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はぴねす!温泉

1.すもものどきどき入浴タイム♪(前編)(1/11)2006/06/07(水) 15:11:14 ID:8KyggoCn0
週末の夜。
自宅の居間に、ひとり残された俺。
『Oasis』のメンバーと飲み会とのことで、真夜中まで帰ってこないかーさん。
そして……
風呂場からは、楽しそうに響くすももの鼻歌。
「……完璧だ」
そう、まさに完璧だった。
すももとひとりの女の子として付き合い始めてから、ずっと頭の中で思い描いていた秘密の計画。
今こそまさに、この計画を実行に移す時……!!
俺はそっと、部屋の時計を見やる。
すももがお風呂に入ってから、約10分。
お兄様の長年の勘からすると、ちょうどすももが湯船につかってまったりしている頃合だろう。
「……そろそろだな」
俺はゆっくりと立ち上がると、服を脱ぎ、すももの大事なアヒルを手に構えた。

1.すもものどきどき入浴タイム♪(前編)(2/11)2006/06/07(水) 15:11:49 ID:8KyggoCn0
「すももー!! 元気に風呂入ってるかー?」
「きゃっ!!」
腰にタオルだけ巻きつけ、かけ声を響かせながら、意気揚々風呂の扉を開ける俺。
途端にすももが、湯船の中でがばっと体を隠しだす。
「な、何するんですか兄さん!!」
おうおう、なかなか嬉しいリアクション返してくれるねぇわが妹よ。
「何って、すももといっしょに風呂入ろうと思っただけだけど」
「に、ににに兄さんといっしょにお風呂に入れるのはそのっ、嬉しいですけどっ、
 だけどまだ心の準備がっていうか体の準備がっていうかーーー!!?」
面白いくらい慌てふためくすももに、思わず吹き出しそうになるのを懸命に堪える。
「落ち着けすもも。風呂くらい昔何度もいっしょに入ったろ?
 俺はただ、あの時と同じように、いっしょに風呂入ろうって言ってるだけだ」
「そ、そっ、そーですよね……いくら兄さんでも、さすがにお風呂の中でまで」
「ただし、それも俺の心持ち次第だけどな」
「はぅぅっ!!! は、はわわわ……」
俺のとどめの一言に、すっかり上の空になってしまったすもも。
さすがにいじめてやるのは、この辺で勘弁してやるとするかな……
「んじゃ、ちょいと邪魔させてもらうぜ」
「は、はいっ! よろしくお願いしますっ!!」
俺の言葉に、すももも妙にかしこまった態度で答えるのだった。

1.すもものどきどき入浴タイム♪(前編)(3/11)2006/06/07(水) 15:14:03 ID:8KyggoCn0
「狭いな、こりゃ」
「フフ。ホントですね、兄さん」
ひとり分しかない家の湯船に、ふたり向き合って入る俺たち。
ずっと前にいっしょに入ったときは、ふたりで入っても大きすぎるくらいだったのに……
いつの間にか俺たち、こんなに成長してたんだな……
「何だかこうしてると、ホントに昔に戻ったような気がしますね」
「そうだな……何だか、もう随分昔のことのように思えるけど」
俺とすももとの間に、確かに存在していたいっしょの時。
過ぎ去った時の長さを思い、俺たちは互いに笑みを交わした。
「あ! 兄さん……それ、わたしのアヒルさん」
やがてすももが、俺の手にあるアヒルの存在に気づく。
「お、これか」
そういやさっき、すももを喜ばせてやろうと、必死になって探し出したんだっけ……
「せっかくすももといっしょに風呂入るんだからな。
 たまにはこいつも交えて、3人仲良く親睦を深めようと」
「なるほど……なかなかいい心がけです、兄さん!」
さっそく嬉しそうに、そのアヒルを手に構えるすもも。
「ガァ! ガァガァ!!」
「……悪ぃすもも。アヒル語初心者の俺には、その挨拶はきつすぎる」
「フフ。まだまだですね兄さん。
 今のはアヒル語の初歩の挨拶で『よろしくね、雄真お兄ちゃん』ですよ♪」
「な、何だって!?」
あんな2、3言の鳴き声の中に、そんな固有名詞も含んだ高度な挨拶が含まれていたとは……
やはり、アヒル語、侮りがたし!
1.すもものどきどき入浴タイム♪(前編)(4/11)2006/06/10(土) 22:00:48 ID:jyX8D1Ux0
「ガァ、ガァガァガァ、ガァガァ?」
すももは更に、妙なイントネーションをつけ、更に高度なアヒル語を操りだす。
……すももにアヒルを持ってきてやったのは、俺のほうだ。
ここでひるんだら、俺の計画が丸つぶれだ!!
「ガァガァガァ、ガァ」
とりあえず俺は、ちょうどすももがやってたように、鳴き声だけ適当に真似して返してやる。
「ガァ。ガァガァガァガァ?」
「ガァガァガァガァ、ガァ」
我ながら、とても頭の痛くなる会話内容だ。
すももにアヒルを与えてやったのは、ちょっと失敗だったか……?
……と。
「うわぁ、兄さんったら、何てこと言っちゃうんですか!?」
「はぁ? 一体何だ急に」
すももがまたしても、理解不能な言動を繰り出す。
「何って……たった今アヒル語で言ったじゃないですか!
 すももちゃんのきれいな体を、いっぱい撫で回したいなー……なんて」
ナンテコトイイダシマスカコノヒトハ。
「ちょ、ちょっと待てすもも!! 今の会話のどこをどう解釈したらそうなるんだ」
「ふふっ、ごまかしたって無駄ですよー!
 兄さんがどうしようもないスケベさんってことは、今ので十分わかっちゃいましたから」
「これは侮辱だ!! 直ちに最高裁への控訴を要求する!!!」
「残念でしたー♪ 雄真被告の訴えは、既に却下されております♪」
「ぐっ……」
いいのか……これでいいのか、小日向雄真!!
このまま、すももの言いなりのままで、終わる俺ではない!!!
1.すもものどきどき入浴タイム♪(前編)(5/11)2006/06/10(土) 22:02:05 ID:jyX8D1Ux0
「おらっ、こっち来い!! すもも!!」
「きゃっ!! に、兄さん!?」
俺はすももの腕をぐいっと引っ張り、自分の胸元にすももを抱きとめる。
「い、いきなり何するんですか兄さん!!」
「残念だったなすもも。俺はスケベ怪人UMAとして生まれ変わったのだ。
 優しかったお前の兄さんは、もうどこにもいない!!」
「あ、ひゃあん!! ちょっと、兄さん……」
俺はそのまますももの背中に手を回し、隙だらけなすもものお尻を望みどおりそっと撫でてやる。
「あ、やだ、兄さん……ひゃうっ」
お尻に伝わる掌の絶妙なタッチに、顔を真っ赤にしてひくひく反応するすもも。
その様が、何とも言えず愛らしい。
「うぅ……に、兄さぁん……」
ようやく、すももも観念したようだ。
瞳を涙でじっとり潤ませ、訴えかけるように俺を見つめるすもも。
「ふっふっふ……兄さんの恐ろしさ、とくと思い知ったか」
「……兄さん……」
ふとすももが、体をもじもじさせ、もどかしそうに俺の脚に腰をすりつけてくる。
ったく……人のこと散々スケベ呼ばわりしておいて、自分はこうだもんな……
「そろそろ欲しくなってきた頃かな? すももちゃん」
「うぅ……それは……兄さんが悪いんですよ……?
 兄さんが急に、あんなことするから……わたし……」
まったく、ホントにしょうがない奴だな、こいつは。
「んじゃま、さっそく……」
「あ、待ってください、兄さん!」
さっそくすももを抱きかかえようとした俺を、すももが急に制止する。
「? 何だ、すもも」
「あの……ずっと前から一度、やってみたかったことがあるんです……」
「前からずっと、してみたかったこと……?」
「とにかく、そこの椅子にかけてみて下さい……」

