光と風と木漏れ日の中で。
光と風と木漏れ日の中で。 第4話
英士に告白されてから約5日がたった。
そして、シゲと連絡ナシの4日間。
英士とはあれからぎくしゃくするし・・・・
シゲはなんか怒ってて、連絡取れないし・・・・。
情緒不安。
そんな日々の中、一馬が1人で家に来た。
「一馬・・・・?」
玄関でうつむいたままの一馬。
「あ、あのさ結人・・・・」
「なんだよ。なんかあった?」
「・・・・なんかあったのは、結人だろ・・・・?」
「・・・・!・・・・どういうことだよ。」
「最近、英士と結人がおかしい。俺には、言えないこと・・・?」
「おかしいって・・・普通だろ?気のせいだって・・・。」
正直俺は焦った。一馬に何て言われるだろう・・・・。
ヤバイ・・・バレる・・・。
「2人の息があってないしっ。ケンカでもしたのかよっ・・・・。」
・・・・・ケンカ・・・・?
「プッ・・・・あははははッ――――」
「な、何笑って・・・・!」
「くくっ・・・・悪い。なんでもない・・・・。」
まだ笑っている俺に一馬はボーゼンとしてた。
一生懸命心配してくれる親友に嬉しさを感じた。
「つーかさぁ・・・ホント、なんでもねーよ英士とは。」
これ以上心配はかけられないと思った。
「・・・・本当?」
「ほんとだって。少し俺体調不良だっただけ!」
「・・・・・。」
よっぽど心配かけたらしい・・・・・。
疑い深くなってる。
「もう治ったって。明日からはちゃんと頑張る。」
「・・・・。」
「それにさぁ。一馬、お前も結構ミスってたぜ?」
「えっ・・・・///」
俺はニーッと笑って言った。
「おかしいのは、一馬もだったんじゃねーの?」
「ッッ・・・・////」
「そういえば昨日も――――」
「もっ、もう俺帰る!!じゃ、じゃあなっ!!」
「一馬ッッ。サンキュー!!」
手を振って赤くなった一馬を見送った。
一馬は俺達が知らないと思ってるけど……
誰かを想ってることはバレバレ。
一馬も英士も、恋をしてるんだ――――――
英士・・・・
本気なのかな・・・・。
「あぁーーーもぉっ!!考えても答えなんかでねーよ!!」
玄関でじたんだ踏むと
「結人うるさいッ!」
ネーちゃんがリビングから叫んだ。
「・・・・・。」
静かに階段を上がった。
だいぶ板が古いし、気をつけてもギィギィなる階段。
一歩一歩慎重に上る自分がなぜかおかしく感じた。
ギシッ………ギィィ………
ネーちゃんに怒られたからってゆうわけじゃねーけど、
足を一歩動かすたび目に涙が溜まる。
一番上のところ、自分の部屋の前まで来たとき、
涙が一滴床に零れた。
それを見て唇をかみ締め、足で涙を伸ばし部屋に入った。
カーテンが閉まってて薄暗い部屋。
耐え切れなくなって俺はずるずると
ドアを伝って床に座り込みドア背を預けた。
この部屋に鼻すする音と嗚咽する音だけが篭り、響いていた。
わけのわからない感情が、心の中を占めていた。
この感情を、誰かに伝えるとしたら・・・・・
きっと・・・言葉に詰まって説明できない。
この気持ちは、なに――――――――?
続く。
懺悔というか・・・・謝罪?
――――――――――――――――――
なんかひっぱってますーーーο
一馬クン登場ッスv
ビックリなことに一馬も恋しちゃってるんですねー(ヲイ
でもまぁ・・・・・
一馬クンはこの話しあくまで脇役キャラだからο(爆死
いやー結人君気持ちが揺れてますοあ、使い方間違った?
何か楽しいーーοBL書くのも面白いねーーvv
(果たしてコレがBLと呼べるのかは謎)