最近のなのはは…少し、変だ

突然、妙な頼み事をしたり、夜、こっそりと出て行ったり…

後をつけようとした時もあったが…なのはの瞳に宿る、強い光の前に

『やりたいようにやらせてやるか』という気持ちになってしまう

(久遠が一緒にいる、というのも自由にさせている要因の一つなのだが)

そんな日常のある日…それは起こった

とんとん…

軽くふすまを叩く音が聞こえ…なのはが、入ってくる

「どうした…? この遅くに」

「あのね…その…」

「怖い夢でも、見たか…?」

「う、うん…そんな感じ…

 それでね……おにーちゃんと、一緒に…寝て、いいかな…?」

…少し、いや…かなり、動揺した

まだ小さい妹とはいえ…一緒に、寝るということ…

……よく見ると、なのはは少し、震えていた…

「…ああ、構わない…入ってこい」

その言葉に反応して、なのはが俺の布団へ入ってくる

さっきまでのが嘘のように、俺の隣で寝ているなのは

…その、暖かさに…俺も、少し安心する

「ねえ…おにーちゃん…」

なのはが、不意に声をかける

「ん…何だ?」

「男の人って…その…」

…?

なのははその事を聞こうとして、言いよどんで…

しばらくして…意を決したかのように…布団の中に潜る

「どうした…っ!?」

なのはが…寝巻きから、俺の物を取り出し、さすっている…

「なのはっ…お前、何…」

「男の人って…こうやってると、気持ちいいの…?」

なのはの手が…俺の物を、静かに擦り始める

そのぎこちない手つきが…逆に、快感になる

「お、お前…そんな事、どこで……」

「…話しても、わかんないだろうから…いい」

みるみるうちに大きくなるそれを…なのはは、慣れない手つきで、愛撫する…

「わからないって…いいから、話してみろ」

俺は、なのはを一旦引き剥がし…話をさせる

「…それで…こういう知識を、得たのか?」

「……うん…」

なのはの話した事は…にわかには、信じられない出来事だった

なのはが魔法少女で…

人の記憶を取り戻しているうちに、時々その人の記憶を見ることになって…

そして、その中に…

「…なるほど、な…」

俺も…いろいろ、不可思議な現象にあった事がある…

あっさりと、なのはの話を信じてしまう自分がいた

「それで…おうちにいる男の人って…おにーちゃんだけだから…」

…いろんな事に興味を持つ年頃、か…

「わかった…好きにしろ」

「え?」

「その代わり…俺も、お前の事を好きにする…いいな?」

「あ…うん!」

俺となのはの唇が重なる

くちゅ…くちゃ…

舌を差し出し、絡めあっての…長い、キス

「…はぁ…」

唇を離すと、つつっ…と糸を引く、唾液

「えへへ…なんだか…嬉しい……」

くちゅ…

先走り液に濡れたなのはの手が、俺の物を擦っている

「おにーちゃん…気持ち、いい?」

「っ…ああ…いい、ぞ…」

その声を聞いたなのはは…手のスピードを上げる

稚拙な指の動きと…半分だが、実の妹にさせているという背徳感が…快感を、生む

もう…限界が、近い

「なのは…ディッシュ、かぶせて…」

「え…?」

そう言ったものの、わずかに遅く…

びゅく!びゅるる!!