1.すもものどきどき入浴タイム♪(前編)(6/11)2006/06/10(土) 22:03:56 ID:jyX8D1Ux0
俺は言われたとおり、湯船の外の洗い場に置いてある椅子に腰をかけた。
俺の背後では、すももが楽しそうに、スポンジにかけたボディソープを泡立てたりしている。
「何やってんだ、すもも」
「何って……兄さんのお背中を流す準備です」
俺の背中を流したいとは、随分急な話だな……
まぁ別段、悪い話でもないんだけど。
やがて俺の背中に、泡立ったスポンジのやわらかい感触がそっと伝わってきた。
「どうです? 気持ちいいですか、兄さん」
「あぁ……なかなか……気持ちいいぞ」
「フフ……喜んでもらえて、とっても嬉しいです」
とても嬉しそうに、俺の背中をスポンジでこするすもも。
何だか普通にまったり和んじゃってるけど……いいのか? これ。
「兄さんの背中……広くてあったかい……」
後ろから、陶酔に満ちたすももの声が届く。
俺の背中を優しく撫でるスポンジの感触に、俺も何だか頭の中がぽわーっとしてくる。
「このくらいでいいかな……んじゃ、えいっ!!」
「!!!!!」
頭の中のぽわーっは、一瞬で醒めた。
すももが何と、泡だらけの俺の背中に抱きついてきたのだ。
「す……すもも……何を……///」
「すもも流背中流しのひとつ、泡踊りの術です!!」
「い、いきなり何言って……あ!! ふぁっ……」
すももは抱きついたまま、その体をくにゅくにゅとこすりつけてきた。
(あ……うぁ……///)
すももの体のふたつのふくらみと、つんと突き出た先端の感触が、直接肌にすりついてきて……
やばいくらいに、気持ちいい。
1.すもものどきどき入浴タイム♪(前編)(7/11)2006/06/10(土) 22:04:58 ID:jyX8D1Ux0
「んしょ、んしょ……どうですか……兄さん……」
「あ、あぁ……」
言葉を返そうとするも、すももの体のあまりの気持ちよさに、まともな言葉も返すことができない。
「んんっ……兄さん……ん、んんっ」
すももは更に夢中になって、その体を俺の背中に摺り寄せてきた。
ボディソープの泡が程よい潤滑を与え、どうしようもない心地よさを俺に与えてゆく。
「あ……はぁ……」
脳までとろけてゆくようなその気持ちよさに、もはやまともな思考すらおぼつかない。
「フフフ……気持ちいいんですね、兄さん」
「あぁ……気持ちいいぞ……すげぇ、やばいくらい……」
すももの体って……こんなに、気持ちよかったっけ……?
これまですももといっぱい触れ合ってきた俺でさえ、それは初めて味わう快感だった。
「それじゃ、ちょっとオプションも追加しときますね……」
「!!??」
すももは更に、手を前方に回し、俺の股間へと手を回してきた。
泡だらけのすももの小さな手が、俺のものをそっと握り締める。
「なっ……す、すもも……?」
「兄さんの一番大事なここも、ちゃんと洗ってあげませんと……」
そう言うと、すももは泡でぬるつく両手で、俺のものを扱きあげ始めた。
ぬちゅぬちゅと、えっちな響きが狭い風呂場を駆け巡る。
(うぁ……これ……やばすぎ……)
俺の局部の上でにゅるにゅると滑る、すももの手の感触。
ただ泡だらけの手で擦られてるだけなのに……それが、こんなに気持ちいいなんて……
「んしょ、んしょ……んんっ、なかなかきれいになりませんね……これ」
体を執拗に背中に擦りつけながら、なおも俺のものを必死に扱きあげるすもも。
「ちょ……すもも……それ以上、擦られたら……っ」
頭の中を、真っ白な気持ちよさが支配してゆく感触。
まるですももと2人して、真っ白な泡になって融けていってしまうようだ。
1.すもものどきどき入浴タイム♪(前編)(8/11)2006/06/10(土) 22:05:53 ID:jyX8D1Ux0
「んく……ん……っ、やっぱり兄さん……すごく……いやらしいです」
「い……いやらしいって……何だよ……すもも」
「だって……こんなに……硬くして……ひくひく動かして……
 そんなに……気に入ったんですか……これ……」
「そ……それは……」
だってそれは……仕方ねーだろ……?
こんなかわいいすももに……泡まみれで……こんなに……絡みつかれたら……
「やっぱり男の人は……こういうの、好きなんですね……少し、がっかりです」
「う……うぅ……///」
すももの言葉を即座に否定できない自分が、すごくもどかしい。
「んふ……ん……ん、んあっ……はぁ……硬い……兄さんの……」
欲望に張り詰めた俺のあそこの感触に、すももも半ば陶酔しきった表情で呟く。
すももにいいように扱かれた俺のそこは、もう寸分の我慢も効かない状態だった。
このまま一気に……すももの手の中で……果ててしまいたい……!!
……だが。
「んん、ん……っ、ここは、このくらいで……」
「あ……」
今まさに達さんと腰を浮かせかけたその時、すももが急に俺のものから手を離した。
急に寂しくなったあそこの感触に、俺も思わず情けない声を上げる。
「す……すもも……? どうして……」
「何って……わたしの仕事は、兄さんの全身を洗ってあげることですよ?
 そんな体の一部ばっかり洗ってても、仕方ないじゃないですか」
「そ、そんな……あ、はぁっ……」
すももはそのまま、俺の体の前面を掌でそっと撫で始めた。
乳首の先端を擦るすももの手の感触に、思わず身震いする俺。
1.すもものどきどき入浴タイム♪(前編)(9/11)2006/06/10(土) 22:08:26 ID:jyX8D1Ux0
「あぁ……兄さんの体……あったかい……はぁ……」
俺の体に手を這わせながら、なおも感嘆のため息を漏らすすもも。
俺の全身を襲うすももの手の感触は、確かにすごく心地よい。
しかし……こうやってじらされればじらされるほど……
虚しく外気に晒されてる俺のそこが……どんどんやるせなくなるばかりで……
「な、なぁ……すもも……俺……」
我慢できなくなった俺は、思わずすももに懇願していた。
「……何か文句でもあるんですか? 兄さん……」
「な……何かって……その……俺……」
「ダメですよ。さっきわたしにいたずらした罰です。しばらくこうやって、反省して下さいね」
「そ……そんな……す……すももぉ……」
すももの残酷な一言に、どんどん涙声になってゆく俺。
もはやそこに、兄としての威厳などかけらも残されていなかった。
「……すもも……なぁ……頼むよ……俺……」
「? 何ですか、兄さん」
これから自分は、かつて妹として慈しんできた存在に、ものすごく醜い要求を出そうとしている……
そう思うと、思わず死にそうになるくらいの自己嫌悪が自分を襲うのがわかった。
だけど……もう、こうでもしないと……
この気持ちは……もう、抑えられそうにない……
「もう一度、その……してくれよ……すももの、手で……」
「……これからわたしにしてもらおうとしてる人が、そんな態度でいいんですか……?」
「え……あの、すもも……」
「ちゃんと頼んでください。我慢できないから、抜いてください、すももさんって……
 でないと、もう……二度と触ってあげませんよ」
「……う、うぅっ……」
思わず泣き出してしまいそうな羞恥に耐え、俺は蚊の鳴くような声を捻り出していた。
1.すもものどきどき入浴タイム♪(前編)(10/11)2006/06/10(土) 22:09:44 ID:jyX8D1Ux0
「す……すももさん……」
「……? 兄さん……?」
「その……して、下さい……
 俺の汚いあそこを……すももさんの手で……いっぱい、扱いて……ください……」
あぁ……何てこと言ってるんだよ俺……
そこまでして……すももの手で……イキたいのか? 俺……
「……そこまでして……わたしに……抜いてほしいんですか……?
 ……本当に、しょうがない兄さんですね……」
「……うぅ……」
すももの蔑むような言葉に、全身に果てない自己嫌悪が重くのしかかるのがわかる。
……生まれてきて、本当にスミマセン。すももさん。
「……今回は特別ですよ……兄さん」
そう言いつつ、すももはもう一度俺のそこに手をかけた。
「ぅ……はぁ……」
待ち焦がれたすももの滑らかな手の感触に、思わず歓喜のため息をつく俺。
「んしょ、んしょ……どうですか……? わたしの……手……」
「あぁ……すもも……すごく……いい……いいよ……」
あんまり長くじらされてたせいで、思わず感涙に咽ぶほどの快感が股間を襲う。
すももにこうして、大事に愛でてもらえる悦び……
胸の奥をじんわり熱くする歓喜に、俺は思わず涙を滲ませていた。
「んはぁ……すもも……俺……イク……イキそう……」
感情の昂ぶりに、1オクターブも声を上ずらせ喘ぐ俺。
「んふぅっ……兄さん……イッて……ください……わたしの、手で……!!」
すももは夢中になって、更に強烈なストロークを俺にかける。
「はぁぁ……っ、あっ……すもも……イ……ク……!!!」
視界全てが、泡のような紗に覆われてゆく感覚。
まるで女の子みたいに、俺は歓喜の絶叫をあげ……
1.すもものどきどき入浴タイム♪(前編)(11/11)2006/06/10(土) 22:10:58 ID:jyX8D1Ux0
びゅくっ、びゅく、びゅくっ……!!!
「ぁはぁぁっ、あっ、すもも……ぉっ……!!!」
脳天を揺るがす快感に、俺はすももの存在を求め叫んだ。
俺のあそこが、待ち焦がれた射精の快感に震え、びくびくとしきりに脈を打つ。
びくっ、びゅくびゅくっ、びゅく……
俺の欲望で、どんどん無彩色に染め上がってゆく眼前の光景。
痙攣の度に、俺の全身からどんどん力が失われてゆくのがわかる。
「ぁあっ……はぁ……っはぁ……」
俺は肩で息をしつつ、目の前の景色を呆然と眺めていた。
鏡も、床も、壁も……全て純白に塗りつけられた浴室の景色。
それがまるで、俺の今の意識の状態を……象徴しているかのようで……
「……すごいです、兄さん……今日も……いっぱい出ました……」
俺の背中になおも体を擦り寄りながら、忽然とした顔で呟くすもも。
その情景は……あまりにも刺激的で、官能に満ち溢れていて……

