×ハオ

 

ハオの手があたしの胸に触れた。浴衣の上から優しく触れてくる。
「んっ…」
声が出てしまう。軽く触れられただけなのに…。
唇を塞いだまま、浴衣の胸元をはだけられた。露になった胸元が少し寒い。
「あっ…や、やだ…」
ハオの手が下着をずらしてあたしの胸を露出させる。自分でも固くなってるのが…わかってた…。
「やっ…やだっ…」
恥ずかしさで体が硬くなる。
クス。
またハオが笑う。あたしの反応を楽しむみたいに。
固く尖った乳首に指が触れた。爪の先で弾かれてあたしは思わず仰け反ってしまった。
「…っ、ああ…っ」
指で執拗に乳首を転がす。爪で引っ掻いたり、摘んだり…。
「こんなに固くしちゃって…厭らしいな、君は…」
乳首を転がしながら笑顔で言う。顔が赤くなっていくのが分かってあたしは泣きそうになった。
「もっと乱れさせてあげるよ…」
言うが早いかあたしの乳首に吸い付いてきた。舌で転がされる度にあたしの体はビクッと反応する。
「あ、あ、あっ…やん、やあっ!!」
「いい声だね…もっと聞かせてよ」
そう言って乳首を甘噛みしてきた。もう片方の乳首も弄ばれてる。
「だっ、ダメよ…噛まない…で…」
そう言うのが精一杯…。おかしくなりそう…。
「胸だけでそんなに感じるんだ?へぇ…」
浴衣の裾を捲られ、ゆっくりとハオの手があたしの下肢に伸びる。
下着の上から秘部をなぞられ、恥ずかしさに体が更に硬くなる。
「ハハ、やっぱり濡れてるね」
満足そうにそう言うと、慣れた手つきであたしの下着を脱がした。
「やだっ!見ないで!」
無駄だと分かっていながらあたしは懇願した。
ハオは何も答えない。
代わりにあたしの秘部に指を伸ばしてきた。
クチュ…
厭らしい音があたしの耳に嫌でも聞こえてくる。
「止めても構わないけどさ。でも…我慢できるのかい?」
秘部をクチュクチュとわざと音を立てながらかき回してくる。触れてほしくて堪らない突起には、わざと触れずにあたしを焦らす…。
「意地悪…」
本心だった。止めてほしくない…もっともっと…。
満足そうにハオが笑った。
そしてあたしの中に指を入れてきた。2本、3本…。
クチュ…ジュプ…
指を動かす度に淫らな音が響き渡る。
「可愛いよ、アンナ…」
ジュルッ…
音を立てて指を引き抜いた。そしてあたしの液で濡れた指を、あたしの目の前で広げて見せる。
「アンナのだよ?ほら、こんなに糸ひいちゃって…」
そしてあたしの液で濡れた指を、見せ付けるように舐めた。
「……っ!」
恥ずかしさの余り声が出ない。そんなあたしに構わず、ハオはあたしの秘部に顔を近づけた。
「凄いね…全く、濡れすぎなんじゃない?」
そう言って突起に舌を伸ばしてきた。
…頭が真っ白になる位の快感があたしを貫く。舌での責めを緩めずに、中にまた指を入れてくる。
「ダ…ダメ、もう許して…」
どうにかなってしまいそうだ…。あたし、どうしてしまったの?
ハオは舌で突起を転がしながら指の挿入を止めない。液を掻きだすみたいに厭らしくあたしの中で指が動く。狂ってしまいそうな快感…。
ジュプ…
ハオは音を立てて指を引き抜いた。
「今度は僕の番だよ?」
笑顔で言う。
「アンナばかりじゃ不公平だからね。僕のも…いいね?」
あたしはゆっくりと体を起こした。抵抗する気なんて少しもない。膝で立つ様にしているハオの前にあたしは屈みこんだ。ベルトに手を掛けゆっくりとズボンを下ろす。
目の前に、ハオ自身が現れた…。
…熱い。
触れた瞬間に違う生き物の様な気がした。あたしの手の中ではちきれそうに膨張しているハオ自身…。
胸の中に愛しさが込み上げてくる…。
あたしは液で濡れている先端にそっと唇を付けた。ゆっくり液を舐める。
…一瞬ハオの体が反応した。
歯を立てないようにあたしは愛撫を続ける。唾液でいっぱいに濡らして口の中で滑らせた。
ビクン
あたしの口の中で更に跳ねようとする。あたしは舌を使ってもっと激しく舐め上げた。
「いい子だね…、ちゃんと受け止めてくれよ?」
ハオは逃げられないようにあたしの頭を押さえつけた。
「んんっ!!」
その瞬間あたしの口の中に熱いものが溢れ出した。あたしは全て受け止め、喉を鳴らして飲み干した。
「フフ、いい子だねアンナ…」
あたしの頭を撫でながら、まるで子供をあやすみたいに言う。優しく髪を梳かれ、あたしは背中がゾクゾクするのを覚えた。
ハオは再びあたしを組み敷いた。あたしを見下ろしているハオ。長い髪があたしの胸元に触れる。
「いいね?」
とだけハオは言った。あたしは黙って頷く。
あたしの頬に軽くキスをする。すると、何時の間にそんなになったのか…膨張したハオ自身があたしの前に現れた。
そして既に濡れているあたしの秘部にあてがった。
チュク…
厭らしい音がする。わざと焦らしているのか入り口で何度も滑らせる。
「意地悪…しない…で…」
あたしは恥ずかしさを堪えてそう言った。
クス。
軽く笑う。きっとあたしからねだるのを待っていたんだろう…。
「フフ、僕は本当に意地悪だな。よく言えたね…」
満足げにそう言うと自分自身を入り口にあてがい、一気にあたしの中に入ってきた。
「ああっ!や…あっ!」
ジュプジュプと音を立ててハオ自身があたしの中に侵入してくる。一番奥まで達した。
「アンナの中、凄く熱い…。絡み付いてくるみたいだ…」
そう言うとゆっくり体を前後に動かし始めた。ハオが動く度に繋がった部分から厭らしい音が聞こえる。
「あっ…ああン…ああ、やあっ!」
自分のものとは思えない様な甘い声…。激しく突かれる度に喘ぎが漏れる。
ハオはそんなあたしを見て軽く笑った。
「アンナ、いいよ…凄く…」
ハオはそう言うとあたしの腰を掴み更に激しく突いてきた。
ジュプ…ジュプ…ジュプ…
音が更に激しくなる。ハオの動きが一段と激しくなった。
「…イクよ?」
激しく突き上げられる。あたしももう耐えられない…。
「ハ…オっ…あ、あたし…もう…」
あたしの中から何かが突き上げてくる。体が小刻みに震える。
ハオが最奥を突き上げた。その瞬間あたしの中でハオ自身が一段と大きくなった。
「……っ!」
ハオはあたしの中に精を放出した。何度も何度も…。
「…くっ、や…あっ…あああっ!!」
ひときわ高い声を上げてあたしも果てた…。
ハオ自身を吸い上げるようにあたしの中が痙攣している…。
ハオはゆっくりと自分自身をあたしの中から抜いた。倦怠感があたしの体を襲う。
「大丈夫かい、アンナ?」
ハオがあたしの髪を優しく撫でる。あたしは黙って頷いた。


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