伝えたい言葉
始まりは俺のこの言葉からだった。
「別れよう」
その言葉を聞いたお前は本当に吃驚していて・・・
その表情がとても切なかった。
「別れよう」と俺がお前に告げてからもう1週間経った。
別に嫌いになったからとかじゃない。
寧ろ、今でも好き・・・愛してる。
でも、気付かれちゃいけない・・・。
いつかきっと俺はお前の重荷になってしまうんじゃないかって・・いつも思ってた。
お前はどんどん上手くなる。
俺だって上手くはなっている。
でもさ・・・どうしてだろうな？
何故かお前の重荷になるんじゃないかって思ったんだ。
お前から貰った・・・沢山の言葉。
俺幸せだったよ。
その言葉さえあれば俺は充分、強く生きていける。
でも、どうしてだろう？
俺が言ったはずなのに涙が出るんだ。
愛しい人よ、どうか俺の気持ちに気付かないで。
大好きだから、俺の気持ちに気付かないで・・・風祭。
水野君に別れを告げられてから1週間経った。
「僕・・何か悪い事したっけ・・？」
何度呟いた事だろう。
嫌われるようなことした？
大好きな、大好きな僕の水野君。
どうして突然「別れよう」何て言ったの？
ねぇ、教えて。そう何度水野君に聞こうと思っただろう。
でも、聞けなかった。
僕と一緒に居る時の君の表情がとても悲しそうだったから。
「水野君・・・」
「ん？どうした」
部活が終わると同時に僕は水野君に声を掛けた。
「今日、一緒に帰らない？」
「あぁ、分かった」
1週間前まではこんな事言わなくても一緒に帰ってた。
どちらが言う訳でもない、ただ目が合った、それだけで。
日は沈み掛け辺りは暗くなり始める。
少し冷たい風が吹き始めていた。
吃驚した。
まさか一緒に帰ろう何て言われる何て思ってなかった。
でも、嬉しかった。
久々に一緒に帰る帰り道は何故かとても温かい気持ちがした。
あぁ、やっぱりお前の事大好きだって改めて実感した。
でも、言わない・・・言えない。
この気持ちを隠しておかなければ。
お前だけには気付かれてはいけない、俺の愛しい人よ。
「水野君」
「ん？」
帰りの途中、突然風祭が俺に言い始めた。
「僕、水野君のこと好きだよ」
「―――ッ！！」
何でそんな事言うんだよ！？
俺、決心したんだぞ・・・。
お前の重荷にならないようにって！
僕はそっと水野君の頬に手を添えた。
「―――ッ！！お、俺帰る！！」
水野君は走って去って行った。
どうしてだろうね、何故か聞こえた気がしたんだ。
君の心臓の音が・・・。
「水野くんっ！！」
僕は走った。
全速力で走り去る君の姿を追い掛けて。
大好き、大好き、愛してる。
何度言っても言い足りないよ。
ねぇ、水野君・・・本当に好きなんだ。
きっと君無しではこの世界の色が消えてしまうくらい。
大好きなサッカーだって色褪せてしまう。
「流石・・水野君は早いや」
何故か口元に笑みが浮かぶ。
でも、足は止めない。
止めてしまったら、きっと君に言えなくなってしまう。
そんな気がする。
「はぁはぁ・・・何・・で？」
何で追って来るんだ？
後ろを見ると風祭が追っかけて来る。
捕まったらきっと逃げられなくなる。
きっと俺の決心も意味が無くなる。
「み、水野く・・待って・・」
「・・・・」
「待ってってば！！」
「――――ッ！！」
捉まった・・・。
「はぁはぁ・・み、水・・・」
俺は深呼吸をし呼吸を整え言った。
「言うな」
「え・・・」
「・・・言わないでくれ」
涙が出そうな気持ちになるが抑えて言う。
「・・・お願いだから」
君のそんなに弱い所初めて見た気がした。
いつも君は強くて、とても輝いていたから。
「・・ごめんね」
僕は謝る。
言うから、僕の気持ちを言うから。
「水野君、大好き、愛してる・・・僕と付き合って下さい」
まだ言い足りない。
君に伝える言葉。
もっと、もっと伝えたい。
泣き出しそうな君をそっと抱きしめて、
その温もりを噛み締めて、
僕は君に伝えよう。
ＥＮＤ
意味分からんー！（汗）
調子に乗って一気に書き上げたらこんなのになりました。
重荷はどうした？！
本当に申し訳無いです・・・意味不明過ぎる。
将水、初書き！！
当初考えてたのは・・・もっと濃いかったです。
いや、うん、水野と風祭はヤっちゃってる設定で・・・いや、別に此れヤっちゃっても構わないんですけど（爆）
取り合えずそんな感じで話は展開する予定でしたが！
・・・・テスト期間だったので見事に抜け落ち始めてました脳内から（涙）
それにしてもまとまり無さ過ぎるなぁ・・・此れ。
書いてて・・・「え、どっちが攻めなん？」って思い始めました。
・・・というか最後の抱きしめるって体格的にキツイですね（遠目）
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