ぷつっ

俺の中で、何かがはじけるのがわかった。

2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(1/12)2006/06/11(日) 22:36:37 ID:w9ri1EP+0
「ひゃあっ!! に、兄さん……!?」
気づけば俺は、すももを後ろから抱き寄せ、鏡の方にその大股を広げさせていた。
未だおさまりきらぬわが愚息を、すももの尻の谷間にしきりに擦りつけながら。
「に、兄さぁん……こ、こんな……格好……」
「……うるせ……お前は……黙ってろ……くぅっ」
欲情に思わず自我を失ってしまいそうになるを必死に堪え、俺はすもものそこを乱暴にこじ開けた。
「ひゃ、やぁぁっ!! そんなとこ、広げないで……っ」
「いいからほら……見えるだろ……? お前の……情けねぇ姿……」
そう言いながら、俺は精液にまみれた目前の鏡に、一気に湯をぶっかけた。
子宮丸見えの情けない格好で、俺に体をあずけているすももの画が、目前に広がる。
「ひ、ぁぁ……いやぁぁぁっ!!!」
羞恥に絶叫するすももを無視し、俺はすももの赤く腫れた膣口をぐちゅぐちゅとかき回した。
「あぁっ、あっ、ぃやあ……あぁっ、あっ、あぁぁっ」
涙にまみれた声で、すももが歓喜の喘ぎ声を上げる。
「ぁぁっ、いやっ、あっ、はぁぁっ……あぁっ、ぁ、はぁぁっ……」
膣口を襲う快感に、必死に目を閉じ抗おうとするすもも。
さしずめあまりの気持ちよさに、自分が信じられないといったところだろう。
だが……俺はこの程度で、すももを赦してやるつもりなどない。
「……ここは……どうだ? すもも……」
「!!?? ひ、ぃああっ!!!!」
すももの膣の入り口の上部分……通称Gスポットと呼ばれるそのふくらんだ部分を、
俺は指の腹でぐりぐりといじってみる。
「はぁっ、あぁっ、ダメ……ですぅ、兄さん……は、あぅうっ!!」
すももがびくびくと体を震わせ抗うのに合わせ、俺は更にその部分に指先の力を入れる。
「はぅぅっ!!? ぁ、やぁっ!! ぁ、は、はぅぅっ……」
指がそこに圧迫されるたび、すももの体が面白いようにびくびく反応する。
俺の指をぎゅうぎゅうと押しつける、すももの膣肉の熱さ。
それをじっくり堪能しつつ、俺は更にもう片方の手で、小陰唇の上側をそっとまさぐってみた。
2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(2/12)2006/06/11(日) 22:37:47 ID:w9ri1EP+0
「やぁっ……だめ、そこは……」
俺の指先に、くにゅりと沈み込むような感覚が伝わる。
ここが、すももの……一番汚いところ……
その事実に妙に興奮し、俺はその部分を指でそっと撫で回した。
「やぁぁ……ダメ、だって……言ってる、のにぃ……ゃ、あぁっ……」
さすがにおしっこの出る器官なので、乱暴に擦ったりしないよう慎重にまさぐるが、
それでも、いじられて敏感になったすももの体には、十分すぎるほどの刺激のようだった。
「ゃぁ、ぁぁあぁ……だめ……兄さん……何か、来るのぉ……っっ!」
「もう……イキそう……なのか? すもも……」
「ち、違うの……何だか……むずむずして……ガマン、できなく、てぇっ……!!」
まさに、理想の反応だった。
女の子のものを、特定の手法でうまく愛撫してやると、徐々に排尿時のような感覚が昇ってきて……
やがて、おしっこにもよく似た透明な液が、ぴゅるっと排出されると……
いわゆる、潮吹きと呼ばれるテクニックだ。
……普段の俺だったら、すもも相手に、そんなバカげた実験などやらないところだが……
残念ながら、そんな冷静な判断力は、今の俺には残されていなかった。
「そうか……なら、これはどうだ……?」
「あ、兄さん……ひゃ、うぅぅっ!!!」
俺はすももの尿道をいじるのをやめ、包皮の上からすももの秘豆をそっとつまんだ。
「やぁ……やめてよ……兄さん……ひゃ、ぅっ、やぁぁぁっ!!!」
更に包皮を指先で退け、真っ赤に腫れ上がったその部分を、直接ぐりぐりと揉みしだいてやる。
「あぅぅっ……そんなこと、されたら……ぁぁっ、わたし……ガマン……できなくなっちゃうぅ……」
クリトリスと膣の裏側……両面から襲う快感に、身をよじらせ喘ぐすもも。
そんなすももに、俺は耳元でそっと囁いた。
2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(3/12)2006/06/11(日) 22:39:01 ID:w9ri1EP+0
「ガマンせずに……出しても、いいんだぞ……? すもも……」
「だ、出すって……何を……ですか……? 兄さん……」
「わかってるだろ……お前が一番……出したいものだよ……ほら」
「!!! ふぇぇっ!!?」
俺はもう一度、すももの尿道口を指先でそっと擦ってやった。
すももの排尿を促すがごとく、その部分を優しく撫で回す俺。
「お、おしっこ……なんて……出したく、なんか……ひゃ!! あああっ……」
俺は更に、裏面からすももの尿道をまさぐるが如く、中に入れた指をくにくにと動かした。
「ふぁ、ぁう、ぅうっ、はぅっ、ぁ、ぁあうっ……」
中から外から、同じ箇所を執拗に攻められ、お腹を震わせながら快感に耐え忍ぶすもも。
「ぃゃっ、あはぁ……っ、だ、ダメ……兄さん……そんな……まさぐられ……たら……」
徐々にすももの体に、異変が起こりつつあるのがわかった。
しきりに腰を浮かせ、何かに耐え忍ぶかのように腰をぷるぷる震わせるすもも。
「すもも……かわいいよ、すもも……うぅっ」
俺はそんなすももに異常なまでの情欲を抱き、震えるすももの尻におのが怒張を押し当てた。
自らの絶頂を誘うべく、床オナニーの要領で、すももの滑らかな尻肉におのがペニスを擦りつける俺。
「あぁぁっ、兄さん……おしり……熱いよぉ……っ、ぁ、やぁっ……」
前後から絶え間なく襲う俺の熱に、涙声で耐え忍ぶすもも。
だがどうやら、ガマンするのも、限界に達しているようだった。
「いやぁぁ……ダメ……出ちゃう……兄さん……おしっこ、漏れちゃう……よぉ……!!」
「……遠慮せずに、出しちまえよ……すもも……」
「あぁ……わたし……出しちゃう……あぁ……」
もはや正常な判断もつかなくなった頭で、
自分の身にこれから起ころうとしていることを呆然と見つめるすもも。
俺はすももの奥底から、中に秘められた想いを掻き出すかのように指を動かし……
「ああぁっ、やぁ……兄さん……兄さん……っ!!!!」
2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(4/12)2006/06/11(日) 22:41:04 ID:w9ri1EP+0
ぷちゅ、ぴゅるるるっ……
ふと指を離した刹那、すももの尿道から、透明な液が勢いよく放たれるのがわかった。
射精ほど止め処なくびゅくびゅく出るわけじゃないけど、勢いはそれに勝るとも劣らない。
「あぁっ……ぁぁ……出しちゃった……わたし……」
自らの股間から放たれたそれを、呆然とした表情で眺めるすもも。
自分の体があり得ぬ反応を起こしたことが、未だ信じられないといった表情だ。
「……出したばっかで悪ぃが……俺はまだ……満足してねぇぞ……」
「え? あ、ひゃあっ……」
俺は潮を吹いたばかりで脱力しているすももの腰を持ち上げ、ふたつの尻肉の間におのがペニスを挟み込んだ。
自らの肉棒を、先程よりも更に激しく、すもものお尻に擦りつける俺。
「やっ……兄さん……そんな、お尻で……やぁっ」
尻に伝わる感触に、すももがわずかに抗議の声を上げる。
とても白くてすべすべな、すもものかわいいお尻。
俺は片方の手ですももの腰を支えながら、もう片方の手で、夢中になってそのお尻を撫でくり回した。
「やぁ……ぁっ、兄さん……あ、はぁ……っ」
掌にじんわり伝わる、尻肉のぷにぷにとしたやわらかさ。
その感触をあそこでも感じようと、俺はすもものお尻を両手でペニスにぐいぐい押しつけた。
すもものお尻の中でどんどん高められてゆく、俺の煮えたぎる想い。
その想いに耐え切れず、俺は……
びゅくっ、びゅくっ……!!
すももの背中目がけて、その想いを存分に吐き出していた。
「あっ、あぁん……にぃ……さぁん……っ!!」
びゅく、びゅくびゅくびゅくっ、びゅくっ……
俺の醜い欲望で染め上げられてゆく、すももの真っ白なお尻。
その光景に絶え間ない欲情を与えられつつ、俺は限界までその想いを吐きかけるのだった。
2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(5/12)2006/06/11(日) 22:42:47 ID:w9ri1EP+0
「ぅぅ……兄さん……」
すももが、抗議に満ちた目線を俺に送る。
その声に、俺もふと我に帰った。
「わ……悪ぃ……調子に乗りすぎた……すまん」
「もう……兄さんったらひどいです……
 わたしがこんなに……いっぱい、抗議してたのに……」
涙目になって、しきりに俺のことを責めたてるすもも。
……我ながら、何てことしてしまったんだろうって思う。
嫌がるすももに無理矢理潮を吹かせた挙句、お尻で自分勝手に逝ってしまうだなんて……
ホント、恋人失格だな、俺。
「……女の子は……男の人と違って……出しても気持ちよくならないんですよ……?
 それなのに……ひどいです……兄さん」
「……あぁ。本当にすまない……すもも」
すももの抗議の声に、情けなく平謝りする俺。
「……そんな悪い兄さんには……少し……反省してもらいますね」
すももはそう言うと、いきなり俺を床の上に仰向けに寝転がせた。
そのまま俺の上にまたがり、股間の割れ目に俺の裏筋をあてがうすもも。
「え? あの、すもも……?」
「おしおき、ですよ……兄さん……んっ」
そう言うと、すももはおのが秘裂に俺のペニスをこすりつけ始めた。
俺のそこを使って、どうやらオナニーでも始めるつもりのようだ。
「これは……罰ですからね……動いたらダメですよ……兄さん……」
「ば、罰って……お前」
「わたしがちゃんと、気持ちよくなるまで……喋るのは禁止です……んふ、んんっ……」
あそこに当たる俺の熱を堪能するがごとく、なおも執拗に俺のものにあそこをこすりつけるすもも。
……て言うかこれ、全然罰になってないんですけど。
裏筋に当たるすももの濡れそぼったあそこの感触、むちゃくちゃ気持ちいいし。
2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(6/12)2006/06/11(日) 22:44:05 ID:w9ri1EP+0
「んあぁ……はぁ……ぁぁ……兄さんの……ぁっ、はぁ……っ」
だらしなく涎など垂らしつつ、夢中になって快感を貪るすもも。
……まるですももと、騎乗位でつながっているかのようだ。
股間を襲うあまりの気持ちよさに、俺も思わず腰が動いてしまう。
「……兄さん……また、勝手に動いてます……」
「だ……だって……すもものが……あんまり気持ちよくて……」
「忘れたんですか? これは罰ですよ……
 どんなに気持ちよくったって、兄さんは、絶対動いちゃいけません……」
すももの言葉に、ようやくすももの言う罰という言葉の意味が理解できた。
確かに……こんな気持ちよさの中ずっと耐え続けるのは、罰と呼ぶにふさわしいかも。
「ああっ、はぁ……兄さんの……ぁつぅい……ん、ぁふ……っ」
すももはなおも俺のものを使って、迫り来る快感を楽しんでいるかのようだった。
……それにしてもこの状況、どうにももどかしくてたまらん。
すももの中に入れられそうで入れられないのが、こんなにもどかしいだなんて……
「ああん、んふっ、ん、んん……っ、あ、あは……っ」
迫り来る快楽に、我を忘れて喘ぐすもも。
……正直言って、もう限界だ。
すももは罰とか何とか言ってたけど、そんなこと、もう知ったことか。
「すもも……悪ぃが……もう、動くぞ……!」
「え、兄さん……? ちょ、ちょっと待っ……」
すももの言葉を無視し、俺はすももの腰を両手でぐっと押さえつけた。
そのまま俺の先端をすももの秘裂にあてがい、じわじわと中に入れてゆく。
「あぁっ……そんな、勝手に……ひゃあああっ」
膣内をぐいぐい押し分けられる感覚に、思わず歓喜の声を上げるすもも。
「お前も……擦るだけじゃ……満足できないだろ……?
 どうせなら、さ……ふたり、一緒に……」
「ぁっ……もぉ……わがままなんですから……兄さん……」
不平をこぼしつつも、すももの方に別段抗う様子は見られない。
2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(7/12)2006/06/11(日) 22:44:59 ID:w9ri1EP+0
「最後は……ちゃんと……優しくしてくださいよ……? 兄さん……」
「あぁ。善処する」
そう言うと、俺はゆっくりとすももの体を突き上げ始めた。
すももの体がゆさゆさと、上下に揺れ動き始める。
「ぁはぁっ……はぁ……あ、あん……っ、あっ、ふぁ……」
目をつむり、唇を半開きにして、股間を伝う快楽に身を任せるすもも。
その体に寂しく取り残された胸の片方に、俺はそっと手を伸ばす。
「あ……兄さん……そこ……」
「抜き打ち検査だ……すもも……どんだけ成長したか、俺が見てやる」
「……兄さん……」
俺はそっと、すももの胸に触れるおのが手をくにゅくにゅと動かし始めた。
「ぁん……はぁ……兄さん……」
胸に伝わる刺激に、すももがかすかに甘い声を漏らす。
掌にすっぽり収まってしまうほどの、すももの控えめな乳房。
だけどその柔らかさ、あったかさは、どんな胸にも劣らぬほどの魅力があって……
「合格だ……すもも……すげぇ、気持ちいい……」
「兄さん……ふふ、当然ですよ。
 ここには、兄さんへのだーい好きなキモチが、いっぱい詰まってるんですから」
はぁはぁと甘い息を漏らしつつも、すももが得意げに語ってみせる。
俺は更に夢中になって、両手ですももの乳房を突き上げ始めた。
「あぁん……兄さん……もっと、触って……ください……」
腰の動きに合わせ、リズミカルにすももの胸を弄ぶ俺。
それは揉むというよりも、押さえ込んで撫で回すような愛撫だったが、
それでも、俺のすももへのありったけの想いを込めて、丹念に愛撫してやる。
「あぁっ……はぁ……ゃぁ……あん……っ、ぁ、はぁん……」
ふたたび目を閉じ、俺のゆったりとしたピストンを楽しむすもも。
……そろそろ、いい頃合いかな。
俺はすももの胸に触れる手をぐいっと突き出し、すももの体をわずかに後ろへ仰け反らせた。
2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(8/12)2006/06/11(日) 22:49:49 ID:w9ri1EP+0
「んんっ、はぁ……兄……さん……?」
「このまま……一気に、行くぞ……すもも……」
「はい……来て、下さい……兄さん……」
俺は往復運動の周期を徐々に早めながら、あそこの先ですももの感じる場所をじっくり探る。
「あぁっ、はっ、ふぁぁっ……あ、はぁ……」
すももの反応を探りつつ、なおも慎重にすもものツボを探し続ける俺。
やがてすももの感じやすい一点を探り当てると、そこを重点的にぐいぐい攻め込んでやる。
「ひゃあああ……っ、兄さん……そこ……下さい……もっと……」
一番感じる場所をしつこく攻められ、夢中になって快感を貪るすもも。
「はぁぁぁ……っ……兄さん……いい……そこ、いいのぉ……っ!!」
歓声と共に、すももの膣内の締めつけがどんどん強まってゆくのがわかる。
……ふと俺は、自分の中にひとつの欲望が膨らんでゆくのを感じた。
とても美しくて清らかな、すももの肉体。
俺以外の誰にも染められたことのない、無垢そのものなすももの肉体……
この体を、俺の欲望で染め上げたら、一体どんな色に染め上がるのだろうか……?
「あぁん、ひゃ、はぁん、あぁ……兄さん……気持ち、いい……よぉ……!!」
涙声になりながら、なおも迫り来る快感に震えるすもも。
既にすももの後ろは、俺の欲望で汚しきったばかりだ。
このまま、前も後ろも……俺の欲望で……汚してやりたい……!!
「……行くぞ……すもも……お前の、体に……!!」
「ぁああっ、兄さん……来て……ください……っ、ぁ、はっ、やぁぁっ!!」
すももの体にかけるべく、すももの中で射精感を高める俺。
腰を突き上げる度、浴室中にぶちゅぶちゅと肉のぶつかり合う音が響き渡る。
「ああっ、やっ、兄さん……あ、ひゃあああああああっ……!!!!!」
すももが絶叫と共に、全身をびくりと仰け反らせた。
強烈な圧迫感と共に、ものすごい射精感が下半身を伝わるのがわかる。
やばい……
そう思った瞬間、俺は自身をすももの中から一気に抜き放ち……
2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(9/12)2006/06/11(日) 22:51:19 ID:w9ri1EP+0
びゅくんっ!!!
「あ、あぁっ……兄さん……」
力強い脈動と共に、白濁したものがすももの体目がけ飛びはぜった。
びゅく、びゅく、びゅくっ……
恍惚とした表情で、全身に俺の精液を浴びてゆくすもも。
何だか、夢の中にいるような感覚だ。
最後の一滴まですももの体にふりかけつつ、俺は目前の光景を呆然と見守っていた。
「……兄さん……」
どさっ!
やがて全身俺の欲望で染め上がったすももが、力なくして俺に負いかぶさってきた。
「お、おい……危ないだろ、すもも」
「エヘヘ……でも、急に力が抜けちゃいまして……」
「すもも……」
「大好き、です……兄さん……くぅ」
そのまま俺の耳元で、安らかな寝息が響き始めるのがわかった。
「ちょ、こらすもも……んなところで寝たら風邪引くぞ!!」
「んにゃ……だぁいじょぉぶれすよぉ……にーさん……
 そーなったら……ちゃあんとせきにん……とってもらいますから……ん……むにゃ」
「だから、頼むから起きてくれよすももー!!!」
もう既に手遅れだった。
俺が叫んでも叩いても、くぅくぅと幸せそうな寝息を絶やさないすもも。
まったく、ホントに幸せそうな顔してくれちゃって……
……ていうか……
俺は冷静になった頭で、浴室中を見渡す。
壁や鏡、床にまでこびりついた、俺の生臭い精液。
そして……全身精液まみれで幸せそうに眠るすもも……
(これ全部……俺が始末しなきゃならんのか……?)
自業自得とは言え、目前のあまりに絶望的な光景に、俺はひとしきりため息をつくのだった。

