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無人島での生活、五日目の朝。 「精市か。お早う」 二人ともそうは言いつつも、その場を離れようとはしない。 「んーっ……今日もいい天気ー…」 現れたのはつぐみ。朝の空気をめいっぱい吸って伸びをする彼女に、柳が声をかける。 「お早う、小日向」 困り顔で自分を何度も指差す幸村。その隣に立つ柳はいつも変わらぬ無表情だったが、それとなくつまらなさそうなオーラが滲み出ている。 「実は彩夏がまだ寝ているんです。起こしたんですけど起きてくれなくって…」 ぺこぺこ頭を下げるつぐみに幸村は穏やかな笑顔で応えると、柳に向けて軽く手を振ってから管理小屋へと入って行った。 「…ふふっ」 幸村が去って行った方を嬉しそうに眺めるつぐみに対して、彼女の発言をバッサリ否定する柳。 「えっ?あっ、えっと…」 柳から目線を逸らして、バツが悪そうに自身のくせっ毛を弄るつぐみ。 「流石柳さんですね…。ひょっとして幸村さんも気がついてたんでしょうか?」 その後、ブン太を伴って山側に遊びに来たジャッカルが「今朝幸村が朝食に珍しく時間ギリギリに来たと思ったら髪ボサボサの辻本を連れていた」と話すのを聞いて、顔を見合わせて微笑む柳とつぐみであった。 |
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