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「かーいどう。」
「・・・なんすか?」
「今度の試合、集めたデータを元にして、
俺なりにシミュレートしてみたんだけど、どうかな?」
後ろからノートを広げて、俺は海堂にくっついた。
「・・・何ッすか?これ?」
「うん?俺の貴重な戦力分析ノートだけど?」
「・・・違う。この手は何だといってんだ!!」
そう言って海堂は俺から離れようとじたばたする。
「・・・ひどいなぁ、海堂。」
「な、何がっすか?」
「俺一応先輩だよ?
しかもこうやって海堂のために徹夜してデータ作ったんだよ?」
「そ、それは・・・感謝、してるっすよ・・・。」
ぼそぼそと呟くように小さな声でしゃべる。
・・・やっぱり、海堂は可愛い。
「じゃあ、これ位良いだろう?」
「そ、それとこれとは関係が・・・。」
「菊丸はよくても俺は駄目なのか?」
「そ、何で今菊丸先輩が・・・。」
「ただの先輩の菊丸ならよくて、恋人の俺は駄目なのか?」
「だったら俺別れるよ?」
そういったら海堂にものすごく悲しそうな顔をされた。
「・・・嘘、冗談だよ、海堂。」
「・・・・・・もう、アンタなんかしらねぇ!」
「海堂、悪かったよ、だから怒らないでくれ。」
キュッ、と抱きしめたら海堂が小さく震えるのがわかった。
「・・・海堂、ごめんな?」
「・・・別に、おこってねぇっすよ。」
「ありがとう、海堂。」
そう言ってキスしたら、顔を真っ赤にした海堂にまた怒られた。

お絵かきしたので載せてみました。
どうにも私は砂吐かせるのが得意なようです。
こんなことばっか考えて1日終わって良いんだろうか。


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