2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(10/12)2006/06/11(日) 22:52:45 ID:w9ri1EP+0
「……ふぅ」
ようやく全ての後始末を終え、安堵のため息をつく俺。
……正直、ここまでくるのは本気で大変だった。
とりあえず、眠りっぱなしのすももの体を落とさないよう慎重に抱き起こし、
シャワーと石鹸でひととおり全身の精液を洗い流す。
そして、きれいになったすももを風呂から上げた後、すももに下着とパジャマを着せつけ、
とりあえず居間のソファまで運んできたというわけである。
……物言わぬすももに下着着せるとき、ちょっとだけ興奮してしまったのは内緒だ。
また浴室中こびりついたふたりの体液を、洗剤とたわしで念入りにこそげ落とすのも忘れない。
……かけらたりとも、見落とすことは許されない。
1滴でも残ってるのがかーさんにバレたら、
それこそどんな追求受けるかわかったもんじゃないからな……ι
「ったく……兄さんにこんな苦労かけて……悪い妹だ、お前は」
俺はすももを起こさぬよう、すももに軽くデコピンをくれてやった。
……それにしても、今日はすっかり疲れてしまったな。
今日はもうかーさんを待たずに、即刻寝るとするか……
……と。
ガチャッ
「ただいまー♪」
どうにもバッドタイミングで帰ってくるものである。
顔を真っ赤にしたかーさんが、上機嫌で玄関に立っていた。
2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(11/12)2006/06/11(日) 22:53:51 ID:w9ri1EP+0
「おかえり、かーさん」
「あらぁ、雄真くん。今までずっと起きてたのー?」
息子はたった今寝ようとしてたところです。かーさん。
……それにしても、案外帰ってくるの早かったなかーさん……
既にあらかた後始末はつけてるとはいえ、正直どうにも気まずい。
「……あれぇ? 雄真くん……」
かーさんは居間に入るや否や、早速俺に問いかけてきた。
「な……何すか? かーさん」
「すももちゃんったら、何でこんなところで寝てるのー?」
ぎくっ!!!
かーさんの鋭い指摘に、思わず硬直する俺。
「そ……その……すももの奴……今日何か妙に疲れちゃったらしくてさ……」
「ふぅーん……そんなに疲れちゃったんだー、すももちゃん……んふふ」
「ゔ……ι」
……これは絶対見透かされてます。俺。
「うふふ……かーさん何だか、急にお風呂に入りたくなっちゃったー♪」
「どーぞどーぞ。今日はもうかーさんで終わりだから」
……風呂場はすみずみまで十分洗ったから、何もやましいことはないはずだ。
俺はこれ以上かーさんからいらぬ追及を受けぬよう、あくまで平静を装い答えた。
2.すもものどきどき入浴タイム♪(後編)(12/12)2006/06/11(日) 22:55:42 ID:w9ri1EP+0
……しかし。
返って来たのは、そんな俺の予想を遥かに上回る一言だった。
「んふふ……ゆーまくん♪ 久しぶりにかーさんが、髪の毛洗ってあげよっかー?」
「はぁ!!??」
いきなり何を言い出しますかこの人は。
「ちょ、待ってくれよかーさん!! 髪くらいいい加減自分で洗えるから!!!
 てゆーかもう俺風呂入った後だし!!!」
「やーだー! ゆーまくんといっしょじゃなきゃ、かーさんお風呂入んないー!!」
さっきと言ってることが矛盾してますよ、かーさん。
てゆーか、どこの駄々っ子ですかあなたはι
……とはいえ、これだけ泥酔してるかーさんをひとりで風呂に入れるのは、正直不安だった。
この調子じゃ、いずれ湯船でのぼせ上がって、また俺が介抱する羽目に遭うのは目に見えてる。
(……さて、どうしたものかな……)

