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夜に咲く花、君は華

夜に咲く花、君は華 1/16」2006/05/24(水) 18:26:32 ID:F5WMOegB0
遠くから喧騒の声が聞こえる。
いつもは近隣では早めに寝静まる深森家ではあったが今夜は別だ。
町には屋台が並び立ち、何処にいたのかと思うほどの人で賑わっている。
そう、今夜は夏祭りなのだ。


「そう、そのまま前で合わせて・・・ああ、違う。左前にするんだ。」
「え〜と、こうですか?」
「そうだ。で、この両手のとこに腰紐を・・・。」
「こう・・・と。」
「次におはしょりを・・・。」


そして今、深森家ではとある試みを行っている。
つまり、クリスに浴衣を着せてみようというものだ。
可愛い恋人が着飾るのはとても楽しみなものだ。
もちろん襖1つ隔てただけの部屋にいる新も期待で胸を膨らませていた。


(しかし・・・落ち着かないなぁ。)


襖1つ程度では完全に防音はできず、2人の声や衣擦れの音が丸聞こえなのだ。
健康な男子としてはついつい部屋の中の姿を想像してしまうのであった。


「よし、できたぞ。新に見せてこい。」
「はい、ありがとうございます。静さん。」
夜に咲く花、君は華 2/162006/05/24(水) 18:27:55 ID:F5WMOegB0
襖を開け現れたその姿。
水色を基調とし、所々に日本の代表的な花である桜の花びらが見えている。
その姿は期待を良い意味で大きく裏切っていた。
金髪も不思議と桜の花びらに良く合い、堂々とした佇まいは平安の貴族をも思わせる気品があった。


「・・・?どうしたんだ?そんな呆けた顔をして。」
「え?あ、いや。・・・クリス、めちゃくちゃ可愛いよ。すげー似合ってる。」
「な!?あ、ああ。そうか、うん。似合ってるのか。」


ほんのりと頬を桜色に染め軽く俯いたその可憐さはもはや子供から老人まで、あらゆる世代の男たちに保護欲を掻き立てる役割を果たしていた。
もちろん、今目の前にいる少年も例外ではなかった。
控えめに言ってもクリスは凛々しいというかそこらへんの男よりもよっぽど勇敢な性格をしている。
普段の立ち振る舞いを見ていても中性的な顔立ちと相まってどちらかというと男らしいという印象を受けてしまう。
それだけにこのギャップは強烈で凶悪だった。
可愛い。可愛すぎる。
姉の目が無ければ今すぐにでも押し倒してしまいそうなぐらい可愛い。


「・・・・・・・・・。」
「おい、新?そ、そんなに見つめるな。は、恥ずかしいだろ。」
「あ、お、おう。いや、本当に可愛いよ。うん。」
「な!あ、う〜・・・。ほら!さっさと行くぞ!」
「ちょっ、待てって。道分かんないだろ!?」


あからさまに分かるほど頬を赤く染めて逃げようとするクリスと、それを追いかける新。
最近は深森家では当たり前になってきた光景であった。
夜に咲く花、君は華 3/162006/05/24(水) 18:35:14 ID:F5WMOegB0
      プリンセス・ワルツ 外伝  「夜空に咲く花、君は華」


道路では交通規制が引かれており、車は進入できないようになっている。
歩道だけでは入りきらないほどの人が集まっているからだ。


「だからさ、ほら、手。」
「え?手を・・・繋ぐのか?」
「だってさ、迷子になったらやばいだろ?」
「だ、誰が迷子などになるものか!」
「いや、でもさ、はぐれたら大変だしさ・・・。」
「う、・・・でも。」
「それに、俺はクリスと手を繋ぎたいんだ。駄目かな?」
「う!そ、そんなことを真っ正直に言うな!・・・どうしてもと言うなら・・・はぐれたら大変だし。」


そっと握った手のひらは微かに汗で湿っていた。
ただ蒸し暑いだけではなく手を繋ぐ行為のためもあるらしい。


「あ、・・・っとさ。クリスは祭りって出たことあるのか?」
「いや、僕は無い。これが初めてなんだ。」
「あ、そうなんだ。向こうには祭りは無かったのか?」
「いや・・・、僕はずっと王宮の奥にいたから。」


