■第12話 20030816
しげるです。いまだにずっといろんなシャボン玉を見比べてばかりいます。一通りみたところ、いつもどおりMステのバージョンがいちばん完成度高いというかすごいなーと思いました。(ダンスの気合いという意味では27時間がやはりベストです。参考:マッハパンチ)
石川さんがあまりにテンパってじょじょにピントがずれていきます。(ここで切り替え)
魂の咆哮。(と前衛舞踏集団)
そのままのショットで、ののさんが足からフレームインしてセンター。
Mステは基本的にパートを担当している人をクロースアップでどんどんつないでいく手法で迫力を出しています。これだけ人数がいるのでどんどんつないでいくだけで画面に動きが出るという計算です。つまりこの部分のカット割は、まず石川の感情表現をメインにカットを割り、その後のショットでそのままののさんにつながることでライブ感を損なわない、夏先生が組み立てたフォーメーションを生かしきった巧みなものだといえます。
じゃあなにはともあれ、これでMステがいかにすごいか思い知るがいいッ!
わざと下に凸凹した障害物を置いて、画面をがたつかせながらカメラは前進。さゆみん以外のメンバーもカメラに向けて前進して Ai!
亀井さんの見所はきっちりバストショットで抜きます。
あいぼんののでマイクを回してカメラを引くと二人が蹴り。(いつもより多めに上がってます)
しゃ・ぼ・んだまー(亀井↑他メン↓)
いいらさんMステでは例のポイントがないからか、カメラ位置把握して無理矢理写りに来てます。ベテランの老獪さを感じさせる瞬間。
「マズイ!もう一杯!」
必死の高橋さんの横で指さして「あんた」ゆうてる田中さん。
加護さんマイコー、紺野さんズバッ。
右手の位置がジャストでセンターなさゆみん。きっと畳の目と机の線とかきっちり合わせないと気が済まない人がスタッフにいます。
とにかく生放送なのに「Ai!」とかまで全部カメラ切り替えで追っていくテレ朝スタッフの技量はすごいなあと思います。その代わり前回紹介したような、画面外で飯田さんが遊びを入れているのとかはこぼれ落ちてしまうのですが。
ののかおジョジョの奇妙な冒険(@HEY!HEY!HEY!)
HEY!HEY!HEY!はこのように、モーニング娘。の視認性を犠牲にしてもヲタをフレームに入れるために、わざわざ観客の後ろのクレーンから撮影しています。これはモーヲタも含めてモーニング娘。という現象をとらえたいというきくちPの意図があるのでしょうか。
右にさゆみん、左に高橋の見所をよそに、無表情で立ち位置に向けダッシュする藤本さん。(@FUN)
FUNとCDTVはカメラも3〜4台で普通のスタジオで撮影されていて、あまりたくさんカット割もできないので、いきおい全体をとらえるショットが多くなり、こういうポイントポイントへの移動シーンがそのまま写ってしまうことが多いです。
ちなみに「なのに、どこ行ったんだよ〜」のときのさゆみんの動き、いまでは2段変速になってます。27時間テレビ初披露の時は3段変速なのでした。
エム!(@CDTV)
とりあえずゆっくり時間をかけていくらでもカット割作り込めるはずのPVが、映像としての出来がいちばん悪かったというのはどうかと思うしげるなのでした。