にア わかったよ……かーさん
    いや、やっぱりそれは出来ん!
3.音羽かーさん、オトナの色気?(1/12)2006/06/16(金) 22:58:23 ID:gyYB4k9D0
ピッ
にア わかったよ……かーさん

「わかったよかーさん……一緒に風呂入るぞ!!」
「いえーい♪ やっぱ雄真くんは話がわかるー♪」
俺の言葉に、かーさんは嬉しそうにぴょんと飛び跳ねた。
こうなったら最後、かーさんの奴、俺が折れてやるまで言うこと聞きゃしないんだからな……
ったく……これじゃ、どっちが親だかわかんねーぞ?
「んじゃ、さっそくお風呂場へレッツ・ゴー!」
「だから先に着替え用意しろって!!!」
もはや完璧に子供と化したかーさんをなだめつつ、俺は再び入浴の準備に取りかかるのだった。

ピッ
にア いや、やっぱりそれは出来ん!

(いやいやいやいや!!!)
俺はもう立派な大人だぞ!?
こんないい歳して、母親と風呂入る男がどこにいるってんだよ!!
「かーさん……やっぱここは1人で」
「うぅぅ……かわいそうな雄真くん……」
「はぁ?」
かーさんが急に自分の袖をくわえ、およよと泣き崩れだした。
「明日から雄真くんは、実の妹にソーププレイを強要した変態少年として、
 学校中からいらぬ謗りを受けることになるのね……およよ……かわいそうな雄真くん」
「入ります!!! いっしょに入りゃいいんでしょう!!!」
「うふふ……それでこそわたしの息子♪」
「実の息子を脅迫する親がどこにいますか……ι」
俺は観念して、再び入浴の準備に取りかかるのだった。

(分岐 ここまで)

