機動戦艦ナデシコ オモイカネに励まされて少し落ち着いたルリは食堂で食事を取り、汗を流そうと自分の部屋へと戻った。
艦長の部屋とあって一般の部屋と比べると広いのは当然かもしれないが、戦艦でもネルガルが作ったナデシコシリーズは何故か設備がとてもよい。
試作にして元々はネルガルが私的運用する為のナデシコAはともかく、宇宙軍が使用するという前提のナデシコB・Cも、Aと比べると少々ランクが落ちるとはいえ十分な設備が整っていた。
今やネルガルのシンボルの一つであるナデシコだからだろうか。
ルリが使う艦長室はかなり広く、空調設備は言うに及ばずバス・トイレ・キッチン完備と、下手なアパートよりしっかりした部屋なのだ。
もっとも、艦長のキッチンから火事が起きたなんて事があればかなり間抜けな話ではある。
ルリはドアを開いてそのままバスルームに向かう。
バスルームの前で服を脱ぎ、髪留めを外したその姿は煌く様な美しさがあった。
壁のパネルを触ると、高い所に引っ掛かってあるシャワーのノズルから勢い良くお湯が一糸纏わぬルリに降り注ぐ。
汗と共に嫌な気分も流れ落ちていく気がした。
「アキトさん……」





私は恋をしていた。
そしてその恋は唐突に終わりを告げた。
あの人のシャトル事故と言う現実によって。
ナデシコに乗り込んでからの長い旅路、優しく楽しいクルー達との触れ合いはルリに大きな影響を与えていた。
感情の発現、他人への思いやり、親友との出会い………そして、あの人───テンカワ・アキト───との出会い。
あの人は、いつも一生懸命だった。
コックとして生きようとしていたのに、状況がそれを許さなかった。
望まぬエステバリスのパイロットとして、死がいつも傍にある戦場に身を置く。
出会った時は考えもしなかったが、今思うとあの人はいつもどんな気持ちだったのだろう。
木星蜥蜴……宇宙の彼方から現れた謎のロボット。
火星が攻め滅ぼされた時、幼い少女アイちゃんが木星蜥蜴に襲われ、火に包まれて死んだという意識があの人の心に大きな傷を残した。
後にアイはイネス・フレサンジュとして生きていたと分かったのだが。
そんな恐怖の対象が山の様に自分に襲い掛かってくる。
本能的な恐怖を呼びおこす暗闇の宇宙空間ならなおさらその恐怖感は耐え難いものだっただろう。
でもあの人は、ナデシコの中では楽しそうに笑っていた。
自分の好きな料理をみんなが美味しそうに食べてくれ、厳しくも面倒見の良いホウメイさんが指導してくれる。
今は自分の義母でもあるユリカさんがあの人を追いかける。
パイロット仲間のリョーコさん、ヒカルさん、イズミさんとシュミレーターで腕を磨く。
ナデシコでの日々は充実した日々からこそ、あの心からの笑顔があったのだろう。
私との大切な思い出もある。
オモイカネのストレスが限界に来て連合軍を攻撃してしまった時、あの人は私の頼み事を聞いてくれた。
私がピースランドの王女とわかった時、あの人は私の騎士として見守ってくれた。
蜥蜴戦争が終わってからサセボで抑留されていた時。
そしてミスマル家からあの人が住む四畳半一間での生活。
毎日あの人を中心に3人で川の字を作って一緒に眠った。
あの人が引く屋台で、ユリカさんが下手な歌を唄い私がチャルメラを吹いた。
ナデシコの時に気が付かない間に生まれた想いは、小さいながらもたくさんの思い出と共に少しずつ育っていた。
そしてあの人とユリカさんが結婚。
未だ自分の内の想いに気が付いていなかった私は、心に小さなトゲが刺さった感覚に戸惑いながらも、大好きな二人を祝福した。
その後のユリカさんの父親コウイチロウさんとの事などで「オトナって、いろいろたいへんだなぁ」と思ったりもしたが。
そして………シャトル。
シャトルが炎に包まれて爆発した時、私の心は空っぽになった。
その後おじさまに連れられてミスマルの家に行き、ユリカさんの部屋でずっと泣いていた。
お葬式の時には既に私の涙も枯れ果てていた。
その後、ミナトさんが私を引き取ってくれた。
心が凍り付いてナデシコに乗る前の様に無表情になっていた私に、ミナトさんと今は亡き白鳥九十九さんの妹ユキナさんが私を気遣ってくれた。
そしてなんとか凍りついた心が融けたとき、私はあの人に恋をしていたんだと気が付き、枯れたはずの涙がまた、溢れた。
その年内に、色々と面倒を見てくれたハルカさんにこれ以上迷惑は掛けられないと私は連合宇宙軍に戻った。