迂闊だった。
場を持たせようと迂闊に放ってしまった。
クリスのことをいつでも考えるようにと思っていたのにこんな有様だ。
つくづく自分の学の無さが情けなくなってくる。
だが、肝心のクリス本人の表情は晴ればれとしていた。
夜に咲く花、君は華 4/162006/05/24(水) 18:36:07 ID:F5WMOegB0
「そんなに落ち込むなよ、新。」
「え?いや。でもさ、俺、お前の気持ちをあまり考えずに・・・。」
「確かに、辛かったさ。ああ、辛かった。」
「・・・。」
「でも、今は違うぞ。静さんがいて、七重さんがいて、そしてお前がいる。僕は今、幸せだ。」
「クリス・・・。」
「だから大丈夫だ。今という時を生きること。それを教えてくれたのはお前なんだぞ。」
「え?俺、そんなこといつの間に?」
「自覚が無いのか?お前らしいな。王子として生きることしか考えてなかった僕を、無理やり変えたのはお前だ。」
「あ、それ?でも、そんなの・・・。」
「いつまでも王子という言葉の呪縛に囚われず、本当の意味で前に進むことを教えてくれた。」
「そんな、大層なもんじゃないって。」
「いや、僕にとっては本当に嬉しいことだったんだ。生まれてはじめて自分の進む道に光が差し込んだ気がしたんだ。」
「クリス、お前・・・。」
「だから、ありがとう、新。」


真っ直ぐに見つめる瞳。
微かに染まった頬と微かに色づく桜の花びら。
我慢などできなかった。
ただこの可愛い彼女を抱きしめたいと思った。


「な!おい、新!」


人目も憚らずに強く抱きしめる。
腕の中で抵抗していた彼女もやがて大人しくなり、自らの腕で抱きしめ返した。
蒸し暑い夏の夜にあってはなおさら暑くなったが、それでも2人とも中々離そうとはしなかった。

夜に咲く花、君は華 5/162006/05/24(水) 18:36:44 ID:F5WMOegB0
「で、何か食いたいのある?今日は姉ちゃんから臨時で小遣いもらったから食い放題だぞ。」
「そうだな・・・新のおススメはあるか?」
「俺?チョコバナナとかじゃがバタとか好きだな。」
「じゃが・・・?何だ?」
「じゃがバタ。熱々のジャガイモにバターを乗せて食べるんだ。上手いぞ〜。」
「なるほど、たしかにそれは美味しそうだな。それを食べてみたい。」
「了解しました。お姫様。」


そう冗談めかして言いながらしっかりと手を繋ぎ目当ての屋台を探し出した。
そこに言葉は必要なかった。
目的の物だけ買い、道端に2人並んで腰を下ろした。


「へ〜、これがじゃがバラか・・・。」
「クリス、じゃがバタだ。」
「わ、分かってる。ほら、食べるぞ!」
「あ、そんな急いで食べたら・・・。」
「あ、あつ!あ、あ、あ、あつ!!」
「あ〜ほら、ジュース飲め。」
「ん、ん、んぐ・・・。う〜、舌がヒリヒリする。」
「まったく、仕方が無いな。ほら。」


そう言うとバターがたっぷりとかかっている所を取り、冷まそうと息を吹きかける。
つまり彼がやろうとしているのは『ふ〜、ふ〜。はい、あ〜ん(ハート)』なのだ。

「はい、あ〜ん。」
「な、な、な、な、な、な〜〜〜!!!」
夜に咲く花、君は華 6/162006/05/24(水) 18:51:47 ID:F5WMOegB0
面白いほどに真っ赤になり慌てふためくクリス。
一方、新はそれを見て結構楽しんでいた。
どうやら確信犯的なとこもあるらしい。


「ほら、あ〜ん。」
「駄目だって!そんな・・・恥ずかしい。」
「嫌なのか?」
「そんな、嫌って・・・う〜。」
「俺のこと嫌い?」
「それは無い!絶対に嫌いになんてならない!」
「じゃあ、はい。あ〜ん。」
「ううう・・・。」
「あ〜ん。」
「・・・・・・・・・・・・・・あ〜ん。」