…なのはの顔に…かけてしまった

少し呆然としていたなのはだったが…

「えへへ…おにーちゃんの、熱い…」

そのままで、笑顔をみせてくれるなのはが、無性に可愛く思えて…

出したばかりの俺の物は、すでに硬度を取り戻していたりした

なのはのパジャマに手をかけ…そっと、脱がす

「…まだ、ぺったんこだよー…」

そう言うものの、わずかに膨らんできている、なのはの胸を…撫でてみる

「ひゃ!…く、くすぐったいよう…」

言葉の通り、くすぐった素振りを見せる

首筋から…鎖骨、そして胸の方まで降りてきた口で、なのはの乳首を吸う

「ぁ…んん…」

少し恥ずかしがっているのと…それとは別の、声

とくん、とくん、という鼓動が、感じられる…

「おにーちゃん…ひぁ…」

なのはが何かを言おうとしたが…途中で、口をつむぐ

俺の手は、すう、と下がっていき…

「おにーちゃん、そこは…」

「なのはも、やっていただろう」

「ぁ…うん…」

まだ、割れ目としか形容の出来ないそこを、ゆっくりと撫でていく

「ん……ふぁ…」

くちゃ…

少し、いやらしい水音がする…

「もう…濡れてるのか?」

「うう、おにーちゃんのいじわる…きゃっ!」

そっとなのはの秘所に口をつけ、口で愛撫する

「ふぁ…ぁぅ…」

幼いそこから…少しづつだが、蜜が湧き出てくる

「おにーちゃん…熱い…ふぁ…」

なのはの声が聞こえて…俺は、そこから口を離す

「お、おにーちゃん…どう、したの…?」

「…なのはにしていたら…俺のも…」

「…あ…本当だ……なら、一緒に…しよう、か?」

そう言ってなのはは、俺の物にしゃぶりつき…

俺は、なのはの秘所にそっと口をつける

ぴちゃ…くちゅ…

二人から発せられる水音だけが、その場に響く…

相手の秘所を愛撫しながら、自分の所が愛撫されてるという状況で…

絶頂は、以外と早くに訪れた

「っ…なのはっ……!」

「おにぃちゃん…なのは、ふぁっ…!」

びゅく!びゅるる、びゅく!!

一瞬、俺の物から口を離したなのはの顔に…俺の精液がかかり…

なのはも、そのまま絶頂を迎えて…こて、と横になった

「おにーちゃん…」

「…なのは、こっちに」

なのはを呼びよせて…俺の前に座らせる

「なーに?」

「俺の物は…どう考えても、なのはには大きすぎる…

 挿入したら…なのはは、とてつもない痛みを覚えてしまう

 それは…駄目だ」

「………」

「だから…こうする」

俺の物を、なのはの秘所にあてがい…擦りつける

「ぁ、おにーちゃん…ふぁ…」

俗に言う…素股というやつだ

「っ…これなら、痛く…ない、だろ?」

「ふあ…うん、おにぃちゃん、ふあぁぁ…」

ぐちゅ、ぐちゅ…

いやらしい水音と、二人の声だけが聴こえる…

「おにーちゃん…なのは、もう…いっちゃう…」

「ああ、俺も…なのはっ…!」

俺の動きが、自然に早くなる

「っ、出る…!」

「ふぁ…おにーちゃん…おにぃちゃん…!!」

びゅく!びゅるる!!

俺は、すべてを出し切り…

なのはも、達してしまったのか…俺の方に倒れてくる

「はぁ、はぁ…おにーちゃん……」

「…どう、だ…?」

「えへへ……なんだか、不思議な気分…だよ…♪」

「…なのはが見た夢って…どんなのだった?」

ふと気になり、なのはに訊ねてみる

「あのね…おにーちゃんも、おかーさんも、おねーちゃんも

 みんながなのはの事忘れちゃう夢…

 とっても寂しくて…悲しくて…死んじゃいたいくらいだった…」

「…そうか

 だが…大丈夫だ」

「え?」

「みんな…お前を忘れる事は、ない

 少なくとも、他の誰もがお前の事を忘れてしまっても…俺だけは、覚えてる」

「…おにーちゃん……」

その言葉を聞いて、なのはが抱きついてくる

「えへへ…大好きだよ、おにーちゃん…」

それは…もう一つの誓い

なのはを…愛する妹…いや、女の子を…ずっと、守りつづけるということ

反対をする者もいるかもしれない…

邪魔をする者もいるかもしれない…

しかし…今の気持ちは、けっして嘘ではない

だから…俺は、俺に出来ることを…精一杯にするしかない

「…すー……」

隣で寝息を立てる…なのは

…恥ずかしくて、真正面からは言えないが…

俺も、お前が…好きだ

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