働いている内に少佐へと昇格、ナデシコBの艦長として就任した。
ナデシコB副長・副長補佐の三郎太さんとハーリーくんと出逢い、新しい環境での生活にも慣れていったけど、あの二人との生活、そしてあの人への想いは忘れる事が出来なかった。





シャワーで濡れたルリの指が秘唇へと伸びた。
陰毛すら無く美しいそれは、誰にも触らせた事のない事を証明するかの様にぴったりと合わさって閉じており、流れるお湯をを弾き返している。
閉じた自分の秘裂にそっとを触れる。
「んっ………」
雪の様に真っ白い喉から小さなうめきが漏れる。
小さな刺激が電気の様に優しく背中を走り、目を閉じてピクリとその白い体を震わせた。
その柔らかな感触を指先に感じながらゆっくり、ゆっくりとなぞる。
「んんっ………んっ………ん、ふ………」
指が動くと、敏感なヴァギナから体の奥に何かが少しずつ響いていく。
その感覚を必死で体に刻もうとするかの如く、少しずつ指が速く、滑らかになっていった。
上から降り注ぐシャワーが頭に、顔に当たる。
その温かなお湯が腕を伝って指先まで流れ、開こうとしない秘所へと伝ってゆく。
左手が動き、自分の左胸をそっと包んだ。
手のひらにあたる突起は少しずつ大きくなっていくのがわかった。
同じ年代の女性と比べて小さい胸は何処か艶やか(ルビ:つややか)で、流れるお湯がヴィーナスを包んでいる様だった。
勃起しつつある自分の乳首を押し潰すように手で胸をローリングさせた。
「ああ………あ………ん………」
ルリの小さな嬌声がシャワールームに響く。
しかしそれもシャワーによってすぐ掻き消されてゆく。
固くなる乳首から面白いように胸の奥に刺激が送られ、ゾクゾクと背筋に快感が走り抜ける。
その感覚に、突起を押し潰す力が徐々に強まってゆく。
「あああ………はぁ、はぁ……はぁ……」
息が荒くなり、白かったその肌は軽く赤みが差している。
お湯が顔を伝い、表情が緩むその姿は妖精が誘惑しているかのようだった。
ビンビンに勃った胸の突起を指先でそっと摘まむ。
「ひゆっ、うう……あ……あきとさぁん………」
押し潰す刺激とはまた別の強烈な刺激が乳首を包む。
その刺激がアキトにやさしく弄られている様で思えたルリは甘い嬌声を漏らした。
少しずつ緩み始めた秘裂を指でゆっくり、少しずつくつろげてゆく。
誰も見る者のいないそのヴァギナの内側は美しいサーモンピンクで、女神を彩るささやかな華だった。
「アキトさん……アキトさん、アキトさん、あきとさぁん……」
甘く、そして男の心をしびれさせるような声が少しずつ甲高くなってゆく。
右手が秘裂の内側を強くなぞり、左手でコロコロと優しく転がしていた突起を指先で押し潰した。
「あ、あああああああっ!!!」
喉と背中を淫らに反らし、一際高い嬌声を上げてルリは上りつめた。
喉元や胸にあたるシャワーも、イってひどく敏感になった身体には甘く激しい刺激となって、ますますルリは追い詰められていく。
「っっっっ!!!………ひゅぅぅ、はぁ、ひゅぅぅ、はぁ………」
身体が熱く、そして重く感じたルリはフラフラと壁に背をもたれさせた。
目標を失ったシャワーはその勢いのままざぁざぁと流れ続ける。
足が痺れ、力が抜けた身体はズルズルと背中を滑らせ、ペタッとお尻がつく。
設備が整い過ぎているくらい整ったこのナデシコの床は暖房機能がついており、シャワールームも例外ではなかった。
しかし冷たくはない程度に暖められ、なおかつシャワーで温まった床も体の火照ったルリにとっては、ひんやりとして心地好かった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ………アキト、さん………」
閉じたM字の形で動かない足の外側から手を回してヴァギナを撫でる。
「んっ!………」
撫でた手を目の前に持ってきてじっと見つめた。
「………いっぱい溢れてる………アキトさんに見られたら軽蔑されちゃうかな………」
指先には粘り気のある液体がまとわりつき、ゆっくりと指を動かしてもネチャネチャとイヤらしい音がする。
その音がますますルリの心に火を付けて、もっと淫らに、もっと艶やか(ルビ:あでやか)に美しくしてゆく。
左指で押し潰した乳首を放して左胸に押し当てて心臓の音を聞く。
絶頂を向かえた時より速くはないが、その強く速い脈動に自分の興奮の度合いを感じ取った。