3.音羽かーさん、オトナの色気?(2/12)2006/06/16(金) 22:59:34 ID:gyYB4k9D0
「それにしても、すっかり立派になっちゃってー……」
俺の体をまじまじ観察しながら、しきりにため息つくかーさん。
「この家に来たばかりの頃は、まだこーんなにちっちゃかったのに、
 いつの間にかどこもかしこも、ぐーんと大きくなっちゃったのね……」
……これは立派なセクハラ行為だと思います。かーさん。
「それじゃ、雄真くん……目を閉じてね……」
「……はーい」
やる気のない返事を返しつつ、俺は静かに目を閉じうつむいた。
俺の頭に、ざーっと流れるシャワーの感触が伝わる。
「泡が目に入っちゃいけないから、ちゃんと目閉じてなさい」
「わかってるって」
かーさんはシャンプー液を適量手に取り、それを俺の頭にまぶした。
くしゅくしゅ……
俺の頭に、心地よい指の感触が伝わってくる。
先ほどの酔っ払ったかーさんの態度からは想像できないほど、しっかりとした手つき。
(何だかんだ言って……やっぱかーさんはかーさんだよな……)
かつてかーさんに頭を洗ってもらった時と変わらない、心地よいかーさんの指の感触。
その感触に、俺もだんだんと意識がとろんとしてくる。
「ふふ……何だか懐かしいわ……昔もこうやって、雄真くんの頭洗ってあげたっけ」
「かーさん……」
初めは赤の他人から始まった、奇妙な親子関係だけど。
音羽かーさんは間違いなく俺のかーさんなんだって、こういう時改めて気づかされる。
ザーーッ……
やがてかーさんが、俺の頭をシャワーで洗い流した。
ひとしきり頭をすすいだ後、俺は雨上がりの犬のごとくぶるぶると頭の水分を払い飛ばす。
「はい、おしまい! もう目、開けていいわよ」
「ありがとう、かーさん」
鏡に映るさっぱりとした自分の姿を見て、微笑ましさに口元を緩める俺。
3.音羽かーさん、オトナの色気?(3/12)2006/06/16(金) 23:03:05 ID:gyYB4k9D0
「さてと……かーさん。たまには俺も、かーさんの髪洗ってやるよ」
「あらぁ、別に気を使わなくてもいいのよ? かーさんは自分で洗えるから」
「いーからいーから。たまには俺にも親孝行させろって」
さすがにかーさんにさせっ放しで終わっていい年頃じゃないからな、俺。
しかし、かーさんは俺の背中を見つめたまま、そこから動こうとしない。
「……どうしたんだよ、かーさん」
「んふふ♪ 雄真くんの背中、じっくり見てるの」
「は?」
俺の背中なんか見つめて、何が面白いって言うんだろう?
そう思いつつも、俺は何だか、かーさんのその行為をやめさせる気にはなれなかった。
……何でだろうか。
いつも強くて大らかなかーさんが、今日は何だか、とても小さく感じる。
「雄真くん……ホントに……おっきくなって……」
「……」
「肩の骨格も……立派になって……もうあの人と……変わらないくらい……」
「……かーさん……」
かーさんが俺に、俺の実の父親にして、かーさんの夫……
小日向大義の姿を重ねているのは、間違いなかった。
他の男の面影を重ねられるなんて……普通なら、嫌悪感を抱いてもおかしくないのに……
俺は何だか、今日はそれでもいいかなって思っていた。
3.音羽かーさん、オトナの色気?(4/12)2006/06/16(金) 23:04:17 ID:gyYB4k9D0
……ちゅっ
「!!??」
肩に伝わる生暖かさに、俺は思わず振り返った。
かーさんの唇が何と、俺の肩に触れていたのだ。
「か、かーさん……何やって……」
「……雄真くん……」
ふと見ると、かーさんが瞳を潤ませ、紅潮した顔を俺に向けている。
今まで俺の見たことのない、かーさんの女としての表情。
同年代の女の子にはない不思議な魅力に、俺の胸がとくとくと高鳴ってゆくのがわかる。
「今日だけは……雄真くんのこと……雄真って、呼ばせてくれる?」
「……かーさん……」
……この一線を越えたら、俺たちはもう、後には引き返せない。
何より、俺の一番大事な人……すももの気持ちを、裏切ってしまうことになる……
そうしたら、俺は今後どんな顔して……この家にいればいい……?
「ダメだ、かーさん……かーさんには、父さんがいるだろ……?」
俺は震える声で、何とかかーさんの誘惑を退けようとした。
「うん……だから、ちゃんとケジメはつけておきたいの。
 今日……この時だけ、わたしを、ひとりの女として見てくれたらいいから」
頬をすり寄せながら、なおも俺に懇願するかーさん。
……きっと、かーさんの中にあるお酒のせいだ。
俺の鼻腔をくすぐるかーさんの匂いが、こんなにも俺の気持ちを狂わせるなんて。
「……今日だけだぞ……かーさん」
「うん……あと……今日はわたしのこと、かーさんって呼ぶのはやめて。
 音羽って……名前で……呼んでくれたらいいから」
「……かーさん……」
きっと父さんが、かつてその名前で、かーさんを愛したのだろう。
俺はあくまで俺で……父さんには、決してなれっこないけど……
だけどせめて……今日だけ俺は……かーさんの……
いや、「小日向音羽」の……恋人で……いてあげたい。
3.音羽かーさん、オトナの色気?(5/12)2006/06/16(金) 23:06:02 ID:gyYB4k9D0
「じゃ、かーさ……いや、音羽……///」
……うわ、何かすげぇむずがゆいぞ、これ……///
「うん……雄真……じゃ、えいっ!」
「うわっ……っと」
かーさんは俺を床に仰向けに寝せ、おのが素肌を俺の体に押しつけてきた。
全身に、かーさんの小柄ながらも確かな重みが心地よく伝わってくる。
「ふふ……雄真くん、こういうのも、いいものでしょ?」
「かーさん……さっき俺のこと、雄真って呼ぶって言ってなかった?」
「それはそれ、これはこれ! いーでしょ、気持ちいいんだから♪」
おそらく、彼女なりの最後の虚勢なんだろう。
俺の中に映る父さんへの幻影を振り払うかのように、俺に擦り寄ってくるかーさん。
むにゅ、ぬちゅ……
すももの体よりも少しやわらかめな、かーさんのほどよく熟れた肉体。
その熱が直に俺に伝わってきて、俺もだんだん我慢が効かなくなってくる。
「あぁん……ふぅ……雄真の……いぃ……あ、はぁん……」
早くも我を失い、俺の乳首にねとつく胸の先端を絡ませてくるかーさん。
その艶めかしい動きは、すもものぎこちない動きとは、また違った魅力があって……
「……かーさん……すげぇ、気持ち……いい……」
「ほんと……ふふ、嬉しい……」
……何だか本当に、かーさんと恋人同士になったような気分だ。
心の奥底まで満たす幸福感に、俺はふとため息を漏らす。
……と同時に。
こんな妖艶な女を妻に持った、小日向大義という男の存在に、少しだけ妬ましさを感じる。
3.音羽かーさん、オトナの色気?(6/12)2006/06/16(金) 23:09:49 ID:gyYB4k9D0
「んふっ……ねぇ……雄真くん……」
「? 何、かーさん……」
「こうやって……擦るだけじゃ……寂しいでしょ。
 たまにはかーさんも、雄真くんに、してあげよっか?」
「かーさん……」
今まで度々、すももにしてもらったことはあったけど。
酸いも甘いもたくさん噛み分けてきたかーさんの技は、いったいどんな味がするんだろうか……
俺はその妙技を、今すぐにでも試してほしくて、仕方のない気持ちになる。
「じゃ……かーさん……お願い……するよ」
「今日はかーさんって呼ぶの禁止! 今日はかわいく、音羽って呼んで」
「……わかったよ……お、おと……は///」
俺がぎこちなく名前を呼ぶのを合図に、かーさんがそっと、俺のものに指を絡ませてきた。
「わたしもまだまだ……すももちゃんには……負けないわよ……?」
そう言うと、かーさんは握り締めたその手をぬちゅぬちゅと上下し始めた。
俺の先端の弱い箇所に、まるでみみずのように的確に絡みついてくるかーさんの掌。
その感触に、俺の全身を泣きそうなほどの快感が巡ってゆく。
「ぁふ……雄真の……すごい……あつぅい……ぁ、ふぁ……」
掌に伝わる俺の熱に、かーさんもだんだん我慢がきかなくなってきたようだ。
しきりに喘ぎ声など出しながら、なおも俺のものを執拗に扱き上げるかーさん。
……このままかーさんの手で果ててしまえれば、どんなにか楽になるだろう……
しかし、そんな簡単にイカせてくれるほど、かーさんも優しい女ではなかった。
「……んと……この辺でやめて……っと」
俺が絶頂寸前に至る度に、かーさんは手を離し、俺の絶頂を遠ざけようとする。
それでいて、俺の感度は決して下げることのないよう、じわじわと優しく攻め立てるのだ。
「ぁ……ぅう……かぁ……さん……っ」
「また……約束……破ってる……ん、んんっ」
正直言って、もう我慢の限界だ。
早く精液……びゅくびゅく出して……満足したい……!
3.音羽かーさん、オトナの色気?(7/12)2006/06/16(金) 23:11:56 ID:gyYB4k9D0
「……頼むよ……かーさん……早く……イカせて……」
「……もう少しくらい我慢しなさい。男の子なんでしょ?」
「そ……そうは言っても……俺……」
男の子だからこそ、我慢できないこともあるんです。かーさん。
「なぁ……お願いだから……かーさん……」
「ぶー。ちゃんと音羽って呼んでくれなきゃ、やだ」
「わ、わかったから……頼むよ……音羽……」
