プロローグ
「大輔ちゃん、まってよ〜」
後から追いかける天音がオレを呼び止める。
いつもいつも、こいつを起こしに行くと遅刻ギリギリだな。
いくら幼い頃からの腐れ縁とはいえ、そろそろきちんと起きてもらいたいものだ。
まあ、今は単なる幼なじみの関係ではないのだが……。
「大輔ちゃん、走るの速いよ。もっとゆっくり走って……」
「お前が遅いだけだ。そんなにいうならもっと早く起きたらどうだ。そうしたらオレの
負担も楽になる」
オレの言葉に、天音は少し頬を膨らませて抗議の表情を浮かべた。
「だって起きられないんだもん。しょうがないよ。でもあんな起こしかたするなんて。
うう、ヌルヌルして気持ち悪いよぉ」
「なに言ってんだ、あんなに声を出してよがってた分際で。オレは別にしてやら
なくても良いんだぞ。相手はお前だけじゃないしな」
そう言いながら、先程までの行為を思い出していた。
いくら起こそうとしても起きなかった天音。
まあ、いつものことで馴れてはいる。
起きない天音にしびれを切らして布団の潜り込み、天音のパジャマの下だけを
脱がすとそのまま挿入してやった。
女の体というのは寝ている間にも多少は濡れているものだ。
日頃から何度も抱いているせいか、以外にすんなりと中に収まる。
しかし普段とは違い愛液が少ない分、かなりの摩擦感があり気持ちよかった。
異変に気付いた天音は、目を覚ますと多少の驚きの表情を見せたが、すぐに
いつも通りの可愛い声を上げ始める。
その声を聴きながら、ただ自らの射精感を味わうために腰を動かし、しばらくして
天音の奥深くに放つ。
そして、中に残ったそのままで下着を履かせ、撫子学園の制服に着替えさせた。
男の目から見て可愛い部類には入るだろう天音の下着が、男のものによって汚れているとは誰も思いはしないだろう。
その秘密を知る優越感にほくそ笑む。
「ねえ、大輔ちゃん。さっきのお母さんに気付かれなかったかなぁ?」
心配そうに天音が尋ねる。
だが、そんな心配は無用だ。
天音は知らないが、オレの初めての相手は天音の母親だ。
○学6年の時、天音の母親を抱いた。
それ以来天音の父親の留守を見計らっては幾度と無く抱き、今ではオレの体無しではいられないほどに調教済み。
自分の娘である天音に対しても対抗意識を持っているらしく、天音との行為を告げると、オレから捨てられるのを恐れてか今まで以上に従順な奴隷となった。
天音への調教がもう少し進めば、親子揃って調教するという楽しみがあるな。
「大丈夫だろ。それより急ぐぞ」
「ああ、ま、待ってよ大輔ちゃん。ちょっと垂れてきちゃったよ」
天音の言葉に振りかえると、確かに言葉通り天音の柔らかな腿を伝って白濁の液が流れ落ちつつある。
それを天音が慌ててハンカチで拭いていた。
まわりには同じく学校へ急ぐ人共がいる。
どうやらバレてはいないようだ。
「本当に遅刻するぞ。ほら、急げよ」
「うん。でも走ったらまた流れ出ちゃうよ」
「ったく、しょうがないな。ほら、あの路地に入って下着を脱げ。そして、その下着で
拭き取れよ」
「えっ……、で、でも。」
「これは命令だ。お前は自分の立場わかってるんだろ。あの誓いを忘れたのか?」
困惑したような天音の表情。
その天音に対して有無を言わせぬ口調で告げる。
「う、うん。大輔ちゃん命令だもん。わたし言うこときくよ」
そう言ってそそくさと天音は路地裏に入っていく。
「ちなみに今日一日ノーパンで過ごせよ。あんパン娘がノーパンか。くくく」
オヤヂ臭い発想に思わず声を漏らして笑ってしまう。
「うう……誰かにみられたらどうしよう」
恨めしそうな顔をしながらも下着を下ろす。
自らの指先で閉ざされている花弁を開くと、また新たな白濁があふれ出してくる。
ポトリと乾いた路面に白濁の液が落ちていく。
黒いアスファルトと白い精液のコントラスト。
さわやかな朝の一コマの中での非日常。
オレの目の前にいるのは……そう、オレの奴隷。
「ほら、きちんと指を中に入れて掻き出せよ。残ってると困るだろ。きちんとオレから
見えるようにしてやれよ」
「うん。大輔ちゃんの言うとおりにするから……」
わざと意地悪く言うオレの言葉に従い、スカートの裾を腰のベルトに挟み込む。
局部がオレの前に晒らされる。
天音の顔は羞恥のためか、それとも興奮のためか赤らんでいる。
そして、二本の指をゆっくりと自分の中へと入れていく。
「あ……あん」
天音が鼻にかかった甘ったるい声を漏らす。
既に濡れているのかクチュクチュと言う音も聞こえる。
膣壁に付着した精液をこそぎ落とすたび、ポタポタとアスファルトに精液が流れ
落ちていく。
その光景を見て、先程出したばかりというのにオレのモノが既に熱くなっている。
「天音、ちょっとしゃがめ。指動かすのは止めるなよ」
ズボンの中から既にいきり立ったオレのモノをとりだし、命令通りにしゃがんだ顔の前に差し出す。
天音は何も言わず、それを口に含んだ。
それから口をすぼめ、ゆっくりと顔を前後に動かし始めた。
だが興奮の最高潮にいるオレにとって、その刺激は弱すぎる。
天音の頭を両手で押さえ、激しく喉の奥の粘膜を叩く様に激しく腰を打ち付けた。
天音が何度かむせいで咳き込むがそんなことは気にしない。
より強い刺激を求め、ただ夢中で腰を動かす。
程なくして、天音の喉の奥深くに二度目とは思えぬほどの量を放出した。
「こぼさず飲めよ。………天音、結局遅刻だな」
ぽつりとこぼす。
「うん。そうだね大輔ちゃん」
オレのモノを飲み込んだ天音が答える。
また、日常へと帰る。
ただ、退屈な日常へと。
(つづく)