「おい、侑士。宍戸が変な顔したまま固まってるぜ」
「ホンマや。宍戸どないしたん?鳳と喧嘩でもしたんか」
「(ハッ)なっ…違っ…何でもねぇよ」
「何だよ、気になることあるなら言ってみそ」
「せや。(どーせくだらんことやろうけど)」
「う…あのよ。あいつら…女子って怖いよな」
「はぁ?何言うてんねん。お前やっぱり男しか愛せへん体質やったんか」
「ウハハハハハ。ゆーしひっでー」
「何言ってやがる。違ぇよ。」
「じゃあ、何やねん」
「…。自習の時間に女子の話が聞こえちまったんだけど、それがその」
「(はーん、わかったで。コイツホンマに…)ああ。モロ赤裸々で宍戸タンは恥ずかしくなってもうたんやね」
「あいつらの方がよっぽどエグいよなー」
「そうじゃねぇよっ(ちょっとはそれもあったけど)」
「ほんなら何や?」
「や…その…よく、あんなことされて平気だよな…と」
「そんなこと普通だろ?なあ、侑士」
「まあ、程度の差はあれ、やることはみんな同じやし?
 ジブンがどんな話聞いたか知らんけど、多分普通やと思うで。ジブンかて鳳と…」
「うるせぇ!俺はやってねぇ。あんなことは絶対できねぇ…あ…」
「ギャハハハハ。宍戸お前ホントにバカじゃん?自分からばらしてどーすんだよ。ダセェ」
「…(赤面)」
「ほー。せやったんか〜。鳳は理性の男やね。認識改めなあかんわ。
 (ちゅうか、絶対嘘やね…そんなに長いこと我慢できるわけあるかいっ)」
「もういい。お前らなんかに話した俺が悪かった。ちくしょう、どいつもこいつも…」
「宍戸〜、焦らしもテクの一つだけどよぉ、あんま頑なだと興ざめだぜ?」
「…!(やっぱりそうだよな。それはわかる。わかるけども…)
「岳人あんまいじめたらんとき。でもな、岳人の言うてることは間違ってへんで?
 鳳切れよったらどんなコアなプレイしよるんかなぁ…怖いね〜(ククク、楽しいわ)」
「…っ」←涙目
「(侑士の方が苛めてるじゃねぇか)アイツ何か我慢強そうなだけに限界超えたらヤバそうだし、
 早めに覚悟決めたほうがいいぜー?」

「どうせ、最後までやってないだけでそれなりにやってるんやろ?さっさとやらせたったらええやん」
「くっ、てめぇらに俺の気持ちがわかってたまるかーーーー」(ダッシュで声が遠ざかる)


「あいつ特訓の成果で無駄に逃げ足早くなったよな〜」
「ほんまおもろいやっちゃで。なあ岳人、賭けへん?」
「ああ、いいぜ?」
「「一週間以内!!」」
「はははは、賭けにならへんやん」
「そろそろ限界だろー?何かあったら絶対わかるよな、宍戸わかりやすいから」
「ホンマやね。自分ではそうは思ってへんところがまた…」
「面白そうだから、跡部たちにも教えてやろうぜ?」
「やめとき、岳人。馬に蹴られるで(とか言いつつ俺もバラしたいねんけどな)」
「なんだよ、侑士〜」
キーンコーンカーンコーン…
「行くで、岳人。次、太郎の音楽やろ?遅れるとやばいで」
「そうだった。あー、めんどくせぇなーーー……」
こうしてまた宍戸さんは不憫になっていく。


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