![]() |
今日は4/19、銀次の誕生日だ。 オレの誕生日は特別好きでもないが、銀次の誕生日は祝ってやりたいと思っていた。 あの無限城の中では、そういうことはなかなか出来なかっただろうし…。 「なぁ、銀次。今日はてめぇの誕生日だろ?なんか欲しいもんとかねぇのかよ? お前の一番欲しいもの、言ってみな」 金もないのにそんなこと聞くのもどうかと思ったが、一応…まぁ社交辞令みたいなもんだ。 どうせ銀次のことだから“焼肉、ステーキ、寿司〜!!”とか 食いモンばっか言うんだろうけどよ。 「一番欲しいもの?…う〜ん…」 顎に人差し指を押し当て、空の方を見るような仕草で、銀次は珍しく考えているようだ。 その仕草はなかなかかわい…じゃねぇ・・焼肉とステーキと寿司で迷ってんのか? どっちにしたって金はねぇから、結局はHONKY TONKで 飯を食うはめになるんだけどな‥ツケで(笑)。 「あと10秒で答えられなかったら、ナシだな♪」 「えっ?ええ〜〜?!え〜っと、う〜〜んと・・・」 別に答えを急がせたいわけじゃないが、焦る顔も結構そそ…じゃなくてだ… どうせ食いもんも食わせてやれねぇし、考えるだけ無駄ってもんだろ? まぁ、コイツの場合たまには頭も使った方がいいかもしれねぇけどよ。 「はい、タイムアップ!終了だ。残念だったな、銀次vv」 「…んあ〜…」 ん?思ったより反応が薄いな?もっと“蛮ちゃん、待って! あともうちょっとで決めるから〜!!”とか泣きついてくんのかと思ってたんだが…。 それどころか、妙にニコニコしてやがる…なんなんだ?考えすぎておかしくなったか(ひどい)? 「なんだよ、何も浮かばなかったのか?」 「いろいろ‥焼肉とか寿司とかも浮かんだんだけどね?でも、蛮ちゃん“一番”って言うから…。」 ほら、やっぱり。オレの睨んだとおりだっただろ? 「・・・・で、そのお前にとって“一番欲しいもの”ってのはなんだったか、答えは出てんのか?」 別にくれてやるかどうかはわかんねぇし、金がかかるもんは無理だが “銀次の一番欲しいもの”が気になって、興味本位で聞いてみた。 でも、答えはこのオレの予想をはるかに超えたものだった。 「それはね、蛮ちゃんがずっと一緒にいてくれることだよ。」 さすがのオレ様も一瞬銀次が何を言ってるのかわからなくて、答えることが出来なかった。 「だから、もう貰ってるんだ♪ありがとね?蛮ちゃんvv」 笑顔でそういう銀次につられてこっちまで笑っちまう…いや、にやけてんじゃねぇぞ///! ・・・ったく、コイツは・・・・ 「そーかよ。」 「うんっvv…あ、でも・・・・」 「あ?」 「それじゃあオレ、毎日が誕生日になっちゃうね☆」 ・・・・・・・・・・・・・こっ・・・・・・こいつ、なんつーかわいいことぬかしやがる///?! しかも、はにかんだ笑顔なんかで言いやがるから こっちが困るだろーがっ!!(←ヘタレめ…) でも、銀次の言ったこと‥それはオレにも言えることだ。 誕生日なんて嬉しいと思ったことなんか一度もなかった…銀次に会うまでは…。 オレの一番欲しいものは銀次で、銀次の一番欲しいものはオレってか? …ま、悪かねぇやな♪ 「よぅし、銀次!わかった!!」 「ふえ?何が?」 「今日はいつも以上にたぁ〜っぷりかわいがってやっからなvv」 「え…ええ〜〜〜〜っ///?!」 真っ赤になって焦る銀次を後ろにオレは歩き出した。 ったく、これじゃあどっちの誕生日だかわかんねーだろ? …まぁいいか、オレにとっても銀次にとっても毎日が誕生日なんだしな(笑)。 【おしまい(吐血)】 |
イヤーンv抱っこだーー。。。 美堂さんたら銀次君にホレ抜いてますねっ♪ 銀次君、なにげにグラサン持ってますよ? キスに邪魔だから・・ちょっとオメー、コレ持っとけ ・・なんて言われてドキドキしたんだろうなぁ・・v スノーさんのイラストは、いつも2人がほんわかラヴv なので 見ているコチラもシアワセになるのですv そして! スバラシイい文才まで持ってらっしゃるのに 出し惜しみする(笑)スノーさんの、SSもGET出来ましたっ!! やたっv ホントに快挙ですよー貴重ですよ〜v ウブでカワイくって、そのくせどこかイロッポい銀次に 内心デレデレな美堂さんに萌えー。 『毎日が誕生日になっちゃう・・』って!銀次君なんてかーいらしい殺し文句なんだぁーv スノーさん、素敵なフリーイラストを有り難うございました! SSも快くUP許可して下さって・・ワタクシ果報者でーーす。 |