最後に奏でる狂奏曲〜北之宮七瀬拷問SS〜

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「気分はどうだい、七瀬?」

「……………」

一糸まとわぬ裸身を隠すことすらできず、両腕を吊られている少女。

目線から逃れようと太股を擦りあわせ少しでも縮こまろうとするその仕草さえ、

俺の加虐心をそそってくれる。

離れの地下室。

俺は何ヶ月もの間、妹を殺した犯人の手がかりを得るために、それを知っているだ

ろう数人の少女達を監禁し、手がかりを吐かせるべく拷問を繰り返していた。

しかしそんな日々を過ごしている内に、明らかに真実を知る少女がこんなにも身近

にいたことに気づいてしまう。

その少女こそが俺の従妹・七瀬だった。

「犯人は誰か言ってくれれば、今すぐにでも解放してあげるよ、七瀬?」

「……………」

俺の問いにも七瀬はただ、瞳を逸らし口を紡ぐまま。

「やれやれ、しょうがない子だな七瀬は」

そんな彼女の態度にも柔らかな笑みを崩さぬまま、俺は小さな瓶を取り出す。

「………な、何?」

七瀬の疑問に俺は、答えず彼女の唇をこじ開け

「むぐっ!……んんっ、んー! ……ゲホッ、ゲホッ……!」

彼女の喉に、瓶の中の液体を注ぎ込む。

「……今の薬、何……?」

不安げに問う七瀬。ゴクリと鳴る喉が手遅れを意味しているにもかかわらず。

俺はそんな彼女を、ただ薄笑いを浮かべ見つめていた。

そう、言わずともいずれわかることなのだから。



「……ん…っ!」

それから五分程経っただろうか。

七瀬の喉から苦しげな呻きが漏れる。

「ん、く……、…ぁ…っ!」

俄かに苦しみ出した七瀬の目が俺と合い、刹那気づく。

「お兄ちゃん………まさか、さっきの……」

「さすが七瀬は利口だな。そう。効き目抜群の利尿剤」

「――!」

七瀬の表情に狼狽と、そして恥辱の色が走る。

そして、意識させられた途端その利尿剤は、七瀬の身体の中を暴れ始める。

「う……うう………あああ………っ」

猛烈な尿意に襲われ、七瀬は素足太股を擦りあわせ始める。

苦しげな呻きが喉から漏れ、眉根を寄せ堪える七瀬。

「おにい、ちゃん……」

利尿剤による七瀬を襲う尿意は相当なものなのだろう。

脚をガクガクさせ裸身に脂汗を浮かばせ哀願の声音も震えが止まらず。

ガチャガチャと鳴る無機質な鎖の音が、逼迫した彼女の悲鳴のように。

「ぅぅ……ぁぁぁ…………ト……トイレ………」

顔を歪め真っ赤に染めながら哀願する七瀬。

「トイレ、に………いか、せて………ぅぅ……あああ……」

年頃の少女である。誰が好んで口に出そうか。

泣きそうな羞恥の表情で哀願する七瀬に、俺は優しく囁いた。

「七瀬が全部白状してくれさえすれば、トイレでもどこでも行かせてあげるよ」

額に脂汗を滲ませ眉根を寄せ唇を噛み締め堪える七瀬に、俺は優しい声音で言う。

七瀬は俺にとっても可愛い妹分。白状してくれれば苦しませるつもりなどない。

しかしそんな俺の気持ちを余所に、七瀬は言ってのけたのだ。


「だ、ダメ………ぜったい、いえ、ない……」

苦しげに髪を振り乱しながら、それでも七瀬は吐かなかった。

一体、七瀬をそこまでさせるものはなんなのであろうか…………


……しかし。

俺はもう、そんなことには関心はない。どうしても吐かないというのなら。

「じゃあ、七瀬のお漏らしシーンを、ゆっくりと見せてもらうとするか」

「……っ!」

悔しさと悲しさと、恥ずかしさに襲われ、七瀬の瞳が堅く閉じられる。

「う……ううぅ………ぁぁぁぁぁ…………っ」

歯を食いしばり太股を摺り寄せ、懸命に尿意に耐える七瀬。

俺にそんな姿を見られたくない、その一心で決壊寸前の尿意に耐える七瀬。

小さなお尻を震わせ耐える、そんな七瀬のお尻を俺は、


サワァッ……


「――ひっ!」

優しく撫で上げたそのとき迸る、恥辱に溢れた七瀬の絶叫。


「だっ……ダメええええええええええええええええええええええええっ!!!」


プシャアアアアアアアアアッ………


「ぁぁ……あああ………いやぁぁぁっ………!」

悲鳴が七瀬の喉から漏れる。

同時に七瀬の泉から、我慢の限界が溢れ出す。

「七瀬とは付き合いが長いけど、まさか七瀬のお漏らしを見れるとは思わなかったな」

「……ダメっ……ダメぇぇっ………!」

俺の冷笑に耐えられず、未だ流れを止められぬまま、髪を振り乱し七瀬が叫ぶ。

股間からの流れと共に、瞳からも氾濫する流れが一筋。

「ダメ、ダメ………ック………ヒック………」

紅に染まりし涙顔を歪め、一糸まとわぬ裸身を震わせ

「イヤ……イヤ………もうイヤぁっ………」


チョロチョロチョロチョロ………

未だ止まらぬ水流と、舐めるような俺の視線に

堪えることなどできるはずなく。

紅の涙顔を俯き隠しながらの、七瀬の鳴咽は終わらなかった。






「最狂」の七瀬の拷問シーンがなくて、悲しさのあまり書かせていただきました。

ほとんど煩悩と脊髄反射のSSですが、暇潰しにでも見ていただければ幸いです。

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