「やっぱり………アキトさんを思うと………私は………」
手に付いた自分の粘液を右胸に擦り付け、そのまま胸に刺激を与え続ける。
時間をかけて膝を倒し床にお尻から膝まで付けて、さっきと同じように閉じたMの字を細足で描く。
合わさった太ももの間に今度は左手をもぞもぞと入れてゆく。
中指でゆっくりとなぞっていると、
「ひぅっ!!?」
人差し指に肉芽が当たり、ビクンと大きく身体を揺らして少し空気が漏れたような喘ぎ声を漏らした。
ルリは自慰をする時も陰核には余り触り過ぎない事から、ルリはこの刺激には全くと言っていい程耐性が無く、優しい刺激にはひどく弱かった。
迷うように手が動かなかったが、やがてゆっくりと指を近付けた。
カバーに包まれたそれにトントンとノックをする。
「うわあぁぁひやあぁっ!!!」
自分でノックする度に可愛らしくも高い声を上げながらビクンビクンと大きく体を揺らす。
何度も何度もタッチする度に少しずつ背中と喉が反ってしまう。
誰にも見られないという解放感と、全てアキトが愛撫していると錯覚するルリの止まらぬアキトへの熱情がその行為を一層大胆にしてゆく。
「はっ、はっ、はっ、はっ………」
指をクリトリスに乗せたままピタリと動きを止めて息を整える。
指先まで火照った熱がもっとも敏感なクリトリスにじんわりと移ってゆくのがたまらなく心地好かった。
すでに足の力は抜けて膝も緩み、汗は妖精を淫らに染め、そのヴァギナからとめどなく溢れる愛液がシャワーに流されていた。
もしシャワーが止まっていれば、豊富なルリの愛液が床に溜まっていた事だろう。
白い細足は床に大きなMを描き、ルリの淫らな華は美しく咲き乱れていた。
名残惜しそうに陰核から指を放すと、汗ばんだ手のひらを開いて花開いた秘所に押し当てる。
カバー付きの淫らな肉勃起も陰唇も全て覆った手は、さっき胸を愛撫した様にゆっくりとローリングし始める。
「……っ! ………っ!!っ!!!」
声を抑え込もうとしたが声すら上げれず、言葉にならない悲鳴のようなものを上げ続けてその快感に酔い痴れる。
右手は右胸を押し潰したり、愛液の付いている固く尖った勃起を撫でたり引っ張ったりして延々と胸の奥や背筋に刺激を与え続ける。
「アキトさん! 好き! 好きなんです! アキトさん……ああ……あっあっあっ、ああっ! あああっ!」
想いを解放して言葉に乗せると、身体の奥から、疼く子宮から一気にルリを絶頂へと押し上げてゆく。
声を止めようにもカチカチと歯がなって閉じる事が出来ない。
ルリは、ローリングしていた左手の指先でクリトリスを押し潰すように滑らせ、右手で乳首をぎゅっと抓った。
「ひぃやあああああああああっ!!!」
目の裏で火花が舞い散る。
突き抜ける様な高い声で啼いて、さっきとは比べ物にならない絶頂感にゆっくりと意識を手放していった。
その姿は雌の匂いを纏い、可憐でありながらも艶やか(ルビ:あでやか)で色っぽかった。







「………ん………にゅ………?」
普段とは違って幼い雰囲気で起きたルリは、目を擦りながら周りを見渡す。
場所がシャワールームだと分かり、シャワーを浴びていたのだと思い出した。
シャワーは止まっており、室内に雌の匂いもしない所を見ると恐らくオモイカネが気を利かせてくれたのだろう。
だがくんくんと腕の匂いを確かめて見ると、やはり汗の匂いなどが残っていた。
「………はぁ………」
パネルに触れてもう一度お湯を出す。
べとついた髪や胸元を一気に洗い流し、もう一度身体を磨き始めた。
「………アキトさん………やっぱりいないと、寂しい……で、す………」
目元に集まった涙はシャワーの温水に溶けて流れていった。
室内に響くシャワーの音が、酷く耳障りだった。





「ああ………んんっ………はぁ……はぁ……あぅっ……ん………」
ルリがシャワーを浴びていたその頃、とある薄明かりの部屋の中から艶を帯びた声がする。
ベッドの上で、深い紺色のショートカットがゆらゆらと動く。
「ああああああっ!!!」
高い嬌声と共に女体の影ががピンと伸びた。
やがて伸び切ったその身体から力が抜け、はぁはぁと部屋に荒い呼吸音が響き渡る。
「はぁ………またやっちまった………」
呼吸が整い、絶頂の余韻に浸っていた女は閉じていた目を少しずつ開いて溜息を漏らした。
腕で支えながら身体を起こす。
汗を掻いたその身体はひどく重く感じた。
パチッ
