.
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初三上サン総受け.(?
ギャグ路線まっしぐら。
猫まっしぐらって感じですね(CMより|謎)
最初は視点竹巳だったッポイんですが、
いつのまにかあたし視点になってました(汗
すいません・・・!!
もどる。