この呼び方するのはまだ照れがあるけど、この際もう構ってられるか。
「もう……雄真ったら……仕方、ないわね……」
かーさんはゆっくりと身を起こし、俺の先端をそっと口に含んだ。
このままかーさんの口の中で、俺を絶頂まで導く算段なのだろう。
「すぐには……イカせてあげないわよ? 雄真……」
「ぁ……ぅぅ……んふぅ……っ」
ゆったりと艶めかしい舌使いで、俺のものをじわじわと撫で上げるかーさん。
俺はもはや快感を貪る醜い獣となって、かーさんの舌技を堪能するのみだった。
「あぁ……かーさん……俺……気持ち……いいよぉ……」
「……当たり前でしょ……? この技で……大義も、落としたんだから……」
これ程までに心惑わす極意を、毎晩のように味わってきたであろう父さん。
気の狂いそうな気持ちよさの中、父さんへの嫉妬心が、俺の中に再び膨らみゆくのを感じた。
「あぁっ……ダメ……かーさん……イク……イクぅっ……」
「……雄真……ぁむっ、わたしが……ぜんぶ……うけとめたげるぅ……」
ちゅうちゅうと、射精を誘うがごとく俺のものを吸い上げるかーさん。
尿道をくすぐる熱さに、俺はかすかに声を漏らし……
3.音羽かーさん、オトナの色気?(8/12)2006/06/16(金) 23:13:56 ID:gyYB4k9D0
びく、びゅくっ!!!
「あぁっ……かーさん……はぁ、あぁっ……」
かーさんの中で、俺のそこが次々と爆発するのがわかった。
びゅくびゅくっ、びく、びゅくっ……
溢れんばかりの俺の想いを、かーさんの口内に存分にぶちまける俺。
最後の一滴まで中に注ぎ込み、俺はぶるっと軽く身震いした。
「んん……雄真……こぽっ」
かーさんが俺のから口を離し、満足げに微笑む。
「な……何だよ……かーさん」
「はぁ……雄真くんも、もう立派な大人なのね……
 せーえきの味、もう大義と……ほとんど変わんないし」
「ぁ……ぁぅ……///」
妙なところで自分の成長具合をかーさんに見られ、思わず赤面する俺。
「……雄真……」
「……何すか……かーさん」
「今度は……わたしにも……してはくれないかしら?」
そう言うと、かーさんは湯船の縁に腰をかけ、おのが花弁にそっと手を差し入れた。
鮮やかな花弁をまるで挑発するかのように、俺の目の前で広げてみせるかーさん。
「……かー……さん……」
この美しい花びらを、これまでいったい何人もの業物が、くぐり抜けていったんだろう……
狂おしく誘うかーさんのそこに、俺はどうしようもなく興を惹かれる。
「ねぇ……早く来て……雄真……」
「あぁ、かーさ……いや、音羽……」
先ほどまでとは違い、今度は素直に音羽という言葉が出た。
きっと……俺の中に、音羽へのひとりの男としての感情が、芽生えつつある証拠なのだろう。
3.音羽かーさん、オトナの色気?(9/12)2006/06/16(金) 23:15:15 ID:gyYB4k9D0
俺はそっと、音羽の股座に顔をうずめ、すーっと鼻からたっぷり息を吸った。
すももの甘ずっぱい匂いとは違った、生臭くもかぐわしい匂いが、俺の心を存分に満たす。
「また……匂い嗅いだりして……雄真くんはホントに悪い子ね」
「し、仕方ねーだろ……かーさんが……音羽が……あんまりキレイだから……」
「ふふ……まったく、女殺しなところは、あの人にそっくりなんだから」
満足げに微笑む、音羽の表情。
その顔をめいっぱい崩してやるべく、俺は音羽のそこにそっと口をつけた。
「あん……雄真……はぁ……」
唇にぬるぬるとこびりついてくる、音羽の愛のかたまり。
それら全てをほじくり返すべく、俺は音羽の中へそっと舌を挿し入れた。
「あぁ……雄真のが……中に、入って……、あ、はんっ……」
中をかき回される感覚に、俺の頭を押さえながら甘い声を上げる音羽。
親子ほどの歳の差をまるで感じさせない音羽の感度のよさに、
俺もじわじわと興奮が高まってゆく。
「……音羽の、ここ……すげぇ……おいしい……」
愛液で鼻先までべとべとになるのも構わず、音羽の口にディープキスをする要領で、
俺は無心に音羽のそこを貪る。
「雄真くん……そぉいう、んっ、下品なことは……言わない……のぉっ……」
興奮に耐え忍びながら、強がって俺に説教をくれる音羽。
だが、今日は……音羽のそんな仕草にさえ、いとおしさを感じる。
「はぁぁ、ぁっ、はん……あ、はぁっ……」
潤んだ瞳で俺を見下ろしながら、しきりに肩を上下させ、快感に喘ぐ音羽。
もっともっと、音羽の……かわいい声が聞きたい……!!
3.音羽かーさん、オトナの色気?(10/12)2006/06/16(金) 23:17:13 ID:gyYB4k9D0
俺は音羽の割れ目の上部にそっと手を触れ、指先でそっとそこを拡げてみた。
すもものよりもちょっと大きめな、音羽の充血した突起。
同じ親子でもこうも違うのかと、俺は軽く感動を覚え……
ちゅっ
「!!! ひゃ、あぅっ!!!」
俺がそこに口づけした瞬間、音羽の体がびくりとかわいらしく反応する。
その仕草がとても愛らしく、俺は更に夢中になって音羽のそこにむしゃぶりついた。
「ひぃ、あっ、はぅぅぅっ……雄真……そんな、乱暴に、しないのぉ……っっ!!!!」
浴場に響く嬌声に、頭がおかしくなるのを必死で抑え、俺は更に舌先でそこをくりくり刺激した。
たまに強く吸い上げたり、唇で揉んだりする動きも加え、音羽のそこに夢中で刺激を与える。
「やあぁあっ、ぁっ、だめぇぇっ!!! そんなに、激しくしたら……」
体をびくびく震わせながら、音羽がほとんど涙声で俺に懇願する。
……そろそろ、いい頃合かな。
俺はそっと音羽のそこから口を遠ざけ、再び音羽の膣口に口をつけた。
舌先を子宮口まで届かせるつもりで、音羽の中を乱暴に愛撫する。
「あぅっ……雄真のが……ぐりぐり……動いて……やぁ、あぁぁん……」
音羽の充血した秘豆を、指先でぐりぐり弄んでやるのも忘れない。
「やぁぁ……ぁぅ、はぁぅぅっ……いい……いいよぉ……たいぎぃ……!!」
あまりの気持ちよさに、もはやまともな現実感すら損なわれてきたのだろう。
自ら愛してやまないその男の名前で、音羽が俺のことを必死に呼びかける。
音羽が……俺のことを愛する父さんと勘違いするくらい、俺の愛撫で感じてくれてる……
嬉しい……!!!
今まで感じたこともなかった、強烈な衝動だった。
俺は音羽の期待にもっと応えてやりたくなり、音羽の蜜壷を唇で強く吸い上げてやる。
「ああっ、ひゃあああああっ!!! だめぇ……大義……大義ぃぃぃぃっっ!!!!」
3.音羽かーさん、オトナの色気?(11/12)2006/06/16(金) 23:18:54 ID:gyYB4k9D0
ぶしゅうぅっ!!!
直後、強烈な痙攣で収縮した音羽の蜜壷から、大量の粘液が顔目がけて押し出されるのがわかった。
音羽が俺の頭を強烈に押さえつけているため、まともに息をすることすらままならないのに……
俺はなぜだか、音羽のその愛の証を1滴も逃す気になれなかった。
「ん、んん……んくっ……」
俺の顔面に降り注ぐ音羽の愛を、夢中になって飲み続ける俺。
唇を動かす度、音羽の花びらがひくひくと痙攣するのがわかる。
「はぁっ……ぁぁっ……雄真……くん……」
やがて音羽が俺の頭から手を離し、俺に申し訳なさそうな顔を向けた。
「ごめんね……雄真くん……苦しかったでしょ?」
「別に……構わねーって……他でもない、音羽のものだから……」
「ふふ……そうやって強がるとこも、あの人そっくり」
音羽が、本当に嬉しそうににっこり微笑む。
そんな音羽の表情に、しばらく力尽きてた俺のそこが、再びむくむくと顔をもたげるのがわかった。
「……あのさ、音羽……」
「ふふ……雄真くん。ひょっとして、もう、欲しくなっちゃったのかな……?」
いつもと変わらない調子で、からかうような微笑みをくれる音羽。
「あぁ……来て、くれるか……? 音羽……」
「まったく、しょうがない子ね……んっしょ……っと」
音羽はけだるそうに腰を上げ、床に腰掛けた俺の膝の上にまたがってくる。
俺のものを右手でそっと握りこみ、おのが花弁へとあてがう音羽。
「……あぁ……音羽……嬉しいよ……俺……」
俺、音羽と……いよいよひとつになれるんだ……
胸の奥底を突き上げるような悦びに、俺は思わず歓喜の声を上げていた。
3.音羽かーさん、オトナの色気?(12/12)2006/06/16(金) 23:20:03 ID:gyYB4k9D0
……と。
「……あれ? かーさん……」
目前の不測の事態に、俺は思わず素に戻って言った。
……俺は確か、かーさんと……いよいよひとつになれるはずだったのに……
かーさんは俺のそこが入るか入らないかのところで、俺のを手で優しくしごくのみだ。
「何やってんだよ……かーさん……早く……入れさせてよ……」
「だーめ。男の子なんだから、もう少し我慢しなさい」
「だ……だから……かーさん……ι」
男の子だからこそ、我慢できないものもあるんだってー!!!(本日2回目)
「頼むよ……なぁ……かーさん……早く……」
「まだまだ。ホントのお楽しみは、これからなんだから♪」
ホントのお楽しみって、一体何なんだよ……
あまりに理不尽なかーさんの行為に、だんだん苛立ちが募る俺。
……と、
「ほーら、来たわよ? 雄真くん……」
「え」
かーさんの言葉に、俺はふと顔を上げ……

