「よくやったな。」
やさしい声でドゥイエが話しかける・・・
私は両手で自分の体を抱き。股間のスーツの生地を体に押し付け、体をくねられせながら切れ切れに息をしている。欲しい・・・
「さぁ、早く目的地まで船を進めろ。コタニ少尉!俺はしばらくねるぞ。ついたら教えてくれ。」
「は・・・はい・・・」
心の中で意地悪な少尉に毒づきながら私はスロットルを戻そうとしたそのとき・・・
レーダーに赤い点滅する点が増えて行く・・・
ズームで確認する。あ、シミュレーターではない。すると・・・
「敵対機」
どうも2、3機らしい。大丈夫。わたしだけでやれる。でも、次の瞬間、私の私の自信は揺らいだ。
レーダーで敵対機の位置を探る間にも赤い点の数が増えていく。(何なのよ!)
「大佐・・・? 大佐!起きてください!!」
ドゥイエ大佐に声をかける。でも・・・答えは無い。寝たままなのか・・・それとも、起きる気が無いのか・・・
仕方が無いわ。敵の集団に向け前進しながら、急いで自動防衛装置のコントロールを調整する。
(GO!)
レーダー上に白い線が走り、赤い点が消えていく。
あと30機、
あと25、
あと15機まで、敵機が減ったとき、ロミラン系の戦闘機が初めて視界に入ってきた。
「私を敵に回したことを、後悔させてあげる!」
私は必死で機を操りながらももう片方の手でミサイルガイダンスを操作しながら敵対機を撃破していく。
あと10機、
8機、
5機、
2機!
そして最後の!!
と、次の瞬間!最後の赤い点がスクリーン上から消えた。
(にげたの?それとも自爆?)
私はスコープで周囲を目視確認する。誰も…いない。
と、次の瞬間、レーダースコープ上に無数の赤い点が現れる!
(何!?)
慌ててスクリーンに目を向ける。えっ!
さっきまで何も無かった宇宙空間に雑多な船から出来た大船団が現れる!
そ、そんな!
「大佐!大佐!!」
相変わらず反応は無い。
私はあわてて船内の全武器をフルチャージする。
(なんとか・・・なんとかなるかも・・・)
船団数はざっと50機。残りのミサイル35発が命中し、残りの機がこちらの機を打ち落とすまでおおよそ60秒。何とかこいつらをやっつけて生還する確率はざっと50%と言うところだ。
敵の船団はゆっくりとこちらに向ってくる…
(もう少し、引きつけて…)敵の機が大きくなる。真中の機には悪趣味などくろのマークがある。(奴隷船団?)どうやらテラ系星団から女性を拉致している海賊軍団らしい。(やっつけてやる!)もうすこし・・・ちかづいて・・・
(5、4、・・・)
心の中でタイミングをとる。
(3、2、1)
(今だ!)
私はオール・ゴーのボタンをおす。
な・・・なにも、起きない!ど・・・どうして!?
私はもう一度ボタンを押す。 なんで?? い・・・いや!
もう一度、ボタンを、全部。 最初から、セットして、
なんで!
顔が高潮し、体温がグーっとあがっていく。
「おねがい!行ってよぉー!」
私はコンソールを手で叩き、ボタンを連打する。だめ!ミサイルが出ない。 あわてて銃のトリガーを・・・・なんで!? 銃も、ダメ!
スクリーンにはどんどん距離を狭めてくる敵の艦隊が映っている。
仕方ない。何とかして、逃げなきゃ!
私は機に掛かる負担も無視して90度真下に舵を切る。
あ・・・う・・・動かない!
何故?
ど・・・どうしてなの!
機が全然反応しない。フライトシステムのチェック。全て正常。あああ・・・どうなってるの!
前を見る、あ、もう、そこまで!敵の旗艦が目の前にいる。相手の艦のブリッジがみえる。下卑た笑い方をしている男たちがこちらを見ている。カエルにもにたトドス星人らしい男たちだ・・・あ、敵艦は更に近づいてくる。
「お嬢ちゃん、ずいぶん抵抗したみたいだがそこまでだぜ」
拡声器の音声が響く。あっ、近づいてくる。どうしよう。
(遊撃ポッド!)
そう、あれならキャノンもついてる。思いつくと同時に私は操縦席から飛び出していた、しかし、次の瞬間、目に見えないゴム紐のようなものに手足を絡め取られ操縦席の上に引きもどされていた。
驚いて私は下を見る。 わたしの両手両足には何本もの赤いチューブのようなものが巻きつき、足を若干開き目にした姿勢のまま操縦席に縛り付けられていった。私の目の前でみるみるチューブが細くなり、私の肌があらわになっていく。私の着ていた宇宙服はいつのまにか引き千切られ、縄跳びの紐のようになって全身を縛り付けるチューブの間から私の肌がのぞいている。チューブは更に私の体を締め付けてくる。 両腕がほとんど背中の方に引っ張られるほどに引き寄せられ、あごも上にのけぞる姿勢にひき寄せられる。
「く・・・くくっ!」
突き出した胸の頂点に変な弾力を持ちながら針金のように固い糸が食い込み、その痛みに思わず声を上げてしまう。
(どうして・・・)
そこまで思って、ハッと気が付く・・・
「大佐、どうして???」
騙されていたの?
涙が湧き上がってくる。
どうして・・・
「ははは、いいざまだ!」
拡声器の声が響く。
「ADDのホープさんもこうなっちゃどうし様もあるまい」
くっ! 知っている・・・わたしのことを・・・
「そうさ、ヒトミちゃんとやら。コチトラでは五体満足なジャポニカ人は良い値で売れるんでね。ドゥイエからおまえさんがきたと言うことを聞いてじっと待ってたのよ。それにな、あのブラクばばぁに煮え湯を飲ませるのも楽しかろうてなぁ!」
「大佐・・・本当・・・なんですか!?」
「ふふふ・・・そうよ。昨日おまえがやっつけたのも我々が敵対する別の奴隷商団だ。あの女たちも今ごろ奴らの母船に『保護』されてるさ」
そ・・・そんな! 目の前が真っ暗になってくる・・
「じゃ、ドゥイエ。女を引き取るぞ」
「まぁ、待てや、最後のお別れぐらいさせてくれ」
ドゥイエ大佐の、卑猥な声が大きく響くと同じに、私の両足が大きく割り咲かれ、巨大なイソギンチャクのような器官が股間に押し付けられる。強烈な快感の津波に無理やり押し流されながら、わたしは引きつったように泣き叫ぶ。
(いや・・・いやあああああ!!)
獣性をあらわにしたドゥイエの愛撫は乱暴に、しかし確実にわたしの性感を搾り出していく。
「く・・・ふぁああああああ!!! 」
は・・・はいってくる!
「あ”! あ”!」
だめ、もうだめぇええ!!
「AHHHHHHHHHHHHHH!!!!!」
「ひ・・・ひっ・・・・・きゃぁぁぁぁああああああああ!!!!」
ドゥイエ大佐が、これまでにない激しい勢いで、私の中に邪悪な種子を放出する。それは、これまで私が経験したことのないような高温と粒の大きさで・・・わたしの血流を駆け上り、脳の芯まで達していく・・・
「や・・・こわい・・・!こんなの・・・・いやああああああ!!!!!」
全身に邪悪な精をそそがれ全身の血が煮えたぎり、視界が赤銅色に染め上げられていく中、暗い闇が急激に私の視界を狭めていった。