ついに観念して口を開くクリス。
それを良いことに次々と食べさせてゆく新。
傍目から見たらバカップルにしか見えない2人がそこにいた。


「はい、次。あ〜ん。」
「あ〜ん。」


クリス自身も結構楽しくなってきたらしい。
それはそうだ。
愛する少年が食べさせてくれてるのだ。
周りも見えなくなり、お互いはお互いしか目に入らなくなっていた。
夜に咲く花、君は華 7/162006/05/24(水) 18:52:47 ID:F5WMOegB0
「はい、これで半分。あ〜ん。」
「あ〜ん。・・・んぐ。じゃあ、次は僕の番だな。」
「あ、やっぱり?」
「当然だろ。ほら、あ〜ん。」


攻守交替され、今度はクリスが食べさせる番になった。
その表情は幸せそのもの。
戦いの末にようやく掴んだ幸せなのだ。
傍にいるだけで、ますます好きになってゆく。
クリス=ノースフィールドは深森新に対して、いわゆるメロメロな状態になっているのだ。


「あ〜ん。」
「おう、あ〜ん。」


ひたすらマイペースにじゃがバタを食べ続ける2人。
そして、最後の一欠けらとなった。


「これで、最後。はい、あ〜ん。」
「あ〜ん。」


ようやく食べ終わり、何とは無しに見つめあう2人。
周りの喧騒の中で2人だけの無言の世界が構築されている。
話さなくても無言が心地よかった。
まるで、心が繋がっているようで、互いの全てを知っているようで。
夜に咲く花、君は華 8/162006/05/24(水) 18:53:48 ID:F5WMOegB0
「え〜と、暑くなってきたな?」
「そ、そうだな。じゃがバタって体に熱篭るしな。」
「どこか涼しい所・・・いや、人がいないだけでもいい。知らないか?」
「う〜ん、そうだな。近くに小さな神社があるんだ。今回の祭りとは直接関係が無いからたぶん人はいないと思う。」
「じゃあ、そこに行こうか。」
「分かった。こっちだ。」

手を引っ張り、神社へと向かう。
そして、御堂の前に2人で座り込んだ。
幸いにも他に人はおらず、2人きりだった。


「ふ〜、暑いな。」
「そうだな。さすがにこれはきつい。ソルディアは比較的涼しい気候だったからな。」
「・・・ちょっと離れただけでずいぶんと静かになったな。」


祭りの喧騒は遠く、まるで界律庭園に迷い込んだかのようにも思えた。
少しだけ強く握りこんだ手には互いの気持ちが現れていた。
欲しい。
今すぐ、君が欲しい、と。


「・・・クリス。」
「う、うん。良いよ。」


見つめあい、近づいてゆく顔と顔。
そして、そっと2つは重なった。
夜に咲く花、君は華 9/162006/05/24(水) 18:59:27 ID:F5WMOegB0
「ん、ふ、ん・・・・ん。」
「む・・・んん、ん。」


柔らかな唇の感触。
だけど、それだけでは物足りなくて。
クリスはおずおずと舌を新の口内に差し込んだ。


「む・・・・・ん、ん〜・・・。」


そしてこの思いがけない行動に新はひどく驚いた。
なぜなら、普段は舌を差し込んだりと積極的に行動するのは新の役目であり、
クリスは大抵が『受け』だったからだ。


「ふ、ん、ん・・・・・ぅん。」
「む、んん。・・・んむ。」


クリスの舌が新の舌を絡めとり、歯茎の裏や、内壁などを思うがままに嘗め回す。
普段は味わえないクリスの攻めにもはや新は虜となっていた。


「ん・・・ぷはぁ。新・・・僕、もう我慢できない。」
「俺も、クリスが欲しいよ。」
「あぁ・・・新。ここで、いいよな?」
「あ、と。もうちょっと奥で・・・。」
夜に咲く花、君は華 10/162006/05/24(水) 19:02:23 ID:F5WMOegB0
やってきたのは神社の裏手。
祭りの明かりもここまでは届かず、微かに聞こえる音だけがその存在を表していた。


「凄い・・・新の、もうこんなに固くなってる。」
「そんなの・・・クリスが可愛すぎるからだ。」
「そっか、僕のせいなのか。なら、責任はちゃんと取らないとな・・・。」


