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【その1】※8/1起こしイベントの勝手アレンジです 朝、彩夏からつぐみを起こしてほしいと頼まれた柳。 「ものの見事に熟睡しているな…。これから30分以内に自発的に目覚める可能性は20%以下だ」 揺さぶって起こそうと柳がつぐみの肩に手を置こうとしたその時、彼女の唇が動き出して寝言を紡いだ。 「…いっぱい作りましたから…どんどんおかわりしてくださいね、柳さん………」 手を引っ込めて、自分の顎にあてる柳。 「今起こさなければ、朝食に遅れる可能性が80%を超える。しかし、今起こせば夢の中の俺の幸せが………!」 結局、決心してつぐみを起こすまで、5分ほどの苦悩を要したのであった。 ---------------------------------- 【その2】※匂い袋イベント(通常会話)の次の日の話。 「柳さん、おはようございます!あ、今日は違う匂い袋なんですね」 朝の挨拶もそこそこに、柳のジャージに顔を近づけて香りを嗅ぐつぐみ。 「昨日のも良かったですけど、今日のもとてもいい香りです」 という流れで、今日一日柳の匂い袋を借りることになった。 それから数時間後。 「何か今日の小日向って、柳先輩っぽい匂いがするんスよね」 そこに真田(会話の文脈は読めてない)が通りかかる。 「何を焦ってるのかは知らんが、そのことならば先程蓮二が小日向に匂い袋を貸しているのを見たぞ」 その言葉に胸を撫で下ろす赤也・柳生と、「つまらんのう」と舌打ちする仁王だった。 翌日、伊武の缶詰発見を受けて、船長達の手がかりを求めて花畑に行ってきた柳とつぐみ。 「おっ、小日向お前、今日も柳先輩から匂い袋借りてんだな」 彼女の返答を聞いて、反射的に顔を見合わせる赤也・仁王・柳生の三人。 「そういえば先程、二人だけでどこかへ出かけていたみたいでしたが、まさか…」 ひそひそ声ながらも盛り上がっている様子の三人を見て、「あの、私何か変なことでも言ったんでしょうか…?」と不安がるつぐみ。 ---------------------------------- 【その3】 初夏の、とある休日。 「蓮二さん!今から私と将棋で勝負してください!」 そうして切られた将棋対決の激戦の火蓋! 「あれ?おかしいなー、今日はツキというか、勝負の運気的なものが絶好調な気がしたんですけどね、残念…」 と言いつつも、とても嬉しそうな顔のつぐみ。 「でも約束ですからね。今日は蓮二さんの言うこと、全部聞きますよ!」 的を射たり、と言わんばかりの得意げな笑みを浮かべる柳に、つぐみはがっくりと肩を落とす。 「ああ……帰りにプレゼントを渡しながらネタばらしをするつもりだったのに………」 小声で付け足された「でもそういう優しいところも好きですけど」というつぐみの言葉に、柳はほのかに頬を染めつつも「それは、まあ、そうだな…」とコメントする。 「だがしかし、先程お前自身が言っていた通り、約束は約束だ。今日一日、俺の言うことを聞いてもらうぞ」 そう言って強引につぐみを抱き寄せる柳。 「さて、どうしてほしいんだ?ちゃんとおねだりしてみせろ、お前の言うことは全部聞いてやるからな」 立場が逆転してるんですけど…と思いつつも蓮二さんが望んでいるのならそれでいいか、とそのまま夕方まで柳といちゃいちゃし続けたつぐみであった。 |
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