「「!!!!!!」」

俺は……いや俺「たち」は、その場で硬直していた。
そこには……タオル1枚だけを体にまとったすももが、入り口で呆然と立ち尽くしていたのだ。

4.小日向母娘、仁義なき闘い!?(勝負編)(1/6)2006/06/17(土) 20:05:45 ID:GoQxZKJt0
「す、すすすすすすもも!? な、何で……」
「に、兄さんこそ……お母さんと、何やってるんですか!!?」
「あ……こ、これは……」
かーさんとしっかり裸で抱き合ってる俺。
しかも俺のあそこはご丁寧にも、かーさんのしかるべき場所に当てられちゃってるし……
この状況で、この場をうまく言い逃れる方法があったら、誰か教えてください。
「あーらすももちゃん。随分遅かったじゃない♪」
「遅かったじゃない、じゃありません!!! お母さん、これはどういうことですか!!?」
怒り心頭、すももが手にした1枚の紙をバッとこちらに向ける。
かーさんの半ばよろけたような字で書かれた、そのメモ……
「ぶふぅ!!!!」
その内容に、俺は思わず吹き出していた。
『目さめたかな、すももちゃん? んじゃさっそく、お風呂に入ってきてちょうだい♪
 早くしないと、雄真くんはわたしがおいしくいただいちゃうぞー♪ みんなのかーさんより』
「やだぁすももちゃん……そんな簡単に種明かししちゃつまんなーい」
「あんたは何つーもの娘に書いてよこすんですか!!!!」
「いいじゃないの♪ 女を動かすには、嫉妬心が一番手っ取り早いんだから♪」
どんな理論ですか、かーさん。
つかその理論使った場合、一番被害被るのは俺だってちゃんと理解してる?
「いいからお母さんは、兄さんから早く離れてください!!!!」
「やーだー! すももちゃんには絶対渡したげなーい!」
「むむ……兄さんも兄さんです!!! 兄さんは、女の人だったら誰だっていいんですか!!?」
「そ……そんなことは……」
「んふふー♪ 雄真くん、気持ちよさそうだったもんねー♪ わたしにお口でされてたとき」
そう言いながら、すももを挑発かのように俺の体にしがみつくかーさん。
「だから煽るのはやめろってかーさん!!!!」
「煽ってなんかないもーん♪ すももちゃんが勝手に怒ってるだけだもーん」
「む……むむむ……」
かーさんの挑発に、もはや怒りも頂点に達したと言わんばかりのすもも。
やば……こりゃ俺……ホンキでヤバイかも……ι
4.小日向母娘、仁義なき闘い!?(勝負編)(2/6)2006/06/17(土) 20:07:22 ID:GoQxZKJt0
が。
バサッ!!!!
「だったらわたしが、力づくで兄さんを取り返すだけです!!!!」
気合一閃バスタオルを脱ぎ捨て、素っ裸でかーさんに宣戦布告するすもも。
あぁ……うちの家族って……どうしてこうまともな奴がいないんだーーー!!!!
ふにっ!
すもものハリのある健康的な体が、俺の背中に当たる。
「……どうですか兄さん。兄さんのだーい好きなお背中アタックですよ」
「あ……あの……すももさん……ι」
さっきしてもらった時と違って、目が全然笑ってないんですが。
「むぅ……すももちゃんがそうくるなら、わたしだって」
そう言いながら、かーさんもむぎゅっと俺の前面に体を押しつけてくる。
(ど……どういう状況なんだ……これ)
前から後ろから、やーらかい女の体に挟まれ、擦られてるこの状況。
まるでふたりのやーらかい肉布団の中で、安らかに眠ってるかのようだ。
(はぁ……気持ちいい……ってそーじゃなくて!!!!)
この異常な状況下で、俺に一体どうしろって言うんだよ!!!!
「雄真くぅん……やっぱり雄真くんは、これくらい胸があった方がいいよね?」
そう言いながら、俺の体に当たる胸を寄せ上げ、俺に谷間を見せつけるかーさん。
「うぁ……///」
その光景に、俺は思わず見とれてしまう。
「いいえ!!! 兄さんはやっぱりピチピチの、若いお肌の方がいいはずです!!!!」
そんなかーさんに、すももも負けじと俺に肌を押し付けてくる。
「ぁぅっ!!! あ、はぁ……」
すももの体のあまりのやわらかさに、思わず声が出てしまう俺。
「ねーぇ、雄真くん……雄真くんは、どっちの体の方が好きぃ?」
「当然わたしの方に決まってますよね!! 兄さん!!!」
「あ……あの……ちょっと……」
そんなにふたりにぴったり体を寄せられたら……俺……俺……!!!!
4.小日向母娘、仁義なき闘い!?(勝負編)(3/6)2006/06/17(土) 20:09:37 ID:GoQxZKJt0
「はぅ……ぅぅ……」
理性のタガが、強引に外されてしまったかのような感覚だ。
こんな状況で、どっちかひとり決められる奴がいたら、ぜひ1度会わせてください。
「……あら、雄真くん壊れちゃったみたい。これじゃ、第1ラウンドはノーゲームね」
「はぁ……だらしないですよ、兄さん」
「……お前ら……」
言葉を返そうとするも、ふたりのやわらかな感触の余韻に、一言も返すことができない。
「んふふ……じゃあ、第2ラウンドは、これね」
そう言うとかーさんは俺を床に寝せつけ、興奮にはちきれそうな俺のものを手に取った。
「ふぇっ!? お、お母さん!!?」
「オトコノコをちゃあんと気持ちよくしたげるのも、女の子の大事な役割だもんね♪」
「ちょ、ちょっとかーさん!!!!」
俺の反論も虚しく、かーさんが俺のものにそっと舌を這わせてきた。
(き、気持ちいい……)
って、何かーさんのペースに流されてんだ俺!!!!
「ねーぇ、雄真くん……このまま、わたしがイカせたげよっか……」
「だ、だめです!!! わ、わたしも……」
そう言うと、すももも慌てて俺のものに口をつけた。
(な、何だこれ……)
右から左から、やわらかい女の舌になぞり上げられる俺のあそこ。
1対1でしてもらうときからは想像できないほど絶妙な刺激が、俺のそこを襲う。
「ん……んふっ……どーれすか……にぃはん……」
「ね……きもひいいれしょ? わたしの……舌……」
「あ……あぅぅ……」
どこの勝負の世界に、敵味方こぞって審判を判定不能に追い込む選手がいるってんですか(泣)
4.小日向母娘、仁義なき闘い!?(勝負編)(4/6)2006/06/17(土) 20:11:12 ID:GoQxZKJt0
(……ていうか……)
「あむ……んん……んふぅ……ぇろ……」
「ん……んふ……れろ……っ」
……何か2人とも、だんだん目つきが妖しくなってきてないか?
そう思った、その瞬間。
「ん……んちゅ……むちゅ……っ」
(!!!!)
目の前の光景に、俺は思わず目を疑っていた。
2人が何と、俺のものを互いの唇ではさんで、
そのままディープキスを交わす要領で互いの舌を絡ませ始めたのだ。
(う……うわぁ……)
俺のあそこを、強烈なねっとり感が襲いかかる。
目の前の女性2人が、互いを愛しながら俺自身をも愛してるというそのあまりに倒錯的な光景に、
俺も思わずうっとりとため息をつく。
「んちゅむ……むふ……兄さんの……すごい……ん……ふむぅ……はむ……」
「もう……こんなに……大きくして……はぁ、雄真くんはイケナイ子ね……」
右から左から、前から後ろから……
予想もつかぬ動きで、ぬるぬるの舌が俺のあそこをなぞりまくる。
(こ……これは……やばい……)
こんなむちゃくちゃ気持ちいいフェラが、今まであったっけ?
脳まで壊れてしまいそうな気持ちよさに、俺もだんだんと頭がくらくらしてくる。
「んふぅ……はぁ……そろそろ仕上げにかかるわね……すももちゃん」
「んはぁ……はい、お母さん……」
ふたりは俺のから少し口を離し、唾液をたっぷり絡ませた舌で俺のをねっとりと愛撫し始めた。
ふたりの唾液でてらてらと鈍く光る、俺の屹立した逸物。
自分のそこが、ふたりの女の舌で愛撫されてるという事実に、俺は軽く眩暈(めまい)を覚えた。
「んふ……雄真……んく、ぇれ……っ」
「来て……兄さん……んふっ、くちゅ……」
ふたりの舌が、俺の弱点を艶めかしくなぞり上げた瞬間。
抑えつけてた想いが、一気に炸裂し……
4.小日向母娘、仁義なき闘い!?(勝負編)(5/6)2006/06/17(土) 20:13:16 ID:GoQxZKJt0
びくっ、びゅくっ……
俺はふたりの顔目がけ、本日5回目ともなる射精を放っていた。
全身を襲う、激しい虚脱感。
ともすれば純白の紗の中に溶け込んでしまいそうな感覚の中、
俺は精一杯その想いを振り絞るのだった。
「はぁっ……はぁっ……」
さすがに限界が近いのだろう。
俺は手を額にかけながら、はぁはぁと肩で息をする。
「すごいです……兄さん……まだ、こんなに出るなんて……」
「ふふ。何たって若いもんね、雄真くんは♪」
確かに若くなきゃ、これだけの射精には耐えられないと思います、自分。
「それで! 今の勝負、いったいどっちの勝ちだったのかしら?」
「わたしがここんとこぺろってなぞった瞬間でしたよね? 今の」
「違うわよぉ、すももちゃん! わたしが、雄真くんの頭んとここうやって」
「……もう引き分けでいいから、少し休ませて……」
てゆーか、もうさっきのこと思い出させないで……
そうしないと、ふたりの舌の感触思い出して、おちんちん痛くなっちゃうから。
「……はぁ。第2ラウンドもドロー、か」
「なかなか勝負つきませんね……お母さん」
……俺としては、勝負なんかほっといてさっさと寝かせてほしいんだけど。
「それじゃ、こういうのはどうかしら? すももちゃん」
「? 何ですか、お母さん……」
かーさんがすももに、何やらぼそぼそと耳打ちをする。
「……なるほど。それは名案ですね! やっぱりお母さんはすごいです!」
「フフ。でしょー? これなら、ちゃんと決着つくわよ♪」
すももとかーさんが互いに頷きあい、にやりと妙な笑顔をこっちに向ける。
……こういう時だけ妙に仲がいいのは何でですか? お2人さん。
「んじゃ、せーので行くわよ! すももちゃん」
「はい! 行きますよ、お母さん」
「んふふ……それじゃ、せぇ、のっ!!!」
4.小日向母娘、仁義なき闘い!?(勝負編)(6/6)2006/06/17(土) 20:14:53 ID:GoQxZKJt0
バッ!!!
「!!?」
かけ声と共に、2人が湯船の縁に手をかけ、俺の目前にお尻を突き出した。
てらてらと濡れた2人の秘密の割れ目が、俺の目の前に晒される。
「こ……これは一体……」
「最終ラウンドですよ、兄さん。どっちの穴に挿れたいか、兄さんが選んでください」
「え、え……えええええっっ!!??」
「どっちも欲しいとか、どっちも勘弁とか、そーいうのはナシよ? 雄真くん♪」
「あ……あの……えと……」
この上更に、どっちかひとつ選んで挿れろとおっしゃいますか、お2人さん。
て言うか、これはかなり究極の選択だぞ……
とても綺麗で、きゅうきゅう締めつけてきそうな、すもものあそこ……
とても鮮やかで、ねっとり絡みついてきそうな、かーさんのあそこ……
それぞれちゃんと、お互いにはない魅力があって……
この中からひとつだけ選べなんて、俺には……
「……今日のところは、とりあえず保留ってわけには……」
「ダメです!!!」「絶対ダメ!!!」
「うぅっ……」
2人の気迫に押され、思わず沈黙する俺。
「どっちかちゃんと選んでくれるまで、帰しませんよ。兄さん」
「フフ……雄真くん。さっさと選んで楽になっちゃえ♪」
「……」
どうやら俺が、ちゃんとひとつに絞るまで、勝負は終わることはなさそうだ。

にア すももの中で……
    かーさんの中で……
おふろの話・エピローグ(1/3)2006/06/23(金) 20:58:31 ID:+/KzFQAj0
チュン、チュン……
「!!?」
外から響くすずめの声に、思わずがばっと起き上がる俺。
「……あれ? ここは……」
ここは、紛れもなく俺の寝室だった。
木漏れ日漏れる、平日の朝。
いつもどおり寝巻きを着たまま、ベッドの中で身を起こしている俺。
(夢……だったのか?)
それにしては、随分と現実感溢れる夢だったけど……
(あ……///)
夢の内容を反芻し、思わず赤面する俺。
俺……夢とは言え……すももやかーさんと……あんなこと……
やべぇ……俺、今からふたりに……どんな顔して会えばいいんだよ……!!
ドンドン
「起きてますかー? 兄さん」
何も知らないすももが、どんどんとせわしなく部屋の扉を叩く。
「ま……待てすもも!!! 俺はまだ深ーい夢の中だ!!!」
「夢の中でそれだけ返事できれば十分ですよ! さ、早く起きてください♪」
「だからちょっと待ってくれよすももーーー!!!」
まだ2人と会うには、心の準備が必要なんだってー!!!
そんな俺の抵抗も虚しく、俺はすももに無理やり起こされる羽目に遭うのだった。

おふろの話・エピローグ(2/3)2006/06/23(金) 20:59:16 ID:+/KzFQAj0
目前に広がる、いつもの朝の光景。
テーブルいっぱいに広がった、おいしそうな朝食の数々。
「お! 今日の料理当番はかーさんか」
「ふっふーん♪ 今日は久しぶりに、力いっぱい腕振るっちゃった♪」
「どれどれ……んじゃ早速、この煮魚から」
ぱくっ!
俺好みにしっかり味付けされた煮魚の風味が、お口いっぱいに広がる。
「ふぅ……やっぱ朝はこれに限るねー」
「こらこら。今の時分から、そんなオヤジみたいな言葉口にしないの!」
「それにしても、ホントにおいしいです……やっぱり、お母さんにはまだまだ敵いませんね」
「フフ……すももちゃん。今度、ちゃんとレシピ教えてあげるわね♪」
「ホントですか? わーい♪ 楽しみにしてますね、お母さん♪」
いつもと何ら変わることのない、平和な朝食の光景。
やっぱり、あれは夢だったんだよな……
そうだよな……いくら何でも、すももやかーさんと……あんなこと……
おふろの話・エピローグ(3/3)2006/06/23(金) 21:02:50 ID:+/KzFQAj0
「あ、そうそう雄真くん」
と、食器を片付けようとした俺に、かーさんが顔を赤らめながらそっと耳打ちした。
「……何? かーさん」
「昨日は、どうもありがと♪ 雄真くん」
「!!?」
俺の顔が、一気に赤面するのがわかった。
ありがとうって……これは一体……どういう意味で……
「さぁて、今週もいっぱい頑張るわよー!! 雄真くん、すももちゃん、またOasisでね♪」
「はいっ!! 行ってらっしゃい、お母さん」
そのまま元気に、玄関を駆け出してゆくかーさん。
……ここで俺がかーさんに問い詰めていれば、
あの夜のことは真実だったのかどうか、知ることができたのかも知れない。
だけど……それは、できなかった。
かーさんに問い詰めて……あれは夢だったと思い知るのが、とても怖かったから。
そして……
かーさんはそれから二度と、あの夜のことについて言及することはなかった。

結局あの夜のことは、夢だったのか現実だったのか……
今となってはもう、それを確認する術は残されていない。
だけど……
あの時確かに感じた想いは、今もなお、俺の心を掴んで離さないでいる。

(終わり)

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