心模様空模様

×8× ピピッ、ピピッ、ピピッ―――― 「んっ・・・・・。」 ケータイのアラーム音で目覚める。 ムリな姿勢で寝ていたせいか、 体の節々が痛む。 ・・・・・もう朝か・・・・・ 笠井の寝顔をみて、 少しほほ笑み、 そっと笠井を自分のベットに運ぶ。 毛布をかけ、離れると・・・・・・ 「んっ・・・・三上、センパイ・・・・」 ・・・・しまった、起こしたか? その後はまったく動かない笠井。 寝息だけをたてスースーと眠っている。 「寝言かよ。一体どんな夢みてんだか。」 小声で呟き、サイフを持って部屋をでる。 俺には、帰る場所がある。 温かくて、幸せな所 。 竹巳がいるトコロ・・・・・―――――― 「んー・・・・みかみせんぱ、いぃ!?」 「はよ。メシできてっぞ。食うか?」 「・・・・おはようございま、す・・・? あの、三上センパイが作ったんですか?」 「約束してただろ?腹減ったな。さっさと食おうぜ?」 「はいっ!!」 ずっとこんな日々が続けばいい。 ピリリリリ――――♪ 「もし。あ?もうか!?はやいってのっ。あーはいはい。 わーった。じゃぁな。」 「渋沢センパイからですか?」 「あぁ。すぐそこにいるらしい。」 「え、だってまだ二日しか・・・・・。」 「アイツらしいけどなっ。 しゃーねーから、迎えにいってやろーぜ。 な、竹巳。」 「はい、・・・・・・え? ・・・・・・!!今っ・・・・・////」 ふふんっと鼻で笑って笑顔で俺は言う。 「ほら、行くぞ。メシは後で一緒に食えばいいだろ。」 部屋をでて廊下を歩き出す。 慌てて笠井が 「あっ。センパイ待ってくださいよっ。」 小走りで俺に追いつく。 2人肩を並べて歩き出した。 斜め下をみると、 にこにこと嬉しそうな笠井。 今日は晴れ。 明日も晴れ。 たとえ雨でも、 側にはコイツがいて、 笑ってくれてる。 だから、 ずっと 歩きたい。 コイツと2人で。 了. ----------------------------------------------------- 長かった〜〜 エピローグいれたらこの話がnovelの中で 一番長いはなしになりますね・・・・。 [独り追いかけっこ]は内容薄いですし。 3話にはすっごい中途半端な性的描写……。 ホント、すいません。 もうすぐ裏<夢オンリー>開通するんで それの肩慣らしってことでお許しくださいナ・・・。 個人的には、コレは好きだったり・・・・。 エピローグ モドル

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