そう言い放つと素早く新のズボンを下げる。
すでに痛いほどに張り詰めている性器に顔を近づけると丹念に舐め始めた。
愛情を込めて、何度も何度も舐めあげる。


「クリス、うあ・・・く。すげ・・・うぅ。」
「ん、んふ。ん〜・・・うん。どうだ?気持ちいいか?」
「ああ、やばいぐらい気持ち良い。」
「そっか。嬉しいな・・・。んむ・・・んん・・・。」


敏感な部分を執拗に何度も攻めるクリス。
付け根から亀頭までねっとりと舐め上げたかと思えば次の瞬間には竿を銜え込み吸い上げる。
次々と紡ぎだされる快感にもはや新は限界だった。


「クリスッ!俺、もう駄目だ!」
「ん、良いよ!出して!」


さらに新の性器を限界まで深く銜えるてゆく。
飲み込まれるような感覚にあっさりと限界は訪れた。
夜に咲く花、君は華 11/162006/05/24(水) 19:03:45 ID:F5WMOegB0
「う、出る!くぅぅぅ!」
「んむ!ん!ん!ん・・・んぐ。ん、ん。・・・んん。」


口内に出された精液を1滴も残さず飲み干していく。
同時に竿も扱き微かに残ってた精液も搾り出す。


「ん、ん、ん・・・はぁ。凄い・・・一杯出た。」
「だって、気持ち良すぎだって。こんなの。」
「それでこんなに?」
「そうさ。今度は俺が気持ちよくしてやるな?」
「・・・うん。」
「じゃあ、そこの木に手をついてくれる?」
「こうか?」


後ろ向きになり木に手をついたその姿は艶かしくも可憐さを醸し出していた。
突き出した腰には小さなヒップの形が薄っすらと見えている。
新は可愛らしいヒップを優しく撫でまわし始めた。


「ん、んふ・・・ん。」
「クリスのお尻、柔らかいよ。」
「や、ん・・・切ないよぉ・・・。」


着物越しに撫でられるもどかしさに自ら腰を動かしてしまう。
すでに秘所はジンジンと熱く疼いている。
夜に咲く花、君は華 12/162006/05/24(水) 19:04:54 ID:F5WMOegB0
「あぁ、お願い・・・あらたぁ。」
「直接触って欲しい?」
「うん・・・触ってほしいの。」


そして、さらに腰を強く押し出され、手に柔らかいヒップに感触が伝わる。
新自身の理性もとっくに限界が来ていたのか即座に着物を裾をたくし上げる。


「すげ・・・クリスのすごい濡れてる。」
「あぁ・・・そんな、見ないで・・・。」
「ん?やだ。もっと近くで見るな。」


そう言い、顔をさらにクリスの秘所に近づける。
汗と愛液の混じった匂いが鼻を突くが、それも興奮を呼ぶ役割しか果たさない。
そして、花のように咲き誇るクリスの秘所にさらに顔を近づけるとおもむろに舐めだした。


「ひあ!はああぁぁぁぁ!!」
「ん、んむ。クリスの味がするよ。」
「そんなの!言わないで!あああぁぁぁ!!」
「・・・え?もうイッた?」


だが、問いかけには荒い息しか帰ってこなかった。
だが返事がないことがなによりの返事なのは新にはよく分かっていた。
だから、さらに問いかけることはせずに再び秘所を舐め始めた。
手で広げ中をかき回すように舐めあげる。
夜に咲く花、君は華 13/162006/05/24(水) 19:06:50 ID:F5WMOegB0
「んあ!らめぇ!ああぁ!また、きちゃうぅぅ!やめ!はあぁぁぁ!」
「ん、んぐ、ん。やめないからな。む、んん。」


快感と愛おしさだけが脳髄を駆け巡る。
声を抑えることさえ忘れて、クリスは今、ただの女となった。
舐められ、吸われ、飲まれ、理性はもはや欠片として存在しなかった。


「クリス、こっちもな。」
「はぁ!そっちらめぇ!ああああぁぁぁぁぁ!」


そして花の上にある豆を強く吸った瞬間、快感は弾けた。
2回連続で絶頂にたたされてしまい、もはや自力では体勢を維持することもできない。
腰を掴み支えながら、新は自らの性器をクリスのそれに擦り付ける。