スイッチを押して部屋全体が明るくなるとその姿があらわになった。
上着の胸元は大きくはだけて、中のブラジャーが上にずり上がっている。
汗を掻いたその胸元は大きく上下して、男を誘惑するかのように怪しく光っている。
下の薄手の長いパンツも膝まで下がり、下着はふとももまで下ろされていて既に女の秘所を隠す役目を果たしていなかった。
自分の愛液でグショグショに濡れた下着をパンツもろとも脱ぎさって壁に放り投げる。
「やっぱり、俺もあきらめきれていないんだな………」
汗で額に張り付いた前髪をかきあげると、もう一度溜息を付いてバタンと身体をベッドに投げ出した。
「こんなに濡れてる……これが俺の未練の証………」
秘裂を縦にそっとなぞって愛液をすくった女の手はテカテカに光っていた。
愛液のついた手を口元に寄せ、舌でペロリと舐めてからイヤらしく光る液体をズズッと啜った。
あまり味を感じなかったが、どことなく甘いそれは女をイヤらしい気分にさせた。
「イヤらしいよな……こんな事して………」
そう言って開いた口に指を差し込んだ。
「ん、んぅ、んちゅ、んん」
ペチャペチャ、チュッ、チュププ
口の中で指を上下左右に動かしてかき混ぜながらも、舌はその指に貼り付いて愛液を全てこそげ取ろうとする。
鼻がピクピクと動き、可愛らしくも濡れて淫媚にひかる口からは、淫らな音が絶え間なく出ていた。
「ん、ん、んぷぅ………」
チュルッという音と共に口から指が出ると、唾液と愛液が混ざって淫らな光を放っていた。
そしてそのままヴァギナに中指を押し込んだ。
ぷちゅっ、という音と共に指が飲み込まれてゆく。
「あっ、あああああ……」
ゾクゾクと背筋に愉悦が走る。
処女の秘所は指一本でも大きく感じられて、第一関節まで埋まった細い指をきゅきゅきゅっと固く締め付ける。
内側をなぞる様にうごかしたり、秘裂を縦になぞったりして激しく動かす。
「んんんっ! はぁ、はぁっ! はぁうっ! はむぅんっ!!」
秘部の奥がまた熱を帯びてくる。
身体の奥で何かが降りてくるのを感じた。
ズッシリと重いソコは何か熱いモノを欲しがって、とろとろと秘所から愛液を溢れさす。
頭の中が霞掛かり、女の頭の中はヴァギナからの刺激で埋め尽くされていった。
くちゅくちゅくちゅくちゅっ、ぷちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ!
「あっ! いいっむぅっ! うくぅぅぅぅっ!!」
膣から潤沢に溢れ出る愛液によって滑らかになった指は、ますますその動きを速くする。
「うわっ! あっ! アキトっ! アキトっ! アキトっ! あたしは、あたしは、あたしはぁっ!!」
そして女は、親指で今まで触らなかった肉芽を激しくこすった。
「あああああああっ!」
その2箇所からの凄まじい快感に目の奥で激しい火花が飛び散る。
絶頂を求める本能が身体を支配し、指がクリトリスを強くこすった。
「うああああああああああぁっ!!!」
全身から汗がどっと吹き出し、背筋と首がそれ以上ないくらいに反らされる。
高い嬌声が絶叫の様に響いて女はもう一度快感の高く大きな波にさらわれていった。









「はぁっ………あいつに惚れた奴らも、俺と同じ事をしてるんだろうか………」
誰もいない部屋の中で、温かい液体でふやけた指を見つめながら女はポツリと言葉を漏らした。
腕で目元を隠して自分の想いを反芻する。
「アキト………今、お前は何処にいるんだ………?」
頬に一筋の涙が伝う。
女はしばらくそのまま動かなかったが、やがて腕で目元を拭うと身体を起こした。
「さすがにこのままじゃ気色わりぃし、こんなんで風邪引いたらバカだし、ひとっ風呂浴びに行くかな!」
立ち上がった女は、ベトベトに濡れそぼった自分の股をタオルで拭ってさっきまで履いていた下着類を探す。
だが壁際に落ちていた下着は自分の淫液でベタベタの上に冷たくなっていた。
掴み上げた女はその冷たさに目尻を下ろして、今日3度目の溜息を吐いた。
「これは履けねぇよなぁ……ったく、しゃあねぇか」
自分の下着の状態に呆れた女は、クローゼットから新しい下着と着慣れたズボンを取り出した。
手早く着替えた女は、身体を洗う手荷物や着替え、そして洗濯する為に濡れた下着を持ってその部屋から出ていった。

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