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「何だか弟みたいだよね。」 あまりにダダをこねられて半ば強引に座らされた膝の上 海堂の首元に小さな口付けを繰り返しながら 乾は言った。 「っ・・・ん・・・なんすか、それ・・・。」 「んー・・・何かいいよねぇ、って。俺一人っ子だし。」 「・・・あんた、弟相手にこんなことするつもりなんすか?」 「こんなことって何かな?海堂。」 ギク、と身体を強張らせて、海堂がしまったという顔をする。 「俺が何したいか、わかってもらえて嬉しいよ。海堂。」 「だ、誰もんなこと言ってねぇ!」 もぞもそと中途半端に抵抗するけれど、 もう後の祭りだったようだ。 少し強めのキスを受けて、 ジンワリと自分の身体が熱くなるのを海堂は感じた。 「俺が、兄弟でなくてよかった?」 「・・・・・・クッ・・・・・・。」 ニンマリ、と乾に微笑まれて。 「その質問、そっくりテメーに返してやるっ!」 海堂は精一杯強がってみせるのがやっとだった。 暇していたのでコピー用紙に落書き。 書き終わってから 「これどういうシチュエーションよ。」 ・・・で、強引にこじつけ。 試合直後二人っきりの密室で、のイメージです。 BACK |