「入れるよ?クリス。」
「ぁぁ・・・きて・・・。」


ゆっくりと捻じ込ませる。
互いの最も敏感な部分を擦り合わせる快感が体を支配する。


「あらたの・・・あついぃ。」
「クリスのも、すっげぇヌルヌルだぞ。」


次から次へと花の奥からは蜜が溢れ出てきて否応無く新に快感を擦り付ける。
もはや2人は、いや、きっとずっと前からお互いの事しか考えられなくなっていた。
夜に咲く花、君は華 14/162006/05/24(水) 19:08:33 ID:F5WMOegB0
「動くぞ!クリス!」
「はやく!きて!あらたぁ!」


獣のように重なり合い快感を貪る2人。
肉と肉の重なる音が一定の間隔で聞こえ、そんな淫らな音も快感を引き立てるスパイスだった。


「あぁぁ!はあああぁぁぁ!」
「クリス!そんな大きな声出してたら人に聞かれるぞ!」
「そんな!こえ!おさえられな、あああぁぁぁん!」


甘い締め付けと、甘い嬌声。
首筋を舐めるとさらに声が甲高くなる。塩っぽい味がした。
そして、汗の匂いと喘ぐ姿。
五感全てで男の欲望が満たされる。
だからなのか、限界は意外と早く訪れた。


「ごめ、クリス。俺、もう出そう・・・。」
「あぁ!僕も!僕もきちゃう!いっしょにきてぇ!」
「ぐぅ!クリス!」
「はあぁぁぁぁ!あついぃ!あああああぁぁぁぁん!!」


耐え切れずに膣内に大量に射精してしまった。
肉棒を引き抜くと中からは大量の白濁液がでてきた。
愛液と混じり太腿へと落ちてゆく姿はどうしようもなく淫靡だった。
夜に咲く花、君は華 15/162006/05/24(水) 19:12:03 ID:F5WMOegB0
情事を終えホッと一息をつく。
そして、新はポケットからティッシュを取り出すとおもむろにクリスの秘所から垂れる精液を拭きだした。


「な?新、ちょっ!何を?」
「いや、浴衣が汚れるじゃん?だからさ。」
「だったら一声かけてからしろ!」
「ああ、ごめんごめん。・・・今更だけどさ、今日は大丈夫な日なのか?」
「本当に今更だな。心配せずとも、コントロールする魔法や呪法はいくらでもある。」
「そんなのもあるのか・・・。」
「それよりも、浴衣どうしようか・・・。滅茶苦茶になった。」
「ああ、着付けなら俺できるぞ。」
「新が!嘘だろ!?」
「姉ちゃんから教え込まれてな・・・。ほら、拭き終わったら帯を解くぞ?」
「あ、ああ。分かったよ。頼むぞ、新。」
「任しとけって。」


人前に出ても恥ずかしくないようにと再び浴衣を整える。
ちょうど整えなおした時だった。
突如、上空から腹に響くような巨大な音が聞こえた。


「ひゃっ!な、何だ!ガードナーか!?」
「お、始まったか。ほら、クリス。空を見てみろって。」
「え?・・・うわぁ・・・。」


そこには大輪の花が咲いていた。
花火大会がはじまったのだ。
夜に咲く花、君は華 16/162006/05/24(水) 19:18:31 ID:F5WMOegB0
「・・・なぁ、新?」
「ん?どうした?」
「できれば、その、もうちょっとだけ2人で・・・。」
「ん。分かった。花火終わるまでゆっくりしていこうか。」
「う、うん。・・・ありがとう。」
「どういたしまして。」


そっと新の肩にクリスは頭を置く。
色取り取りの明かりに照らされながら、2人はいつまでも夜空に咲く大輪の花を見続けていた。


「来年も・・・。」
「ん?」
「来年も一緒に来ような。」
「ああ、僕も・・・一緒に来たい。」


ゆっくりと影が重なった。
夜空の花と、桜の花びらしか見ているものはいなかった。
夜に咲く花、君は華2006/05/24(水) 19:22:02 ID:F5WMOegB0
>>339-354
以上です。

立ちバックができたのでなんか満足。
しかしクリスばっかり書いてるな〜自分。

次は何を書こうかな〜っと。
だんだん妄想も尽きてきた。ぁぁぁぁぁ。

ゲームもう1週してこよっと。
でわ、読んでくださってありがとうございました〜。

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